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委員会会議録

質問文書

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平成22年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:安間 英雄 議員
質疑・質問日:07/20/2010
会派名:自由民主党県議団


○安間委員
 3つ、4つ、あるいは5つ、6つ質問をさせていただきます。
 私も8年前に委員長を仰せつかって、今回は副委員長ということで降格をして戻ってまいりましたが、しゃべりづらいといいますか、質問をしづらい立場というのは同じでありますが、時間もあるようですので、質問をさせていただきます。
 先ほどからの警察本部長の強い警察ということで、私ども大変心強く感心をして聞いていたわけでありますが、一方で、ほかの委員さんからもちょっと意見がありましたように、私ども強い警察というのは、どんな小さな悪も見逃さないよと、簡単に言うとそういうふうに理解をするわけでありますが、いわゆるマスコミとか市民派と言われるそういう人たちからすると、何だ、警察権力をもっと国家警察ということで強くするじゃないかというような、そういう多分受けとめ方をされる方もあるかというふうに思うわけでありますが、私は決してそういうふうには思ってないわけでありますが、一般的には、そういう考え方の者もいるということで、改めて本部長に、強い警察ということで、多分、外へ向かってはそう言ってないと思うんですが、署内の中で言うことは大事だと思うんですが、そうしたことにつきまして、もう一言何か御意見があれば、まずもって伺いたいというふうに思います。

 次に、新聞記事からお伺いをさせていただきます。
 1つは、大規模災害時の各種業界・団体との連携というようなことになるわけでありますが、7月1日に、天竜川の河川敷でレッカー組合といろんな訓練をしたというような、そんな記事が出ておりました。組合長さんは私もよく知っている方ですから、さっき昼休み、どうだったとちょっと聞いてはみたんですが、今までこんなことはやってなかったかなということでちょっと不思議に思ったくらいであります。いわゆる9月1日の防災訓練があるわけであります。そういうときにもやられてなかったかなというような中で、初めてやられたということで感心をしているわけであります。新聞によると、7月1日に、警察、消防及びレッカー組合と合同で、東海地震など大規模災害時の緊急輸送路の確保に向けた訓練を初めて行ったと。
 大規模災害時は、警察や消防だけでは対処できないような想定外のさまざまな事態が発生する。こうした事態を想定し、各種の業界と協定を結ぶなど連携を図ることが必要だということでありますが、大規模災害時の連携を目的とした協定等の締結状況、これについてひとつ伺いたいと思います。
また、大規模災害を想定した各種訓練の実施状況、これについてお伺いをしたいなというふうに思います。

 2つ目に移りますが、プロファイル信号機という新聞記事が出ているわけでありますが、これは私の地元、磐田市の国道を実験的にというような記事でございます。本年4月から磐田市中泉・見付地区の国道1号線に、県内で初めて予測する信号機の運用が開始されたという記事が出ておりました。この信号機は交通量を予測して信号を制御して渋滞を緩和させるとのことで、その効果が期待されるということであります。私も大変期待をしたいというふうに思います。
 ラッシュアワーのときには渋滞して、それを過ぎるとガラガラになるというような、そういう中で、待っていなくてもいいような信号を待たされるというような、ドライバーからすると、そういう状況もたくさん出てくると、つい信号も無視するというような、そういうことに陥りかねないもんですから、そういう中で、この運用による効果の有無ですね、4月からやったということでありますが、その実績について、現在把握されていることをお伺いしたいと思います。
 それから、これからこのプロファイル信号機の県内への整備計画はどのように計画をされているか。あるいは先ほど信号機の話も出ましたが、予算といいますか、これは調整するだけならそんなにかからないかなと、そんなふうにも感じるわけでありますが、その整備費等について、どのくらいかかるかもあわせてお伺いをします。

 それから、ついででありますが、信号機の増設の話がことしは80基ぐらいというふうに出ておりましたが、私はかねがね、新しい道路ができますと交通の量も格段にいろいろ変わってくるという中で、場所によっては撤去してもいいんじゃないかというようなことも出てこようかと思うんですが、撤去された信号機が昨年度の実績でもしありましたら、教えていただきたいというふうに思います。

