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委員会会議録

質問文書

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平成26年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:11/06/2014
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 一括質問方式でお願いします。
 今の武襯衣(むしゃ)の話ですが、本会議中の議場の様子を見ますと、警察本部長以外の方――知事や部局長が武襯衣(むしゃ)を着ています。
 そして、議員席ではほとんどジャケット、スーツを着ているというような光景が何回か見受けられるということがあります。かたくなにあんな物は買わないと言っている私どもの仲間の議員もいます。木野地域産業課長は誰なのかわかっているかもしれません。
 そうした場合に、例えばワダエミ先生に敬意を払うのはいいとしても、当初、出発点の武襯衣(むしゃ)なんていうのはとんでもない劣悪な商品で、とても着る気にはなれなかった。それで私はあえて武襯衣(むしゃ)に与作という刺しゅうを入れました。アクセントがなかったので。
 先ほど8番委員が言われたように、もう少し何とかならないかということとあわせて、せっかくお金を使うんだったら使い方もあるんでしょうが、知事が勝手にやっていることだからというのではなく、県議会議員も一緒になって遠州地域の織物を再興する。昔は別珍・コールテンの有名な産地でした。
 そういったことを考える場合に、ただ知事と部局長だけでは――部局長は任命権者があれだけ踊っているので俺たちも踊らなければしょうがないという気持ちはわかりますが――それだけではやっぱり広がっていかないと思います。県議会議員がさすがにそうだなという気持ちになるような政策も打つべきだと思いますが、その辺の考察をお伺いしたいと思います。

 それから、土屋経済産業部長は平成25年度の予算を仕立てるときに経営管理部長という立場だったわけですね。多分、そのときの渥美元経済産業部長と最終的な折衝もしたと思います。
 そのときに、平成25年度の予算編成について、渥美元経済産業部長はこういったことをぜひやりたい、幾らぐらい欲しいんですという話をされた場面もあったと思います。それに対して当時の土屋元経営管理部長は、だめだ、そんな金はない、何言っているんだと言ったかどうか知りませんが、そういった場面も少なからずあっただろうと思います。
 翻って、今は逆に経済産業部でお金を使う立場にいるということで、その当時の経営管理部長として、経済産業部のありようとしてこういったものに金を使うべきだという思いと、今の経済産業部長になって、本当はあのときこれに予算をつけておいたほうがよかったかなとおぼろげながら反省点もあると私は思っています。その辺を含めて、たまたま1人2役――経営管理部長と経済産業部長として、それぞれいい場面にいたということなので、土屋経済産業部長は静岡県の経済、産業をどのようにしていきたいかということを、決算の指標に照らして御意見を伺いたいと思います。

○木野地域産業課長兼商業まちづくり室長
 武襯衣(むしゃ)をもう少し県民の皆様にも理解していただけるように、もっと広く遠州織物を皆様に着ていただけるようにという御意見かと思います。
 実は、先ほど平成25年度で事業終了という話をいたしました。平成26年度はいろいろな地域のシャツ、それこそ焼津市の魚河岸シャツでありますとか島田市の島田帯シャツがあります。実際に聞きますと、浜松市では地域のシャツの生地を使って地元で縫製したり染めていたりします。必ずしも武襯衣(むしゃ)だけを県が推進するのはいかがなものか、逆に言うと、ほかの地域の方からも、その地域のものを売ってほしいという意見が出てまいりました。
 実は、平成26年度――ことしにつきましては、そういったシャツを集めて夏にビアガーデンでPRをしたりもしたんですけれども、9月にこれからもう少し行政としてPRしていこうということで、そういった地域にあるシャツを県として認定して、武襯衣(むしゃ)と一緒にPRしていこうということを始めております。
 議会で着るときには品位を重んじるなど、必ずしもビジネスで着るばかりのシャツじゃありませんので、TPOに応じて、県職員、議員、また特に県民に対して地元のシャツはこんなのがあって、こういうことができたらいいということを県のホームページで案内しまして、地場産品としてのシャツを地産地消で皆さんで推進していけるようにやっていきたいと思います。

○土屋経済産業部長
 平成25年度の当初予算を編成したときは、渥美元経済産業部長でなくて吉林元経済産業部長でございました。渥美元経済産業部長は平成25年度の経済産業部長です。
 平成25年度当初予算とその執行状況をことし4月に見せていただいたときの感想を申し上げます。財政課が予算をつけるのは、事業の形と全体の財政状況を踏まえて、どこに重点的に置こうかということです。どういう工夫をしていくかというのは、各部局にお任せという仕組みを私どもはとっております。財政状況を鑑みますと、余り放漫な財政運営はできないという状況です。
 しかしながら、各部局長が俺はどうしてもやりたいんだと、俺に任せてやらせてくれという話については部局長の再調整という場があります。平成25年度当初予算においても、先ほど説明したかなりの部分は吉林元経済産業部長が、1年間しっかりやらせてほしい、必ず効果が出るということを確約していったものになります。それについては、私どもも各部局が自分の場所を知りながらやっているものに関して、ほかの財政事情を乱さない限りにおいては予算をつけていきたいという仕組みで、財政等の査定等をやっております。
 そういう意味で執行状況を見ますと、お金で考えたよりもかなり工夫をされて執行しているなということをここに来て思います。各部局は現場の皆さん方と接触しながら一番最適な方法でお金を使っていただいていると思います。
 ただ、かなりいろいろ絞り過ぎたかなというのがあって、団体あるいは行政的な運営経費がかなり厳しいなというのがことしの感想であります。それに関しては、平成25年度はいろいろな工夫で1年間乗り切っていたなと思います。
 平成25年度中に平成26年度当初予算を渥美元経済産業部長と話したときも、今年度目玉としてやらせていただいている事業については、そのときに相談をさせていただいて予算をつけさせていただきました。特に今、産業成長戦略会議をやらせていただいていますが、あのときもみんなが合意したのは、予算で一つずつ議論しながら進めていくのではなくて、一定限度の枠を持たせて、民間の方々を含めた会議の中で、こう行こうと決めたときには即手を打てるような状態には常に置きたいということがございます。
 今年度の当初予算の中でも、2億円の産業成長戦略会議用のお金を用意させていただきました。これに関しては昨年度、議会でも当初予算の議決をいただき、御了解をいただいて執行させていただいていますが、このように当初予算は1月、2月に算定をさせてもらいます。実際の実行は、そこから半年後以降に実行するというタイムラグがありますので、一定の余裕枠の幅の中で目的を達成するという事業のつくり方をさせていただくことがどうしても必要かなと最近思っております。例えば9月に何かをやって、10月に何かをやって、その最中に経済状況が変わると、特に経済産業部の事業は大きな影響を受けます。今も円安になってかなり苦しい状態になってきていて、その中でどうするかということも予算の中でどうやって動けるかということにつながります。
 目的を逸脱するつもり全くございませんが、一定の枠内の柔軟な対応については、大池委員長初め委員の皆様方に御理解を得た上で対応させていただくという仕組みについて、もう少し工夫していくことがあるのかなという気はしてございます。
 おかげさまで部局長調整費というのを10年ほど前につくらせていただきまして、各部局で1000万円から2000万円ぐらいの予算枠を持たせていただいています。それは使途を限定せずに、そのときごとに発生した財政上の理由のあるものに使うということでやらせていただいています。
 ことしもPED――豚流行性下痢の問題発生のときなど、さまざまなときに活用させていただきました。予算というのは策定した段階で、執行の段階に至れば状況が変わってくるという前提で、もう少ししっかり予算協議をしていればよかったかなという反省はございますが、その中でも各部局の職員が現場に合わせてしっかりと執行しているなと、この平成25年度の決算あるいは平成26年度の半年間を見て思っております。
 そういう意味で、お互いの各部局との信頼関係のもとに予算編成をしていって、それを議員の皆様方に御理解をいただいた上で、その時々の県民のニーズに応じた対応ができるような体制をとっていくべきだろうと思います。そこは少しかたかったかなという気はしてございますが、職員はみんな工夫をして予算を執行しているという感想でございます。以上であります。

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