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委員会会議録

質問文書

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平成30年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田形 誠 議員
質疑・質問日:07/03/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田形委員
 朝のサッカーで皆さんまぶたが重いかもしれませんけれども、頑張っていきましょう。
 それでは、一問一答方式でお願いします。
 まず、委員会説明資料の5ページ、地震・津波対策アクションプログラム2013についてです。
 策定から5年が経過して、9割のアクションが進捗していると記載されておりますけれども、ここに至るまでにどのぐらいの経費がかかったのかお聞きしたいと思います。

○杉山危機政策課長
 地震・津波対策アクションプログラム2013の5年間の投資された経費についてでございますが、平成29年度末におきまして1576億円となっております。

○田形委員
 そうすると、実際にあと残り1割をやるとなるとどのぐらいかかるのですか。あと150から160億円ぐらいで完了でよろしいんですか。

○杉山危機政策課長
 アクションプログラムのトータルの予定経費についてでございますが、平成25年度に策定した時点におきましては、10年間で4300億円の整備投資額を予定しておりました。平成29年度末において1576億円なので、残りがまだ半分以上あるんですが、ただ各津波対策の防潮堤等の経費につきましては、住民等の意向も踏まえまして、必ずしもハード整備が必要でないところもあります。今後その数値が減ってくる可能性がかなり高くなっており、これから経費について関係部局で計算していく形になっておりますので、数字がまた明らかになると思います。5年で1576億円ですので、今後それに見合った数字になるかどうかは計算次第になると思います。

○田形委員
 今計算をされていますけれども、実際にどれぐらいの時期に計算のめどがついて、公表していただくことができますか。

○杉山危機政策課長
 総額の見込みにつきましては、私ども危機管理部が把握している範囲では、今年度中には数字が出ると見込んでおります。

○田形委員
 わかりました。ありがとうございます。
 アクションプログラムで犠牲者を8割減と定めているんですけれども、当然達成できるということでよろしいですね。確認させてください。

○杉山危機政策課長
 犠牲者8割減の目標についてですけれども、目標は達成させなければならないと考えておりまして、今3万1000人程度の減災効果となっていますが、今後はまだ5万人ぐらいあるということで、現在それぞれの津波避難等の人数によって大分数字が変わってくる可能性があります。
 そこをしっかりやらないと目標の8万人には届かないので、それぞれ避難に係るソフト対策、あるいはハード対策の内訳を見て、今後のクリアすべき目標人数を把握しながら進めております。5年後には8割減を達成できると考えております。

○田形委員
 ありがとうございます。
 次の質問に移りたいと思います。
 地震防災センターのリニューアルについて伺いたいと思います。
 先ほどの御説明の中でカラーの資料もいただいて、避難生活の体験が実際にできるんですね。個人的には非常に楽しみというか、こういうことを経験することによって心構えじゃないですけれども知ることができるんじゃないかなと思いますし、ぜひ多くの県民の皆様に利用していただきたいなと思っています。
 実は、昨年の9月定例会ですかね、会派の討論の中で、今静岡市内にしかないので東部ですとか、あるいは西部でもこういった体験ができるようなお考えをいただきたいと申し上げたんですけれども、そちらについてお聞かせいただきたいと思います。

○後藤危機情報課長
 出張展示についてのお話と理解しておりますが、お配りさせていただいたA3版資料の4ページ目の下段左側に出張展示――アウトリーチとございます。こちらにイメージ図を描かせていただいていますが、こちらの中のつい立て、モニター、机等々、右下にございますボンゴクラスのワンボックスカーで運搬が可能です。また畳んで持ち運べるということで、市町に貸し出しをするとか各地域局で回って展示をすることで、地震防災センターに来られない方々に対してもきめ細やかな説明をさせていただきたいと考えおります。

○田形委員
 今の出張展示なんですけれども、実際に車で持ち運んで箱物の中で組み立てて体験していただくのか、屋外というケースもあるかもしれませんけれども、実際に場所がないと広げることができないわけですよね。こういったところについてはどうなんでしょう。
 例えば、どこからか要望があって出向いていって使ってくださいということなのか、あるいは当局で実際にイベントみたいに組んで、どこどこでやりますので来てくださいというお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。

○後藤危機情報課長
 出張展示の場所についてでございますが、今までも各地域局の出張講話とかいろんなイベントに参加していた事例もございます。それと同じような展示を全国の博物館でもやっていまして、また学校に出かけていっての話もあると思います。いろんなイベントに出るのも参考になりますので、そちらのほうも考えていきたいと思っています。

○田形委員
 ありがとうございます。
 今、学校とか博物館、いろいろ個別具体的な場所が出てきましたけれども、特に学校になるんですかね、積極的に宣伝していただきながら児童生徒に実際に体験をしていただくことによって、地震からしっかりと身を守ることを考えていただく機会を多く設けていただきたいなと思います。

 それでは、次の質問に移ります。
 委員会説明資料の14ページです。
 大規模災害等に備えた計画的な訓練の実施についてです。
 県では、大規模地震、風水害等の各種危機対処事案における県及び市町の災害対策本部機能の向上、あるいは防災関係機関との連携強化、地域の防災体制の確立、県民の防災意識の高揚を図るために年間計画を定めて実施と、実際にこういったスケジュールを組んでいると思いますけれども、今年度の訓練、計画の特徴を教えていただきたいと思います。