 次に、これから花火とかお祭りとか、大型のイベントといいますか、行事がこれからたくさん出てくるわけでありますが、それに対する警備体制の取り組み、あるいは考え方ですね。
 何年か前ですか、明石の花火で警察の責任が問われているというような、そんな記事が出ているわけでありますが、それは裁判の結果と、そういうことであります。ある意味で言うと、それはしっかりやらなければいけないわけでありますが、場面によって、余り警察の責任ということになると、今度は過剰警備ということが心配をされるわけであります。主催者に警察のほうから、もっと警備員をふやせとか、そういうことが出てこようかなというような心配もするわけでありますが、そういう意味での取り組み方、考え方をお聞かせ願いたい。
 一例でいいますと、ワールドカップのエコパスタジアムでのサッカーの試合のときに、あれはもう当然フーリガンとかいろんなことがあるものですから、最大限の警備体制を主催者にとりなさいという、多分そういう指導はしたと思うんです。あのときに聞いている話が、警備員といいますか、場外警備員も含めて1,000人くらいの態勢でやれというような、そんな指導だったようでありますが、それが数年そのままジュビロ磐田が清水エスパルスと試合をやるようなときに、そのまま1,000人体制のそういう計画書を出しなさいという、そこまで指導をしたかどうかわかりませんが、これは行政改革委員会のときにそういう話が出たわけであります。そういうことが継続されていて、ジュビロ磐田が主催をするときには、1,000人体制ですると、今、ヤマハのスタジアムでやるときには300人ぐらいでやるのが1,000人にもふやせというと、なかなか警備費も大変でというような、そんな話があったわけでありますが、ワールドカップのときには特殊事情のフーリガンということもあったわけでありますので、それはそれでよしとして、それがそのまま継続ということになりますと、やっぱり主催者側にするといろいろ負担も大変かなと。これは当然、ボランティアも含めて、いろんなお祭り等はそうした関係者がしっかりやるべきようなことでありますが、その点についての考え方をお聞かせ願いたいというふうに思います。

 それから次に、先ほどからの認知症の運転免許の更新の話が出ておりましたが、1つは最近、割と若い人でも心筋梗塞だ、脳梗塞で、車を運転中にそういうことがある、あるいはバスのドライバーでそういうことがあるという記事を時たま目にするわけであります。
 私の近所の者も59歳で働き盛りといいますか、そういう者でありましたが、つい少し前に心筋梗塞で車で死んでいたというような、そういう事例がありました。私より4歳下で、若いのにかわいそうだなというように思ったわけでありますが、その人は幸いにも事故といいますかね、車で死んでいた中で、対人の事故があったということではなくて、塀のようなところにちょっとぶつかって、それで見つけたら、そのまま死んでいたというようなことがあったわけでありますが、こういうものに対する警察としての取り組み方あるいは啓蒙、そんなことがありましたらお聞かせを願いたいというふうに思います。

 次に、警察署員の人数体制の話が先ほどから出ておりました。昔と違っていろんなものに対応しなくてはならないということで、大変だなと。現場の警察官の皆さんも本当に頑張っていただいておるなというふうな思いもするわけでありますが、一方、今のような社会が変わって、何でも屋、何でも相談屋みたいなようなことが起こっているというふうに思うわけであります。
 110番に、ゴキブリが出たから退治してくれというような、そんなことまでかかってくるというようなことも聞いているわけでありますが、そうした内容をいま少しわかりましたらお聞かせ願いたいということと、こういうことに関してどのように対応されているか。
 例えばでいうと、何でもかんでも対応することになれば、当然もっと人数をふやさなきゃ対応ができないわけでありますが、予算的にも限界がある中で、そうしたことを一般市民に啓蒙をしていくことも大事かなというふうに思います。
 夫婦げんかのことも多分かかってきているというふうに思いますが、この結婚といいますか夫婦の関係も、私どもも10年か15年ぐらい前までは、仲人を立ててやるというのが大体だったんですが、このごろは人前結婚で仲人も立てないと。そうすると、そういう相談をするところがないもんですから、一挙に警察のほうに行くというような、そんなふうにも聞いております。
 私も25歳のときに最初に仲人をやって、幾つかやったわけでありますが、ここ10年間ぐらいは全然お呼びがかからないといいますか、頼まれないといいますか、ある意味じゃ気が楽になっているわけでありますが、そういうコミュニティーのある意味での変化、崩壊といいますか、そういう事例の中でいろいろ対応されていて大変だなというふうに思いますが、そんなことについての考え方、取り組み方をお聞かせ願いたいというふうに思います。

