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委員会会議録

質問文書

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平成28年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:07/11/2016
会派名:自民改革会議


○天野(進)委員
 この文教警察委員会、久しぶりになります。私が初めてこの文教警察委員になったのは、恐らく昭和40年代だと思っております。大変に古い。その時代の私たち静岡の地域における暴力団の存在というのは、十分に日ごろ見ることがありました。町なかへ夜出れば、そこには暴力団組織の人間というものを常に見ることができました。
 しかし、今この10年間の重要犯罪の認知件数においても大幅な減少を見て、それは警察の皆さんの日ごろの努力が功を奏したと思っております。その数字を見たときに確かに変わったということを私は感じたところでありまして皆様方に敬意を表するところであります。
 さて、そういう中で暴力団組織というのは一体この静岡ではどのような変化を見ているのか、少し教えていただければ。先ほど中澤委員が質問しましたけれども清水の地域は大変に静岡県の暴力団組織のメッカでございました。それも最近消えてきたようでありますけれども、含めてこの流れというものを一度教えていただければと思っております。

 次に、これは自分自身の勉強のためでありますけれども、先ほど来、交通違反の問題が出ております。この交通違反の罰則金というのは一体どういう形でどうなっていってるのか。確かにこれは全国で集められて、昔は都道府県の道路の長さによって決められたと聞いておりましたけれども、その辺のことについてはどうなってるのか、ちょっと後学のために教えていただきたいと思います。

 そして、次に1つ、これは本部長の意見を聞きたいと思います。実は全国の都道府県で今いわゆる弁護士という人間を百数十人、各自治体で雇用しております。恐らく警察においても弁護士があったら私は大変に好都合だろうと思っております。幸いなるかな不幸なるかな、弁護士は今余っております。私は県警に専任の弁護士がいても差し支えないし、またそういう時代だろうとも思っております。
 最後に、先ほど本部長が丁寧にお話をいただきました。最初の委員会だからこそでしょうけれども背広、ネクタイ、大変に私はその姿勢に好感を抱いたところであります。真摯な姿勢を持ってどうぞこれから1年間、我が静岡県の警察のために頑張っていただきたいとお願いをいたします。以上です。

○鎌田刑事部組織犯罪対策局長
 静岡県内の暴力団情勢について、かいつまんでお話をしたいと思います。
 まず、日本最大の暴力団と言われております六代目山口組――兵庫県が本拠地になりますが――ここに司忍と呼ばれる一番トップの親分がいます。その親分から直接杯を受けている直系組織と言われる組織が静岡県内には6団体あります。ほかの県と比べ、もともと関西の組織ですから、それ以外だとかなり多いほうになります。
 その6組織の中には、先ほど2番委員からお話のあった清水次郎長の流れをくんでいると称する六代目清水一家があります。
 これ以外にも、関東圏が重立った活動地域になる稲川会も同じように組織のトップから直接の杯を受けている二次団体が3つあります。
 ですから、静岡県は西から東からそれぞれ進出している県になります。
 これ以外にも、山口組は昨年8月に神戸山口組とに分裂いたしましたが、これの直系組織は県内にはありませんが言うなれば孫組織――三次組織というのが三島市内に1つありまして多少の組員がおります。幸いのところ、情勢としましてはこの山口組の分裂の対立抗争に直接そうであるかというふうな感じで見られる事件は今のところありませんが、ことし2月に三島市内で先ほど言いました分裂した側の車が燃やされるという事案がありました。これについて対立抗争のおそれありということで、本部長以下の取り締まり体制をつくって懸命に捜査をし、なおかつ一般市民が被害を受けるような事案が起きないように警戒を強めているところであります。

○山城総務部参事官
 交通反則金の処理についてお答えいたします。
 交通反則金は一旦全て国庫に入り、道路の延長や事故等を勘案して国から県と市町に交付されております。

○武村警務部参事官兼首席監察官
 弁護士の先生の関係についてお答えします。
 最近における訴訟事案の増加、職務執行をめぐる法的擬律判断等の複雑化、困難化、綿密化等に的確に対応するため訴訟事案に発展する恐れが認められた段階から訴訟事務知識を有する弁護士の先生の専門的知識と豊富な経験に基づくアドバイスを受けて対応するために、平成10年から顧問弁護士制度を県と同じように採用させていただいて、警察本部長から委任をさせていただいて先生をお願いしているところでございます。

