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委員会会議録

質問文書

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平成26年12月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:12/15/2014
会派名:自民改革会議


○杉山委員
 1問だけお聞きします。
 この10月1日の米国の格付会社によりますと、日本国債の格付が1段階引き下げられたということになって、これに連動して12月3日には静岡県債も格付が引き下げられたということであります。金融機関等が多く引き受けていると思いますので、国債とか県債は格付が下がったからといって、すぐに大きな影響があるとは思いませんが、もちろん格付は高いほうが望ましいということは言うまでもないので、今回の格付の引き下げに伴う県債への影響をどのような形で認識をして、また対応をどのような形でしていくおつもりがあるのかお聞かせください。

○塚本財政課長
 本県は、地方債の格付を2つの会社から取得しています。1つはムーディーズ、1つはR&Tという会社でございます。今回、格付が下げられたのはムーディーズのほうでございます。ムーディーズにつきましては、12月1日に5番委員御指摘のとおり日本の国債格付をAa3という上から4番目のランクからA1という上から5番目のランクに格付をされました。もともと本県を初め、ムーディーズで格付をとっている地方団体は国債と同じランクにありました。国債の格付が下がったことに伴って、翌々日に本県を初めとする地方債格付も下がったという状況でございます。
 今回のことに関して、市場関係者の中で言われていますのは、もともとムーディーズの判断は、日本においては日本国と地方政府との財政的なつながりが強いということで、日本国債と地方債の格付を一緒にしているということでございます。
 それで、連動して下がったわけですが、一方、市場関係者においては、格付も重視をしていますけれども、実質公債費比率であるとか、将来負担比率ということで、これまで地方団体が発表している財政指標がございます。こちらも格付と同時に重視をしているということでございます。こちらについては、格付が下がったということで特に下がっているわけでございませんので、こちらの両方を見ている中で、格付が下がったからといって、すぐに地方債市場に影響があるということではないと市場関係者も言っているところでございます。
 ただ、格付が下がっても、本県の財政の健全性については引き続き投資家に向けてIR等を通じて説明をしていきたいと考えてございます。以上です。

○杉山委員
 再質問する気はなかったんですけれども、ただ僕の言っていることを繰り返し言って説明しているだけのような答弁だったんで、ちょっと説明しておきますが、アベノミクスというのは、実は民主党政権から自民党政権に移って、そしてその当時の株価や円に対する変動が起こったわけですね。それで、ここ2年間の、多分、株の変動やら円安に移行されてきた最大の原因というのは、国内の状態ではなくて、アベノミクスといわれる経済効果に対するさまざまな施策を総理自身が50カ所以上の国々へ行って説明をしたんですよ。それを世界が認めたんですね。だから国の中で、ただ株が上がるわけではないし、円が変動するわけではないんですよ。
 つまり私の言いたいのは、これだけグローバル化された世界の中で、いわゆる国債と県債が少なくとも格下げをされたという認識を県もしっかりと持って、そして今後、それに対して、どういう対応をするのかということを具体的に何かあればお聞きしたかったんですが、今の説明だと、ただ私が質問したことと同じ答弁をしただけのように感じたので、1つ指摘しておきますが、ただいいというだけでは相手は認めないと。日本経済自身がよくなってきて、そしてこういう政策を打ちます。これがアベノミクスですというものを世界が認めないと株価も上がってこないし、円も安くなってこないということは、県も認識をしてもらいたい。でないと世界の中の日本だから、日本だけで努力をして上がるものでも下がるものでもないし。
 それから、原油なんかも、ああしてシェールガスが出てくれば、まずいまずいと原油も下がってきちゃうわけでしょう。だから、そういういわゆる競争社会の中での話なんで、この答えは要らないんだけれども、県としてどういう対応をしていくかということをしっかりと認識をしながら、例えばいろんなところに静岡県の財政力の指数であるとか、それからこれからの施策の中で、はっきり申し上げて人口流出の最大の原因は、静岡県には雇用がないからです。その雇用がないというのはどういうことかというと、今まではずっと日本で47都道府県の中で一番だった、いわゆる企業誘致なんかが、ずっと順番的に下がってきている。これは最大の原因だと私は思っています。だからその辺の施策をしっかりと立てて、静岡県債もしっかりとしたものをつくっていかなければ、同じように格付が下げられても、これは何も言えんでしょう。ぜひ真剣にそういう施策を考えてください。これは答弁は結構です。

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