次に、交通安全の関係で、これは交通基盤部のほうともかかわりがあることでありますが、最近、舗装とか歩道、大変歩道も広くなってきているような、そういうところもあるわけでありますが、やり方も変えてきて、前よりはいい。段差も平らになってきているといいますかね、そういうような対応をされているわけであります。一方私の磐田の事例で申し上げますと、駅北の区画整理をやりまして、駅前通りが大変拡幅をされて歩道も広くなって、縁石といいますか、歩石も段差がついて、それはそれでいいわけでありますが、一方、そういう中で、これは多分、まちづくりのほうでやったとは思うんですが、石のしっかりした、こういうガードレールじゃなくて、それをずっとやったんですね。これが地元では大変評判が悪いんですね。墓石が100個もできたやあっていうぐらいのそういうような状況で、要するに車をつけたときに、ドアをあけると当たっちゃうとか、そういうような事例があるわけでありますが、このことについて土木事務所、そういうところとの連携あるいはかかわり方、そういうものがどういうふうになっているかお伺いをしたいなというふうに思います。
 とりあえずよろしくお願いします。

○安村警察本部長
 答弁を申し上げます。
 私の所信につきまして、答弁する機会を与えていただきましてありがとうございます。
 まず、基本的な悪との対峙、あるいは闘う姿勢、強い警察ということで幾つか言っているわけですけれども、特に私が申している強い警察というのは、当然のことながら、悪に対し強い警察ということであります。やみくもに善良な市民の方に居丈高に、あるいは強い態度でということでは毛頭ございませんので、悪に強い警察ということです。
 それもニュアンスとしては、どんな小さな違法行為も看過しないということよりは、そういう点もないわけでありませんけれども、絶対にゆるがせにできないもの、逆に99%以上の善良な市民の方を守るのに、この悪に対してひるんでいてはいけない、あるいはこれに対して事件化をしないということは許されないというふうに、その強い姿勢、悪に対する対峙を、そういう方向に向けていくということであります。
 先ほど佐野委員、あるいは中澤委員からも若干の御懸念というか意見を賜りましたけれども、私としてはそういうことを強調している。悪に対する強い姿勢、悪に強い警察ということです。でありますので、反射的には、これも常々それとセットで話しているんですが、メディア的にも、あるいは話して出るときにも、前半が結構インパクトがあるフレーズですので、後半は捨象される嫌いがあるんですけれども、きょうも、あるいは本会議でも申しておりますけれども、99.9%ほどの、あるいはそれ以上の警察が応対する方々というのは善良な市民でありますので、そういう方に対しては決して傲慢に、あるいは居丈高な態度をすることなく、お話は誠実に真摯に聞くと。そして相談に乗る。一言で言えば、仁愛の気持ちを持って接する。
 したがいまして、コンマ以下の悪に対する強い姿勢と、その他の大多数の善良な市民に対します仁愛の気持ち、その峻別をしっかりするということでありますので、大方の99%以上の県民の方々に対して、先ほどもありましたけれども、決して、国家権力を過大に行使するとか、かつてのような強権を発動するというような考え方は、いささかも、毫ほどもありませんことを今、改めて申し上げておきたいと思います。

○口山災害対策課長
 大規模災害発生時の各種団体との連携についてお答えいたします。
 静岡県警及び県では、県の医師会、それから警備業協会、日本アマチュア無線連盟等、12団体と協定を締結しております。
 先ほど御指摘のありました静岡救援レッカー事業協同組合ですけども、これも平成15年に結んでおりまして、ほかには日本自動車連盟、通称JAFと言われているところですけれども、それから、全日本ロータス同友会、同じく自動車のレッカー修理をやるところでありますけども、こういう団体とも結んでおります。
 少し変わったところでは、災害時における駐車場の使用提供同意ということで、静岡県遊技業協同組合とも結んでおります。これら12団体と協定を締結しまして、連携を深めているところであります。
 訓練の状況でありますが、本年、静岡救援レッカー等事業協同組合と合同訓練をやったということのほかには、9月1日の防災訓練の日には、日本アマチュア無線連盟静岡県支部と無線の交信の訓練をやっております。
 それから、9月1日に行われます訓練の中で国主催の訓練をやるときがありますけども、こういう大規模な訓練のときには、県の医師会のほうとの合同訓練もあわせてやらせていただいております。
 以上のように12団体と協定を結び、訓練等も実施しているところです。以上です。

