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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:12/14/2016
会派名:自民改革会議


○多家委員
 分割質問方式で4点ほど質問します。
 7番委員、8番委員から議案第161号及び議案第162号について質問が続きました。9月定例会の文化観光委員会でもいわゆる指定管理者の指定期間が切れ、当然12月定例会に議案が提出されて審議されるということで、文化観光委員会説明資料の3ページに子細にわたって静岡県コンベンションアーツセンター及び静岡県舞台芸術公園についての指定管理者を決めたいきさつがあります。なかなか厳しくしっかり書いてありますので、口を挟む理由はない感じもしますが、この2つの組織は毎年第三者の評価委員会によって業務の評価を受けていると思うんですけれども、近年の評価はどうなっているか伺います。

○小泉文化政策課長
 指定管理者につきましては、第三者の評価委員会におきまして業務の状況等を詳しく御報告しまして、評価をいただいているところでございます。
 まず、グランシップにつきましては、数字だけ申しますと平成24年度が5点満点で3.9点でございます。平成25年度が4.0点で、よく実施したという評価になります。そして平成26年度、平成27年度につきましては、先ほど8番委員の御質問でもお答えしましたが、非常に改善の成果が出てきたということで、4.5点という大変よく実施したという高い評価をいただいたところでございます。
 あと、舞台芸術公園につきましても、平成24年度が3.9点、平成25年度が4.2点、平成26年度が4.4点、平成27年度が4.3点で、いずれもよく実施したという評価をいただいたところでございます。そういった中で特に平成27年度の実績につきましては、一般利用者が自由に公園を利用するだけではなくて、さわやかウオーキングとの連携とか、地元農家と連携したお茶摘み体験とか公園ならではの利用促進の努力も評価いただいたと承知しております。

○多家委員
 4年間大変な評価をされてきているんで、間違いないと思います。どんな形になるかしっかり見ていただきながら、これからの5年間をやっていただきたいなと思います。

 説明資料9ページにサイクルスポーツ県づくり事業の取り組みがあります。
 先ほど6番委員が関連する質問をしましたけれども、お尋ねしたいのは静岡県サイクルスポーツ協議会の活動状況の中で東部、中部、中東遠、志太榛原にモデルコースをつくって既に実走調査を繰り返して事業を始めますと、伊豆、西部については12月24日と1月上旬を予定していると書かれてありまして、実走調査した意見も入っているんですが、それぞれどのくらいの距離を走るんですか。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 それぞれの地域の実走調査は、大体30キロメートルから40キロメートルくらいの距離を走ります。一般的に10人前後のサイクリストを集めまして、道路の不完全なところはないかなどコースを含めた周辺エリアの走行状況をチェックしてございます。

○多家委員
 何人かで集まって、30キロメートルないし40キロメートルを走ると2時間から3時間ぐらいのコースだと思うんですが、規模によって起点、終点をしっかりつくったり、当然コースに目安となる看板、それから走りやすい環境を考えていると思うんですが、それはどうなっているんでしょうか。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 まず、このコース自体でございますけれども、駅周辺に実走調査を行う人が集まるための駐車場の確保はしておりますけれど、例えば大会に準じて広く駐車場を用意することは想定しておりません。
 こちらの調査は、いつでも気軽にサイクリストが静岡県を訪れるために、サイクリストが圏域のエリアを走ってどういうところが今一番走りにくくてどこが一番問題があるのかといったエリア全体の状況を把握するためにやっているものです。基本的に起点と終点をそのままモデルコースとして売っていこうという性質のものではございません。

○多家委員
 これからいろいろ試していく話だと思うんですが、もう1つは自転車ですから起点から終点まで行ったらどうするかっていうことです。行ったはいいけれど帰ってくるのはどうするか、例えば周遊コースなら何となくわかりますが、そういうことは何かお考えになっているでしょうか。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 サイクリストからすれば、出発した地点からぐるっと回って戻ってくるのが一番でございますが、例えば列車に自転車を乗せて、おろしてスタートするとか、交通結節点をいろいろうまく使って新しいルートをつくることができますので、これから静岡県サイクルスポーツ協議会の中で、モーダルミックスということで検討を進めていこうかと考えてございます。

