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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:10/08/2014
会派名:ふじのくに県議団


○林委員
 それでは、一括方式で質問させていただきます。
 最初に、質問ではないんですけれども、台風18号で所管の文化財、関係施設等に被害があったかどうかということで、答えるときにこの辺の話もお願いします。

 それから、議案第135号の伊豆半島ジオパーク推進事業費800万円であります。このうち誘導看板が10カ所で200万円、国際県民学術会議の事務費で400万円、広域ツアールートの設定で200万円ということでありますけれども、この誘導看板というのはどういう内容になるのか。表示の中身は幹線道路上10カ所ということでありますけれども、1カ所20万円と計算しますと10カ所ですから、多いか少ないかわかりませんけれども、この辺の内容についてお伺いします。
 それから、広域ツアールート設定に200万円ということでありますけれども、具体的にはいくつのルートを想定しているのか。また住民がこのルートでいいのかどうかと、こういう検証をするのだと思いますけれども、具体的な中身について教えていただきたい。
 それから、県民学術会議の規模は何名ぐらいなのか、費用の400万円の使い道の内容について質問します。

 次に、報告第31号と第32号。
 これは公立大学法人の平成25事業年度の業務実績評価ということであります。このうち静岡県公立大学法人評価委員のメンバーを見ますと、金融界、学者――大学の先生2人、公認会計士、企業経営者で5人ということになっていますけど、このメンバー選定の方法について教えていただきたい。

 それから、静岡県立大学と静岡文化芸術大学に共通していますけど、この事業評価の中に地域貢献とありまして、中身を資料で見ますと、地震関係あるいは避難等のマニュアルの作成に加わったということで載っています。もちろん地震・津波の関係も地域貢献として大事なことでありますが、それ以外の地元への貢献があるのかどうか、この辺がわかれば教えていただきたいなと。

 それから、静岡県立大学について先ほども助産師の関係の話が出ましたけれども、特に国家試験である薬剤師、管理栄養士等の合格率が低下しているということであります。看護学研究科が定員割れしているということも、評価の中の課題としては入っていますけれども、この辺について、原因がわかれば教えていただきたいと思います。以上です。

○掛澤観光政策課長
 ジオパークの予算のことです。
 まず誘導看板ですけれども、これはジオサイトの所在を明らかにし、遠方からのお客様を的確に誘導できるように、国道等の主要幹線上に現在あります誘導標識にピクトグラムという絵での表示を県が主体となって10カ所整備を行うものです。
 設置箇所は、具体的にはジオサイトに至る国道等の分岐部が現在52カ所ほどあるんですけれども、このうち主要10カ所をジオパーク推進協議会と調整の上で選定しまして、このピクトグラムの掲出を行っていきます。分岐部からジオサイトに至る県道、市町道での誘導標識の設置、あるいは到着地での標識の設置については市町にお願いいたしまして、今年度から県の観光施設整備事業費補助金を利用して整備をしていただくということでございます。
 それから、世界ジオパーク関係者等を招聘した国際県民学術会議の開催に関してです。
 これは、日本ジオパーク委員会から世界ジオパークネットワークへの加盟の推薦を受けたわけですけれども、その中で指摘された世界へ向けた伊豆半島の貢献の明確化という課題に対応して実施するものです。具体的には、世界ジオパークネットワーク委員や日本ジオパーク委員の講演会、研究者の報告、伊豆総合高校等の地元の高校生やジオガイドの活動等について報告を行っていただくほか、パネルディスカッションあるいは現地の見学会を行うものです。
 効果としては、世界ジオパーク関係者へ伊豆半島の存在感をPRする、さらには地域全体の一体感の醸成に努めていくということでございます。
 それから、この国際県民学術会議の内容ですけれども、委託料として合計400万円です。講師謝金、旅費等で111万2000円、会場関係費が127万2000円、会議資料作成費が80万円、残余が現地見学会のバス代等でございます。
 それと広域ツアールートの設定ですけれども、これはお話のとおり、住民の皆さんに複数の市町にまたがるツアールートを実際に見て回って検証していただいて、さらによりよいツアールートにしていただくということを考えているもので、伊豆の一体感を醸成するためのものでございます。現在考えておりますツアールートは4種類で、このようになるかは未定ですが、例えば伊豆石のある風景として大型火山と築城石というテーマで伊東市、東伊豆町、河津町。あるいは海底火山と蔵のある街並みというテーマで下田市、南伊豆町、松崎町、西伊豆町等を含めたもの。その他は水の恵みというテーマで、湧水やおいしい食べ物等いろいろあるわけですけれども、熱海市、三島市、伊豆市、伊豆の国市、沼津市。このようにテーマを決めまして、複数の市町のジオサイトをつなぎまして、コースをつくっていきたいと考えております。以上でございます。