○武村交通規制課長
 プロファイル信号機についてお答えします。
 プロファイル信号機につきましては、平成18年度から警察庁指導のもとで実施してされてきたプロファイル信号機制御方式による信号制御高度化モデル事業の一環として、平成21年度事業として全国で唯一、本県磐田市が指定されて事業化を図ったものでございます。
 プロファイル信号機の導入効果につきましては、平成18年度以降に導入を行った各県において、交差点における信号の待ち時間の減少や徐行時間の短縮において顕著な効果があったと報告されております。
 本県磐田市においても、国道1号などにおいて最大の渋滞が、1日当たりの累積渋滞時間発生時間等、約30%程度の改善が見られているところであります。今後、本年9月ごろを目安に、警察庁における本格的な効果測定が予定されておりますので、この効果測定を待ちたいと思っております。
 次に、整備事業でありますけども、本県事業は、国のモデル事業として実施されたものであり、全額国費で、おおむね1億8000万円の予算で実施をしているところであります。
 今後の整備計画につきましては、当該システムは、平成23年度以降に、国、警察庁のほうで標準化仕様を作成し補助事業化される見込みでありますので、国の補助事業化を待って導入を検討したいと考えております。

 最後に、信号機の見直し状況でありますけども、平成21年度中における信号機の見直しにつきましては、委員御指摘のとおり、直近に新たな信号機を設置したり、道路改良等により必要なくなったため撤去したものが2基、道路改良により移設したものが4基、合計6基、その他運用の見直しを図ったものが208基ございます。

あと駅前のデザイン等についての御質問でありますけども、交差点等の形状の変更、自転車道路等については、いわゆる公安委員会協議がございまして、交差点の形状等について警察が意見を述べる場合がありますが、歩道等のデザインについてまでは、なかなか意見を述べる場がないところであります。
 委員御指摘のとおり、危険性があるようでしたら、警察からも申し入れを実施したいと思いますので、現場のほうも危険性の有無を判断して対応したいと思います。以上です。

○植田地域部参事官兼地域課長
 委員御指摘の雑踏警備の関係でお答えしたいと思います。
 まず1点目、雑踏警備の目的は、祭礼行事、各種興行等で多数人が集合して、混雑状態で事故が発生するおそれがある場合に、主として警察により混雑を緩和する措置の警戒に当たるとか、参集者の安全を確保することを目的としております。
 それを踏まえまして、先ほど委員から兵庫県の事案がありました。これを受けて警察庁の指針に基づきまして、平成14年に雑踏事故防止対策要綱を策定しております。その中で警察の立場ということで考え方、警察は、警察法2条の国民の生命、身体を守るという一般的責任によりまして、主催者に対する事前指導を強化して自主警備体制の確立を申し入れるなど、主催者等と連携した事故防止対策を講じるなど、措置をとるということになっております。必要により部隊活動も展開するということで、その都度検討していくというのが基本的な考えになっております。
 なお、具体的な措置としましては、事前の現場の実査、あるいは主催者等との緊密な連絡、打ち合わせと指導等になっております。そのほか現場広報及び交通規制の確定ということで図っているところでございます。
 なお、ワールドカップと警備体制の違いはどうかということでありますが、諸情勢の状況に応じてワールドカップは行っていると聞いております。それからすれば、通常のプロのジュビロのサッカー試合となりますと情勢が異なりますので、その都度、関係者と検討しながら警備体制をとるということになっております。以上です。

○高野交通部参事官
 心筋梗塞を事例に出されました病気等による事故防止の取り組み方ということについてお答えします。
 現在、免許申請、それから免許更新、こういったときに意識障害とか運動障害をもたらす病気などにつきまして、これは安全な運転に支障を及ぼすおそれがある病気ということで、症状等について書面で自己申告をさせていただいております。これは平成13年に、やはり病気等による事故防止という観点から改正をされて、書面で受けております。
 その中には、原因が明らかでない意識を失ったことがあるかどうか、それから、これは特に無自覚性の低血糖値とか脳卒中とか過去にあったかどうかというような点についての基準、それから病気を原因として発作的に身体の全部、一部のけいれん、または麻痺を起こしたことがあるかと、こういった点とかですね。
これは実際にあった話ですが、日中に眠り込んでしまったことがあるというような、睡眠障害の場合、こういった方々についても申告をしていただいて、これらについて内容によっては専門医の診断書を提出していただいて、道路交通法上、場合によりましたら、これは免許の取り消し、それから停止と。
 現実に昨年の1年間を見てみますと、取り消しが病気等によるということで42件ありました。それから、停止につきましては、いわゆる同じく40件と。42件と40件ということで、現実にはやはりこういう障害を起こしたものについては非常に危険だということで、抑制を図ったということになっています。以上です。

