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委員会会議録

質問文書

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平成23年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中田 次城 議員
質疑・質問日:03/01/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○中田委員
 まず1点目は、説明資料3ページの発達障害等の生徒支援調査研究事業費についてお伺いいたします。
 概要説明の6ページにも説明がございますけれども、調査業務とモデル事業を具体的にどのように行っていくのかを、まず1点目にお伺いしたいと思います。

 それから2点目は、県内の小中学校における学力調査の結果を踏まえて、いろいろ報告がされているわけでございますけれども、お聞きしたいのは、この学力調査によって、例えば小学校であれば平均よりちょっと下回るけれども、中学校だと平均よりちょっといいよみたいなことが書かれています。これを拝読してて、私自身がわからないものですからお伺いするんですけれども、例えば、この調査によって、県内の地域別の学力というものの水準が把握できるのかどうなのか。私は県内の学力ができるだけ均一であることが望ましいと思っているんです。東部が低くて、中部が高くてというよりは、全体に底上げしていくほうがいいと。だから、こういう調査によって、県内の地域性みたいなものはどこまで把握ができるようになっているのか、いないのかをお伺いしたいと思います。

 3点目は、県立高校の再編についてお伺いしたいと思います。
 まず、全体の進捗状況をお伺いしたいのが1点と、2点目は、特に第2次再編計画の中で、引佐高校、気賀高校、三ケ日高校とこういった、それぞれ専門が異なる高校の統合が指針とされているわけですけれども、関係者の皆さんのお話によりますと、ほかのところでもあるんでしょうけれども、この3つのそれぞれの特色がある学校が1つになるということの難しさ、困難さみたいなものをやっぱり強く感じてるというお声を聞いております。そういったことについて、教育委員会としては、この今の3校の合併構想については、どのような認識をお持ちになっておられるのか、そういう観点でお伺いしたいと思います。
 また、それに関連しまして、先ほど大井川高校と吉田高校の合併が関係者の皆さんとの協議の結果、1年延長するよというお話になっているわけですけれども、大井川高校、吉田高校に限らず調整が難航したり、さまざまな意見が出てきたときに、この1年延長されるということが、ほかの再編計画との関係から考えて、私は1年延長するなと言ってるんじゃないです。ほかでも同様なことが起こるでしょうから、やっぱりじっくり時間をかけるべきではないのかなというのが私の意見ですから、あらかじめ言っておきますけども、それについて、どのようにお考えになっておられるかお聞きしたいと思います。

 それと、少し関連するものでお聞きしたいのですが、12月の委員会でも私は質問しましたが、県立高校の学級の数が来年減るということがあります。全県で2,031人の中卒者が全体に減るために、公立高校においては33学級が減るということになっています。
 私が居住している県東部でも、旧田方郡地区というところでは4学級が減少して、伊東高校、三島北高校、伊豆中央高校、伊豆総合高校と、それぞれが1つずつ減少するということになっています。高校の再編と同じような状況がやはり、学級の減少によっても、当然地域ではそれぞれの声があるわけですけども、学級が減ることへの地域の声は、教育委員会も把握していると思います。私がこのことについてここで聞きたいのは、来年は生徒が減るから全体的に33学級減るというのは、ある意味、明確な根拠の中でやられるから、これは百歩譲って仕方がないとしても、その次の年にまた生徒がふえるわけですね。そうすると、一度減った地域の学級数がまた戻っていくという可能性が十分に考えられていくわけですけども、県内全体では、その次の年には800人の中卒者がふえる。旧田方地区でも230数名ふえるということになると、33学級減った全体のもので幾つかのクラスがまた戻る。また、旧田方地区では4つ減ったものが幾つかまた戻ると、こういうことが当然考えられると思うわけです。ちなみに私の地元の伊東高校ですが、伊東高校も今回減少の対象になっておりますけども、これは再来年、今言うように230数名ふえることによって、どういうことが考えられていくのか、学級数の減がまた戻っていく見通しがあるのかないのか、そういったことを現時点で答えられる範囲で結構ですからお答えいただきたいと思います。

