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委員会会議録

質問文書

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令和3年5月臨時会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 節子 議員
質疑・質問日:05/20/2021
会派名:日本共産党静岡県議会議員団


○鈴木(節)委員
一問一答方式でお願いします。
突風等被害への対応について御答弁を頂きましたけれども、細かいことで伺います。半壊以上の支援ということで令和3年度5月補正予算概要(第81号議案関係)の中には、解体する場合、それから建設、購入する場合、基礎支援金と加算支援金の額も示されております。対象が13世帯で、基礎支援金と加算支援金を計算しても合計が5月補正額と一致しないんです。これは今後実態調査をするため余裕を持たせて計上している額なのかお伺いします。

○民谷企画政策課長
今回の支援金につきましては、被害の程度あるいは再建方法により支援金額が異なりますが、半壊であっても住宅を解体する場合には全壊と同様の支援を行うことになっております。このため、13世帯全てが解体を行って建て替えるケースを想定して予算を計上しております。
なお、複数世帯と単身世帯でも金額が異なっており、単身世帯の場合は複数世帯の4分の3になることも加味をした上で3300万円を計上させていただきました。

○鈴木(節)委員
ありがとうございます。
次の質問に移りますけれども、自宅療養体制整備について説明では電話による健康観察と往診をやっていただけるということでした。
それで、保健所が中心になって高齢者と医者のフォローが必要な方に電話や往診をするということでしたけれども、もう少しシステム――24時間対応していただけるのか、医者が応諾しているのかお伺いしたいのと、実際医者は一般診療それからワクチン接種と大変忙しいさなかであると思いますので、往診するとなると大変時間を割かれる課題も出てきますがその辺の見通し等分かれば御報告ください。

○米山新型コロナウイルス対策課長
自宅療養者への支援については、現在調整中ですのでシステムに関してもこれからになります。また対応時間についても、受け入れてくださる医師の方がどのように対応していただけるかにもかかってくると思いますので、ケース・バイ・ケースと考えております。
仕組みですけれども、対応できる医師を募ることもこれからになりますが、地域によっては対応してくださるというお声も聞いておりますので、まずはそういった地域から始めていきたいと考えております。

○鈴木(節)委員
これは大変必要な措置だと思いますけれども、地域の医者に診ていただくとして、かかりつけ医でない初めての患者さんになる可能性があります。そうすると、既往症や普段の生活実態等の健康状態を把握していない医者がいきなり容体を診断するのは大変難しい状況もあると思うのですが、医者のほうもそれで理解していただいているのか、見通しについてもう一度お伺いします。

○米山新型コロナウイルス対策課長
確かにかかりつけ医でない患者を診るのは難しいところです。まずは、陽性患者のかかりつけ医で進めていくのが順当ではないかと思っていますが、かかりつけ医のいる患者ばかりではないので、どのようにしていくかは今後医療関係者と話を詰めていきたいと考えております。

○鈴木(節)委員
ワクチン接種の体制強化でお伺いします。
医療従事者の確保についてですけれども、県の看護協会だとか歯科医師会へ要請をしているとはお伺いしましたけれども、それでも無理な場合はDMATなどにも要請を検討されているのかをお聞きしたいのと、医療従事者の確保ですけれども1チームといっても最初に接種者の容体をチェックする人、接種者の介助者、副反応があるかどうかチェックする人といろんな立場の方が必要になると思います。その場合どのように確保の見通しを持っておられるのかお伺いします。

○青山感染症対策局長
まず接種チームの確保ですけれども、7番委員御指摘のとおり4月に看護協会、それから5月に県の歯科医師会にお願いに参ったところです。その上で、これからチームをつくるために接種に協力頂ける方のリスト化を進めるつもりです。
その際には今お話した看護協会、歯科医師会、医師会も含めて参加のお願いをしてまいりますし、人材派遣会社等も含めて活用の可能性は幅広く、あらゆる方法で考えたいと思っております。
めどとしますと、やはり市町も人材確保に走っておりますし、そこに県が割って入って邪魔することもあってはいけませんので、しっかりと状況も見ながら6月中旬の第1回目の接種までには人材確保を進めていきたいと考えております。

○鈴木(節)委員
ありがとうございます。
接種会場の設定ですけれども、お年寄りが行くとなると車で御家族がお連れする、また1人の高齢者に2人ぐらい寄り添って見える場合もありますので、広い駐車場も必要になります。それから、待機するところや副反応があるかどうかチェックするところも必要となり、広い場所の確保が必要だと思うのですが、調整は始めていると思いますけれども見通しをお伺いしたいのと、予約先の整理の仕方はどのようになるのでしょうか。

