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委員会会議録

質問文書

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平成24年6月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 利幸 議員
質疑・質問日:07/04/2012
会派名:自民改革会議


○鈴木(利)委員
 それでは、数点質問させていただきます。
 厚生委員会資料1の3ページの特別会計でございます。母子寡婦福祉資金特別会計、平成23年度と平成24年度の差額が5800万円となっておりますが、その減額の理由を教えていただきたいなと思います。
 それから、この特別会計でございますが、現在、市町にどのように配分されているのか、どのような組織に配分されているのか、教えていただきたいです。

 2点目は、何て日本人は冷たいかなということですが、厚生委員会資料1の19ページの介護人材の確保対策でございます。就職難と言われておりますが、ここの世界はいつも就職はできるかなと、いつもそんな話が私のところにも入ってきます。先ほど6番委員が看護師の話もされておりましたが、介護福祉士も同様でございます。私の先輩の議員が――今は議員ではありませんが、福祉関連の事業をやっており――EPAでフィリピンのほうから介護福祉士――日本語のハードルが高いので看護師は1人も受かりませんが――は相当入ってきております。どこの国の人と言うとフィリピンが多いようですが、フィリピンの人はなぜ優しいのか、キリスト教であるからじゃないかなと私は思っています。それに引きかえ日本人は何て冷たい人間なのかなと私はいつも思いますが、この就業促進事業の成果を少し教えていただきたいなと思っております。
 また、この介護福祉士を使っている経営者は高額の所得をいただいておる方々であると思いますが、通常の皆さんとどのぐらい給与体系が違うのかなと、ある年齢でよろしいので、比較ができる数字がありましたらお願いしたいなと思っております。

 それから、厚生委員会資料1の29ページでございます。エンゼルパワースポット発掘事業、これは未婚化、晩婚化に焦点を絞り、若者の結婚や出産に対する関心の高揚を促すことを目的とのこと。はっきり言って、300万円でもやめていただきたい。事業仕分けで廃止していただきたい、こんなことを公共がやるなと私はそう思います。
 私も都会の女の子をバス1台で連れてきまして、農業青年と一緒に交流したことございますが、今はもう積極的な男子はいないのかなというぐらい、女性のほうが元気のいい人が多いかなということでございますので、こんなことを県が取り上げてやる必要はないかなということでございます。答えは要りません。

 厚生委員会資料1の35ページについてです。ちょっと教えていただきたいんですが、ひとり親家庭在宅就業支援の実施、ここに書いてある「ひとり」というのはどういう意味ですか、教えていただきたい。

 それから厚生委員会資料1の59ページのふじのくに健康長寿プロジェクトの推進の中にある健康寿命日本一とありますが、これはただの長寿じゃないんですか。米印に解説が書いてあるんですが、普通の長寿日本一は私の記憶ですと沖縄県じゃなかったかなと思っております。理由は潮風――ミネラルが豊富に当たるところの人が長生きするのは当たり前の話でございますが、これは違う日本一ですか、教えていただきたいです。

 それから厚生委員会資料1の61ページ、食品の安全確保対策の推進ということでございます。2点ほど質問させていただきます。
 1点目は、信頼度向上対策について、厚生委員会資料1の62ページでございますが、その中に食品の安全と安心に関する情報の提供と公開の推進の中に、ちゃっぴーの食品安全インフォメーション事業ということを書いてありますがこの事業を教えていただきたいと思います。

 それともう1つ、平成24年度予算の中に書いてあったんですが、新規事業のふじのくに地域食育フェア開催事業費です。グランシップで平成25年の2月23日から2月24日に開催するようですが、どのような事業を行うのか、教えていただきたいと思います。

○廣岡こども家庭課長
 私のほうから、まず母子寡婦福祉資金の予算の減額についてお答えいたします。
 平成23年度6億8370万円の当初予算に対して、平成24年度は6億2560万円ということで減額になっておりますが、実は平成23年度2月補正予算におきまして4200万円の減額をしております。最終予算は6億4170万円ということでございました。母子寡婦福祉資金の貸し付けにつきましては、御要望があれば、条件に合うものはなるべくお貸しして、その後またそれを生かした結果で返していただくという制度になってございますので、貸し付けの実績を見ながら、要望があったときに、それに足る予算を用意しておくということで考えております。その見込みが適切かどうかということなどはあると思いますけども、需要を見ながら平成24年度当初予算の編成時において、見込まれる需要額を多目に見込んで予算化した結果でございます。
 それと、それを市町への配分というお話ですが、実はこの資金は申請される方が、市町を通じて県の健康福祉センターに申請を上げていただくということで、その段階で市のほうで条件に合っていれば、申請は受理してそのまま上げてくるものです。このため特に最初からこの市、この町に幾らというような設定はしてございません。

