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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:宮城 也寸志 議員
質疑・質問日:03/08/2013
会派名:自民改革会議


○宮城委員
 こんにちは。気温も22度に上がってまいりまして、花粉の多い季節になりまして、皆さん大変でしょうが、今しばらく我慢してください。
 それでは、産業委員会提出案件の概要及び報告書、19ページからまずブランド化の取り組みの成果につきましてお伺いします。いろいろなものがブランド化されまして、平成22年、23年度においては、46商品がブランド化されたということで、その中で13商品の販売額が増加、14商品の販売額が減少ということで、まずこの減少理由と残り19の商品は、今どうなっているのかを伺います。

 そして、次20ページになります。ふじのくに総合食品開発展2013では、新たな取り組みと出ておりますが、その具体的な取り組みはどういうものなのか。そしてその結果についてはどのようなものかを伺います。

 そして、その次の21ページ、ふじのくに食の都大路づくりの推進について、昨年東名サービスエリアを使いまして、ふじのくに・旬の採れたて軽トラ市――クルマルシェが行われました。2日間行われまして、私も見学、参加に行ってまいりました。どうしても東名を使うということで、また土日ということで、午前10時開店になっていたんですけど早朝からお客さんが観光に来ます。そうなってくると東名の場合はなるべく早く開けてお客さんを呼び込んだほうが、宣伝にもなるしいいと思います。また今年もそれを計画されているそうですが、そういった場所によって営業時間を変えるということはできるのかどうかお伺いします。

 次に、22ページ、新成長戦略研究の取り組みということで、これには結果が大分出ておるようですけれど、そうした結果を業界や県民に対しどのように広報しているのかお伺いします。

 そして、次に27ページ、新卒者就職支援ということで、先ほども御説明がありましたが説明会を開いているということで、きょうが多分最後の各地区においての説明会になっていると思います。今年のその説明会における状況を教えてください。また昨年と違うことはどういうことかということを伺いたいと思います。

 そして、次が35ページの耕作放棄地についてお伺いします。今年の目標が2,000ヘクタールですが、昨年は目標の1,550ヘクタールを大きくオーバーして再生できたということになっております。しかしながら実際にどのぐらいの耕作していない面積があるのかというのが、県として毎年把握できているかどうかをお伺いします。

 そして、次が38ページ、静岡のお茶の振興ということで、ここ数年本当に苦しい状況ですので、こういったことを行うということは本当に重要なことになっております。
 そこで、この茶業経営強化プロジェクトということで、地域の核になるモデル茶工場というのがあります。そのモデル茶工場というのが、一体どういった形態のものを指すのか。いろいろな形態があります、共同でやっているもの、個人でやっているもの、また買葉専門でやっているもの、そういったものをどのように含んでいるのか。またそういったものに関して、茶園のほうの共同化、茶園の集積、また複合経営ということも兼ねて行うかということを伺います。
 そして、私の住んでいるところ、牧之原というところは、自治体が牧之原市、島田市、御前崎市、菊川市といろいろな行政区のちょうどはざまになります。そういった中で茶工場も各行政単位にあるのが多いんですけど、畑自体生葉の流動は牧之原台地で大きく行われているところがあります。そういったものも含めまして、ここは一応モデル事業ということでやりますので、そういった地域を含めて新しいモデル形態を創造していくことはできるのかどうかお伺いします。

 そして、次の40ページになります。第5回世界お茶まつり、5月に開幕なので時間がございませんが、その中のお茶の産業・文化交流ツアーということで茶畑ウオーキング、また茶畑カフェということで出ております。牧之原市においては、お茶カフェということで行っております。また私の住む菊川市も菊川お茶街道ということで、昨年から農家の方、茶工場の方にのぼり旗を買っていただきまして、空港の入り口から御前崎の境までずっとのぼり旗を立ててお客さんをなるべく呼び込もうとしております。
 そういった地域の方の意見を聞いて、こういうウオーキングとかお茶カフェをぜひともやってもらいたいんですが、その辺についてどういうふうになっているかお伺いしたいと思います。
 また、あそこの牧之原台地は、ウオーキングする人も多いですけれども、自転車の方が信号がないということで物すごく多いので、そういった自転車の方も何かうまくつかまえることができたらいいかと思いますけど考えを教えてください。

