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委員会会議録

質問文書

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令和5年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 唯記子 議員
質疑・質問日:12/14/2023
会派名:ふじのくに県民クラブ


○鈴木(唯)委員
 一問一答方式でお願いします。4点お聞きします。
 まず、産業委員会提出案件の概要及び報告事項10ページの専決処分事件の報告についてです。
 裁判上でも請求を行わないということなので、いいと言えばいいんですが、例えば報告第41号の浜松市所有の街路樹に接触したというのはどのような状況だったのか伺います。

○大橋総務課長
 報告第41号の西部農林事務所職員の交通事故について説明いたします。
 西部農林事務所の職員が、公用車で浜松総合庁舎から道路に左折で出たところ、助手席に立てかけていた傘が運転席側に倒れてきたことから視線を進行方向から外してしまいました。そのときに左折した状態で進んでしまい道路の左側にある歩道の街路樹に接触して損害を与えたものであります。

○鈴木(唯)委員
 なぜ事故の状況を伺うかというと、この御時世安全装置がついている車は多いです。それを過信してはいけないですし、これはもちろん事故なので本人が注意する必要もありますが、本人の注意力だけでなく安全装置により防げる事故であったのであれば、公用車を買い替えるときに安いものだけを選ぶのではなくて、今の御時世に見合う車を選ぶ必要があります。また保険からお金が出るからいいというわけではなくて、保険の見直しもする必要があります。
 あと、街路樹というのも気になりました。今回の事故は本人の注意力の問題もありますが、そこが出にくいとか事故が多いのなら、市民、県民のためにも街路樹そのものの場所はどうなのかとか、それも見直す検討の余地があるのかなと思います。
 私は浜松市民なので、ここはイメージがしやすかったものですから伺いましたが、事故を起こしてしまいすみませんでしただけではなく、周りの環境だったり車の状況はどうなのかなどを見直す機会としてしっかり反省していただければと思います。

 次に説明資料34ページ、若者のUIターン就職支援について伺います。
 企業局にも聞こうと思っていて、企業局だと産業委員会提出資料の8ページになりますが、若年層に向けた情報発信の取組として大学生向けの講義が行われています。
 今回の定例会でも委員会の中でも技術職の人材不足の話があって、先ほど7番委員からもありました。UIターンだからここにとかではなくて、いかに情報を出していくかが大事だと思います。産業委員会の中で同じく若者向けに情報発信する部局として、連携することはできないのかなと思います。企業局の事業では1回の講義でかなりの人数が受講しているので、そこでUIターンの取組をお知らせしてもいいのではないか思いますが、そういった連携した取組について何か考えていらっしゃるのかお伺いします。

○八木労働雇用政策課長
 若者向けの情報発信については、様々な機会を捉えて効果的に実施をしていきたいと考えておりますので、御提案のあった企業局との連携につきましては、ふじのくにパスポートの取組などの情報を共有し、連携して周知を図ることなどを検討してまいります。
 あわせて、企業局以外にも大学課が所管する短期集中単位互換事業等の県内大学生に対する取組と連携し、学生等に向けた効果的な情報発信の強化を検討してまいります。
 なお、パスポートの取組につきましては、今年度からふじのくに地域・大学コンソーシアム、静岡県職業教育振興会に依頼し、県内大学、短期大学、専門学校の全学年の学生に向けたメール配信により周知し、情報発信の対象者の拡大を図ったところです。
 今後とも、他部局やふじのくに地域・大学コンソーシアムなどと連携を図りながら、より効果的な若者向けの発信に努めてまいります。

○鈴木(唯)委員
 いかに多くの方に見てもらうかが重要で、今連携してやってくださるということですごくいいと思いますが、例えばメールとなると今の若者は防災メールなども頻繁にくるともう開きもしないという状況になってしまうので、若者がどういうものだったら見るのかを考え、見てもらわないことには幾らいい取組だとしても効果としては出にくいと思うので、ぜひ連携しながら若者が受け取りやすい、見るような情報発信をしていただきたいと思います。

 続いて、説明資料の35ページです。
 2取組の概要に、テレワーク推進人材養成講座とあります。コロナのときは分かりますがコロナも大分落ち着いてきて通常の日常生活に戻ってきている中で、今後県としてテレワークをどのような方向で進めていくのか伺います。

○八木労働雇用政策課長
 テレワークはコロナ禍において感染拡大防止の観点から普及したものですが、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方であり、多様な人材が働きやすく活躍できる環境整備の一環として県としては今後も推進していくことが必要であると考えております。

○鈴木(唯)委員
 環境や状況が変わってきていると思いますが引き続き続けていくということで、テレワークの新たな視点というか、このように進めていこうという具体的なものがあったらお伺いします。

