• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 委員会補足文書

ここから本文です。

委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年6月定例会企画空港委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 08/03/2009 会派名:


○岩ア空港部長
 空港部長の岩アでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 空港部関係の提出案件及び報告事項につきまして、議案、議案説明書並びにお手元に提出いたしました企画空港委員会説明資料により、御説明申し上げます。
 説明資料の7ページでございますが、空港の利用状況につきまして、開港日から7月末までの実績を取りまとめましたので、最新の数値に修正した資料を再度お手元にお配りいたしましたので、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、まず委員会説明資料の表紙に記載してございます目次をごらんください。
 今回提出いたしました案件は、議案1件と報告1件であります。
 初めに、第106号議案「静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。
 議案の47ページ、議案説明書の41ページあわせて資料の1ページをごらんください。
 県が設置した航空機給油施設につきましては、指定管理者である富士山静岡空港株式会社が、県の要請を受けて、平成21年4月27日付で関税法に基づく保税蔵置場の許可を受けたところであります。この保税蔵置場は、外国から日本に到着した貨物で、輸入が許可される前の物などの外国貨物を取り扱うことができる場所として、税関長が許可等をした場所であり、この区域内に外国貨物が置かれている間は、当該貨物に係る関税等の徴収が一部留保されます。
 この保税蔵置場において、外国貨物の保管料については、消費税が免除されることとなっておりますことから、航空機給油施設使用料についても同様の取り扱いとする必要があるため、新たに消費税相当額を控除した使用料の額を追加するものであります。
 次に、報告事項であります。
 委員会説明資料の2ページとあわせて議案の62ページ及び議案説明書の47ページをお開きください。
 報告第13号の繰越明許費繰越計算書の報告についてであります。
 本年2月議会でお諮りした繰越明許費が確定しましたので、報告するものであります。
 議案の62ページ、3行目及び4行目をごらんください。
 第3款企画費第2項空港費空港管理費の翌年度繰越額は2698万9000円、第3款企画費第2項空港費空港建設費の翌年度繰越額は、5億3340万5000円であります。
 続いて、議案の64ページの6行目をごらんください。
 第10款災害対策費第5項空港施設災害復旧費現年災害空港施設復旧費の翌年度繰越額は1億994万5000円であります。これは議案説明書の47ページ、48ページに空港管理費及び空港建設費について、また68ページに現年災害空港施設復旧費について記載してございますとおり、空港管理運営事業費などの6事業において、計画、設計に関する諸条件の調整に日時を要したことによるものであります。
 引き続きまして、空港部の所管事項と主要事業の状況について説明いたします。
 委員会資料の3ページをごらんください。
 まず、空港部の組織及び所管事項について、説明いたします。
 空港部は本庁5室と出先機関の静岡空港建設事務所及び静岡空港管理事務所で構成され、空港の管理運営、地元、関係機関との調整、国内・海外の航空路線・便数の維持拡大などを所管しております。
 本庁・出先機関を合わせた空港部職員数は、本年7月17日現在で80人となっております。それぞれの室の主な所管事項については、記載のとおりであります。
 4ページをお開きください。
 平成21年度空港部当初予算の概要であります。
 1当初予算の内訳の表の最下段、空港費計をごらんください。空港部の平成21年度当初予算額は、44億8128万2000円で、20年度当初予算との比較では91億6567万円、率にして67.2%の減となっております。
 次に、2の主要事業をごらんください。
 21年度におきましては、航空機の安全運航の確保及び空港の円滑な運用を図るため、空港基本施設等の管理運営を行うとともに、より多くの路線・便数の確保、使いやすく利便性の高い空港の実現に向け、エアポートセールスや富士山静岡空港利用促進協議会等と連携した空港の利活用促進活動に取り組んでおります。
 また、8月27日の滑走路2,500メートルの完全運用に向け、航空灯火工事や滑走路標識工事等を着実に推進し万全を期するとともに、ターミナル地区西側において、小型機用エプロン用地等の基盤整備を進めてまいります。
 5ページをごらんください。
 富士山静岡空港の整備に当たりましては、計画的に事業を推進しているところであり、平成21年度当初予算及び22年度以降の見込額を加えた全体事業費は1890億円と見込んでおります。
 6ページをお開きください。
 富士山静岡空港の整備推進であります。
 2の完全運用に関する経緯・今後の予定に記載しましたとおり、5月18日に西側制限表面部にあった支障物件の除去が確認されましたことから、完全運用に向けた手続を進めておりましたが、7月30日発行の航空路誌への掲載が完了し、来る8月27日に完全運用が実現される運びとなりました。
 今後円滑な完全運用の実現に向けて、万全の体制で滑走路標識の工事や航空灯火切替工事などを進めてまいります。
 7ページをごらんください。
 富士山静岡空港の利用状況についてであります。
 まず、搭乗者数、搭乗率等についてであります。ここには航空会社からの情報提供に基づき、開港日から7月末現在の累計の搭乗者数及び搭乗率を路線別にまとめております。
 国内線全体の搭乗率は70.6%、国際線の搭乗率はチャーター便を含めて63.0%となっております。また、2の就航率に開港日から7月末までの就航率の実績を記載いたしました。
