• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 隆久 議員
質疑・質問日:08/10/2021
会派名:無所属


○山本委員
 それでは、一問一答方式で質問させていただきます。
 まず初めに、熱海市伊豆山で発生しました土石流の復旧・復興工事についてお伺いをいたします。
 建設委員会説明資料の43ページにもございますように、復旧・復興チームを設置し、国の技術支援を得つつ地域の理解と関係機関による連携の下、復旧・復興工事を迅速に行っていくということでございます。
 8月2日に配付された資料によりますと、この復旧工事について作業の効率化を図るため民間企業が有する様々な技術の募集を行います、募集期間として8月2日から8月31日までと案内がございます。
 ということは、これから技術を募集しながら、少なくとも8月31日までは復旧工事を進めないという見解なのかまずお伺いします。

○良知技術調査課長
 まず募集期間でございますが、今回は第1回で、現在行っております応急復旧工事ですぐに活用できる技術、あるいはその次のステップで必要となる技術をまず募集しますので、集まった技術を基にこれからやっていく作業を決めていくのではなくて、とにかく今やっている応急工事ですぐ使えるもの、あるいはその次のステップでも使えるものを広く募集しております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 ということは、現状は応急復旧を進めながら、民間から募集した効率のよい技術はどんどん取り入れながら応急復旧工事、そして本格的な復旧工事につなげていく考えでよろしいでしょうか。

○良知技術調査課長
 恐らく様々な技術を提案頂けるものと考えております。
 ただ、どうしても費用ですとか、あるいは技術的に取り入れにくいものも場合によってはあろうかと思いますので、その辺につきましては県と熱海市、あるいは地元で今実際に作業している土建屋さん、建設業者さんと一緒に話をしながら採用できるものを前向きに取り入れていきたいと考えています。
 
○山本委員
 ありがとうございます。
 確かに、まだ現在も行方不明の方が5人いらっしゃるので重機を多数導入して一気にというのはなかなか難しい現状ではございます。
 一方、やっぱり熱海市としては風評被害といいますか観光業に大打撃もあるものですから、その辺はなるべく効率のよい技術を、予算のこともあるでしょうけれども極力取り入れて、二度と同じ災害が起きない本格的な復旧・復興をお願いしたいと思います。ありがとうございました。

 続きまして、地元のネタなんですが馬込川の中下流域の河川維持管理についてお伺いします。
 馬込川は、浜松市の中心部を横断し私の住む南区から遠州灘に流れている川でございますが、特に浜松市の再開発によって新しく生まれ変わった東街区において野口公園や馬込公園と、人々が集う安らぎの場所と隣接している川でございます。
 先日、山ア委員とこの馬込川を少し歩いてみたんですけれども、堤防も人が歩けるところと歩けないところがあったり、堤防に雑草が相当生えていて特に馬込川公園――新しく造った川沿いの細長い公園なんですが、ここはもう本当に雑草が多くてなかなか安らげる状態ではないことを確認しました。
 こういったものも含めて、町なかを流れる親しみのある川とするためにも河川の維持管理も非常に重要だと思っております。
 馬込川の河川維持管理についてどのようなお考え、計画があるかをお聞かせ頂きたいと思います。

○八木河川海岸整備課長
 馬込川中下流域の河川維持管理についてお答えいたします。
 河川の維持管理につきましては、毎年出水期前に河川パトロールを実施いたしまして堤防や護岸の状況把握のほか堆積土砂、あるいは草木の繁茂状況などを確認しております。
 このパトロール結果や地元要望を受けまして、危険度や重要度を勘案して優先順位を決め対応している状況でございます。
 河川の伐木、除草につきましては、県が行う工事だけでは河川全てを毎年実施することは困難でございまして、地元自治会あるいはリバーフレンド等の自主的な活動の御協力を頂いており、大変ありがたく感謝しております。
 なお、馬込川中流域のような都市部の河川におきましては地域の皆様が憩う場として河川空間の整備を行っており、維持管理については景観にも配慮しながら市やリバーフレンド等の地域住民の皆様と連携して行っている状況でございます。
 今後も、地元自治会やリバーフレンド等で対応できない危険な箇所につきましては県でしっかりと対応していくとともに、地域住民からの御意見や御要望を踏まえ適切な維持管理、計画改善を行っていくよう努めてまいります。