○多家委員
 私の知っている仲間にトライアスロンのグループがいるんですが、トライアスロンは銭のかかるスポーツでチームを組まないとやれないんです。それから自転車等のメカをしっかりグループで支えないとできないという意味では、移動をグループでやるからできるんです。
 今回の場合は、そういう発想ではなくて、個人が好きなように何人かで楽しく走るという発想だと理解してよろしいですね。

 じゃあ次に、イタリアとの交流の実施結果ですが、これも6月定例会、9月定例会の文化観光委員会で行事、事業、催事についていろいろ質問しています。結果としてイタリア人参加者からの意見とか、日本人参加者からの意見とかが載っていますが、文化・観光部としてはどう総括して将来にわたってどんな考えを持っているのかお尋ねします。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 イタリアとの交流事業でございます。
 ことし、イタリア人のサイクリストが日本のサイクリング大会に参加しました。昨年は御存じのように日本のサイクリストがイタリアの大会に参加しました。これで1つのサイクルが終わりましたので、ことしイタリアの方々が来たときに、民間のサイクリスト同士の交流は非常に有意義であり、また協定に基づいて民間同士の交流を進めていこうという御提案があったと、それは9月定例会の文化観光委員会でも御説明したところです。
 我々としては、来年度以降の次のサイクルを、今までの行ったり来たりの自転車の交流からどううまく発展させていくか。その中で今回イタリアから30名弱いらしたので、交流を進めるに当たっては来年のイタリアでのサイクリング大会には、昨年の静岡県からの8名ではなくて、人数をもっとふやしてくださいと言われていますので、まずは民間の交流を進めるためにも、来年多くのサイクリストを派遣していきたい。
 イタリアはサイクリングだけではなくて、その他いろんなスポーツも盛んであります。これからサイクリングを通じて交流を進めていく中で、サイクリング以外でどういったスポーツ交流ができるかあわせて考えていきたいと思います。

○多家委員
 継続して様子を見るという理解でよろしいかと思いますが、いいですね。

 もう1つ、これも9月定例会の文化観光委員会で質問しまして、ペンディングになっている気がするんですが、伊豆市が2020年のオリンピックの伊豆ベロドロームでの開催に向けてボランティアを募集したという記事が出まして、現実に60人募集して58人に採用通知が行ったようです。40人が語学ボランティア、18人が自転車競技のサポートをするボランティアということで、採用通知が来た人から話を聞いたんです。
 1月25日ぐらいから5回にわたって、おもてなしいずという研修会を開くことで、伊豆市は伊豆市なりに2020年に備えて努力をしていると思うんですが、前回の文化観光委員会での山本スポーツ交流課長の答弁で、組織委員会は2018年にボランティアを募集するということだったと思うんですが、現実に今2016年、2017年に向けて既に伊豆市では始まると。組織委員会のボランティアと伊豆市のボランティアとの整合性はどう考えているんでしょうか。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 ボランティア関係の御質問でございます。
 組織委員会は競技会場内のボランティアで、競技会場から外れた駅の交通案内とか観光案内は我々静岡県と伊豆市の役割だと思います。その中で2020年の東京オリンピックの開催に必要な募集要件については組織委員会、東京都からまだはっきり示されておりません。
 当然我々地元も募集要件を参考にしながら、ある一定のレベルを確保しなければいけないと。組織委員会、東京都ではことしの年末に大体の方針を固めて来年度に全体の募集計画をつくるため、様子を見ながら、我々静岡県も伊豆会場に備えてどれくらいのどういったボランティアが必要なのか、これから計画をつくっていきたいと考えています。そういった中で募集の中身、要件とかを調整していきたい。

○多家委員
 わかりました。
 伊豆市はさまざまな思いがあって、早くからやらないと間に合わないという考えもあるようですが、現実に組織委員会と伊豆市、それから静岡県との整合性というか、包括的に一緒でなければ、例えばユニホームが来るとか、帽子が来るとか、靴が来るとかいろんなくくりがあると思いますので、そのあたりについてはしっかりやっていただかなければいけないと同時に、東部の13市町で美しい伊豆創造センターができて、函南町を中心に伊豆半島の振興行事をしていこうと。今後の取り組みの中で伊豆半島の伊豆市だけ特出してボランティアを募集することが果たしていいかどうか、1つ疑念に思うところであります。
 実は、ボランティアに採用された人に聞いてみたところ、自分は語学ボランティアで選ばれたけれども、わくわくしてもうオリンピックに参加した気がして、早く研修が来ればいいという感想でした。たとえボランティアでもそういう期待感は持っていると思いますので、伊豆市が先導的に行うことを私は何も思いませんけれども、伊豆半島で捉えていく、東部全体で捉えていく、もしくは静岡県全体で捉えていく考え方を持たないと大変なのではないのかなと思いましたので、それは意見としておきます。

 次に、説明資料10ページにラグビーワールドカップ2019開催に向けた準備ということで、これも毎回、何回か質問していますが、ラグビーワールドカップリミテッドの視察結果に基づきと書かれて表があるわけですけれども、先ほど6番委員からも質問があったところですが、視察結果がどんなものであったか教えていただきたいと思います。

○高倉スポーツ交流課ラグビーワールドカップ推進室長
 ラグビーワールドカップリミテッドから視察を受けたのがことしの4月でございます。そのときにスタジアムが国際マッチに適合するものであるか全般的に見ていただきました。
 今回、いろんな部分で指摘があったんですけれども、説明資料にございますように、まずゴールポストについては現在の9.2メートルから国際基準にマッチした17メートルにかえることであったり、電光掲示板、音響設備等につきましては、いわゆる2002年のFIFAワールドカップ時点から更新が進んでいないものがございますので、最新技術のものに更新してほしいという話でございました。
 それから、今回議会に諮っております人工芝につきましても、ワールドカップリミテッドが推奨する130メートル掛ける80メートルの国際マッチの基準に合致するエリアを確保するため、今回は人工芝でお願いしているところでございます。
 スタジアムの中に諸室がございますが、説明資料に書いてありますとおり部屋の使い方につきましても、ドーピングコントロールルームであったりメディア専用導線の使い勝手がよくないものですから、使い勝手がいいように今後改修していきたいと思っています。
 照明設備につきましても、現在ラグビーで求められる基準について指摘を受けているところですが、それに合致する形で整備を進めていきたいと思っています。
 既存の施設だけでは対応できない、例えば記者席については、既存の数が足りない分は大会当日に増設する形です。個々に意見をいただいておりますので、今年度あるいは次年度以降、徐々に準備を進めていきたいと考えております。

○多家委員
 しっかりした表になって、年次も区切ってありますので、やっていただきたいと思います。

 もう1つ、同じページの一番下に開催都市ボランティア計画があります。
 先ほど自転車のボランティアについてもお尋ねしたんですが、静岡県とラグビーワールドカップ2019組織委員会と、黒丸と白丸で並行して考えられているんですが、内容については全く同時進行でお互いに補完し合ってやっていく考えでよろしいんでしょうか。

○高倉スポーツ交流課ラグビーワールドカップ推進室長
 2番委員から御指摘がありましたとおり、表の中に白丸それから黒丸で業務を分けて説明させてもらっております。ボランティアにつきましてはオリンピックと同様の考え方もあると思うんですが、やはりスタジアムを中心とした管理エリア、それ以外の部分で言いますと交通の主要な結節点であったり、1つ考えられるのは開催都市の役割としてファンゾーンにボランティアを配置しなければならないと思います。
 今、ボランティアプログラムの骨子を組織委員会で策定している最中であり、開催都市分と組織委員会分とで具体的にどのようにボランティアの募集をかけていくか、これから組織委員会と連携をとって進めていこうと思っております。

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