○木大学課長
 まず、静岡県公立大学法人評価委員会のメンバーのことでございますが、評価委員会におきましては5名の方が就任されております。先ほどお話がありましたように、県民目線で評価をするということでありまして、企業の経営的な視点からの企業経営者。それからそもそも大学ですので、学術のということで大学教員等の経験者――この資料にあります長谷川委員におかれましては、元大学の教授でございますけれども、以前、静岡高校の教頭をやっておりまして、大学の評価におきましても、高校からの目線も必要かということで入っています。また白鳥委員につきましては、公認会計士――経理の専門家というような視点でメンバーに入っています。幅広く県民目線で評価をいただくために、それぞれの特徴を生かした分野からの委員を選任しているというところでございます。

 続きまして、地域貢献のお話でございます。
 最近の大学におきましては、地域との連携が非常に重要なテーマになっております。具体的な例でいきますと、静岡県立大学におきましては、薬学部など学部の特性を生かした企業との共同研究といった地域貢献等を行っております。それ以外にも公開講座、社会人講座や県民の日の地域開放等、いろんな形で地域貢献を行っているところでございます。
 静岡文化芸術大学におきましては、浜松市と包括連携協定を結び、また組織の中に地域連携室を設け、今後、地域連携を進めていく体制をとっているところでございます。また新聞報道にありましたが、静岡県立大学におきましてはCOC――センター・オブ・コミュニティーといいまして、国からの助成金を受けて、健康長寿といった視点で地域の核となるような人材の育成に励んでいくといったことを考えているところでございます。

 次に、評価における国家試験の合格率、助産師の養成率、管理栄養士の合格率の減少というところでございます。
 薬剤師国家試験の合格率につきましては、目標として国公立大学の上位5位以内を目指すところだったんですが、結果としては11位となりました。そういったことから、より一層の努力が必要だと考えております。
 対策としては、地道ですけれども特に成績下位の者に特別な試験対策をするとか、そういったことを考えております。管理栄養士も同じ国家試験ですが、こちらの合格率も最近は若干落ちています。しかし、もともとの受験者が28名で、このうち2名が落ちまして、結果として92%ということになるものですから、ちょっと厳しいなという感じもします。100%のときもありましたし、静岡県立大学におきましては、国家試験の取得率というのは非常に大きな長所でありますので、こちらも特に成績下位の者に特別な指導をするとか、そういったことで国家試験の取得率を上げようと考えております。
 それから、助産師の養成数ですが、10名ぐらいを目標にしているんですけれども、最近は5名程度の数字になっております。基本的には少子化の影響で、まず実習場所がなかなか見つからないと。そのため、地道に県内の病院やOBとかに働きかけて、研修先を確保することで養成数の増加を図っていきたいと考えているところでございます。以上でございます。

○林委員
 まず、ジオパークの関係です。
 看板については、来年世界ジオパークネットワークに加盟できれば一番いいわけですけれど、世界ジオパークに加盟しても、看板そのものはそのまま使えるという解釈でいいのかどうか。
 それと、広域ツアールートも同様に、今は日本ジオパークの認定ですから、世界になったとしても、このルートとしては変わらないという解釈でいいかどうかということ。その点をお伺いします。

 それから、公立大学法人の評価についてでありますけども、これは我々にも中期目標がどのような内容かということで、事前に資料としてはいただいています。この結果は既に県民に公表されているのかどうか。

 それから、この評価委員の任期について、もう一度確認させていただきます。よろしくお願いします。

○掛澤観光政策課長
 まず、ジオパークでございますが、誘導看板は世界ジオパークネットワークに加盟してもそのまま使えるかということですけども、もちろんそのまま使えるものでございます。
 それから広域ツアールートの話ですけれども、こちらも複数の市町を回るルートというのは大変大事だと思っておりますので、これはそのまま世界ジオパークになっても使えるというより、むしろ加盟させてもらうためにはつくらなきゃいけないということでございます。そのまま使います。

 それから、委員長、済みません。先ほど答弁漏れがございました。台風関係の御報告をさせていただきます。
 10月8日8時半現在ですけれども、台風18号による被害について、35市町のうち6市町から報告をいただいております。そのうち、被害があったのが2カ所ございます。西伊豆町の沢田公園の露天風呂棟が――こちらは木造平屋建てで、11平米ほどのものですけれども――全壊という報告をいただいております。それから藤枝市の玉露の里。こちらは遊歩道の被災が2カ所と茶室の一部が破損。側溝が埋まってしまった、庭園内の倒木が5本あったという報告を受けております。
 申しわけございませんでした。以上でございます。

○木大学課長
 評価結果については、もちろん公表させていただきまして、大学でもホームページ等に記載して、大学に興味のある方が見られるような形になっております。

 評価委員の任期につきましては、2年となっております。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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