 44ページになります。ふじのくに農芸品フェア2013、私も2日間行かせてもらいました。参加者も大変多く、ここ近年にわたっては物すごい大きな祭典になったと思います。来てくれた人も4万8000人ということで、静岡県の農業にしろ水産業にしろ理解が深まったと思います。こういったことはどんどんまたやってもらいたいので、これからこのいい企画をどのように伸ばして続けていくか、それについて伺います。

 48ページ、漁業取締船「天龍」の代船の建造ということで、老朽化したこの「天龍」は、使用開始からもう17年たつと思いますけれど、先代は今御前崎のなぶら市場に展示されております。今後この「天龍」がまたそういったものに使われるのか。また船として利用されるのか。まだ更新までに3年間ありますので、県としては廃船にするんだったらどのような方向に持っていくかを教えていただきたいと思います。

 そして、54ページのBCPについてお伺いします。東海地震の発生が危惧される本県では、東日本大震災も踏まえ、より実効性の高い中小企業の事業継続計画――BCPの策定が求められていると思います。県では、その支援についてどのように取り組んでいるのか。また議案説明書平成25年度関係の94ページに、平成25年度当初予算として計上されている新BCPモデルプラン策定・普及啓発事業の具体的な事業内容についてお伺いします。

 そして、62ページの繊維業界の振興ということで、「サムライ・シャツ武襯衣(むしゃ)」はなかなか人気がなかったんですけど、今年は頑張るということなんですけれど、その中で夏服普及キャンペーンを6月1日に行うということで、その中で魚河岸シャツ、また島田帯シャツということでここに名前が載っています。しかしながらこの魚河岸シャツをやっているところ、焼津また島田帯シャツ、そういったところとちゃんと提携はとれているのか。ただ単にいいからということで名前を載せてあるだけだと困るので、そういったところと、島田帯シャツとしては補助金ももらっていないし独自のブランドとして立ち上げていないということをちょっと先ほどお伺いしたりもしましたので、その辺が本当にちゃんと協働できるかということをお伺いいたします。

 最後に、次の63ページ、一番下にタウンマネージャーの配置支援とありますが、実際どういう方がどのように活動できるかをお伺いしたいと思います。以上でございます。

○内藤マーケティング推進課長
 私どもから3点お答えさせていただきます。
 まず、ブランド品の認定でございますが、14品目で販売額が減少したということで、その理由を直接生産者の方にお聞きしてあります。いろいろそれぞれありますが、その中で主なものを挙げさせていただきますと、例えば露地野菜、伊豆キヌサヤエンドウ、娃々菜(わわさい)は、天候不順で生産量が減少したとか、逆に三方原馬鈴薯は天候不順で生育がおくれてたまたま鹿児島県産のバレイショと出荷時期が重なって単価が大幅に減少したというようなことがあります。果実ではJA伊豆太陽ニューサマーオレンジとか、はるみとかというのが裏年に当たっておりまして、単価は前年並みだったんですけど、生産量が減少したという形で販売が減少したと。あと水産物では、生サクラエビが、これは漁獲量は増加したんですけど、逆にその影響で単価が減少して、結果として販売額が減少したというような形で、農林水産物ですのでどうしてもやっぱりその天候とかによって生産額が大きく影響を受ける中で、やっぱり販売単価が増減して結果として減少してしまったというような形になっております。
 こうしたことがありますので、今後減少した製品を中心に価格が維持向上できるように、このしずおか食セレクションを広くPRして認知度を高めて、まさに本当のブランド力を向上していくという形で頑張っていきたいと考えております。
 また、ここに載っていない19品目については、これは基本的には販売額があんまり増減がなかったという形で載せてございません。

