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委員会会議録

質問文書

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平成20年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:石橋 康弘 議員
質疑・質問日:10/08/2008
会派名:


○石橋委員
 非常に格調の高い質問の後でやりづらいわけでございますけれども、先ほど来、8番委員それから2番委員から質問がございました富士山静岡空港の多目的な施設のことにつきまして、私も所感の一端を述べさせていただきたい。やはり、こういった施設に関しまして、一番必要なことは、富士山静岡空港の周辺の整備に当たってどういう需要があるかという、役所にとっては一番苦手と言いますか、そういうマーケットリサーチ、これが私は一番大事だと思うわけでございます。特に、そこに土地があるから何かをやらなきゃいけないということで、思いつきで飛びついたことというのは、必ず長期的に私は失敗すると思います。特に、前列のほうにいらっしゃる方は、この施設ができたときには、恐らくもう県庁にいないと思います。責任をとる人がいないんですね。ですから、やはり責任を持った慎重な税金の使い方をしなければいけないんではなかろうかと思うわけでございます。
 そのためには、先ほども申し上げましたように、マーケットリサーチ。やはり客観的な目で見なければいけないと思うわけでございます。当事者ではいけないと思います。このマーケットリサーチに1000万円かかろうと、2000万円かかろうと、一般の民間のリサーチ会社でこの富士山静岡空港の周りをどのようなものに整備していくかということを私は見ていただくと。1000万円、2000万円のマーケットリサーチ代は安いものだと思います。何百億円のあるいは何十億円の投資からしてみれば、損害からしてみれば、本当に安いものだと思います。
 ぜひ、そういった面から、皆さん方はもう一度富士山静岡空港を見直していただいて、現在は海外のお客様は京都―大阪―富士山―東京とこのコースがもう常識になっているわけでございますので、そのコースから外れた富士山静岡空港というものはこれからどういった観光ルートでもっていくかということが、非常に重要になってくるのではなかろうかと思うわけでございます。
 特に、私が申し上げたいのは、先般ある医療の大家の方に申し上げたんですが、中国のお金持ちが相当、何十万人がシンガポールに行かれる。何の目的かというと、人間ドックにかかる。お金持ちになった中国人が人間ドックにかかるためにシンガポールに行ってお医者さんにかかって、帰りに観光と買い物をして帰ってくると。何十万人の人が、そういった旅をしているわけであります。そういったことを考えたときに、私は、伊豆半島に人間ドックセンターをつくろうじゃないかというようなことを申し上げましたところ、伊豆半島じゃちょっと無理かもわからないと。しかし、富士山静岡空港のそばなら可能かもわからないというようなことを、医療の大家の方がおっしゃったと伺っているわけでございます。
 これから恐らく東アジアの時代、アメリカが崩壊しましたので、必ず日本を中心とした東アジアの時代がもう幕開けでございます。そういったことでございまして、ぜひ、そういうことで東アジアの皆さんが、お金持ちになって医療を目的に人間ドック、健康のために静岡県に来ると。そして伊豆半島に泊まって遊んでいっていただければ、大変ありがたいというような構想もあるわけでございますので、そういったこともぜひお含みおきいただいて、今後の計画を練っていただきたいと思うわけでございます。

 2点目でございますが、今、天竜浜名湖線の件が出ましたが、DMVの試験が始まるということを伺っております。
 この件におきまして、県下各地いろいろな路線があると思いますけれども、もちろん伊豆半島もあるわけでございますが、伊豆半島だけでなく県下各地ほかの地域に、こういった可能性があるのかないのか、あるいはもし、あるとしたら、伊豆半島なんかどういうメリットがあるのかないのか、その辺を2点目としてお伺いしたいと思います。

 最後に、前々からありました伊豆のコミューター空港ですね、これがどうなっているのか。今後、希望を持てるのかどうなのかということについて、県は現在どのようにお考えになっているのかお伺いしたいと思います。以上。

○伊熊企画調整局長
 多目的産業展示施設に関しまして、マーケットリサーチ、需要の動向をということでございますので、私どもも、それについては十分把握したいと考えております。

 あと、伊豆コミューター空港の関係でございます。平成17年度から滑走路で1,500メートルのコミューター空港の設置ということで、そのための調査をしてございます。いろいろ熟度を高めながら調査を実施しているところでございますが、いずれにしましても、コミューター空港が伊豆半島地域における観光振興や交流に寄与することが期待されておるということがございますので、伊豆半島地域なりに空港整備の可能性があるか把握していくということで大変重要だということで考えております。
 具体的な整備等につきましては、財政状況を勘案しつつ、さらに空港整備の理解が深まっているということが、また重要だと考えておりますので、来年度以降の対応につきましては、現時点では決まっておりませんが、長期的な観点からの主要課題として今後検討をしていきたいと考えております。

○田澤政策推進局長
 DMVの県下各地での導入についてであります。
 先ほど来、申し上げておりますが、DMVはメリットもあると同時にデメリットもあります。
 運ぶ量が少ないとか、そういったものがあります。ただ、鉄道と道路をシームレスに行き来ができるという、そういうことがあります。
 技術的にも法律的にもまだまだ研究段階ということをまず前提にお話をさせていただきますと、やはり交通手段に何を選択するかっていうのは、実際にはその地域であるとか、その利用の目的とか、あるいは使われ方とか、それからどんな人をターゲットにして、どういうところに行くのかとかですね、そういったものを総合的に勘案してメリットを生かせる方法ということで導入を考えるべきであろうというふうに思っております。
 少なくとも道路を走る、それから鉄道の一面を持っているということからいくと、定時性の確保を図るということがまず第一だろうと思います。そういう意味では、道路が混雑をしていない地域を走るというのが、まず現時点では求められているところかなと思います。
 そういう意味では、天竜浜名湖鉄道に限らず、大井川鉄道とか、そのほか県下各地で導入の可能性はあるというふうに考えております。

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