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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:10/29/2015
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 お願いします。特別会計の不用額について質問を用意していたのですが、6番委員が全部やってくれましたので、私は全く観点を変えて、人材の育成について2点一括質問方式で質問させていただきます。
 1つは平成26年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書34ページ、テクノカレッジなんですが、37ページに結果として非常にいい就業率を示してくださってるんですが、34ページを見る限り、定員に対して在校者の数が非常に少ない。特に清水テクノカレッジ、浜松テクノカレッジ、この辺をどのように分析をされているのか。私としては、それはPR不足ではないかと思うわけでございますけれども、費用対効果の面から非常にいいものをもっともっと宣伝していく必要があるのではないかと感じておりますけれども、その辺の御所見をまずお伺いします。

 それから同じく人材育成の観点で説明書44ページの農林大学校卒業者、これも97.5%の就業率ということで、非常にいい結果、いい教育をされているなと感心をしておりますが、残念ながらそのページを見ますと入校率が76.7%で、いい結果が出ているにもかかわらず後に続く人材がなかなか入ってきていない問題が農林大学校でも見えるわけですけれども、その辺についての御答弁をお願いしたいと思います。

○前嶋職業能力開発課長
 技術専門校の定員充足率につきましては、なかなか厳しい状況がございます。主な原因と思われるものは、全体として少子化が進行している。それから、高校生の大学への進学希望が非常に高い。それから7番委員からも御指摘をいただいておりますが、技術専門校の訓練内容等を含めて十分に知名度の周知ができていない。それから特に清水技術専門校等においては、施設が老朽化しているなど、いろいろ原因と思われるものがございます。そういう中で、特に清水技術専門校につきましては、配管、空調関係の設備技術科の入校が厳しいというところと、あと浜松技術専門校につきましては、機械技術科が10月入校を設定しておりまして、4月に就職したけれどもなかなか定着できなくてもう一度という方を拾うということで、10月入校を設定しておりますが、現在10月に入る方がいないところで、全体の定員充足率を下げている状況があろうかと思います。
 まずはよく知っていただくことが第一ということで、従来からホームページでの広報、それから10月の県民だよりでも広報をいたしましたけれども、そういう各広報紙、それからショッピングモール等での広報を行ったり、あるいは高校生を対象とした体験入校、就職フェア等でのPR、それから高校の進路担当の先生、あるいは校長会等でのPR等を行っているところでございます。今年度は新たに高校進路担当の先生に対して学校を見ていただく機会をつくったり、ハローワークの担当者に学校を見ていただく機会をつくったりしておりまして、PRに努めているところでございます。また、やはり質の高い訓練を行うことがひいては来ていただく最も大切なことになるということで、指導員の資質の向上を図るべく、国のポリテクカレッジとの連携をとりながら、今年度は共同の研修、指導員の研修を行ったりというところで取り組んでおります。いずれにいたしましても今後訓練内容の充実や学科の設定、それから高い就職率を広くPRしながら、魅力ある技術専門校になるように努めていきたいと考えております。

○細谷農業振興課長
 農林大学校の定員充足率について、お答えします。
 まず説明書44ページに示している農林大学校の76.7%という数字ですが、内訳を見ますと、定員の120人に対しまして92人が入学しているという状況でございます。学科別を見ますと野菜学科が定員が36人に対して33人、茶業学科が定員15人に対して5人ということで、学科のばらつきが多いということを把握しております。この傾向は平成19年ごろから続いておりまして、野菜学科の人気が高く、定員を超える入学者を確保してきたところです。このため平成26年度の入学生から定員を見直しまして、野菜学科につきましては20人を36人にふやしたところでございます。こうしたことに取り組んでまいりましたが、今のところ先ほど申しましたような定員充足率になっているということです。なお応募者数を見ますと、平成26年度は120人の定員に対しまして119人が受験しているということでございますので、受験者についてはほぼ定員を満たしているわけですけれど、学科の試験の中で、あるいはその後の事情によって入校していない学生もいるかなと考えております。
 今後の対策でございますが、先ほど申しました学科の再編をしたことを、各農業高校、あるいは県内の普通高校の皆さんによく理解をしてもらうことが大事だということで、平成26年度農林大学校の職員が県内137校を訪問して農林大学校のPRをしたところでございます。また、高校の20校208人の高校生に対して、個別に学校の説明をしたところでございます。さらにオープンキャンパスを実施しておりまして、県内の高校生251人並びに保護者125人の方が訪れて農林大学校の教育について理解をしていただいているということでございます。
 今さらに新しく取り組んでいるのが、若者に人気のありますインターネット上の動画サイトに今までテレビ番組等で放映された農林大学校の紹介番組を動画として掲載させていただいてありますし、さらには職員みずから動画を撮って、ふだんの学生の様子を動画サイトにアップしたりということをして、若い人たちに直接に農林大学校の魅力を感じてもらうように努力をしているところでございます。

○前林委員
 御説明ありがとうございました。
 いずれにしましても、第1次産業、第2次産業を支える非常に大事な人材でございますので、その育成に際して知恵を絞ってしっかり定員の確保とあるいはいろんな工夫をした中でもって、人材の育成に当たっていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

○田形委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は14時55分とします。

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