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委員会会議録

質問文書

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平成27年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:12/15/2015
会派名:自民改革会議


○杉山委員
 一括質問方式で、大きく4点。そして最後に1点要望を申し上げます。
 まず、新幹線空港新駅でありますけれども、我が党の6月県議会の質問におきまして、知事から2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目途として新駅をつくる方針でもって現在新駅設置を進めているという答弁をいただきました。
 この新駅についてお尋ねしたいのは、あと4年ですね。事業がいつ始まるのか。そしてその始まる事業に対してJR東海との話し合いはどの程度進んでいるのか。そして県としての事業費は幾らぐらい見込んでいるのか。これらについて御答弁いただきたいと思います。

 それから、沼津駅周辺総合整備事業につきましてお伺いしますが、大変な御努力のもとに新たに6件の権利者と契約を結んで、これについては大変評価をしております。ただまだ多くの権利者が残っておりますが、継続的に交渉を進めることによりまして理解をだんだん示すようにはなっているのですが、何か1つ大義が欲しいのかな、もう一歩を踏み出す地権者の大義が必要ではないかなと考えます。
 そんな中で、前回の建設委員会でも申し上げました、まちづくりの期待を高めるために新たな方策を、活力のある明るい沼津市そして原地区のまちづくりを交渉の条件として使っていくことが必要なのかなと思っておりますので、用地買収を加速させるため、まちづくりに関してどのような取り組みを検討して行っているのか教えてください。

 次に、7番委員からも出ましたけれども指定管理者の件です。
 10年間草薙総合運動場を管理してきた指定管理者がこのたび、かわるわけですが、7番委員からはさまざまな観点から質問がありましたので、私が1点聞きたいのは、この経験を生かした中で一番大事なことは人的なもの。もちろん違う団体が運営するわけですから自分のところで全て賄いますよと言われればそれまでなのですけれども、やはり円滑に進めていくために経験の蓄積等に対して、人的なものの継続を県として――例えば中に入って3者で話をするという答弁もありましたが、どのような形で推進していくのかを教えてください。

 そして、最後に沼津港のみなとまちづくり推進計画についてお伺いしますが、沼津港は平成14年に策定された沼津港港湾振興ビジョンに基づきまして今では年間約150万人が来訪される観光スポットになっているわけです。
 しかしながら、定期航路については廃止されるなど状況は決して全てが明るいものではありません。そして県は昨年の11月に外部の有識者会議を設置いたしまして新たなビジョンの検討を進めておりますが、本年12月に従来のビジョンにかわるものとして沼津港みなとまちづくり推進計画を策定したわけです。
 この沼津港みなとまちづくり推進計画はどのような過程で示されたのか。そしてパブコメを行ったということですが結果についてどのようなものがあったか。そして中心となる事業がどのようなもので今後のスケジュールはどうなっているのか、お聞かせいただきたいと思います。

○和田政策監
 富士山静岡空港への新幹線新駅の設置について、お答えいたします。
 まず、新駅設置に向けたスケジュールとJR東海との協議状況でございます。
 現在、新幹線新駅の設置については事業者であるJR東海との間で具体的な協議に着手していない状況でございますが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせた設置を目指して県が独自にできる部分について検討を進めております。
 具体的には、今後のJR東海との協議を円滑に進められるよう、本年度はトンネル技術の専門家の方々から成る技術検討委員会を開催いたしまして、今後のJR東海との協議に必要となる新駅の位置や構造等について検討を進めております。
 県といたしましては、技術検討委員会の検討結果をもとに本県案を定めJR東海にこれを示し、早期に理解を得て設置に向けた作業を進めてまいりたいと考えております。
 次に、新幹線新駅にかかわる事業費でございます。
 新駅設置にかかる費用につきましては、新駅の位置や構造さらには空港との連絡通路、駅前広場等の関連施設から算定するものでございまして、富士山静岡空港新幹線新駅におきましては特に既設の新幹線トンネルに隣接することがございまして、これに対する対策工法の選定が建設費用算定の大きな要素となります。
 このため、現在進めています技術検討委員会において適切な対策工法を選定していただき、これをもとに概略の費用を算定してまいります。

○小澤街路整備課長
 沼津駅周辺総合整備事業についてお答えいたします。
 用地交渉についてでありますが、本年1月のまちづくり説明会以降県と沼津市が連携して進めており、現在未買収となっている41件の地権者のうち約30件の権利者を中心に交渉を継続しているところであります。今後も良好な関係を保ちながら先方の意見を十分に伺い、1日も早い契約に向けて努力してまいります。
 用地交渉を加速させていく取り組みでございますが、事業効果や将来のまちづくりに関する情報を広く市民に提供するため、これまでに広報誌を8回発行いたしまして公共機関や大規模小売店舗など34カ所に配架しインターネットでも閲覧できるようにするとともに、フェイスブックによる情報発信も24回行っております。
 また、新貨物ターミナルが整備される原地区においては、まちかどトークと称してパネル展示などによる事業PRも2回行っております。このほかに沼津駅周辺の町の将来像の素案をCGにより作成しておりまして、今後この素案を沼津市に提供し幅広い年代層のさまざまな立場の方とのワークショップなどに活用していただき、まちの将来像のイメージを共有していただけるようにしていく考えでございます。
 県といたしましては、このような取り組みをさらに活発化させ事業に対する期待とまちづくりの機運を盛り上げ、事業用地買収の推進につなげていきたいと考えております。

○濱田公園緑地課長
 草薙総合運動場の指定管理者の交代によりまして、新たなサービスの提供が行われる一方で、これまでのサービスの継続を期待する利用者への配慮は当然に必要なことと考えております。
 御指摘のように、現在の指定管理者には非常に人気のあるスポーツ教室などの実施事業があり、利用者にとって公園の顔として親しまれてきた面もあるのではないかと考えております。
 このため、県といたしましても新たな指定管理者の経営上の判断を尊重しながらサービスの継続性を図り、利用者の生活の一部となっているサービスを提供し続けられるよう、現在の指定管理者が行っている自主事業の継続等について今月から始めます引き継ぎの中で具体的に話を進めていきたいと考えております。

○杉山港湾企画課長
 沼津港みなとまちづくり推進計画について御説明いたします。
 まず、本計画がどのような過程を経てどう示されたかについて御説明いたします。県は地域を束ね関係者が一丸となって目指す新しい将来図を定めるためには客観性を持った高い見識での議論が必要であると考え、文化、港湾、景観、観光の各分野で高い見識を持つ有識者会議を組織いたしました。有識者会議では10年後、20年後の目指すべき将来図を示し、具体的な方策につきましては地元に造詣が深い学識経験者と県、沼津市から成る策定委員会へ検討を依頼し、策定委員会では地元で活躍する若手代表者の意見等も考慮し、新たな計画として沼津港みなとまちづくり推進計画の素案を取りまとめたところでございます。その後実施いたしましたパブリックコメントの意見を踏まえ、今月2日に開催しました有識者会議において本計画が承認されたところでございます。
 本計画は、地域の人と来訪者がともに楽しむために関係者が皆で手入れする地域の庭園のような空間の創出を目指すことから、「みんなで創り、みんなが集う『ガーデンポート』」を計画のキャッチフレーズとしたものでございます。
 次に、パブリックコメントの結果とそれに対する対応について御説明いたします。
 パブリックコメントでございますが、18名の県民の皆様から144件もの多くの意見をいただきました。御意見の多くは現状に対する提案や要望でございましたが、新たな魅力の創出として位置づけた内港西側の計画につきましては部分的に賛否両論がありました。
 御意見に対する県の対応ですが、食や市場の活力といった沼津港のこれまでの魅力を最大限に生かすとともに、これまでにない新たな機能の創出、全体として魅力を高めることが目指すべき沼津港の将来像の実現には必要だと考えております。
 県といたしましては、144件ものさまざまな御意見があることを念頭に今後立ち上げる新たな組織におきまして詳細な検討を行い、計画の実現に取り組んでまいる所存でございます。
 最後に、本計画の中心となる事業と今後のスケジュールについてお答えいたします。
 本計画の中心となる事業は内港の北側――現在は物販所や待合所が建っているところですが――ここのオープンスペース化とターミナル等の整備、さらに現在化学薬品等を取り扱っております内港西側の物流機能を外港に移転集約し、そして新たな空間の創出を図る、これが短期的に進める主な事業でございます。県が基盤整備を行い、民間活力の導入を視野に入れた商業施設などを計画しております。着実に計画を実現、推進するためには行政、住民、事業者等が連携、協調していくことが必要不可欠なことから、さまざまな事項を地域として管理運営していくエリアマネジメントの考え方を導入した新たな組織を本年度内を目途に立ち上げ、計画の実現に向け官民一体となって取り組んでまいります。

○杉山委員
 新駅に関してですが、JR東海との話し合いは具体的にないと。先ほど3番委員から浜松球場の話が出たときに西のある有力者と浜松市長が知事のところに来られたというお話がありましたけれども、地元の市議、県議会に対してどういう話があったのかが非常に大事なことであって、これは議会の議決が必要なんですよ。しかしそこを飛び越えて知事のところに来れば何でも事業が進むという感覚は私はよろしくないと。
 このJR東海との話し合いはまさしくそれで、JR東海の代表者に対して違うところからいろいろな情報が流れて、例えば先に国交省へお願いに行くとなると、当事者であるJR東海が何も聞いていないというような、その話をされたときに進む事業も進まなくなるのは当たり前の話です。
 ただ、知事の言葉は重たいわけです。東京オリンピックまでにこれを完成させるということは、工事が大体最低でも2年や3年はかかるわけでしょう。そうすると逆算していくといつから工事を始めなきゃいけないというものが出ていないと本来はおかしいんですよ。違いますか。そこのところをただ声高にこういうものをつくる、先ほどの野球場もこれもそうですが、防災という言葉を使えば何でもこういう箱物ができるという感覚が今の静岡県にある。これはよしたほうがいい。本当に新駅が必要だからこれをつくりたいんだときちんとJR東海に訴えて。そしてリニアができる。例えば静岡県に1本も「のぞみ」がとまらないのも問題なんですよ。そういうことも含めてきちっとした話し合いをやはりまずはJR東海としなければ、これは前に進む話ではない。これはわかっていて質問させてもらいましたので、提言ということでよく覚えておいてください。