○天野(進)委員
 今、弁護士の問題ですけれども、顧問という表現がありましたね。顧問というのは事案が起きたときには直接弁護士に相談するんでしょうけれども、顧問弁護士は自分の職務を持っております。そういう意味で案外実は役所、私たち静岡市なんかでも使いにくいんですよね。余りにも。
 ですから、いわゆる職員として自分たちと一緒になって働いていただけるそういう弁護士が必要だということで、ここ数年の間に一気にふえてきたように思います。静岡県でも私は考えるべきことだろうなと思っておりますけれども、そんな思いの中で申し上げたところであります。

 大変に警察の皆さんの努力によって、この町は静かになってきました。大変にいい傾向だなと思っておりますけれども、どうぞさらにこれからも頑張っていただきたいと思っております。以上で終わります。

○田中総務部長
 2点ほどお答え申し上げたいと思っております。
 まず、9番委員にお答えを申し上げます。
 若干ちょっと時間をとりましたけれども、我が業界におきまして自転車を持っているのはどこかと言うと、基本的には交番でございます。この台数をはかるのに時間がかかってましたが450台。TSマークがついてるかついてないかというのは購入時に全てつけてございます。更新もしております。9番委員が御信頼していただいたとおりと思っております。

 もう1つは、この自転車安全整備制度――TSマークといいますのは自転車安全整備士、例えば何とか自転車店の安全整備士と購入者、あるいは子供さんであればお父さんでありましたりお母さん――保護者と安全整備士との間で結ばれる制度です。警察はそこでどう介入するかと言うと、こういうものがありますから保険として入っておいたほうがいいですよと加入を促進することを言うような立場でしか今のところはない。例えば自転車購入のときに警察に何か許可を求めてっていうのは、加入しなさいよっていうことは言えるかもしれない。
 ただ、我々とすれば自転車屋さんに事前に来たらいろんな防犯活動があったり自転車屋さんとの接触もありますので、ぜひともお勧めいただいたらどうですかっていうようなことはお願いすることはできる。
 したがいまして、少なくとも我々の自転車は入ってございますし更新もされているということが1つ。
 もう1つは、だから我々が普通の方々にお願いしてどうですかっていう個々の対応ではなくて、あくまでも自転車屋さんと購入者の間の話なもんですから、保険としていかがでしょう、その保険が幾らかと言いますと傷害保険で搭乗者100万円でありますとか賠償責任だと今度は相手が亡くなっちゃったら5000万円でありますとか1000万円でありますと、そういうようなことは承知している状況でございます。その辺の御理解をひとつお願いを申し上げます。

 それと、先ほどの災害救助犬の話でございます。確かに支援の形でございます。通常の警察犬は3時間まで5000円、それからさらに1時間とか30分1000円とかっていうような単位で、これは全部国費でございます。
 警察犬を連れていくには自分のガソリンも使うでしょうし、自分の車も使うでしょうし、向こうに行ってから宿泊もするでしょうし、犬の餌もあるでしょうし、汚物の処理もあるでしょうし、いろんな経費がかかると思います。それは6番委員や9番委員のおっしゃるとおりで、それをいかにやるかと言うと、本県警察だけの話じゃなくて例えば東北でもありますし、九州でもあります。いろんなところであるのかもしれません。やっぱり国とちょっと相談をしながらほかの県の動きも見ながら、じゃあ一括全部県費でいくのか、警察犬は国費なのにそれだけ県費でいくのかって、そういう話でもないような気がします。だからバランスよく考えながら、まことに申しわけない話我々の認識もそうなんですけど災害救助犬は阪神大震災のときにもひょっとしたら出てたのかもしれない。ひょっとしたらです。わかりませんが。だからまだちょっと緒についたっていう、そういう認識でございます。だから今後そういう形でぐっと進むのかなと思っております。
 ですから、支援を全くしないという話じゃなくて、今後その形の話が動いていくと。だから静岡県だけ頭出して前行くかっていう話でもない。その辺の御理解をぜひお願い申し上げたいと思ってございます。

○宮城委員長
 質問等も出尽くしたようですので、このあたりで公安委員会関係の質問等を終了することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 異議なしと認め、公安委員会関係の質問等を一応終わります。

 なお、付託議案の採決につきましては教育委員会関係の審査終了後に行いますので、御承知おき願います。

 これをもって、公安委員会関係の審査は一応終了しました。
 ここでしばらく休憩とします。
 再開は15時25分とします。

( 休 憩 )

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