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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:植田 徹 議員
質疑・質問日:03/08/2012
会派名:自民改革会議


○植田委員
 最後に皆さん、御苦労さまです。
 実はきょう、説明をされているこの皆さんの中に、この3月31日をもって退職をされるという方が2名おられると。その方が経営管理部理事の営繕担当の西谷さんと、営繕工事課長の鈴木さん、この2名が退職をされるということでございます。この御両人は、我が静岡県行政あるいは県政の発展のために多大な御貢献をいただき、そのことに対しまして深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第であります。つきましては、3月31日で退職をされるわけですけども、この上は健康に留意をされて、なお一層我が静岡県のために御尽力を賜りますようにお願いを申し上げる次第であります。
 そして、今回この3月31日をもってこの県庁を去るに当たって、我が静岡県行政に対しまして何か御所見あるいは後輩に託す言葉等ございましたら承りたいと思います。よろしくお願いします。

○西谷経営管理部理事(営繕担当)
 退職ということでございますけども、私、生まれが昭和26年でございまして、生まれた当時の男性の平均寿命、ちょっと定かじゃないんですけども、たしか59歳というふうに記憶をしております。現在60歳ということでございまして、生まれた当時の平均寿命を超えてしまいました。こうして健康に退職を迎えられるということにつきましては、職場の皆様や家族の支えに深く感謝をしているところでございます。
 私は建築の技術職員として県に昭和49年採用になりました。当時は高度経済成長の真っただ中でございまして、県の施設、学校だとか庁舎関係も本当にどんどんつくられていくという時代でございました。しかし、現在、こういった経過を踏まえて、県施設についても1,400施設というようなことでございまして、東京ドーム約90個分に相当するストックを現在抱えているということでございます。これから、このストックをどれだけ長もちをさせていくかが課題であると考えております。
 私は営繕担当ということでございまして、営繕は新しいものをつくるだけではなくて、修繕をしていくということも私どもの業務の大きな柱でございます。建設後30年以上経過した建築物の割合というのが、今4割ということでございまして、今後、老朽化に伴って修繕コストもどんどんふえていくのではないかなというふうに思っております。こういったことから、営繕では使用している施設につきまして、痛みぐあいがどうなるかと。人間と同じように人間ドックを受けているわけでございますので、そういったことを定期的な、その建物につきましても診断をやろうということで、職員を動員して診断をし、そしてその結果をカルテに残して、施設管理者に内容について説明をしていくということでございまして、できるだけ傷が大きくならない早目の修繕の対応ということでお願いをして、大切にして施設を使っていただくような形をとっております。
 こうした業務でございますけども、これから全庁的なファシリティマネジメントの取り組み、こういったものと連携をしていきますとますますふえていくのかなというように思っておりますので、営繕の後輩の皆さんにはぜひとも主体的に取り組んでいただきまして、修繕コストの縮減と施設の長寿命化、これにつなげていただきたいなというふうに思っております。
 4月からは一県民の立場として県の仕事の応援をしていきたいというふうに思っております。最後にこのような機会を与えていただきまして、まことにありがとうございます。(拍手)

○鈴木営繕工事課長
 私も今、理事がお話ししたように同期でございまして、昭和49年に採用されております。38年間、建築公務員として働いてまいりました。その間、建築住宅営繕というふうなことだけでなく、民生関係、防災関係、その他建築技術屋が1人でやるという職場も経験いたしました。それぞれ先輩や同僚たち、おのおの支えてくれたというか助けていただきまして、充実した楽しい公務員生活を送れたと思っています。思えば仕事の面でございますけども、県営住宅団地とか、先ほど来名前が出ておりますけども、三ケ日青年の家とか、それから警察本部の清水分庁舎とか、その辺の施設整備に携わってまいりました。そのおかげで多くの建築知識を得たと感謝しています。特に県有施設の耐震改修でございますけども、昭和50年代からこの年まで携わってきたと。
 そんなことで今年度、一応耐震が終わると、すべて終わると、そのようなことでございまして、何となく達成感を感じるというんですか、運命というとおかしいんですけども、そんなことも感じております。
 県職員としての建築公務員の業務でありますけども、私が採用されたときの業務内容とは大分違っております。例えば、建築行政では主な業務だったんですけども、建築確認とか検査、これが民間の方に解放されました。それから、当然、営繕業務につきましても、先ほど理事がお話ししたように、新設よりも既存の建物を利用すると、そのようなことから修繕関係、改修関係が多くなってくると。今後とも多分多くなってくるだろうと、そのように予想しています。そうはいっても建築公務員でありますから、建築技術者です。まず建築物にかかわる法令、それから建築技術に関する知識等、そういうものが必要であります。特に営繕業務でございますけども、税金でつくっていると、それから県民の財産であると、そんなような県有建物を整備していますので、当然、建物の品質の確保や利用者にとっては扱いやすさ、また省エネ等環境に配慮するなど、健康である施設であるべきだろうとそのように考えています。そのために建築の設計とか工事管理については、建築の技術力が必要であります。営繕では技術力の向上については、実際は建物をつくりながら、その過程で学びながら経験を積んでいくと、そういうことが非常に重要であります。ただ、現在、現状でありますけども、時間とか、それから新築の経験の機会が少ないと、そんなようなことでなかなか思うようにいきません。経験不足は研修等でカバーしていますけども、最終的には自己研さんしかないだろうとこのように思っています。後輩には頑張っていただきたいというふうに思っております。
 このように建築技術の習得や向上については、これから今後、若い人の課題であろうと認識します。本日はこのような機会をいただきましてありがとうございました。(拍手)

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