 沼津駅付近鉄道高架事業に関して、実は原地区の新貨物ターミナルについて進めなければいけないのですが、例えば東駿河湾環状道路の西側の延長ですね、それから全国に対するゲートウエーになります駿河湾沼津そして愛鷹のスマートインターチェンジ、つまり新東名と現東名にスマートインターチェンジができる。沼川の新放水路も全部で数百億円の予算をかけて進める。原駅前の整備もそうです。そして道の駅。女鹿塚の自然の村。これはみんな原地区のためにやっているんですよ。反対地権者にこれをしっかり理解してもらいたいんですよね。こういうことをしっかりと原地区のために県でもまちづくりの中で具体的に進めているんだということをもう少し丁寧に沼津市と県が用地買収のときに訴えていただきたい。これも要望です。

 草薙総合運動場の指定管理者ですが、私が聞きたかったのはそういう答弁ではなくて、今使っている人的な方々を継続して使っていただきたいという要望を県がするのかしないのか、お答えください。1点だけ。

 沼津港みなとまちづくり推進計画についてですが、これは視点を変えまして、今実はこの沼津の港は昼間、物すごくにぎわっているんです、確かに。そのにぎわいの中にいろいろな問題点も出てきている。例えば渋滞であるとか。視点を変えてお願いしたいのは、これは港なんですよ、港。その港に船が接岸できない。おかしくないですか。つまりこれだけ大型船やらクルーズ船がもてはやされている時代の中で、沼津港には実は当時の防災船「希望」も入れなかった。この考え方の観点を少し変えてもらいたい。せっかく知事が海の県道223号を認めて、あれ今何か役に立っていますか。何か利用価値ありますか。何か県で考えていますか。あれはただ決めただけでしょう。違いますか。それではだめなんですよ。何かものをするために決めていかないと。ただ形で県道223号を海の道にしましょうと決めても、それが何かあるんですか。そういうものを利用してこの地域の活性化をしていきましょうとか、この地域をよくしていきましょうという考えがあってやっているのならいいけど、ただそのときに思いついた、あれは県道223号清水港土肥線と認めましょうとか、そんなやり方をしていたら正直1つも前に進まない。誰か覚えていますか。委員の中でも多分、知らないでしょう、もう。海の上が県道223号なんて。だから何のために海を利用するかをもう一度原点に返って、陸の話だけでなくて海から沼津港にどのようなにぎわいをもたらせるか私はやはりもう一度原点に戻って、港ですから考えていくべきだと提案しておきます。
 1点だけ、お答えください。

○濱田公園緑地課長
 先ほどの、草薙総合運動場の指定管理者の交代に関する人的な引き継ぎについてお答えいたします。
 今月、3者で――新旧指定管理者、県も入りまして引き継ぎを行います。その中で新たな指定管理者の経営判断もありますけれども、今現在のところサービスの継続の上からも今サービスを提供している現在の指定管理者の人材について何人か引き継ぎをしたいという希望も聞いておりますので、そうした中で県も新旧の指定管理者の間を取り持ちまして、実現するように引き継ぎを行っていきたいと考えております。

○杉山委員
 ありがとうございます。
 今までの経験を踏まえた中で、静岡県内の人材を雇っていただくことは大事なことであると思いますので、ぜひ提言していただきたいと思っています。

 そして、最後に要望をお願いしたいのですが、実は先日も知事にお願いしてきましたが、これは全然交通基盤部には関係ないことかもしれませんが、すれ違っても誰も挨拶しないんですよ、県庁の職員が。こちらからおはようございます、こんにちは、御苦労さまですと声をかけても、ただぼうっと通り過ぎていくだけ。知事に言った、申しわけないけどあなたが知事になってから県庁の中真っ暗だよと。明るい挨拶運動をやりましょうよ。すれ違って県会議員が相手だろうが外部から来た人だろうがおはよう、こんにちはは人間としての原点でしょう、違いますか。先日も言いたくはないけど副議長と議長の間のところにこの部の人が座っていて、私の顔を見て立ち上がって挨拶もしてくれない。だから僕はすれ違う職員を捕まえては何で挨拶をしないんだと、君はどこの誰だと注意しているつもりだけれども、全庁的にこれをやらなかったら正直言ってみっともないですよ。せめて交通基盤部ぐらいは、特にこの部は昔から元気のいい人間が集まっているわけだから、元気よく挨拶をすることをぜひまた心がけていただきたいし、先日も知事のところに行ってそういう話をしたら挨拶運動はやらせていますと言うけども、やらせていますと言っても何も具体的に挨拶してないんだったら根本的にどうするかを具体的にもう一度考えないとだめですよ。いいですか、野知交通基盤部長、よろしくお願いします。終わります。

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