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委員会会議録
質問文書
令和２年２月定例会産業委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 曳田 卓 議員 |
| 質疑・質問日： | 02/20/2020 |
| 会派名： | ふじのくに県民クラブ |
○曳田委員
二、三わからない点があるので一問一答方式で質問します。
まず、産業委員会説明資料２ページの災害からの復旧・復興と安全・安心の確保のうち、一般公共事業費の農業地域生産力強化整備事業費と造林事業費が災害からの復旧・復興と安全・安心の確保に載っていて、経済の下振れリスクを乗り越えるための重点支援として一般公共事業費の中で県営基幹農業用水利施設機能保全向上対策事業費と造林事業費が載っています。同じ文言なんですが、中身は何か違うのか教えていただけますか。
○佐藤農地保全課長
８番委員にお答えいたします。
農業地域生産力強化整備事業のうち、災害からの復旧・復興と安全・安心の確保に関する事業について御説明します。
主に、３ページの農業地域生産力強化整備事業では農業経営体の育成確保や生産性の向上等が見込まれる地域において、農業生産基盤や農業水利施設の整備などを実施していますが、２ページでは自然的、社会的要因で発生した農業用施設等の機能回復や災害の未然防止を図るための整備等も進めていて、今回の補正予算では特に混在化している地域において農業水利施設の安全対策を緊急的に推進するため、農業用用排水路の危険箇所の把握やガードパイプなどの安全施設の整備を実施し、近年社会問題化している農業水利施設等への転落事故を防止して農村地域の安全・安心を確保するものです。
○小池森林整備課長
造林事業についてお答えいたします。
造林事業は、人工造林から下刈りや間伐といった森林の手入れをするため林業経営体などに対して助成する事業です。今回の補正については国の予算づけのうち、防災・減災対策という特別な枠組みの中で(2)に計上している715万円が特に予算づけされました。
これは昨年の台風15号による伊東市八幡野地区の風倒木の処理とその後の植栽を予定している事業費です。
○曳田委員
片方は災害による被害の復旧で、片方は通常の基盤整備と理解していいわけですね。
もう１つ確認したいのは、農業経営体等の育成確保が見込まれる地域を対象としたとのことですが大体どの辺を指すんですか。
○田保農地整備課長
農業地域生産力強化整備事業の地域についてお答えいたします。
今回の国の補正予算はＴＰＰ等関連政策大綱によるもので、補正予算を受ける地域は農地中間管理事業の重点区域とする必要があります。このため県内の農業農村整備を実施している地区において担い手への農地集積を図り、生産性の向上を図る地域を農地中間管理事業の重点区域の対象としています。
○曳田委員
では、県内東中西全域と理解していいわけですね。とにかくこういう予算が通るからには、なるべくそれに沿った事業を進めていただきたいと思います。
もう１点だけ、３ページと４ページの繰越明許の件で伺います。全部文言を読み通してみると、計画設計に関する諸条件の調整に日程を要したとあります。このことはちょっと後で聞きたいんですけれども、国の予算が決まるまでおくれるのはわかります。それから用地交渉もわかります。ただ異口同音に計画設計に関するとあり、基本的に計画はもうできているわけです。これに関する予算とか調整はどういうところがかかるんですかね。いつも不思議に思うんだけれど。
○田保農地整備課長
繰越明許費の計画設計に関する諸条件の調整の内容について、お答えいたします。
今年度の繰り越しについては、まず台風15号、19号により災害が発生し、災害対応を優先させたことにより、その地域の業務委託の遅延、またその前年度の西日本豪雨により復旧事業において資機材の不足が発生しています。そのため事業実施区域の計画や設計に関する諸条件に不測の日数を要したため、繰り越しに上程させていただいています。
○曳田委員
その説明を聞けばああなるほどと思うんですけれども、この文言だけを見るとどうしても先議をしなきゃならん大事な事業なのに何でこういう場面に予算が出てくるのか非常に奇異に感じるので、もしできるならば１行でもいいからその文言を入れていただいたほうが我々も理解できると思います。ぜひ一刻も早く事業が完了するよう皆さん方御努力していただきたいと思います。
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