○太田危機対策課長
 本年度の訓練の特徴といたしましては、例年ベースの訓練に加えまして、緊急消防援助隊の中部ブロックの合同訓練、あと国民保護共同図上訓練を例年以上に実施することといたしております。
 富士山静岡空港をメーン会場とします緊急消防援助隊の中部ブロック訓練に関しましては、実動訓練としては参加人数も非常に多い訓練になりますので、富士山静岡空港の広域防災拠点としての活用に関する検証ができると考えております。
 また、国民保護共同図上訓練に関しましては、東京2020オリンピック・パラリンピックの競技会場になります伊豆ベロドローム及びその周辺でテロが起きたことを想定し国、県、市、防災関係機関と初動対応等に関する調整、情報連絡がちゃんとできるか、相互連携が図れるかを目的に実施するのが今年度の訓練の大きな特徴となります。

○田形委員
 テロということで、実際にはないほうがもちろんいいんですけれども、いざ起こったりしてもしっかりと県民の命を守っていくことが非常に大事だと思いますので、実施に当たってはぜひしっかりと周知を図っていただきながら行っていただければいいんじゃないかなと思います。

 それでは、次の質問に移ります。
 委員会説明資料17ページの消防団の充実と強化に向けてということで、個人的には最近女性の消防団員がふえてきていると思っています。果たす役割もいろいろと大きくなっていると伺っているんですが、例えば救命救急講習の指導員ですとか、あるいは火災現場での被災者の見守りとかをされていると伺っております。
 一方で、消防団員数そのものはどうしても減少傾向にあるのかなと思う中で、新たに女性の方が入っていただけることは非常にありがたいことだと思いますし、消防団がある種、華やかになってくることで活気づくんじゃないかなと思うんです。
 そうした中で、実際に女性団員が活躍する場が本当はないほうがいいと思うんですけれども、それでもしっかりと確保していくことが非常に大事なのかなと思います。これに向けての施策がございましたら、教えていただければと思います。

○細沢消防保安課長
 女性消防団員についてお答えをいたします。
 県では、これまでも事業所向けのリーフレットなどで女性消防団員の活躍をPRしたり、県下の女性消防団員の研修を行っている消防協会に対して助成をしてきました。
 新たな取り組みとしては、女性消防団員がふえたといっても、まだ1つの団に10人ぐらいですので、消防団同士の横のつながりを強化して情報共有を図る形で、ことしの2月に県下の女性消防団員連絡協議会を設立しました。
 それから、消防学校で今年度初めてですけれども、10月に日は1日なんですが、女性消防団員の研修をやってもらうと。この研修には、今いろいろ災害現場で使われているドローンも研修内容に入れると伺っておりますので、このような形で女性消防団員の充実を図っていきたいと考えております。

○田形委員
 ありがとうございます。
 それでは、最後の質問をさせていただきたいと思います。
 毎年防災士養成講座を行っていると思います。私も今年度受講させていただきたいと思っているんですが、9月は5日間ぐらいでしたかね、あとは10月に行われます。
 どっちかというと、私は日を確保しやすいほうだと思っていますので参加できますが、実際に地域の方が地域のために頑張って講座を受けようと思ったとしても、平日だとなかなか受けられないことがあって、たしか10月は土日に固まっていたと思うんです。そういうこともあって土日にセットされたと伺っていて、違ったら申しわけないんですけれども、そういう中でなかなか日がとれない方もいると思います。そういう意味では9月の第1講座を幾日かに分けて受講できる、例えば通信教育もありますので、そういうのができればより多くの方に受講していただけるんじゃないかなと思うんですけれども、その点についてお答えいただければと思います。

○後藤危機情報課長
 防災士の研修についてお答えいたします。
 7番委員御指摘のとおり、防災士の研修は平日が多くなってございます。これは講師になる方の予定の調整等でなかなか土日がとれないことも関係していると考えてございます。ただ参加していただく方が多くなるように、土日をふやす努力もしているところでございます。またサテライトの会場を確保して、静岡市まで来られない方はテレビでライブ中継を見ていただく工夫をしております。
 今後もそういった工夫は続けていきたいと考えてございます。

○田形委員
 私も浜松市で受講させていただくんですけれども、サテライト会場では映像で見るわけですよね。ということは、例えばDVDにして別の日に流すとか、ある程度受講の幅を持たせるというか日程的な幅を持たせることができるんじゃないのかなと思うわけなんですが、その点についてお聞かせください。

○後藤危機情報課長
 世間では、DVDで配布することも行われていると認識してございます。DVDの配布については、講師の著作権の問題があるのかどうかも考えてございます。7番委員から御提案もありましたので、考えさせていただければと思います。

○田形委員
 サテライト会場で見るということは、実際に講師がしゃべっている画面を見るわけですよね。配布しなくても講義の様子をDVDに撮って、映像で流すことができるんじゃないのかな。例えば7月4日の講座の様子をDVDでも何でもいいのでおさめておいて、あしたの同じ時間に流すと。なので、きょう来られなかった人もあした見ることも可能じゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。

○後藤危機情報課長
 7番委員の御提案については、今後検討させていただければと思っています。

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