 続きまして、12月の議会で伊豆半島の石丁場遺跡の問題を少し取り上げさせていただきました。文化財保護課長からも御答弁をいただいて、昨日恐らく議会に向けてこういう方針でおりますというようなペーパーもいただきました。それに基づいて少し質問をさせていただきたいと思いますが、この石丁場遺跡の学術調査というものが、このペーパーを見る限り、私は県の認識というのが余りはっきり伝わってこないんですね。
 こういうくだりがあります。近年、伊東市などを中心として市民レベルでの関心が高まっており、国史跡の指定を目指す動きもあると、こういうことがペーパーの1番上の概要の部分の最後から2行目に書かれているんです。確かに、伊東だけではなくて熱海市とか東伊豆町とかでも、この問題を一生懸命取り組んでる地域住民の関心も高いし、これまでの努力もあるのはわかります。ただ、単にそういう機運があるからっていうだけではなくて、もう文化庁も入って、各市町の教育委員会も入って、それを一体これからどうしていこうかというときに県が調整役でコーディネーターとなって市町にまたがっているものをちゃんとつなげていかなきゃいけないんじゃないかというのが、私の12月の質問の趣旨でした。このことについて県はどの程度の認識でいるのか、県としてもそれをつなげて、ぜひ国の指定に向けて頑張っていきたいよというような、何かそういうふうには私は感じないわけですね。ですから、その辺は、私が言っていることはそうでないですよと、県としても積極的にこれをやっていくんだという考えなのかどうか、それをまずお聞きしたいなと思います。

 それと最後に、県立高校の耐震化の事業が平成23年度で終わるということで、各市町の学校の耐震化に比べて、公立高校っていうのは比較的早くこれで終わるわけです。耐震化が終わった後に、私は学校開放との問題、特に災害時なんかには当然学校の校舎や体育館というのは、被災者の拠点にもなってくる意味合いも兼ね備えての耐震化だと思っておりました。こういう耐震化が完了することによって、各市町では恐らく、財政力の豊かなところは同じように耐震化も着実に進んでいるんでしょうけども、財政力のないところが、公立の高等学校なんかは進んでても、まだまだ市町の財政では無理だということになると、耐震化が済んでいる県立の施設に対する、何か災害があったときがやっぱり需要というのは私は極めて高いものがあると思っています。
 加えて、社会スポーツを振興していくという上でも、県立の高校の施設が、体育館を含めて耐震化が進んでいくということは、これはやっぱり地域に対してさまざまな場面、場面での学校開放というものと当然連携してくると思ってるんですが、耐震化が終了するに当たりまして、その辺の考え方、基本的な考え方をお聞かせ願えればと思います。以上、6点でございます。

○塩崎高校再編整備室長
 最初に、発達障害等の生徒支援調査研究事業についてお答えをさせていただきます。
 発達障害等の生徒支援調査研究事業でございますが、これは知的おくれのない発達障害等の生徒の高校段階での支援について調査研究を進めるものでございます。来年度――平成23年度の前半に調査を行い、この結果も踏まえまして、モデル事業の一部を後半10月以降に実施する計画でございます。
 調査業務としましては、本県高校での発達障害等の生徒の実態を調査するとともに、保護者の皆様や医療関係者など関係の団体等との意見交換を進め、必要とされる、あるいは望ましい支援のあり方について調査研究を進めるものでございます。
 モデル事業につきましては、通信制課程も含めて高校に在籍している生徒で、発達障害等への支援を必要とする生徒を対象にいたしまして、再編整備により使用しなくなった旧周智高校の校舎及び実習施設を活用いたしまして、ソーシャルスキルトレーニングや農業等の実技的な講座を10月以降、週1回程度開講し、対人関係の改善、あるいはスキル等を身につけられるような支援を行うものでございます。
 また、このモデル事業では、講座の開講日に合わせまして、医師あるいは臨床心理士等の専門的な知識や経験をお持ちの方による相談業務を実施する予定でございます。