○加藤地域部長
 110番のいわゆる不要不急の現状とそれに対する対応、あるいは広報等について説明させていただきます。
 1点目は、まず現況でございますけど、ことしの1月から5月の110番の合計ですね、約2割がいわゆる不要不急、各種の照会とか相談とか、あるいはいたずらで占められています。これは大体例年このレベルで推移しているということです。
 内容について具体的な事例がもう少しあればということでしたので、ちょっと御紹介させていただきます。
 1つは、例えばトイレの水が出ないので来てもらいたいと。あるいは酔っぱらって本人が、おれは自宅がわからなくなったというような110番。あるいは公園のトイレの扉のかぎが壊れて閉じ込められてしまったと。これは急いで行ってやるべきなんですけど、助けてほしいと。あるいはカラスがけがをしているようで電柱の陰にいるが、猫がそばでねらっているようだと。私には保護できないので、何とかしてもらいたい。これは当然、交番も現場に派遣して、しかるべき措置をとったと。あるいは足の治療を受けて今、この病院にかかってから前よりひどくなった。いわゆる相談的なような、こういったものですが、長く聞いてやるべきものもありますけど、原則的には、要するに110番になじまない不要不急のものがですね、こういったものがかけられてきているということです。
 これらの中には悪質ないたずらがあるわけですけど、最近、焼津のほうでも少年関係の事件、軽犯罪法でちょっと捜査していますけど、いわゆる虚偽の報告で110番したということで、偽計業務妨害とか、いわゆる軽犯罪法、こういった犯罪となる構成要件を満たしていれば、悪質なこういったものについては事件化を積極的にやっております。こういったことですね。
 それと、もう1つは、県民に対してですね、110番というのは、原点にかえって緊急のときのものですよと。急がない各種相談とかそういったものについては、しかるべき機関がありますので、そちらに問い合わせてくださいよということで、御承知のとおり、毎年1月10日を110番の日と定めまして、必要な緊急性のある110番は、即刻どんどんかけてもらって結構ですよと。そうしないと時間がたって捜査にも支障を及ぼすと。そのかわり不要不急なものについては、県警でいきますと、相談の窓口でシャープ9110というのがあります。そういったところへおかけくださいと。
 これだけでは、どうもここ10年ばかり見ていても、不要不急のが、先ほど言いましたように2割ぐらいを占めているということで、ことし早速、先週の7月14日、「ちょっと待ってください。110番の内容ではありませんよ、その電話」ということで、「ないよ」にひっかけまして、7月14日に、ちょうど110番の日の1月10日から半年たった時点になりますけど、そういった広報を新規に取り入れまして、県民の皆さんに、必要な110番と必要でない、急がない110番の区別をちゃんとしてくださいとお願いしますというような広報を実施しております。
 今後も継続的に、いずれにしてもやっていく施策なもんですから、あと学校対策では、中学生とかを対象にして、110番教室ではありませんけど、そういったいたずらをさせないような110番教室を、そういったものをちょっと考えておりますので、やっていきたいなと思います。以上です。

○安間委員
 ありがとうございました。本部長の心意気はよしとされているものだし、かわりにしっかりやるぞというようなものですから、部下も緊張して業務に励んでいただけるんではないかなというふうに思います。ありがとうございます。
 レッカー組合の関係でありますが、12団体と提携してやるということですが、レッカー組合と現場でやったのは初めてということになるわけですね。新聞では、こういうのが初めてという書き方をしているもんですから、その点は確認をさせていただきたいというふうに思います。

 それから、プロファイル信号機、1億8000万円もかかるんですかね。私、素人から見ると、そんなにかかるかなというふうに思うんですが、これはかなり私は効果はあるのかというふうに思うものですから、予算と見計らいながら、渋滞のところでは取り組んでいただきたいなというふうに思いますが、一方、不都合がもしあれば教えていただきたいというふうに思うんですが、不都合はないと思うんですが、通常でいうと、私はあそこら辺もよく通るもんですから、前の関連でいうと、3つ4つ先まで私、信号が変わりそうだと走るんですよ。ですから、いつもだと連動式でずっと行っちゃうというのが、何できょうはひっかかるんだなというような、そういうときもあったんですが、いつも走っている人間と、それとそういうときにいつもと違うなと。場合によっては直に行けないで不都合だなというようなときも、思い出すと、そういう現場でそういうときにも体験しているものですから、もし何か不都合なようなことがあったら、お聞かせを願いたいというふうに思います。

