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委員会会議録

質問文書

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平成26年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:11/06/2014
会派名:ふじのくに県議団


○四本委員
 よろしくお願いします。分割質問方式で質問いたします。
 主要な施策の成果等の説明書の24ページの(イ)富士山憲章の推進ということで、都心と富士山頂でキャンペーンをやったということであります。山梨県と合同でやったということでございますけれども、これをやった結果、この富士山憲章の周知にどのような効果があったのか。特に山頂では――私の記憶が定かではないんですが――太鼓みたいなものを富士宮市の人がやるとかやらないとかって聞いたような気がしましたけれども、どの程度のものをやって、どんな効果があったのかお尋ねいたします。

 次に、主要な施策の成果等の説明書26ページ、b富士登山における安全確保のためのガイドラインの策定、周知についてでございます。
 ここには、夏山登山期間以外の登山禁止だとか、携帯トイレを持参して、という内容が載っております。この結果というか効果が一部ことしの夏山であったと思うんですけれども、このガイドラインがどのように効果があったのか、成果があったのかお尋ねいたします。

 そして、同じ26ページのe夏山期間以外の富士山来訪者への調査です。これもガイドラインでございますけれども、こういった調査をやった結果、どんな効果があったのか。
 それから、もう1つお尋ねしたいのは、これは9月、10月、11月の登山をしている人に聞いているのか、あるいはそういう人も含めた何となく遊びに来た人にも聞いているのか。それによって若干違うのかなと思っているものですから、これは所管事務調査になっちゃうのかもしれませんけれども、その辺も答えてください。
 いずれにしても、このことがどんなふうに成果にあらわれているのかお尋ねをいたします。以上答弁をお願いします。

○小坂富士山世界遺産課長
 3問の御質問をいただきました。
 最初に、富士山憲章の推進ということで、富士山憲章キャンペーンについて、お答えをしたいと思います。
 昨年度は都心でのキャンペーンと富士山頂でのキャンペーンを行っております。これは平成10年に山梨県と合同で策定いたしました富士山憲章の周知啓発活動を両県合同で行うということで、両県だけではなく、市町村でありますとか、国の出先機関も含めまして、一緒に活動をしているところでございます。
 これまでも、平成13年度から両県合同で実施しておりまして、特に山頂キャンペーンは平成17年度から9回、9年続けて実施をしております。
 内容的には、両県職員と市町村、国の関係職員が啓発活動を行うということで、平成25年度は山頂においてふじっぴーでありますとか、山梨県のゆるキャラも来てくれまして、キャンペーンを行いました。
 8番委員が言われました太鼓の演奏は特にはございません。ふじっぴー等を使いまして、また職員から啓発グッズを500セットほどお配りするという形でのキャンペーンでございました。
 成果というところでは、具体的なところはなかなか推しはかれないんですけれども、なるべく裾野を広げて取り組むということで山頂と都心でキャンペーンを行いました。それまで富士山麓の道の駅等でキャンペーンを行っておりましたところ、アンケートによりまして都心での富士山に対する理解度が余り高くないという結果が出たものですから、昨年度は都心で行ったところでございます。
 今後とも両県と関係機関合同で富士山憲章の周知を進めていきたいと思っています。

 2番目の主要な施策の成果等の説明書26ページの富士登山における安全確保のためのガイドラインの関係と3番目の夏山期間以外の富士山来訪者調査でございます。これは両者とも関連がございまして、先に3番目の来訪者調査をお答えさせていただきたいと思います。
 昨年の9月から11月にかけまして、延べ13日間にわたり、3登山口の5合目でそれぞれ聞き取り調査と駐車車両のナンバー調査、つまり車籍調査を行いました。
 その中でわかりましたことは、通常夏山については初心者の方が非常に多いのですけれども、こちらのアンケートでは複数回登られている経験者の方が圧倒的に多いことがわかりました。この時期を選んだ理由もオフシーズンでマイカー規制がなくすいているからということで、富士山の状況をよく知っている方が来られている傾向がありました。
 また、インターネットを使って情報収集をされているところでありまして、富士登山における安全確保のためのガイドラインの認識についての問いかけもさせていただいております。このときは54.1%の方がこのガイドラインについて認識しているとの御回答いただきました。
 次に、車籍――車両ナンバーの調査によりますと、やはり関東地方からの方が約50%で、次いで本県中部地区から41%ほどの方が来られているということです。駐車車両台数は午前12時ぐらいがピークということで、傾向としては、やはり日帰り登山をされている状況が見受けられるところでございます。

 戻りまして、2番目の富士登山における安全確保のためのガイドラインです。今申し上げましたように、秋の来訪者調査は5合目で行いまして、登山される方だけではなくて、5合目を訪れる来訪者の方も含めて、2,000人ほどの方にアンケートの回答をいただいているところでございます。
 このガイドラインの周知でございますけれども、今申し上げたように、秋に行いました調査では、まだ54.1%の認識率でございました。また登山計画書につきましても、12%ほどの方しか出していないと。携帯トイレも25.1%の方しか持参されていない状況でございます。このようにまだまだガイドラインが浸透していないところでございます。
 その後、同じ調査をことしの4月から6月、夏山期間前にも実施をしております。その中では、富士登山における安全確保のためのガイドラインの認知度が54.1%から63.4%に9%ほど上がっております。当然計画書も12.1%から22.2%。また携帯トイレも若干でございますけれども、25.1%から26.4%ということで、それぞれ数値が上がっております。
 まだまだ十分ではございませんけれども、今後ともこのガイドラインを周知していくことによって、安全な登山をしていただけるよう目指していきたいと思っております。以上です。

○四本委員
 ありがとうございました。
 富士山憲章キャンペーンのことですけれども、富士山頂で9年もやっていることを――大変お恥ずかしい話ですが――知りませんでした。先ほど太鼓といったのは、何かそのようなことをやっている、違うことがそうだと思っていました。とすれば全く私はこの富士山憲章キャンペーンを知りませんでした。どこまでそれが周知されているのか。実際の効果は確かにはかり知れない部分があるのかもしれませんけれども、もう少しこのやり方を考えていかないと地元にすらあまり伝わっていない状況にあるのではないのかと思っております。例えば今の時代ですから富士山頂からフェイスブックだとかは、かなり効果があると思います。
 私どもふじのくに県議団で、ことし8月27日に県議会議員7人で富士山頂まで調査に行きました。その折、ところどころでフェイスブックで発信しますと、双方向でのそれなりの効果があったなと思います。やり方もこれからもう少し工夫をしていくことが必要ではないのかと思いますけれども、これは意見として申し上げておきます。

 続きまして、富士登山における安全確保のためのガイドラインの策定周知でございます。
 これは、平成25年度に策定周知したことが、平成26年度の夏山期間中に反映されたのかどうかということが甚だ疑問であります。
 平成26年の4月から6月までに認知度だとかいろいろな調査をした結果は数字が少し上がったように聞きましたけれども、現場に実際に行ってみると、この数字が反映されているのかなとちょっと疑問を持ちます。もう少しやはりこの辺の周知方法を考えていく必要性があるのではないかなと思います。これも意見として申し上げておきます。

 次の質問に移ります。
 主要な施策の成果等の説明書47ページの(4)の(ウ)観光ボランティアガイド連携強化事業について、お尋ねをいたします。
 これは具体的にどんなことをやって、またこれを受けて県下のガイドボランティアの皆さんにどういう効果があったのか。その辺の効果、成果の部分をお尋ねいたします。

 そして、同じ47ページの(カ)富士登山ナビゲーターの設置であります。
 これは、富士宮口、須走口の5合目登山口において24時間体制で日本語対応をやったと。これについてどのような成果、効果があったのか。平成26年度は時間も変わったみたいですよね。富士宮口と須走口の対応時間が違っているということでありますけれども、これをやった結果どういう分析をされたのか、成果がどうであったのかをお尋ねいたします。

 最後に、主要な施策の成果等の説明書51ページ、(3)のイの(ア)全日本大学女子選抜駅伝競走――富士山女子駅伝です。
 これは、以前の文化観光委員会でも申し上げましたけれども、地元では大変盛り上がって応援も沿道にたくさんの人がいますけれども、これが本県の知名度向上にどのような成果があったのか。全国放送の視聴率が5.0%というのは、どの程度のものなのかお尋ねをいたします。以上答弁をお願いします。