 次に、高校の再編整備についてお答えをさせていただきます。
 まず、全体の進捗状況でございますが、平成12年の2月に策定をいたしました、いわゆる第1次の長期計画につきましては、昨年の4月に伊豆総合高校が開校いたしまして、5地区10校の再編整備が完了しております。その後、平成17年の3月に第2次長期計画を示しました。また、静岡市と共同で進めております市内の公立高等学校の再編、この両方の計画をあわせまして現在5地区の再編整備が進行しております。特に、静岡市との共同で進めております再編につきましては、来年度についてはもう校舎の建築が始まるということで、平成25年度の開校に向けて準備が進められているところでございます。残りの3地区につきましては、設置準備委員会を設けまして、新しくできる学校の教育目標、教育方針、あるいは教育内容等について検討を進めているところでございます。
 そのうち、引佐地区の新構想高校、引佐高校、気賀高校、三ケ日高校の再編についてでございますが、議員から御指摘のありましたように、特色の異なる学校3校の統合ということになります。本県の再編の場合には、他県では再編の対象となる学校をあらかじめ募集停止をして、全く新しい学校をつくるという、そういう県もございますが、本県ではそれぞれの学校が培ってきた教育の伝統といいますか、そういったものを新しい学校の中に引き継ぎつつ、魅力のある学校としていきたいということで検討を進めております。
 そういう中で、引佐高校、三ケ日高校、気賀高校、それぞれ普通科であったり、専門学科であったり、特色は異なるわけですけれども、それぞれの学校の特色が、新しい学校の中にどのように生かせるかというところを準備委員会を設けて検討を進めております。
 例えば、三ケ日高校では、PTAの方が中心となって、新しい学校に何を求めるかというようなアンケートを今年度していただきました。そういった声も参考にしながら魅力ある学校にしていきたいと考えております。
 それから、時間をかけてじっくりと新しい学校の準備を進めるということも大切であると考えておりますが、一方で、その間少子化というものは進行しており、それぞれの学校の教育条件というのは、必ずしも十分ではないという状況がありますので、これから高校で学ぶ生徒のためにできるだけ早く新しい学校を用意して、教育環境を整えていきたいという、そういう面もございます。そういう中で、いろいろ地域の御意見も聞きながら、吉田高校と大井川高校のところについては、準備期間をとるために1年延期しましたけれども、そういったことも踏まえながらできるだけ早く、一方で十分時間をかけて聞くという、なかなか両立が難しいことがございますけども、新しい学校に向けて用意をしていきたいと、そういう気持ちでおります。

 次に、高校の募集定員のことでございます。
 委員から御指摘のありましたように、来年度、2,031人の生徒数の減少ということで、平成8年以降で最も大きな子供の数の減少になりました。田方地区も301人という県内で2番目に大きな生徒の減少の地区になりました。やむを得ず4クラス学級減を行ったところでありますが、そもそも公立高校の募集定員につきましては、各地区の中学校卒業者数、過去の中学校卒業者の進路状況、進学率の推移、地区内の中学生の流出あるいは流入、そういった客観的な状況を基にしまして、静岡県立高等学校第2次長期計画の中でも示しておりますように、普通科、職業学科、総合学科の受け入れ割合といった、そういった点も勘案しながら募集計画の策定を進めております。最も大きいのは、生徒数の増減がどうなるかという、その要因が一番募集計画においては大きいということであります。田方地区については231人、24年度に増加をいたしますので、伊東高校のことについて申し上げれば、かなり高い確率で学級は戻るんじゃないかというふうに見込んでおります。以上でございます。

○中澤事務局参事兼学校教育課長
 全国学力学習状況調査についてお答えをいたします。
 この調査において、県内の地域別の学力を把握できるのかということですが、これは、抽出調査になっておりまして、地域別には学力は把握できないということでございます。以上です。

○木村文化財保護課長
 石丁場に対する県の姿勢と取り組みについてお答えをさせていただきます。
 以前も申し上げましたけれども、この石丁場の遺跡は石材採取とか加工運搬の様子が、ここにつきましては総合的にとらえることができる、関係した大名が特定できると、そういうことにおきましても、全国的にも非常に珍しい貴重なものとして本課としても考えてきております。
 具体的な進行状況ですけれども、平成23年度の当初予算で文化財保護対策費、県内遺跡調査として200万円の計上を既にしております。お認めいただければ調査に向けて、来年度早々にも全体像をまず把握するというふうなことで、具体的に今準備をしているところでございます。以上です。

○釋社会教育課長
 県立学校の施設開放についてお答えいたします。
 平成13年の4月施行であります静岡県立学校の施設等の開放に関する要綱がございますが、これを全校で作成済みでございます。これにのっとりまして、支障のない範囲で開放を推進してまいります。以上でございます。