 それから、心筋梗塞といいますか、しっかり取り組んでいただいているということでありますが、書面でなかなか取り消しをどこまでやるかって微妙なところもあろうかというふうに思うんですが、そこら辺のちょっと苦労話というんですか、そんなことがありましたらお聞かせを願いたいというふうに思います。

 次、新しい質問をちょっとさせていただきます。
 ついこの間、私の実の姉が自宅の前でひったくりに遭いまして、私の姉なもんですから、74歳で、100メートルぐらい追いかけていったというようなことでありますが、大変このごろこういうようなことが多いというふうに聞いておりますので、その実態と啓蒙といいますかね、対策、そんなものがあったらひとつお聞かせを願いたいというふうに思います。

 それと、この資料の中で、犯罪が大変減ってきていると。それぞれの皆さんが頑張っていただいて成果を上げているということでありますが、かつて自転車盗がうんと多かったんですよね。この数字から見ても、自転車盗が大分減っているということですが、ここら辺の取り組み、どんなふうなことで取り組んで成果を上げたのか、その点について改めてお聞かせを願いたいというふうに思います。

 それから最後にしますが、この資料の中で資料3の偽装結婚ですね。これはなかなか実態を把握するのは、正直言って難しいかと思うのですが、推定をどのようにしているのか。要するに、確認できないところですね。私の知っているところでも結構あるんですね。これがふつうの庶民なら、まあまあというようなことですが、どうしても多分、暴力団のほうと絡んでいるかというふうに思うんですね。前に聞いたことがあるのでは、100万円も払ったというんですね、中国からこっちに来るのに。実態はそうじゃないんですよね。月々3万円、名義貸料というか、そんなのを払っているよというようなことをちょっと聞いたことがあるんですが、そういうことにつきまして、改めて県民に啓蒙する意味でもお聞かせを願いたいというふうに思います。
 以上、よろしくお願いします。

○口山災害対策課長
 先ほどの静岡救援レッカー事業協同組合の訓練ですけれども、警察と一緒に合同訓練をやったのは、確かにことしが初めてです。
 私が聞いているのは、昨年、自分たちだけでやってみたんですけども、非常に重要性があるということで、ことしは警察のほうも一緒にということで声をかけていただいたという状況だと思います。
 ほかのJAFとのレッカー関係のほうは、9月1日の総合防災訓練の日のみ一緒に訓練をやっている状況であります。以上です。

○高野交通部参事官
 先ほどの病気等による取り消し等の関係で苦労話ということがありましたが、特に統合失調症というような病名が先生から出ますと、そのための診断書によって取り消しですよということをその本人に伝えますと、お医者さんのほうの先生がやり玉になるというケースが非常にあるということを聞いておりますので、その辺の説明を御家族等に十分納得できるようにしていただいて取り消し処分をしております。逆恨み的なことがあっちゃいけないということで、その辺を十分、病気等の場合については注意をしていると、こんなところがあります。以上です。

○武村交通規制課長
 プロファイル信号機の関係についてお答えします。
 委員のおっしゃったとおり、渋滞の待ち時間等については減少しているところであります。ただ、本格的な交換設定については今年9月ごろを予定しておりまして、詳細な結果は出ておりませんけども、委員のおっしゃったとおり、今まででしたら3つ先、4つ先を予測してドライバーのほうが進んでいたところを、今回は若干信号機が早目に変わったりするというようなことで戸惑いがあるという御意見はいただいておりますけども、おおむね渋滞等が解消しているということで、好評をいただいているところであります。以上です。