○八木労働雇用政策課長
 先日、国において育児や介護をしながら働く人の支援強化に向けた制度の見直し案を公表したところでございます。その中で3歳から小学校入学前の子供を育てる従業員が、在宅でのテレワークや時差出勤など複数の選択肢から働き方を選べる仕組みの導入を全ての企業に義務づけることとされております。
 この見直し案は、今後労働政策審議会に提示され来年の通常国会には育児・介護休業法の改正案として提出を目指すとされており、今後もテレワーク導入の重要性は増していくものと考えております。
 このため、県では製造業等の導入困難と考えられる業種ごとに導入事例を紹介し、現場作業があるからテレワークはできないという意識の払拭に取り組むとともに、企業内においてテレワーク導入を推進する人材養成講座――こちらは現在取り組んでいるものですが――の開催と講座終了後のフォローアップ支援として専門家がテレワーク導入に関する施策情報や効果、先進事例の紹介等を行う巡回訪問支援などによって、引き続きテレワークの導入に取り組んでまいります。

○鈴木(唯)委員
 進めていくということでいいかなとは思いますが、引っかかるのがコロナ禍でテレワークを推進した理由は人と会えなかったからだと思います。しかしそれを子育てのためとなると目的が変わってきます。同じテレワークであっても転換していくと思いますが、そこのイメージがつきにくいと思います。
 テレワークの推進で、例えば壁にテーブルを備え付けるための補助が出ていました。テレワークというのは、家でパソコンで仕事ができる環境ですが、そこに壁づきの机をつくるのに補助が必要なのかなと思っていました。
 テレワークを推進するために県が補助するに当たりどのような補助が必要なのか、今お聞きしたので内容としては分かりましたが、新たにテレワークを推進していくのであれば目的に見合う内容の補助をいま一度考えてほしいです。目的によって手段変わるわけですから、そこは引き続き継続ではなくて、同じテレワークであっても違う目途なので、いま一度しっかり検討していただきたいと思います。

 最後に、説明資料47ページ、GI指定を契機とした県産日本酒のPRについてです。
 これはすごくいいなと思っていますが、海外販路などはイメージしやすいのですが、具体的にどのような成果が期待できるのか、本県より前に指定を受けた他県の成果も含めて静岡県ではどういったことを検討していくのか伺います。

○池谷地域産業課長兼商業まちづくり室長
 静岡の清酒がGIの指定を受けたことに伴い期待される成果などについてお答えします。
 このGIの指定により、県産の日本酒が歴史や風土などの産地ならではの特性を持ち、原料や製法などの生産基準を満たしていることが保証され、世界的に信頼できるブランドとして認知されるため、国内外での需要増加と販路拡大が期待されます。
 県産日本酒の輸出は年々増加していますが、GIの指定に伴い品質と価値が担保されることでさらなる向上が期待できます。
 数年前にGIの指定を受けた他の県では、このGIのブランド力を生かしてインバウンド向けの酒蔵ツーリズムを行っております。本県でも食と観光を組み合わせた観光政策であるガストロノミーツーリズムにも注力しておりますので、こういったものにも日本酒の活用とPRを進めていきたいと考えております。
 今後の取組としては、今年度中に多言語による動画とパンフレットを作成し、県酒造協同組合が現在選定しているGIのロゴマークも活用しながら、イベントなどの機会を捉えて国内外に情報発信することで知名度の向上を図ってまいります。
 加えて、このGIのブランド力は海外でも有効であるため、海外の展示会への出展など県内酒蔵の海外展開も支援するとともに、県酒造協同組合のほか、名古屋国税局やジェトロ等と連携しながらプロモーションを展開し、輸出の促進にも力を入れてまいりたいと考えております。

○鈴木(唯)委員
 もう少しお聞きしますが、県酒造協同組合を中心にと書いてありますが、海外展開の窓口となる、ジェトロなどと直接話をするのは組合になるのか、それとも個人の酒蔵なのか詳細に説明ください。

○池谷地域産業課長兼商業まちづくり室長
 GIの申請は組合が行っており、GIの認定酒を選ぶ管理機関も組合となっているため窓口は組合になりますが、県や国など関係機関が連携してやっていくことでより効果的になると考えております。

○鈴木(唯)委員
 今、日本酒ブームだと思います。お酒は年代によって例えば少し前だと蒸留酒、その前は焼酎などブームの波があります。今日本酒がブームのときに、もちろん海外にもそうですが国内に静岡県の日本酒をアピールしていく必要があります。
 杜氏が高齢で跡を継いでもらえず閉めてしまう方も多い中で、つながりが切れてしまったという話しも聞いたりして、本当にいい酒蔵なのにもったいないなと思っているので、ぜひ個人の酒蔵が連携しやすいように支援し盛り上げていただきたいと思います。以上です。

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