 続きまして、ふじのくに総合食品開発展2013における新たな取り組みというような形で、これにつきましては、先ほど吉林経済産業部長のほうからも説明を一部させていただきましたが、新しくやったこととしてバイヤーの招聘、商品評価シートというのを実施いたしました。
 バイヤーの招聘につきましては、首都圏から2名、県内から4名の方を特別に招聘して、個々の事業者と商談会を別室でやっていただきました。その成果として、首都圏のバイヤー1名の方から2人の出展者の5商品の採用がそこで即決定したと。そのほかにも2人の出展者16商品について商談が継続しているというようなことで、非常にこの個別商談の成果として成果が出ているんじゃないかと考えております。
 もう1つ、商品評価シートというのは、来られたバイヤーの皆様に商品の味とかデザイン、コンセプトなどの9項目について評価していただいて、その結果をこの出展者にお返しすると同時に、その中で出展者の方から商談を受けていただけますかというようなアンケートをとっておりまして、14人のバイヤーの方から商談を受けてもいいよという形になったものですから、これを出展者に情報提供して、今商談を進めていただいているところでございます。

 続きまして3つ目、ふじのくに・旬の採れたて軽トラ市の開催時間につきましては、全県域から集めていただくという形で遠くから来られている方の時間というのを考えて、午前10時からとさせていただいておりましたが、委員のほうから朝早い時間のチャンスを逃すことはないという御指摘がありました。このことにつきましてはうちの中でもいろいろ検討しておりまして、一番懸念されるのが、やはり準備と販売を同じところでやっていくと、特に車ですから事故を起こす懸念もあるんじゃないかというような意見もありまして、事故を起こさないような形、例えばブースごとに開催時間を別々にできないかというようなことを今後管理者の中日本エクシス株式会社等と調整しながら検討していきたいと考えております。以上でございます。

○野秋研究調整課長
 新成長戦略研究の成果の広報についての御質問であります。新成長戦略研究につきましては、研究計画策定段階から成果の社会還元を見据えまして、産学民官のプロジェクトチームを構成して進めております。経営ですとか起業ですとか、幅広い分野の有識者によります外部評価を研究開始前から終了するまで徹底して行って実施をしております。そういったことがございますので、入り口から出口までということで、出口を見据えながら実施をしていくという性格がございます。
 広報につきましては、それらをお知らせするために成果の発表会、これは分野ごとに年1回か2回開催しております。それから報道機関への情報提供、さらにホームページへの掲載、これも見やすさの観点から本年度大幅に改正をいたしました。さらに印刷物あるいは冊子の提供といったことをやっております。そういった県の事業につきましてお知らせできるようということで今後進めていきます。以上です。

○鈴木雇用推進課長
 新卒者の就職支援策のうち、最近の就職面接会につきまして回答させていただきます。
 平成24年度におきまして、県が主催いたします大学生等の就職面接会は、これまで7月、10月、12月、それから緊急に開催いたしました2月の分を含めまして、合わせて12回ほど開催をさせていただきました。12回の参加者でございますけれども、事業者数といたしまして979社、それから参加者といたしまして3,259人が参加をしております。
 このうち、就職の決定者でございますけれども、7月と10月の分が今数字が出ておりまして、こちらにつきましては、参加者のおおよそ9%程度が決定をしているところでございます。なお昨年同時期に12回ほど実施いたしましたけれども、昨年の平均でいきますと全体で11%が就職を決定しているところでございます。ちなみに平成23年度の事業所の参加数は803社、それから参加人数は3,172人でございます。
 それから、面接会におきます昨年度との違いでございますけれども、面接会につきましては、面接のほかに開始前に求職者に対しまして面接会の直前セミナー、それから選考ブース、会場内での採用に実施いたします企業の専用ブースを提供して実施していただくなど、早期の就職に結びつく仕組みをとっております。
 さらに、今年につきましては、参加企業が自社の魅力を求職者にPRいたします企業のPRタイム、それから企業と求職者が自由に意見交換ができるようなスペースを設置いたしました。そのほか求職者が提出いたしました自己PRシートをもとに企業が面接申し込みを行うリクエスト制度なども取り入れております。
 さらに、2月には学生が帰る際に専門家が個別指導をするというようなことを実施しておりまして、マッチングの機能強化に取り組んでいるところございます。以上でございます。

○橋爪農林業局技監
 耕作放棄地についてお答えいたします。
 まず、再生面積でございますが、現在集計中でありますので、速報値としまして平成24年に580ヘクタールを解消しまして、平成24年末の累計で1,953ヘクタールとなっております。目標の1,550ヘクタールを大きく上回っておる状況です。
 また、耕作放棄地の把握のほうでございますが、平成24年末が集計中でございますのでまだ全てを把握しておりませんが、平成23年末の状況で申しますと、まずその前の平成22年末の耕作放棄地の面積は5,454ヘクタール、その後平成23年末に5,171ヘクタールとなりました。これから見ますと、約300ヘクタールの耕作放棄地が減少したということが言えるかと思います。以上です。