○山本委員
 ありがとうございます。
 自治会が高齢化しており、私の町内でも3回堤防の草刈りをやっておるんですけれども見ていると年々参加の人は減っています。それから高齢化している自治会においては、堤防ののり面がとてもじゃないけれども怖くて草が刈れないところもあります。今後ますます高齢化社会において自治会の協力が得られなくなってくると思います。
 その辺の将来的なものを見込んで、リバーフレンドシップの部分もあるんですけれども、県それから市独自で環境を維持していくのかお考えがありましたらお聞かせ頂きたいと思います。

○八木河川海岸整備課長
 河川の維持管理の課題として、県管理河川は約2,500キロメートルございます。その全ての伐木、除草に要する費用については莫大な予算が必要となってまいります。リバーフレンド等の地域の御協力は欠かせない状況ではございますが、今おっしゃられたように一方で高齢化であるとか参加人数の減少といったことにより作業が大変であるという声も多くなり課題の1つと認識しております。
 加えて、県工事の発注に関しても施工業者、受注者の就業者が減っております。また除草単価についても年々高くなっている状況でございます。
 こうしたことから、県では除草作業の効率化、省力化、機械化を目指して現在新たな取組を試行的に行っておりまして、今後しっかりと適正な維持管理が行えるように取り組んでまいりたいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 確かに、おっしゃるとおり予算もかかるし人手も足りないとのことでございますが、もともと川は川遊びをしたり魚釣りをしたりという親しみのあるものから、今はそれが遠ざかってしまっていると。確かに今時、馬込川で泳いだり水遊びする子はいないと思うんですけれども、それでも馬込川は鮎もいますしウナギも上がってくるし多様な生物がいるので、水質のみならず臭いだとか水の色、それから川辺の景観をよくすることによってもう少し生活の中で親しみを持つと、もっと自発的に地域できれいにしていこうじゃないかという住民意識を何とか維持していく。盛り上げるのは難しいと思うんですが、維持していく努力も必要かと思います。
 リバーフレンドシップに代表される啓蒙活動は、今後もっと広めていく用意があるのかどうかお伺いいたします。

○八木河川海岸整備課長
 特に馬込川は浜松市の都市部を流れる河川でございまして、やはり河川の堤防道路は散歩あるいはジョギング等で自然に触れることができる空間でございますので、また川に近づきやすい施策等を考えていきたいと考えております。
 
○山本委員
 ありがとうございました。ぜひとも御尽力をよろしくお願いいたします。

 次に、説明資料の3ページ、報告第10号についてお伺いいたします。
 昨今、道路橋りょう新設改良費は生活道路や幹線道路の道路整備、防災・交通安全対策と維持管理など多岐にわたる道路事業に充当されてて、本来ならば単年度で計画部分の工事を完了し次のステップに進めていくべきですが、強引な工事日程や無駄な予算執行の廃止の観点から翌年の繰越しを認めているところでございます。
 報告第10号は事故繰越で、予測しなかった工事の事故があったということですが、具体的にどのような事故があって繰越しになったのか。それからこの工事に従事している方のけが等はなかったかも含めて、どの場所でどんな事故があったかの報告をお願いいたします。

○戸塚道路整備課長
 報告第10号事故繰越についてお答えいたします。
 この箇所は国道473号の島田市になりますが、地蔵峠バイパス橋梁工事に関するものでございます。昨年3月24日に池村建設と契約した橋台工事で、今年2月5日に掘削土砂のダンプトラックへの積込み作業中に作業員の方が1名、旋回した建設機械と手すりの間に挟まれ死亡する事故が発生いたしました。
 事故後の現場検証や安全管理のためにやむなく工事を一時中止しました。そのために令和2年度中の工事が完成困難となりまして、事故繰越をしたものでございます。
 
○山本委員
 人がお亡くなりになったということで、工事を止めて検証するのはもちろんのことですけれども、ほかの工事にこういったことが二度と起こらないように、工事の進め方の指導は適正にしていただきたいと思います。以上で質問を終わります。ありがとうございました。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp