• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:諸田 洋之 議員
質疑・質問日:12/15/2021
会派名:無所属


○諸田委員
 では、一問一答方式でお願いします。
 今回、焼津漁港のカツオ窃盗事件に絡んで私は焼津市の企業数社にヒアリングを行いました。いろいろ聞くと焼津魚市場や漁協の在り方に問題点はあるものの、焼津市の加工業者が数社、枕崎市などに移り工場を造ってしまった問題よりも、そもそも工場を建てたくても土地がないんですといった声が聞こえてきます。これは焼津市もそうですが、県も問題意識を持たなくてはいけないと思いました。
 そこで、企業局では各地域で用地開発に向けた検討をしていると聞いていますけれども、現時点における焼津市内での事業計画の有無についてお聞かせください。

○福石地域整備課長
 地域振興整備事業は、事業用地整備を含めてまちづくりを進めたい市町と連携して進める事業であり、用地整備など開発を進めるエリアや手法についてはまず市町で御検討頂くことになっております。
 もちろん、焼津市にも企業局事業の御提案等をさせていただいておりますが、現時点で焼津市から開発相談や補助金要望を頂いておりませんので、企業局としての具体的な計画はない状況です。

○諸田委員
 今の御答弁とかぶる部分があると思いますけれども、企業局では今後の新規開発候補地の掘り起こしに向けて政令市を除く全市町の話を聞いているとのことですが、焼津市との意見交換の実施状況についてお聞かせください。

○福石地域整備課長
 7番委員から御指摘がありましたとおり、焼津市を含む33市町を訪問させていただいております。
 それとは別に、11月初旬に経済産業部の担当者と共に焼津市役所を訪問し、企業誘致の状況や企業立地の今後の方針について情報交換を行っております。その際にも改めて企業局の事業についてのアピールも行っております。
 焼津市の担当者からは、市内には市街化調整区域や農地など比較的規制が厳しい地域以外でまとまった土地がない状況であり、すぐに開発できる適地はないとの現状認識が示されましたが、一方で市の産業部門と都市計画部門が連携して工業用地の整備や企業立地に向けた検討を行っているとのことでした。これを受け引き続き情報交換を行うことで意見が一致しております。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 焼津市は水産業が盛んな地域であり、地元の発展を考えて工場の移転や拡充に対応できる事業用地が必要だと考えますが、企業局の考えをお聞かせください。

○福石地域整備課長
 7番委員御指摘のとおり、焼津市の産業構造を見ますと製造業の中で特に食品製造の割合が高く、水産加工業は地元で非常に高いポテンシャルを有していることは承知しております。
 一方で、2015年の国勢調査によれば日中の焼津市内への流入人口が約2万3000人であるのに対し、日中に静岡市、藤枝市などの市外へ流出する人口が約3万1000人と、約8,000人強の転出超過となっております。
 水産加工業などの強みを生かした新たな工業用地を整備することで企業の流出を防ぐ、あるいは市外から企業誘致を進めることが可能となり、働く場の選択肢が増えて職住近接の実現や市外からの定着人口が増える効果も期待できると考えております。
 今後は、こうした視点も含めて市と意見交換を継続してまいりたいと思います。また企業局も市の担当者も定期的に入れ替わっていきますので、こうした取組は地道に継続して行っていく必要があると考えております。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 今言っていただいたように、企業局も市の担当者も入れ替わりますので何回も行きながら煮詰めていく、また顔をもっと覚えてもらって距離感を縮めていくことが非常に大切じゃないかなと思います。これも営業ですよね。企業局は待っていてもばんばん来る時代ではありませんから、こちらから先手を打って取っていくイメージも必要じゃないかなと思います。
 何回も行くことについては、私も議員としてある意味営業みたいなことをやることがあるんです。この方にはまたお会いしたいとなったときには、あえて話の中で何か宿題みたいなものをもらえるように話をするんです。ここが分からないな、ここはどうだろうとなったときに、しっかりメモしておいて、調べて、すぐ後日に調べました、またお会いできますかみたいなことを言うんです。それを何回か繰り返していくと縮まっていきますから、ぜひ宿題をもらうことを頭に置いて営業活動をやっていただきたいと思います。
 それから、今後の方向性を考えると焼津市はどんどん変わっていくと思います。昨日の委員会でも今まで市場の在り方がどうしても船元に力が行き加工業や物流、流通業には力が行っていなかった現状が見えているんですけれども、焼津市の水産業の健全な発展となるとこれから船元だけではなく水産業や物流も一緒になった発展を目指していくことになります。県もそれに向けて組織改革を促していきますし、焼津市も水産関係の部長さんが入っていろいろやっていくと今日の答弁でありましたけれども、国から来ている人ですから相当がっつりやると思います。
 そうなったときに、大義名分が水産業の発展となるんです。確実に加工業や物流の倉庫が必要になってきます。ニーズがぐっと高まったときに土地があるのかと必ず言われますから、今までよりも担当者レベルの本気度が上がり、何とかしなければいけないと考えますから、そのストーリーをしっかりとつかんで焼津市に営業をかけていただきたいんです。
 それをがんがんやっていただくことによって焼津市の担当者もレベルアップしていくでしょうし、最終的には企業局を選ばずほかを選んで土地を造成するかもしれませんけれども、それは決してマイナスではなくて市のため、県のためにはなるわけですから、ぜひともそこら辺まで考えて何回も行っていただき、先ほどのストーリーをぶつけながら営業をかけていただきますようよろしくお願いします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp