ここから本文です。
委員会会議録
質問文書
令和３年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 木内 満 議員 |
| 質疑・質問日： | 11/08/2021 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○木内委員
それでは、一括質問方式で質疑いたします。
まず、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書24ページ、サイバー犯罪捜査体制の強化のための人材育成の推進で、民間研修派遣を令和２年度中に民間企業４社に延べ64人の捜査員を派遣したとありますが、どういった企業にどういった職員をどのくらい派遣してどんな効果があったのか等々教えていただければと思います。
続いて、説明資料56ページの警察本部企画調整費です。
警察施策推進に必要な調査等に要した経費で、個別事業の中で説明されていない調査をその都度タイムリーに行ったのかなと思っていますが、使用した調査費の内容について執行額の内訳を教えていただければと思います。よろしくお願いします。
○成宮生活安全企画課長
サイバー犯罪捜査体制強化のための民間企業への派遣研修についてお答えいたします。
研修先の企業につきましては、令和２年度中は最先端の情報通信技術及び知見を有する三島市内所在の株式会社ジオロケーションテクノロジー、東京都内所在の株式会社ラック、株式会社サイバーディフェンス研究所、一般財団法人日本サイバー犯罪対策センターに延べ64人を派遣しております。
派遣する捜査員の条件につきましては、本研修は警察組織全体のサイバー空間の脅威への対処能力の底上げ及び専門捜査員の育成を目的としておりますので、経験の浅い者から高度な知識を有する者まで研修レベルに応じた捜査員を選定し派遣しております。捜査員にも常に最新の知識や技術の習得が求められますので、現在も民間の研修派遣は継続実施しております。
○大村総務部参事官
令和２年度に執行した警察本部企画調整費の約680万円の使途及び内訳について御説明いたします。
１点目は、オンラインを活用した採用説明会の効果検証で148万円余を執行しています。
２点目としましては、テレビＣＭを活用した特殊詐欺被害防止広報の効果検証で400万円を執行しております。
３点目は、児童を被害者等とする事案に係る協同面接の手法に関する調査研究に28万円余を執行しています。
４点目として、画像立体化捜査手法に関する調査研究に102万円余の４件に支出しております。
○木内委員
特殊詐欺被害防止ＣＭで400万円ということで、私残念ながらあまりテレビを見られていないのですが、どんな内容のＣＭを打ってどのくらいの反響や効果が見込めたのか教えていただけたらと思います。
また、オンラインを活用した採用説明会について具体的に教えていただければと思います。よろしくお願いします。
○成宮生活安全企画課長
特殊詐欺被害防止ＣＭの内容についてお答えします。
コロナ禍において県民に対する非接触型による広域かつ画一的な広報を行うために、警察本部企画調整費によってＣＭ動画の制作及び放映を委託しＣＭを２本制作しました。１本目はアポ電強盗編としてサギ電話は特殊詐欺や強盗に発展することについて危機意識を醸成する内容、２本目は留守電対策編として常時留守番電話設定にすることで知らない電話には絶対に出ないと呼びかける内容となります。両ＣＭともしずおか関所作戦の広報大使であります地元タレントの久保ひとみさんに出演していただきました。
効果検証の結果については、ＣＭ放映前３か月と放映後３か月を比べてみますと１月平均で特殊詐欺被害件数が22.3％、サギ電話受理件数についても44.2％減少し、一定の効果が認められております。
また、県民に対するアンケートを実施したところ、ＣＭを視聴した回答者のうち危機意識が高まったといった回答が約９割近く占めたほか今後もテレビＣＭ効果も必要と回答していただいた方が９割を超えるなど、ＣＭの高い伝達力が特殊詐欺被害防止に向けた機運醸成に効果が認められたと思っております。これらの検証結果等によって令和３年度は特殊詐欺被害防止推進事業費として予算化されております。
○水嶋警務課長
オンラインを活用した採用説明会についてお答えいたします。
県警察では、警察官の募集活動を推進するに当たり新型コロナウイルス感染症の影響により対面による採用説明会やオープンキャンパスの開催が困難な状況にあったことから、これに代わる新たな手法としてオンラインによる採用説明会を企画し機材等のリース及び動画制作の委託を行ったものであります。
お問い合わせ
〒420-8601 静岡県静岡市葵区追手町9番6号 電話番号(県庁案内)：054-221-2455
Copyright © Shizuoka Prefecture. All Rights Reserved.