○中田委員
 まず1点目の発達障害の関係ですけども、来年度研究をして、その後どのぐらいの生徒の数が見込まれていくだろうというふうに現時点で見通されているのか、対象になられる方っていうのは、どのぐらいの数がいらっしゃるのかっていうことを見通されているかどうかをお聞きしたいと思います。

 それと、学力調査の件なんですけども、学力調査の結果からは、地域性みたいなものはなかなか把握するのは難しいということですね。そうすると、例えば今、県下全体で、東部、中部、西部という中で、県の教育委員会として学力の地域性というのか、地域ごとの学力というものの把握というのは、何かまとめられているものっていうのはないんでしょうか。何が言いたいかっていいますと、小学校、中学校の、私よく高校のときにも言うんですけども、県立高校のそれぞれの学力といったものが学校で授業を教える先生の例えば、力っていったら言い過ぎかもしれませんけど、先生の指導力っていうものが影響する可能性があるから、東部、中部、西部のそれぞれの学校に配置される教員の方の経験年数とか力みたいなものをバランスよくやるべきだということを、私は常々申し上げてるんですけども、それと同じように、例えば、小学校、中学校の教育の現場で、学力に、高校と同じように西高東低みたいな、静岡、浜松は高いけども、東部は低いみたいな傾向が小学校のときからあるのか、ないのかっていうことを非常に心配をしております。
 したがって、そういうのは市の教育委員会に聞いてもわからないわけですから、どういうやり方かわかりませんけど、把握しておく必要性もあるんじゃないのかなというふうに思っているんです。その辺についての考え方や、何か学力調査以外の方法で県内の小中学生の学力というものを把握されている方法があるのか、ないのか、それはもう一度御答弁をいただきたいと思います。あるならある、ないならないですよね。また、仮にないとすれば、そのことについてどう思われているのかということです。

 3点目は、県立高校の再編について、3校の状況みたいなものを私も質問させていただいて御答弁をいただきました。特に今回、3校合同になる引佐高校、気賀高校、三ケ日高校は仄聞するところによりますと、同窓会の皆さんの深い理解を得ようとする努力をされている一方で、なかなか実情はそうもいってないという話も聞こえるんですね。先ほど、御答弁の中で、時間をかける必要性も感じる一方、新しい高校を速やかにつくっていかなければならないという思いも両方あるということでございました。私が一番言いたいのは、じゃ、新しい高校をつくるということに気持ちが大き過ぎて、やっぱり現場、現場でそれぞれ理解を深めていくっていう作業がおろそかになっては、これは一方でいけないと思っておりますので、そこは何か、両方の考えを持ってますから、あとは任せてくださいというよりは、この場で私が申し上げたいのは、やっぱりじっくりやっていくということに重きを置いていただくことは非常に大切なんじゃないだろうかと思います。その辺については、これは要望させていただきたいと思います。
 伊東高校の件はわかりましたので、結構でございます。

