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委員会会議録

質問文書

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平成23年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:源馬 謙太郎 議員
質疑・質問日:12/15/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○源馬委員
 幾つかお伺いをさせていただきたいと思います。
 まず、きのう9番委員から質問のあった指定管理者の指定について、お伺いをしたいと思います。
 この静岡県労政会館の指定管理者の指定なんですが、概要はきのうの質問、答弁でわかったんですけれども、今、この沼津労政会館、静岡労政会館、浜松労政会館の3つを一緒に指定管理をしていて、この3つを合わせて公募をかけて選定をしていると思うんですが、この理由を教えていただきたいと思います。

 それから2点目は、しずおか食セレクション認定商品についてです。
 この認定を行って、前年度と合わせて46件の認定になったという御説明がありましたが、この認定による効果と成果が今どれくらい出ていて、また今年度は昨年度の倍になって46件になったわけですけども、これに期待する成果はどこにおいているのか、これをお伺いしたいと思います。

 それから3点目は、企業立地の動向についてです。
 きのうもいろいろ御説明がありまして、どんどん推進していくというお話でしたが、全国の上位県の状況を見ると、兵庫県が前年度に比べるとかなり上がっていると。また岐阜県は前年度も頑張っているんですが、立地件数、立地面積ともに上がっている結果になっています。両県とも今年度は静岡県を上回っていると。このあたりは、経済産業部としてどのように分析しているのかお伺いしたいと思います。

 それから最後に、花・緑タウンフェアin浜松についてうかがいます。
 先日も、浜松商工会議所が知事のところに要望に行ったと理解していますが、この花・緑タウンフェアを1つのステップにして、ちょうど浜名湖花博の10周年が2014年に当たると思いますが、それに向けて花卉の販促と、それから地域経済の活性化というところを含めて、経済産業部として今どのような準備を進めていて、どのような方向性でいるのか、このあたりをお伺いします。

○大瀧労働政策課長
 労政会館の管理について3館一括としている理由についてですけども、1つ目は利用者が3館のうちの複数の会館を利用する場合に、問い合わせですとか利用状況の支払いといったことを、1カ所で行うことができるという利用者の利便性があります。
 それから、3館の指揮命令系統等の一元化によりまして、迅速な利用サービスの提供ということがあります。
 それから、危機管理ということも含め、県と指定管理者との連携面の効率化ということもありますので、こうしたことから施設ごとの管理よりも効果的であると考えまして、一括管理としております。以上です。

○内藤マーケティング推進課長
 しずおか食セレクションの認定の効果、成果についてお答えさせていただきます。
 認定いたしますと、しずおか食セレクションのマークを商品に張ることができます。例えば、キンメダイも認定したんですけど、発泡スチロールに張って市場等に出すと、食セレクションということで非常に認知度が上がったと。例えば東伊豆町などでも、それをもとに関東から誘客して地元へ来てもらうというような、そういった地域で食セレクションに認定された商品を盛り上げていこうという効果が出てきております。
 それから、認定した商品がある程度まとまったものですから、例えば民間企業から物産展のコーナーをつくりたいということで、例えば静岡伊勢丹のフェアの折にもコーナーをつくっていただきましたし、民間企業から、例えば景品、商品等で、しずおか食セレクションという形で出していきたいという話が具体的にきて、今、そういった形で活用されるようになってきております。
 こういった成果、効果が、付加価値とか売り上げ増にどの程度つながったかということなんですが、ちょうどこれで1年経過したものですから、昨年度に認定いたしました20事業所に聞いてみて、また改めて御報告したいと思っております。以上でございます。

○山口企業立地推進課長
 企業立地の動向につきましてお答えしたいと思います。
 委員会資料として提供いたしました企業立地の動向の兵庫県、岐阜県についてでございますが、私どもの聞いてる範囲でございますと、まず企業が工場の立地先を選ぶ主な理由といたしましては、ほとんどが本社また他の自社工場への近接性――近いという点を挙げております。
 御存じのとおり、兵庫県、岐阜県につきましては、大阪に本社がある会社が、大阪は地価も高いということもございまして、近隣の兵庫県に土地を求めると。また岐阜県につきましても、名古屋の地価が高いといったことから、近隣の岐阜県に工場の場所を求めるということがやはり大きな理由かと思います。
 加えて兵庫県につきましては、これまでもいつもかなり上位にいるわけでございますが、神戸、堺の臨海区についても、工業団地等の開発が進んでおりまして、あわせて高速道路も整備されているということで、そういった点が企業誘致の常に上位にある理由かと思っております。
 また一方今回、確かに岐阜県が急に伸びたわけでございますが、私どもがちょっと調べた理由によりますと、まず高速道路ができたということが挙げられるかと思います。具体的には、東海環状自動車道東回り、また東海北陸自動車道も整備が進んで、これまでも岐阜県内を横断しておりました東名高速道路、名神高速道路等と合わせた広域アクセスが充実したということを聞いております。
 また岐阜県は、これまでも首都機能の移転ということで時々候補に挙がるとおり、地盤が強固であるということもございまして、震災以降、そういった点が評価され、岐阜県は立地が伸びたのではないかというふうに分析しております。以上でございます。