○白井茶業農産課長
 私からは今回の茶業経営強化プロジェクト活動の形態と世界お茶まつりの春の祭典のウオーキングの話についてお答えします。
 どのような形態を対象にするかということでございますが、県内には茶工場がおよそ2,300ほどありまして、個人経営体のものが非常に多くあるわけですが、その中で共同的な経営をされているのが大体500ぐらい、そのほかに製茶業、買葉業者ということで、茶葉を購入して加工する製茶業が200ぐらいあって、今回主に共同工場と製茶業を対象にしたいと考えているところでございます。
 進め方としまして、各農林事務所で市町で相談していただいて、モデル工場を設定していただきながら、中小企業診断士とかマーケティングがわかる方、そういう専門家と県も一緒になって定めた共同工場とか製茶業の工場を回って、プロジェクト的に指導をしていくということを徹底的に行いたいというふうに考えております。
 今回は、あくまでもモデル的に実施することで、そのほかの地域に波及的に広がるような取り組みを進めたいというふうに考えているところでございます。その中で一緒に茶園の共同管理とか、農地の集積とか、コスト低減、経営の複合化、マーケティングの指導なども一体的に行っていくということでございます。
 それから、対象地域の共同化など広域的なものに取り組めないかというお話でございましたが、当面はそれぞれを中心にしていきますが、牧之原のような広域的な広がりがあるところにつきましては、それぞれ相談しながら地域の実態にあったような形で一緒になって考えていきたいというふうに思っております。

 それから、2点目の世界お茶まつりの春の祭典のウオーキングと茶会についてでございますが、静岡のもっとも美しいこの季節である5月に新緑の茶園を歩いてもらいながら、茶会を楽しんでいくことを大きな目的にしているところでございます。そういう意味で、日本一のこの牧之原大茶園に来ていただきながらお茶を楽しんでもらったり、ウオーキングをしたり、それからお茶を買っていってもらうという考えでいるところでございます。
 そういう中で、今回このウオーキングの選定にあっては、多くの方がいらっしゃるということで、まず安全を確保しなきゃいけないということと、途中のサービス、呈茶をしたり案内をするサービスの体制を整えるということが重要になります。そういう中で周辺の市町とかと相談して、今回協力が得られるところにあっては取り組むということで、とりあえず金谷駅をスタートして空港のほうへ向かうもの、そのほか富士の周辺とか、何カ所かそういう候補が挙がっているところでございます。今後も協力が得られるところにあっては一緒になって取り組んでいきたいというふうに考えております。
 自転車について、ウオーキングと自転車が一緒に走るのは、安全性が確保できるかどうかまだ調整しておりませんので、それが担保できるかについて今後調整して検討していきたいというふうに考えております。

○新田みかん園芸課長
 私からは、ふじのくに農芸品フェアについてお答えいたします。
 今回のフェアは、グランシップの担当者によれば近年開催されたイベントの中でも本当に最高の人出だったということです。また出展者の方々にアンケートをとったところ、非常によいPRになったとか、やはり消費者の意見を直接知ることができて本当によかったというような意見も多く寄せられたところであります。
 次回以降でございますけれども、今回県と一緒に実行委員会を構成している農林水産団体の方々からも、もう既にぜひ継続して行ってほしいという意見も寄せられておりますし、私どもといたしましても、今回中部地区の静岡市での開催ということで、できれば県内で幅広く農林水産物のこういうPRをしたいという趣旨から、次回は西部地域の浜松市あたりで開催したいというふうに考えております。以上でございます。