 石丁場遺跡の件ですけども、今、御答弁で、平成23年度に全体像を把握するために作業を行っていくよと、ペーパーにもそういうふうに書かれております。このペーパーは各委員が持っているわけではなく、私しか持ってませんので、少しほかの委員にはわかりづらいかもしれないんですけども、例えば、平成23年度、24年度、25年度、26年度と、大体向こう4年間の全体像を把握するための計画みたいなものがここに書かれてるわけですね。大体にして、ここ数年、何年か前から2回の準備会をそれぞれ経て、文化庁まで入って、さあ、あとは県がイニシアチブをとっていろんなものをつなぎ合わせて、一歩も二歩も進めましょうといって、こういったものが動くときに、来年度からまた4年かけて、全体の調査をしてからみたいな話になると、今までの現場、市の教育委員会や文化庁が入っていた作業っていうのは何だったのかなと一方で思うわけです。むしろ全体を把握することも必要かもしれませんが、地域とかその場所、場所によって事情も違うと思うんです。例えば現場の関係者の熱意とか、地域のそれぞれの実情とかっていうのも、私はそれぞれ違うと思うんです。例えば伊東と熱海で違ったり、東伊豆で違ったり。そうすると、伊豆半島の石丁場遺跡っていうものを国の指定にしていくときには、全体を把握してからものにしようという考え方も一つかもしれませんけども、今あって、すぐものにできるところはものにして、あと、どんどん足していくっていうことも私は1つの戦略だと思うんですよ。要は、せっかく盛り上がってる機運が、またここで仕切り直して4年も5年も、最初から、今一体、あれはどこまで何をやってるんだっけっていうような、目に見えない形になることによって、機運も下がっていったり、あの話どうだったかなっていうことにもつながりかねませんから。
私は、文化庁の関係者の方といろいろ話をしたり、いろんな関係者の人と話を聞くと、全体として伊豆半島をまとめていくために、例えば、じゃあ、伊東から、東伊豆町から、熱海から、できるところからその形をつくっていって、その全体をつくり上げていくという方法もありだっていうふうに理解してるわけですよ。ですから、そう考えると、来年度せっかく県が一歩踏み出してやっていただくことはわかりますが、しかしやり方として、もっと乱暴な言い方で言えば、素早く的確に機運を盛り上げながら、しかも県がリードをしていく、私はこういう取り組む姿勢が必要なんじゃないかなと思うんです。いただきましたペーパー1枚で判断するのは、大変僣越でございますけども、これだけ見てると、いよいよ県も重い腰を上げました、まずは全体把握するために調査から入ります、200万円予算をつけました、来年はどこ、来年はどこと、1カ所ずつぐらいこうやって調査をしていきます。そうこうしているうちに4年も5年もたっちゃうわけですよ。それが果たしてどうなのかなっていうふうに今非常に思っておりまして、心配をしています。
 したがいまして、今、私は県がこれからやろうとしているやり方とはまた違った角度で提案をしたつもりですから、私の申し上げた提案とか方法論について何か御意見があればいただければなと思います。

 それと、高校の耐震化に伴って学校の開放ということは、せっかく耐震化したわけですから、これはぜひ積極的に開放していっていただきたいと思います。
 では、よろしく御答弁お願いします。

○中澤事務局参事兼学校教育課長
 地域ごとの学力を測定するものは、今のところ県としては持っておりません。それではどうやってその様子を探るのかといいますと、学校訪問の――これはセンターの指導主事が学校訪問を年間の中でいたします――その学校訪問の報告会というのがございまして、そのときに、こういう状況でしたというような報告を詳しく述べる会があります。そういうところで情報の収集をしております。その中で、委員が御心配になってるような東部、中部、西部というような中での学力差というのは感じられません。以上です。

○塩崎高校再編整備室長
 発達障害等の生徒支援調査研究事業におけるモデル事業での対象生徒人数ということでございますが、来年度は30人、講座の募集人数は30人程度を予定しております。それ以降はもう少しふやしたいと考えますが、なお、発達障害等の生徒は文部科学省の抽出調査では高校で2%在籍してるということでありますので、ほかの対応も必要かと考えております。

○木村文化財保護課長
 委員御指摘のように、私どもとしましても、これまでの調査を踏まえて当然行うということでございまして、学術調査に携わってくださった方々とか、あるいは文化庁も含めまして、これは当然生かしていきたいと思っております。
 ただ、石丁場につきましては、大変広範囲にまたがっておりまして、温度差があることも事実でございます。したがって、そういった委員会を立ち上げる中で、方法とか進め方も、今後県も積極的に当然やりながら進めていきたいと思っております。以上です。

○中田委員
 石丁場のことについて、最後申し上げておきたいと思いますが、今、御答弁にありましたように、まさに地域で温度差がある可能性があるわけです。私が心配するのは、全体を把握するために全体をよく調査する、これも必要なんですよ。別にそれは必要でないとは言いません。ただ、全体が全部整うのを待って、何かことを起こすっていうことであれば、じゃ、今言うように、10あるうちの2つでも3つでも何か地域の実情があって、温度差があって、何か全体を進めるための例えば障害になったときに、それこそ、この話自体の10年も20年も先のものになってしまうと、これはどうなのかっていうことなんですね。だから、できてまとまっているところをしっかり固めながら進めていくことによって機運を高めていくっていうことも必要なんじゃないでしょうか。そのことを私は申し上げたいので、何か御答弁をいただいて、理解していただけるならば、その方向性もやっぱり視野に入れながら進めていきたいと思いますので、御答弁があればぜひお願いしたいと思います。

○木村文化財保護課長
 そのことにつきましては、全く同意見でございまして、様子を見ながらやっていきたいと思います。

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