○大谷農林業局長
 浜名湖花博10周年に向けた取り組み状況と今後の方向性についてお答えをいたします。
 これまででございますけども、今回お手元に委員会の報告事項として御紹介しております、来年3月2日から4日にかけて、花・緑タウンフェアin浜松2012というものを開催していく予定でございます。現在その準備を進めているところでございますけども、その実行委員会の席におきまして、関係団体から平成26年には浜名湖花博10周年になると。それに向けての取り組みをどうするか、あるいは記念事業をどうするかということについて、意見を聞いているところでございます。
 出ました意見を簡単に申し上げますと、花博10周年で何かイベントのようなものをやれば、花の生産振興とか消費拡大の起爆剤になるのではないかという意見もいただいたところでございます。さらには、業界だけではなくて、コンテナとかハンギングバスケットとか、そうした県民が参加できるような事業にしてはどうかという意見もいただいたところでございます。一方で、長期間に及ぶと出店とか展示とか、そういうことで団体としてはなかなか難しいという意見や、また負担金の話が当然出てくるものと思っておりますが、それについてはなかなか難しいという意見もいただいたところでございます。
 また、10月25日に、先ほど委員からもお話がございましたが、浜松商工会議所から県のほうに平成26年に浜名湖ガーデンパークを利用して、浜名湖花博10周年記念事業を開催してほしいという要望がございました。
 また、11月9日だったと思いますけども、同じように浜松商工会議所から浜松市のほうへ同じような要請をしたというふうに私どもは聞いております。前回も申し上げましたけども、こうしたイベントでございますが、花の振興だけではなくて、地域の活性化にもつながるということでございますので、やはり地元の盛り上がりというものが非常に重要であるというふうに考えているところでございます。
 今後でございますけども、まだ浜松市から正式なお話もございませんので、浜松市の意向を確認をしながら、商工会議所や関係団体との連携を非常にもっと密にとりまして、いろんな意見がございますので、そういう意見も集約をして、記念事業等の開催についていろいろ検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

○源馬委員
 ありがとうございました。
 この指定管理者のことなんですが、利便性があると。確かに1つのところが管理をして、3つの労政会館を管理するのは楽でもあるし、1つのところに連絡すれば3つすべてにいくわけですから、連携もとりやすいという理由はよくわかったんですが、ちょっと教えていただいたところによると、この指定管理者の説明会自体への参加者自体も年々どんどん減ってきていると。
 これはやっぱり1つの原因には、3つ一緒だからということもあると思うんですよね。例えば浜松労政会館だけだったら、浜松のほかの業者も入れるかもしれないし、沼津労政会館だけだったら沼津の人たちが入れるかもしれない。こういうことを考えると、今回のように2団体しか申請がなくてどっちか選ばなくちゃいけない、昨年問題のある運営をしていたところを選ぶということもなくなると思いますし、基本的にやっぱり指定管理者制度というのは重要な制度だと思います。やっぱり県をどんどんスマートにしていって、民間にお任せできることは民間に任せていくと。
 ただ一方で、三ケ日青年の家の事件もありましたし、管理をきちっとしていくということも含めて、いろんな方から申し込んでいただく。その環境を整備する必要もあると思いますので、この3館を一緒にするんではなくて、1つずつやったほうがいいんじゃないかというふうに思いますが、このあたりの今後の方向性を改めてお伺いしたいと思います。

 しずおか食セレクション認定商品の件ですが、先ほど御答弁いただいたように、まさにその後、売り上げがどう変わったかっていうことが大事だと思うんです。シールを張って展示会にも出せるようになりましたっていうことじゃなくて、それによって幾ら売り上げが上がって、どれだけ売れるようになったか、認知度がどれだけ上がったかということが必要だと思いますので、この辺の分析もきちっとして御報告をいただきたいというふうに思います。

 同時に、私たちの委員会で北海道に視察に行ったときに、北大リサーチ&ビジネスパークというところに伺いました。そこではブランドを認定するだけではなくて、さらにその認定した商品の中から幾つかを選んでマーケティングをかけて、この商品はこうすればもっと売れるようになる、そういうアドバイスをしているという御説明がありました。かなりパッケージなんかも変えて、それによって売れるようになったと。ここまでやって、効果というのは期待できると思いますので、ぜひ静岡県もそういうこと取り入れたらと思うのですが、このあたりについてもう一度お伺いしたいと思います。