○掛澤観光政策課長
 まず、観光ボランティアガイド連携強化事業でございます。
 観光ボランティアガイドは、県内に37団体、882名いらっしゃいます。県では静岡県観光ボランティアガイド連絡協議会を運営しております。
 主な活動としては県民の日である8月21日、それから富士山の日の2月23日におもてなし体験イベントを開催していただいています。これは地域にそれぞれのボランティアガイド団体があるわけですけれども、その地域の名所旧跡等をめぐるウオーキングツアー等を実施していただくものです。昨年度は延べ38団体が実施し、一般の方3,141人に参加していただきました。
 この静岡県観光ボランティアガイド連絡協議会は、おもてなし力の向上や受け入れ体制の整備を目的にやっておりまして、研修会を年に2回行っております。ボランティアガイドの方も非常に熱心で、おもてなし力の向上につながっていると思っております。

 それから、富士登山ナビゲーターです。
 富士宮口、御殿場口、須走口において県が外国人対応、市町が日本人対応ということで1人ずつ設置しています。
 活動内容としては、外国の方は軽装の方が結構多いものですから、事故を起こしてはいけないということで、そういったことを注意したり、あるいは山小屋の手配とかキャンセルをしたりします。そのほか吉田口から誤って須走口におりてしまう方が多いんですけれども、そういった方に帰り方とかタクシーの手配とかをしております。また下山者に付近の観光地にどういったところがあるか、そういったことを案内することをしております。
 昨年は3登山口合計で約6万3000人、このうち外国人が約1万1100人ということで県が対応をいたしました。以上でございます。

○山本スポーツ交流室長
 富士山女子駅伝がどのように本県の知名度向上に役立ったかということについて、お答えいたします。
 視聴率は全国レベルが5.0%、静岡ローカルが14.3%でした。全国レベルの5.0%は決してよい数字ではないですけれども、放送したテレビ局からは第1回目にしては悪くはなく、まずまずの合格点と伺っています。全国的にいろんな方が観戦をされており、特に高齢の男性と女性の年齢層の方々に非常によくごらんいただいたということです。
 もう1点は、陸上関係者、大会を取材したスポーツ新聞やメディアの方から、本大会は全国で2番目の大学女子駅伝であり、大学女子駅伝界、陸上界にとっては、選手強化を図って東京五輪につながる大会であり、1回目の運営としては、非常にすばらしかったという評価を受けました。また日本陸上界にとって、本大会が期待の星であるという新聞記事が年末に出ました。
 先月10月26日に仙台市で全日本大学女子駅伝対校選手権大会――杜の都駅伝という、富士山女子駅伝と同じような駅伝大会が開催されました。視聴率が全国レベルで8%ぐらい。これは生中継だったんですけれども、富士山女子駅伝も全国レベル的には、このあたりの数字を目指しています。
 また、映像面では昨年うまくできなかった静岡の食や富士山、スタート地点の富士山本宮浅間大社などの紹介映像をふやすように努力をしているところでございます。以上です。

○四本委員
 どうもありがとうございました。
 富士登山ナビゲーターでございますけれども、24時間体制で設置した富士宮口と須走口の効果というか成果。数字でちょっとわかったけれども、実際にはことしの夏に結果が出ている部分があると思うんです。設置時間を変えたということは、24時間設置した効果や成果がなかったということかと思うんです。何で変えたのか。それは決算審査ではなじまないかもしれませんが、24時間設置してデータをとった中で、今のお話では私にははっきりとこの意義が聞き取れませんでした。24時間設置することは非常に効果があると私は思っているんですけれども、その辺の効果について、もう一度聞きます。

 それから富士山女子駅伝。やはり大変にいい結果が出ていたということでありますから、仙台市の杜の都駅伝を上回るような、女子駅伝ではやっぱりこの富士山女子駅伝が一番だよとなるようにさらにいろんな体制を整えて効果を出すことを期待いたします。

○藤原観光交流局長
 富士登山ナビゲーターの日本人対応は、県が実施しているのではなく、それぞれの登山口のある富士宮市、御殿場市、小山町にお願いしております。県では外国人対応ということでやっております。
 本当は設置時間が長い方がいいわけですけれども、24時間設置していたときは国庫補助事業で、できたんですけれども、平成26年度は国庫補助金がとれなく、市町の事業予算での実施となったために若干短くなったと市との話の中では聞いております。以上です。

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