○渥美水産資源課長
 私からは漁業取締船「天龍」の再利用につきまして御説明いたします。
 基本的には、漁業取締船というものは、漁船等に利用することはかなり不適な特殊な船舶でございまして、非常に用途が限られる。しかも51トンという船の大きさからして、小型船舶とはまた違った操縦の資格、それから管理費用が生じる、そういった船舶でございます。
 平成23年度には、もう1つの船「あまぎ」が震災に伴って処分されたわけなんですけれども、基本的には用途廃止の売り払い等の処分ということになります。
 参考までに御紹介いたしますと、先代の「あまぎ」ですが、用途廃止後売り払ったときには、予定価格が550万円という中で入札をしたところ、2540万円で売却できました。たまたま瀬戸内海の港湾関係者がこの船を利用するために高い金額を出したわけなんですけども、水先案内といった入港支援のためにこの船を使うといった例がございます。今後用途廃止し売却ということになろうかと考えます。以上です。

○渡辺商工振興課長
 事業継続計画――BCPの普及啓発の今までの取り組みとそれから平成25年度の事業内容について御説明いたします。
 県では、中小企業者が東海地震などの被災後にできるだけ早く事業再開ができるよう、あらかじめ生産再開のための代替手段、例えば取引先とか仕入れ先などを確保する事前対応計画を定めておくいわゆる事業継続計画――BCPの策定について、平成17年度より全国に先駆けて静岡県事業継続計画モデルプラン第1版を作成し、また平成22年度には新型インフルエンザの対策や最新の自然災害の対策を盛り込んだ第2版を作成し、広く企業に提供しその策定を促してきたところでございます。またこのモデルプランの普及を図るために、商工会議所とか商工会などの産業支援機関の職員を指導するためのBCP指導者養成講座を継続的に開催しておりまして、それとともにBCP関連の情報提供や意見交換を目的とした産学官で構成されますBCP普及研究会の運営を検討して、積極的に支援してきたところでございます。
 今年度は、昨年3月それから8月に内閣府の最高津波高の発表により、企業においてBCP策定の見直しそれから策定の必要性の機運が高まっていることを受けまして、9月補正において400万円の事業費を計上させていただきました。中小企業者のBCPの策定や見直しの際に必要になる専門家派遣制度について充実させるとともに、企業のBCP策定の参考になる津波や液状化の情報を踏まえたBCP策定実践講座を実は本年1月から2月にわたって、焼津市、沼津市、静岡市清水区それから浜松市で開催いたしまして、中小企業者など72名の方の参加が得られました。
 また、6月にはBCP普及研究会をより実効性の高い情報提供、BCP策定を支援するために、BCP研究会という形で改組しまして、今まで3回の定例会を開催して最新の情報を提供しているところでございます。現在この研究会の会員は162名となっております。
 平成25年度予算に今計上している新BCPモデルプラン策定普及啓発事業費でございますけれども、これは平成25年6月に県の第4次地震被害想定が発表されることを受けて、最新の被害想定を盛り込み、それから広域連携の必要性とか最新の事例を追加したモデルプラン第3版を作成し、この新たなモデルプランについて県のホームページに掲載するとともに、静岡県BCP研究会と協力したセミナーの開催、それから市町や商工会議所が開催するセミナーへ出かけていって、大体10回ぐらいの出前講座を行って普及啓発を図っていく予定でございます。
 また、指導者講座等、それから研究会の運営支援も引き続き行って、実効性の高いBCPの策定を支援していくつもりでございます。以上でございます。

○浅山地域産業課長兼商業まちづくり室長
 繊維産業の振興のうち、夏服普及キャンペーンについてお答えいたします。今年度も6月に遠州織物夏フェアということで、6月1日に開催を予定しておりまして、その中では遠州織物のよさをアピールするとともに、そのワンコーナーで、「サムライ・シャツ武襯衣(むしゃ)」と魚河岸シャツあるいは島田帯シャツ等々、県内のシャツを一堂に集めてふじのくにシャツというような形でPRしていきたいと考えております。
 その中で、委員のほうから魚河岸シャツとか、島田帯シャツと共同でできるかというようなお話をいただきましたけども、魚河岸シャツにつきましては、現在10社ぐらいの方が作成しておりまして、今組合化に向けて動いているというようなことがありまして、今その代表となるような方にはお話はさせていただいております。
 島田帯シャツにつきましても、「サムライ・シャツ武襯衣(むしゃ)」をつくるときにも、この島田の業者の方は参加していただいておりまして、今も一緒に連携とってやっているところでございます。とはいっても当面は島田帯シャツを売りたいということですから、けんかするんじゃなくて一緒にやろうよということで、今度一緒にやっていきたいと。
 このほかに、大井川の恵シャツというのもございまして、これは大井川町商工会のほうでつくっているシャツですけども、これにつきましてもそれぞれ内々には、このような形のイベントをやるからということで説明させていただいております。
 この魚河岸シャツにしても、島田帯シャツにしても、大井川恵シャツにしても、いずれも遠州織物を使った浜松注染の生地でつくっているシャツでございますんで、「サムライ・シャツ武襯衣(むしゃ)」とあわせて遠州織物でつくったシャツということで、大々的にPRしていきたいと考えております。