 それからもう1点、ひとり親在宅就労支援の事業の関係でございますが、ひとり親ということは、もちろん委員は御存じだと思いますが、御指摘にもありましたように母子寡婦福祉ということで従来はやってまいりましたが、父子家庭の方々についてもお子さんを養育するため、保育のための保育園への送り迎え、その他等でなかなかフルタイムで普通の御家庭の父親のように長い時間働くことが難しいという例もございまして、従来の母子寡婦の福祉の対象が父子家庭にも一部広がりつつあります。児童扶養手当等についても、父子家庭も対象になっております。
 そのような関係で条件によって、事業によっては母子寡婦を母子に限る場合もございますが、それ以外には一般的にひとり親支援ということで広くとらえておりますので、ひとり親という言葉を使わせていただいております。以上です。

○村松介護福祉課長
 介護人材確保対策の成果についてお答えします。厚生委員会資料1の20ページのほうで説明したいと思います。
 介護職員処遇改善交付金事業ですけれども、介護職員と他業種の賃金格差縮小のための交付金、これが平成23年度は2万3682人に対して、平均で1万7095円ということです。平成22年度につきましては途中からなんですけれども、2万4193人に対して1万5213円というふうになっています。平成24年度の分はまだ集計されていません。
 それから、2番目、3番目はことしの事業で、その次の4番目の働きながら資格を取る、介護職員雇用支援事業です。これに書いてあるとおり、これまでに711名の方の雇用契約が成立しています。内訳は介護士コースが58人、ヘルパー2級等が653人ということです。
 次の5番目、未就労職場定着支援ということで、そこにあるとおり、介護現場で失業者を受け入れる点につながるという形で3カ月の雇用経費、これが60名で、これは昨年度までの実績です。
 7番目は今年度事業、8番目につきましては現任介護職員研修支援、この実績が35人です。
 それから、9番目は今年度事業で10番目ですけれども、経済連携協定の候補者の関係が21名。これ、先ほどもう少し人数が多かったんですけども、この事業を使わないところもあるものですから21名という実績です。
 それからもう1点の質問で、どのぐらい介護人材の給与が低いかという数字ですけども、平成22年度賃金動向基本統計調査によりますと、23年は29万6200円、これは平均年齢が41.3歳、勤続年数が11.9年となってます。これに対しまして、介護施設職員が20万1600万円、平均年齢が37.7歳、勤続年数5.4年、ホームヘルパーにつきましては、19万8700円、平均年齢が44.1歳、勤続年数が5.6年。例えば、平均給与で施設職員と全産業では約10万円の差があるとこの統計では出ています。もっとも、この数字は処遇改善交付金事業を進めるに当たって出した数字ということですが、全体的にその要因としては、男女の就業比率が3対7ということで、介護関係では圧倒的に女性が多いということ。それから、これは平均で計算していますけれども、勤続年数について介護のほうは5年くらい、全産業は11年という統計になっています。それから、介護のほうは非正規の雇用が多いということなどが考えられます。
 報酬が高い人もいるじゃないかという話につきましては、私ども担当としては資料を持っておりません。ただ今回の介護報酬で特別養護老人ホーム等の施設には結構留保があるということは指摘されていまして、それは施設側に言わせると将来に備えての資金であるとのことです。そこについては決着がついてないものですから、それは今後の検討という状況です。以上です。

○柳本健康増進課長
 私からは健康寿命の関係と地域食育フェアの2点についてお答えいたします。
 まず、委員から御質問がありました沖縄県が全国1位ではないかという部分ですが、これは平均寿命のことでございます。男性の全国1位が長野県で79.84歳、これに対しまして静岡県は全国順位第6位で79.35歳となっております。同様に女性の平均寿命の1位は沖縄県で86.88歳、静岡県の女性は16位となりまして86.06歳となります。
 これに対しまして、今回厚生労働省のほうでWHOが生活の質を大事にしたいと、寿命が延びるよりもいかに充実した生活ができる期間があるかと、そちらを重視だということになりまして、今回厚生労働省のほうで国民生活基礎調査の中で、あなたは現在健康上の問題で日常生活に何らかの影響がありますかと対する質問を行いました。それに対して「ない」と回答した方をもとに算定したものがこの健康寿命となります。
 厚生労働省のほうにおきましても、本県でもそうですが、いわゆる平均寿命と健康寿命の差をいかに埋めていくか、いかに健康寿命に回していくかということが大事と考えておりますので、本県ではふじのくに健康長寿プログラムの開発と普及を中心としたふじのくに健康長寿プロジェクトを促進したいと考えております。