 あと同時に、この前の一般質問でも私はやらせていただいたんですが、県がもっとPRしていくという側面から考えると、これは「しずおか食セレクション」という名前になっていますが、ほかのところでは、「ふじのくに」、「食の都」と言ったりですね、いろんな使い方があって、ばらばら感が物すごいあるわけなんですね。広報をやっていくには、いろんなところにいろんなブランドをつくるのではなくて、やっぱり統一したブランドをつくっていって、一本化した広報戦略というのを練っていく必要と思います。これは「しずおか」で、しかも平仮名のしずおか。漢字の「静岡」も出てきます。あと「ふじのくに」というのも出てきますが、ここへのこだわりは何かあるのか、今後どういうふうに広報していくのかをお伺いしたいと思います。

 企業立地の件ですが、確かに岐阜県は高速道路ができて、そして大都市がある愛知県のすぐ隣ということで伸びているということですが、これは静岡県も全く同じで、新しく高速道路もできますし、愛知県の隣にあります。TPPの話じゃありませんけれども、これからやっぱり本当に競争していって、地域が勝ち残っていかなきゃいけないという時代になってくると思うのですが、兵庫県や岐阜県の分析をもっとしっかりして、そこから何か静岡県が学べること、企業立地について生かしていけることは何かあるのかどうか、それをお伺いしたい。

 それから、浜名湖花博10周年についてはわかりました。これは要望で結構ですが、いろんな関係者の方の意見を聞いていただいて、市と連携をして、ぜひ実現をして成功をさせていただきたいなというふうに思います。前回も言いましたが、淡路でもやっぱりかなりの大きな経済効果があったと聞きますので、もちろん花卉の生産、販売もそうですけれど、同時にやっぱり今おっしゃっていただいたように、経済への効果というのはかなり大きいと思いますので、実現と成功に向けてぜひ御尽力をお願いしたいと思います。以上です。

○望月就業支援局長
 労政会館の公募の件についてお答えいたします。
 御指摘のとおり、3館別々で公募をすることによりまして、メリットもあると感じております。例えば、地域に密着した団体が複数公募、参入することができ、より小さな団体も参入することでサービスが向上するということもあるかと思いますので、今後更新の際に、経費面なども含めてさまざまな角度から検討して、より効果的な管理方法を選択できるようにしてまいりたいというふうに考えていおります。以上です。

○内藤マーケティング推進課長
 しずおか食セレクションのことについてお答えしたいと思います。
 まず、認定した商品を売れるようにしていくという形で、県としてフォローというのはやっぱり大事だと思っています。例えば今、6次産業化を通じてこういった新商品を開発するときに、試作品の評価会というのをやっておりまして、その場で評価員のほうからアドバイスをするとか、また加工食品を認定するふじのくに新商品セレクションの審査会の場では、審査員の方からこうしたほうがいいよというようなアドバイスをして、改善を図るような形で、要するに本当に売れる、市場で流通していけるような商品づくりをフォローしております。

 認定商品のPRですが、ここが一番我々も課題だと考えておりまして、まず県のホームページ、それからパンフレットを通じて、まず県民、それから首都圏を中心とした県外の方の目に触れるようにいたしております。また、来週の12月19日に知事に東京へ行っていただいてトップセールスをします。ことし認定した商品も含めた約18商品をその場に並べて、東京の市場関係者や料理人等に見ていただいて、PRしていこうと考えております。
 あと、「しずおか」と「ふじのくに」ですが、「ふじのくに食の都づくり」という形で、「ふじのくに」というのを我々としても使っていきたいと考えておりました。この「しずおか食セレクション」について、昨年度名称を検討したときに、「ふじのくに」という言葉を使おうとしたところ、実は菓子とかパン、それから一部加工食品についてもう既に「ふじのくに」という商標登録がされておりました。これについて、県が「ふじのくに食セレクション」と使ったときに問題がないかどうか聞いたのですが、やはり商標の関係で抵触するおそれがあるということで、いかがなものかということがあったものですから、検討した結果、「しずおか」というような名前にせざるを得なかった経緯がございます。
 ただ全体として「ふじのくに食の都づくり」というのは、県の1つのブランドで今やっており、この中でしずおか食セレクションもPRしておりますので、厳密にどっちがどっちというわけにはいきませんけれど、なるべく「ふじのくに食の都づくり」というブランドを生かしながらPRしていきたいと考えております。以上でございます。

○山口企業立地推進課長
 企業立地についてお答えしたいと思います。
 岐阜県、兵庫県がそれぞれ本社機能の所在地に近く、御存じのとおり、静岡県は東京に近いということもございまして、そういった点は確かに大変共通しているということで、立地の優位性を非常にアピールできると思います。
 また、新東名高速道路が来年初夏には開通するということもございまして、企業の立地先の決定に当たっては、そういう交通基盤、交通網整備が非常に重視されておりますので、本県としましては新東名高速道路の開通、こういったことをPRしていきたいと思います。
 また、昨日8番委員からもいろいろと御指摘がございましたが、工業団地というその商品のよさをやはり地道にPRしていく、そういった営業活動が大変重要だと思っておりますので、こういったことをいろいろと東京事務所また大阪事務所とも連携しながら積極的にPRし、誘致活動をしていきたいと考えております。以上でございます。

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