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委員会会議録

質問文書

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平成25年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:10/30/2013
会派名:自民改革会議


○天野(一)委員
 2点質問したいと思います。
 人権教育に関する校内研修を実施した学校が、63.7%から87%にふえているわけです。このことについて、大変よかったと思うんです。だけれども、研修実施の数値は上がっているけれども、いじめ、暴力、そして人権に関する問題は、平成24年度実績はどうなっているのか。学校の中のいじめとか暴力とかというものがなくなっているのかどうなのか、その点についてまず伺いたい。

 次に、不登校の問題について。
 平成24年度の不登校生徒数については集計中と、説明書には書いてあります。平成23年度で小中学校は約3,700人、高校で約1,100人と大変な数の子供たちが不登校となっている事実をどう捉えるか。きめ細かな指導をしているというけれども、不登校の子供たちの数が減っているのかどうなのか、現状についてお伺いしたいと思います。

○輿水学校教育課長
 いじめと不登校について、お答えいたします。
 まずいじめについてです。昨年度、いじめ対応マニュアルを作成いたしましたが、その中にも、人権の尊重を学校教育の中にということでうたわせていただきました。子供みずからがいじめ等、人権意識を持ってルールづくりから始めて話し合う場をつくるということが一番重要であると考えまして、平成25年1月から3月までの3カ月の間に、子供みずからがいじめをなくすための話し合いを企画し、実施した事例の報告は、小学校が593事例、中学校が326事例ありました。教育の場では、教師が上から下へ与えるのではなくて、子供たち同士が互いに相手の気持ちを尊重し合う場を、これからも大事にしていきたいと考えております。

 2点目の不登校ですが、平成24年度のデータが集計中となっておりますのは、文部科学省のデータをここへ掲載する予定でしたが、今年度文科省のデータ発表がおくれており、今回、数字として挙げることができませんでした。件数については残念ながら、いじめ等問題行動も含めますと、やはり数値がふえていると捉えております。
 不登校の児童生徒数は横ばいの状況でありますので、昨年度まで不登校であった子供たちは、進級しましても、かなりのパーセントで不登校の事情を抱えてということになります。いじめの問題について、99.8%の中学校、99.7%の小学校が必死になって取り組んでおります。
 複雑化している問題の中でも、80.5%の小学校で成果を出しており、中学校でも59%という解消率を見ておりますので、いじめも不登校も、現場の教員は必死で取り組んでいると。そして、子供たち同士で一つ一つ問題の解決が図られるような人間関係づくりの場を大切にしていると考えております。以上です。

○天野(一)委員
 今、現状についてお話があったわけですけども、不登校の子供たちに対して先生方が必死になって取り組んでいるけども、なかなか難しいという現状です。現状の対応だけでは解消できないとするならば、もっと違った対応の仕方を検討する考えはあるでしょうか。
 今、不登校で学校に行ってない子供が県下にたくさんいるわけですね。その子供たちは、放置されている可能性もあるわけです。そのことについて、本当にどうしたらいいのかということを、教育委員会としてはもっと積極的にプロジェクトチームなりを立ち上げ、どうしたらいいかということを考えなければと思います。このままではどんどんふえていって、学校の中で起きている問題ではなく、もっと大きな社会的問題になるのではないかと思います。その点について教育長はどういう所見をお持ちか、お伺いしたいと思います。

○安倍教育長
 いじめの問題にしましても不登校の問題にしましても、例えばいじめの問題につきましては、国のほうでいじめ防止対策推進法が施行されまして、県あるいは学校への義務規定もできました。学校に来られない子供たちの何人かは、学校の中で人間関係をうまく築くことができない、その背景にいじめがあるというようなこともあろうかと思います。この点につきましては市町教育委員会の教育長と話し合う機会もありますので、今は学力問題が大きな1つのテーマにしておりますけども、いじめの問題、不登校の問題についても、静岡全体としてどういうふうにやっていったらいいのか検討する機会を持ちたいと思っております。以上であります。

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