 次に、ふじのくに地域食育フェアについてでございます。
 ふじのくに地域食育フェアは、昨年度行いました食育推進全国大会、この成果を受けまして、今年度実施しようというものでございます。食育の中で3つの要素がありまして、食を知る、食をつくる、食を楽しむという部分があるんですが、この知る、つくるという部分で地域の食材を知る、食材のしゅんを知る。また、地域の伝統的な食文化を知る、さらにつくるという意味では、第1次産業の方々から加工の方々、給食の方々、提供する方々が熱心に食育をやっています。
 いわゆる食べ物に対する感謝の気持ち、いただきます、ごちそうさま、そしてもったいないという気持ちを大切にしています。この部分に焦点を当てた地域食育フェアをなぜ2月23日、24日にやるかと言いますと、実はこのときにふじのくに農芸品フェアがグランシップで行われます。これを一緒にやることによって、食を楽しむイベント、こちらは農芸品フェアでやっていただこうと、いろんな方々が、仕事人が提供する料理ですとか、本当に農芸品を買っていったりという部分できますけども、これに私どもの行う食を知る、食をつくるを知っていただくイベントを加えて、静岡県の地域の食材、食文化を広く県民に知らせたいと考えております。以上です。

○梨衛生課長
 ちゃっぴーの食品安全インフォメーション事業についてお答えいたします。
 今まで食の安全に対する県民の信頼度を向上させるために、各保健所単位ぐらいでタウンミーティングとか――意見交換会という集会みたいな制度なんですけれども――その中でいろいろ新しい情報等お流ししてきたところなんですけれども、なかなか人数的にも少ないというのがあります。
 それから、県のホームページにも最新情報を常に掲載するようにしておりますけど、それもなかなかインターネット自体を使えない方もいらっしゃるということもあります。
 このため昨年11月からですが県内の大型店舗、大型のスーパーの御協力を得て、週1回程度新しい情報をうちからお流しして、大体B4サイズの掲示板を玄関と入り口等に設置して情報を掲示していていただくということをやりました。この情報を今までそういうことに触れることがなかった方にも見ていただこうということです。それで、少しでも県民の皆様の食に対する安心を向上させていこうという制度を始めました。
 昨年度は165カ所に設置の協力が得られまして、情報提供回数が14回、今年度中には新たに378施設、50回以上の情報提供を目指しております。ちなみに、今まで流した情報ですと、昨年は放射能の問題もございましたので、農産物の放射能検査の結果とか、ノロウイルスが問題になりますので食中毒などの予防法とか、それから、一番新しいものですと、牛の生食用のレバーの禁止の問題等をお流ししております。以上でございます。

○鈴木(利)委員
 ありがとうございました。
 母子寡婦福祉資金の特別会計についてはわかりました。

 ひとり親についてもわかりました。ありがとうございます。

 介護人材の確保の対策は、やはりなかなかきつい仕事ということで、若い人が就労してもやめてしまうし、外国人に頼らなければならないところかなと思います。私も実は先輩と一緒にフィリピンへ渡って、そのEPAも関係して何名か入れたのを知っておりますが、やはり日本人は日本人が見るべきじゃないかなと思っております。私の感想でございますので、これはこれとしてよしにします。

 それから、ふじのくに健康長寿プロジェクト、わかりました。平均寿命じゃないということがわかりました。

 それから、ふじのくに地域食育フェアのことでございますが、これはやっぱり生産者と消費者がやっていかなければいけないし、本当は食べる人が理解を示していただかなければいけないかなと思っております。いい事業かなと思っておりますが、農芸品という名前は大嫌いでございます。

 それと、作物は栄養供給が一番でございますので、皆さんはどういうふうに考えておりますか、皆さんはロリコン作物を知ってますか、知らないでしょうか。水耕栽培をやっておりますとどうなりますか、知ってますか、知らないでしょう。
 そういうことも、しっかり栄養をとるということでございますので、今ロリコン作物を食べて、やっぱりロリコンになってるやつが多いんじゃないかというデータもあるようでございますので、ぜひとも栄養をとるという感覚でやっていただきたいなと思っております。
 今は夏ですので体を冷やす作物、スイカ、ナス、キュウリ、そのような作物でございます。こういうこともしっかり食文化でございますので、やっていただきたいなと思っております。
 先日、知事が有機栽培の知識が豊富だと思って質問をがんがんしたら黙っておりました。あんまり知らないなと思いました。
 それから後、食品の安全確保のちゃっぴーの話もございましたが、もっともっと広めていただきたいなと思います。以上で終わります。ありがとうございました。

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