○ア田生活安全部長
ひったくりの実態と対策でございますけども、ひったくりにつきましても、過去10年を見ますと年々減少という状況にはあるんですけども、昨年1年間で200件余りの被害が発生しております。こういったものに対しまして被害状況を確認してみますと、被害時間は深夜9時から午前0時までの間が比率としては一番多いと。それから、被害者の9割以上の方が女性である。それから、年齢別では60歳代の方が最も多いと、こんな特徴が出ております。
 対策といたしましては、検挙を進めるということと、市民の皆さんに広報して防犯指導を訴えるということでありますけども、検挙関係では、多発している地域や時間帯のパトロールを強化したり、あるいは捜査員を配置して警戒に当たったりということ、それから、夜間や少年のたまり場となっている公園、コンビニ等での街頭補導を強化するというようなことも行っております。
 また、防犯指導の関係につきましては、自転車の荷かごに、ひったくりの被害を少しでも防ぐような形で、ひったくり防止ネットをお使いいただくとか、あるいは比較的人通りの多い道を通行していただく。あるいは、たすきがけにかばん等をかけていただくというようないろんなことを、防犯広報紙、あるいはキャンペーン等でチラシを配ったりしながら、広報、指導を申し上げているというところでございます。

 次に、自転車盗の関係でございますけれども、これにつきましても、年々減少傾向にありますけれども、ことし5月末現在でも認知件数が2,800件余りで、刑法犯の全体の2割ぐらいを占めているという状況は変わっておりません。
 これはちょっと調べてみますと、自転車盗被害の約7割の方が、かぎをかけずに被害に遭っているという状況がございます。これは全国平均からしても非常に施錠率が低いという状況で、よその県に比べてかぎをかけない人が多いという状況でございます。
 また2つ目には、被害に遭っている方の約半数が中学生、高校生であるということです。
 3つ目は、被害場所の約半数が駐輪場で盗まれていると、こんな状況が見えてきております。
 そんなことから、警察といたしましては、盗難防止対策として施錠率の向上を図るということで、かぎをかける、ロックに言葉をひっかけまして、ロックオン作戦という形で半年間ほどちょっとPRを強めようということで広報活動を行っております。
 また、防犯ボランティアの皆さんや学校関係者の皆さんと連携いたしまして、中学生、高校生に対する被害防止の指導をさせていただきます。
 また特に、駐輪場の管理者様への対策になりますけども、巡回の強化、防犯設備の充実等に向けた指導をお願いさせていただきます。
 そんなことを強力に推進しながら、自転車盗の防止を図ってまいりたいということでございます。以上です。

○安本刑事部組織犯罪対策局長
 偽装結婚の関係についてお答えをいたします。
 本年、偽装結婚の関係を認知検挙したところでありますけども、本件の場合、まず偽装結婚として、2年前の4月に、日本人男性と中国人女性との偽装の届け出を市役所に出しました。その際に加え偽装認知として、中国人同士の間で出生した子を日本人男性の子とする虚偽の出生届も出したというような複雑なものでありますけども、こうしたそれぞれ公正証書の原本として知られる  電磁的記録の不実記録ということになります。どうして偽装がわかったのかということで、実際の居住実態を捜査しましたり、非常にわかりにくい部分がございますが、端緒は匿名の通報でございました。偽装結婚の場合、日本人の配偶者等との在住資格を得る目的で、日本人との間でそうした婚姻の意思がないのに虚偽の届け出をするということになります。その行為というのは、やっぱり今の言うような公正証書原本不実記録・同行使ということで抵触するわけですけども、こうした本件事案を広報等を通しまして一般からの協力が得られるというようなことを今後も図ってまいりたいというように考えております。

○安間委員
 ありがとうございました。1つだけひったくりの関係でちょっとひっかかるもんですから。
かばんを十文字がけという話でありましたが、うちの姉のは、引っ張られて、ひもが切れたからかえってよかったねと。大体ああいうのは、片側に持っていると、ぎゅっと持っていると突き倒されたり、けがをすると。あるいはカッターナイフでちょっと切りつけられるというような、現場の警察官はかえってそれでよかったよというような、そういうふうに言っていたということでありますが、そこら辺が今、生活安全部長が言われのとちょっと違うもんですから、そこら辺についてお伺いして終わります。

○ア田生活安全部長
 ちょっと言葉足らずだったかもしれませんけども、たすきがけでかけるときに一番大事なのは、ひったくり犯人が車道の方からバックをつかんできますので、車道から遠いほう、たすきがけにして道路の端のほうを歩けばとりにくくなると。例えば、自転車の荷かごにネットをするのも同じなんですけども、私は警戒しているよと。とられないように工夫しているよというのを見せることによって、そういった被害を防止するということを指導していると、そういう意味でございますので、よろしくお願いします。

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