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委員会会議録

質問文書

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平成22年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:10/29/2010
会派名:自由民主党県議団


○伊藤委員
 財政運営の健全化について2点ほどお伺いしたいと思います。
 先ほど、5番委員からも御指摘がございましたように、これは毎年同じことなのかなというふうに思いながら私も読ませていただいたところであります。特に今年度、実質公債費比率それから将来負担比率について一層の軽減に努められたい、それから縮減に努められたいというふうな御意見をいただいたことに対して、説明書の説明を読ませていただいているわけなんですが、この説明に関して監査委員はこの説明を了となさるのか、というのは毎年同じことの御指摘というのは、やはり受ける側もですね――私も県の職員であったころがあるわけなんですが――受ける側もルーチンとして受けとめていくと、何とかここをクリアすればいいやみたいなところがないかどうか。そして毎年同じことの繰り返しを両方でやっている。というふうな危険性がないかどうかということを思うわけですね。
 ですから、今回も特に今年度――平成21年度に関してはこういうふうな御指摘をいただいているわけですので、今までにない数字が出ているわけですので、これに関して、この説明で了となさるのかどうか。それについて、ひとつお伺いします。

 それからもう1点はですね、16番委員から御指摘がございましたんですが、先ほどの御説明の中に大変な経済状況の悪化の状況の中で、事業仕分けが一条の光明であるというふうなことをおっしゃいました。しかしながら、これ考えてみますと私どもも軽く見られたもんだと、甘くみられたもんだと、議会のチェック機能を果たしてないというじゃないかというふうな思いが強くあるわけなんですが。これは監査委員のお仕事じゃないでしょうかというふうにも思うわけです。きっちりとこの事業仕分けをやっていていただければ、こういうふうなことは必要じゃなかったんじゃないかと、ですから毎年同じことを繰り返してる文言まで同じだという御指摘はまるっきりこの事業仕分けにも言えるのではないかと。同じことの繰り返しの中で、結局事業を仕分けないでここまで来られた監査委員の責任、そして議会の責任、同じような問題を持っていないか。実際我々がどんなに指摘しても、それから監査委員の方がどんなに指摘しても、県の職員はそんなに慌てないですよね。ところが事業仕分けで「不要」なんてなろうものなら、大騒ぎのばたばたばたばたやりますよね。これっていったい何なのかと。その事業仕分けに対して、これは一条の光明だみたいなそういう権威を持たせてはいけないのではないかというふうに思うわけですが、それに関しての御意見をお伺いしたいと思います。

○富永代表監査委員
 第1点の財政の逼迫した状況についての表現がマンネリ化しているという御指摘でございますが、ここのところ何年かずっとこういう状況が続いておりまして、例えばよくなったり悪くなったりすると、私どもの言い方も、ことしはよくなってよかったねというようなニュアンスも出せるんですけど、ここのところ厳しいところでの横ばいみたいな状況になっておりまして、そういうことに対する表現というのは同じような調子のものになってしまうということは私どもも感じております。特にことしについては、今まで毎年のように言ってきているけれども、ことしこそもっと深刻に受けとめてくださいよというニュアンスを込めて、一応午前中に説明しました2点について特に強調をしたつもりなんですけれども、長い文章になっておりますので、全体としては余りこれまでと変わらないというような印象を受けたのかなというような気がいたします。決してこういった表現でそれを了としているというわけではございません。財政の状況を見まして、もっと声を大にして危機感を持って御意見を申し上げなければならないような状況もあるのかなということで、とりあえずことしはちょっとそういう危機感という面について、踏み出してみたというようなつもりであります。まだ全体としては十分ではなかったというふうに思っております。

 それから、第2点の事業仕分けをどのように評価するかということでございますけれども、これはある意味では議会、それから私ども監査もこの問題については同じような機能を果たしているところもあるわけで、私どもはこの事業仕分けにつきましては、立場もやり方も違うけれども、税金の無駄遣いをなくそうというベクトルにおいてはこれは同一方向であるという点で、心情的には協調できる作業かなというようなことで、事業仕分けそのものについては大いにやっていただきたいというスタンスであります。
 それで、事業仕分けはこれは一般の県民の方も入っております。そういった人たちは、必ずしも状況がよくわからない、あるいは事業の内容がわからないで本番に臨んでいるというようなところも私は感じておりますし、構想日本のスタッフの質の問題あるいはやり方の問題、まとめ方、くくり方の問題についてもですね、私は個人としては必ずしも賛成できるものばかりではございません。そういう意味では、事業仕分けがすべてオーケーだというつもりはございませんけれども、税金の使い方、無駄遣いをなくそうというベクトルにおいては自分たちと同方向にあるというような位置づけをしまして、税金を有効に使う、無駄遣いをなくすということについて事業仕分け、県議会、私どもそれぞれその役割分担の中で対応をしていると、そういうふうに位置づけております。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 1点だけ、もう一度お聞かせいただきたいのですが、危機感を持った表現をなさったということは読み取れます。私もよくわかります。それに対して、当局側の説明が危機感に満ちた説明であるかどうか、これでいけるというふうにこの説明に対して了となさるかどうか、もう一度お聞かせいただきたいと思います。

○富永代表監査委員
 私どもの意見に対しまして、当局の受けとめ方、あるいはどのように対応されるのかということにつきましては、実はこの意見書そのものは、知事と議長に対して御報告したばかりでありまして、決算特別委員会の皆さんにも本日初めて御説明をさせていただくということでございまして、それに対する意見の反応あるいは対応についてはまだ私どものほうに参っておりません。したがいまして、ほかの例えば本庁の定期監査を7月下旬から8月上旬にさせていただいておりまして、その監査でもいろんな指摘、指示、意見、検討と申し上げたんですけれども、一応それは3カ月以内に私どもに措置状況を回答していただくというような仕組みになっておりますので、追ってこの意見書、それからルーチンの監査につきましても、平成22年度分につきましては、今後県のほうから具体的な対応が示されるものというふうに思っております。その段階でまた検討し、公表をしていきたいというふうに考えております。

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