 それともう1つは、タウンマネージャーの配置支援についてお答えいたします。
 県内のタウンマネージャーにつきましては、平成23、24年度の緊急雇用創出事業の民間提案を活用しまして、それぞれ各年3人ずつ養成しておりまして、イベントの企画から商店街、あるいは地域のパイプ役となって今活動していただいております。なおこれらのタウンマネージャーの養成期間中の自主企画としましては、地域の子供たちに商店街に親しみを持ってもらうための一日商店街というようなイベントをやったり、それとかこれは島田市の例なんですけど、「ココロにメガネをかけて商店街を見てみよう」という形で「ココガネまっぷ」というようなものをつくったりして、最近は市民を巻き込んだ新たな取り組みを実施しておりまして、それによって商店街の方々の意識の変化も促し、既に各地域においても効果が上がってきているかと思います。
 このような状況を受けまして、来年度――平成25年度からは既存の地域商業のパワーアップ事業の中の1つのメニューとして、資料に添付しましたとおり補助対象にするということにさせていただきまして、県内にさらにタウンマネージャーを普及させていきたいと考えております。以上です。

○宮城委員
 ありがとうございました。それではまず19ページ、ブランド化の取り組みで、減少したということは人気がなくなったのかなと思いまして、そうではない、ちゃんと人気はあるということがわかりました。こういったものを選定しました場合、二、三年はある程度売り上げが伸びていくんですけど、その先もう1回てこ入れをしないとどうしても売り上げが落ちていってしまうので、さらなる取り組みをお願いしたいと思います。

 それで、22ページの新成長戦略ということで、ミニブタなんか見ますと、ペット業界に売っても結構お金になるんじゃないかというぐらいの感じがしましたので、いろんな方面に向けてまた発信をお願いしたいと思います。

 それで、先ほど38ページのお茶のことですけど、どの産地に出かけましてもお茶屋さん、農家の皆さんが、本当にことしは頑張って静岡のお茶をやるぞという気概にあふれております。そうした中、やっぱり県としてこういった支援を必ず欲しいということなので、皆さんの御協力をもって静岡のお茶をまた発展させていくようにお願いしたいと思います。

 40ページの世界お茶まつりです。ありがとうございました。本当にこの時期は牧之原、空港周辺を含めましてもえぎ色になりまして、一番いい時期でございます。そういった時期に、今まで農家としてもなかなか自分の仕事があって、お茶関係の人はそこで本当に行事をやりたいんですけど、なかなかできなかったというのがあります。今回これを1回やってみまして、お茶時期でもお客さんを呼べて、お茶関係の方々がしっかり接待できるということを確立してもらいたいと思います。そうすればこれから一番いいときに空港に来てもらって、本当にもえぎ色のじゅうたんの上を飛行機で飛んでもらいまして、下に来たらいいお茶を飲めるというようなことになりますので、今までのお茶まつりと違って、主体がお茶というより、お茶関係者がやるというより、一般の県民がやるというような、そういった浸透の深め方も必要じゃないかと思いますので、ぜひともよろしくお願い申し上げます。

 それでは、最後にまたこれも要望になりますけれど、62ページの「サムライ・シャツ武襯衣(むしゃ)」のことですけれど、業者のほうには皆さんお話が行ってるようですけど、やっぱり市役所とかその周りの方にはまだお話が届いていなかったみたいなので、なるべく早く連絡をしてもらいまして、一緒にやっていこうというようなことをあらわしてもらいたいと思います。またできれば魚河岸シャツ、島田帯シャツにも、県として少しぐらい補助を出してやりまして、一緒にやっていこうという態度を示してもらえたらいいなと思います。以上でございます。

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