○青山感染症対策局長
まず接種会場ですけれども、現在県の所有する施設のほか、県内各市町に幾つか問合せをしております。7番委員御指摘のとおり、広域接種になりますと主として車の利用が多くなることは十分見越されているところですので、駐車場の確保できる施設または駅周辺の施設等々ピックアップを進めているところです。
それから予約ですけれども、先ほど申しましたとおり広域接種の話も始まったばかりで、混乱しないように市町が使っている予約システムの中に県の会場の名前を1つ入れていただくのが最も分かりやすいと思いますし、ワクチンも各市町の高齢者の人数に対して必要量が配付されるので、市町も戸惑いがないのではないかと考えています。国がちょっと混乱をしていますけれども、1つの反省点と捉えていきたいと考えています。

○鈴木(節)委員
ありがとうございます。
検査体制の強化について、簡易キットを高齢者施設等に配付するとのことで高齢者施設に加え介護施設、障害者施設が対象となるのかが1点と入所系に加えてデイサービスや訪問介護、看護をやっている居宅系施設も対象なのかお答えください。

○米山新型コロナウイルス対策課長
簡易キットの配付は、介護の施設だけではなく障害福祉施設も対象と考えております。また入所系施設だけではなく居宅系も対象とする予定です。

○鈴木(節)委員
簡易キットの活用の仕方ですけれども、お年寄りとか障害のある方ですので早い段階で検査が必要になっていきますけれども、どういう場面で活用しようとしているのかお答え願います。それと定期的なのか一時的なのかもお答えください。

○米山新型コロナウイルス対策課長
簡易キットの使い方について現在想定しておりますのは、例えば施設等の従業員や入所者で体調が優れない方、熱等が出た場合は医師にかかっていただくことが原則ですけれども、少し体調が優れない場合にも迅速に検査を受けていただくことを考えておりますので、この検査を反復継続してということは現状考えておらず、もし陽性者が出ましたら施設全体で検査していくことで考えております。

○鈴木(節)委員
ありがとうございました。
有床患者の受入れについてお伺いします。
まず、現在442床の病床を第1段階として522床、第2段階として582床確保するという計画は分かりました。患者さんが急速に増えてしまった場合は通常医療を一定程度制約して病床を確保すると厚生委員会説明資料に書いてあるんですけれども、そうすると比較的急いで治療する必要がない方は待っていただく考え方なのか。最大788床必要になる想定をしておりますので、そうなった場合の確保策についてお伺いします。

○米山新型コロナウイルス対策課長
582床の確保については、7番委員御指摘のとおり手術の延期ですとか一部の診療科目を中止していただくことで60床確保できる病院が県内にありましたので、そちらの60床を足して582床確保が見込まれているものです。
また、788床については国の試算ツールに基づいて積算したものであり、かなりハードルは高いですけれども引き続き医療機関ごとの調整ですとか、各病院にお願いして積み増しをしていきたいと考えております。
また、病床確保だけではなく先ほど申し上げた回復患者さんの後方病院の受入れを円滑に進めることや、宿泊療養施設の医療体制を強化していくことも総合的に進めています。

○鈴木(節)委員
体制を整えていただいた医療機関に、お礼の意味もあって協力金をお支払いするのは当然ですが、医療機関がどういう実態かというと1年以上出口の見えないトンネルにずっといるような感じだと。
看護師さんですので治療に当たる使命感を持っていますけれども、現場の医療機関はもっと人を増やしてくれないと回っていかないということで辞職する実態も聞いております。そういう中でも受け入れてもらわないと困るわけで、病院側からいろんな要望とか意見は聞いておられるのかお伺いします。

○青山感染症対策局長
受入れしていただいた医療機関においては、7番委員がおっしゃるとおり1年以上を経過してきていることもあり、医療従事者の疲弊というお話は伝わってきております。そういう意味でも、今回空床補償単価等の充実をかけることは医療従事者の待遇の改善等にも資することもできるかなと考えています。特にこの緊急時において単価を引き上げるのは、各医療機関の皆様に相当な負担をお掛けしながら病床を確保せざるを得ないこともあるため、1.5倍という単価で設定させていただいて協力をお願いしたいと思っているところです。
当然、医療従事者の確保――御存じのとおり本県は医師も看護師も人口10万人当たりで非常に少ない県ですので――1年以上やってこれたのは医療機関の皆様のおかげだと重々承知しています。県としても人材の供給も含めてあらゆる方法で支援していきたいと考えています。

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