 霧が発生しやすい梅雨の時期であったこともあり、ここに記載しましたとおり、欠航や目的地を変更するダイバートが発生しております。
 8ページをお開きください。
 富士山静岡空港の利用拡大についてであります。
 富士山静岡空港の路線の維持及び新規路線の開拓に向け、富士山静岡空港利用促進協議会等と連携し、空港需要の拡大に取り組んでいるところであります。
 具体的には、1の就航促進・利用拡大事業では、(1)にございます需要拡大セミナーを開催するほか、(2)にございます旅行商品広告費補助、定期便誘致支援などの空港利活用促進支援事業により、需要の喚起を図っているところであります。
 2の教育旅行促進事業では、県高等学校長協会等と連携し、就航先への教育旅行を計画している学校に対して、教育旅行促進事業費補助を活用しながら、富士山静岡空港の利用を要請しております。
 3の産業交流促進事業につきましては、就航先との産業交流等の活性化を図り、ビジネス需要を喚起するため、富士山静岡空港利用促進協議会が主催する産業交流活動を支援してまいります。
 4の富士山静岡空港サポーターズクラブを利用した利用促進につきましては、航空会社と連携した会員向けツアーの造成、PRや、パックツアー割引特典により、路線利用の活性化を図っております。
 9ページをごらんください。
 5の自治体連携促進事業につきましては、富士山静岡空港の利活用を促進することにより、住民の利便性及び地域の活性化を図ることを目的として、県内団体などが実施する空港利活用促進事業に対し、事業経費の一部を負担することとしております。
 10ページをお開きください。
 富士山静岡空港のエアポートセールスについてであります。
 本年度の主な実績としまして、まず国際線につきましては、定期便を就航している各航空会社に対し、開港時からの定期便の就航について、感謝の意を伝えたところ、各社から県と協力して利用拡大に努める旨の御発言をいただいたところであります。
 またチャーター便につきましては、チャイナエアライン及びマンダリン航空に対し、トップセールスを実施したところであり、今後とも双方向によるチャーター便の運航実績を積み重ねることにより、定期便への移行を要請してまいります。
 国内線に関しましては、新知事のトップセールスとして、就任直後の7月10日に福岡県知事に直接利用促進に向けた協力要請を行うとともに、23日にはFDAの初便で、石川県、鹿児島県を訪問し、交流の拡大を呼びかけたところであります。
 今後の予定といたしましては、熊本県、福岡県、石川県との交流を促進するため、行政、議会、経済、産業界の関係者で組織するふじのくに交流団を派遣するほか、仁川世界都市祝典の開催期間に、韓国への県民交流団の派遣を計画しており、その際にはアシアナ航空及び大韓航空を訪問することとしております。
 11ページをごらんください。
 富士山静岡空港利活用戦略本部の設置についてであります。
 富士山静岡空港の効果を最大化し、利便性を向上するため、全庁を挙げて利用促進活動、関連施設整備に取り組むことを目的として、7月17日に知事を本部長とした富士山静岡空港利活用戦略本部を新たに設置いたしました。
 第1回本部会議では、空港部から空港の利活用促進に関する現状を報告した後、各部局の課題に対する取り組みの報告を行いました。
 今後各部局で引き続き課題への対応策を実施し、8月7日の第2回本部会議において、その状況を報告することとなっております。
 12ページをお開きください。
 福岡線につきましては、新幹線との競合がある中で、開港当初から1日3便もの経営資源を投入すること等に伴う日本航空のリスクを軽減させるための特別なインセンティブとして、搭乗率保証を実施しております。
 利用状況につきましては、福岡からのインバウンド便の搭乗率が低く、週末便に比べて平日、特に火曜日、水曜日、木曜日の搭乗率が低い状況にあります。
 この状況を踏まえまして、福岡線の利用が見込まれる企業への訪問活動、教育旅行における利用の促進など平日のビジネス及び団体事業の取り込みを図るほか福岡での観光キャンペーン、ふじのくに交流会の開催や空港PRの強化等を通じて、福岡からのインバウンド需要の取り組みに努めてまいります。
 13ページをごらんください。
 国際線の需要拡大についてであります。
 まず、1のソウル線でありますが、アシアナ航空及び大韓航空の2便体制の維持に努めるとともに、8月からの仁川世界都市祝典を活用して、搭乗者の増加を図ります。具体的には、同祝典への県及び市町の出展、PRにより、静岡県の知名度向上、誘客の促進を図るほか旅行会社に対して都市祝典ツアーの造成を要請してまいります。
 また8月10日から16日の間、韓国観光公社名古屋支社と連携して、静岡市内でコリアウィークを開催し、韓国のグルメ、文化芸術などのイベントを通じて、県民の韓国に対する興味関心を高め、アウトバウンド需要の拡大を図ります。
 インバウンド需要拡大に関しましては、7月の27日から29日にかけ、アシアナ航空と連携しソウル経由による中国旅行社を対象としたファムトリップを実施いたしました。
 次に、2の上海線につきましては、中国東方航空による週4便の運航を確保するため、インバウンド、アウトバウンド双方の需要拡大に努めてまいります。
 具体的には、メディアによる上海取材ツアーを実施し、民放の情報番組で上海PRコーナーを設け、県民に上海旅行の魅力を訴えるとともに、旅行会社と協働して旅行商品の造成を行い、上海への送客の増加を図ってまいります。また大道芸ワールドカップ開催時に、上海雑技団を招致することにより、上海のPRを実施するほか、2010年の上海万博に向けた旅行商品の造成を旅行会社に働きかけることとしております。
 インバウンド需要の拡大に関しましては、このページの一番下となりますが、7月10日から13日にかけて中国旅行社を招聘し、ファムトリップを実施し静岡への旅行商品の造成を要請いたしました。
 14ページをお開きください。
 2009仁川世界都市祝典への出展についてであります。
 仁川世界都市祝典は、韓国におけることし最大のイベントであり、8月7日から10月25日の80日間にわたって、仁川広域市松島国際都市において開催されます。
 2の全体概要のとおり、約700万人の来場が見込まれており、本県は3の本県関係の出展概要のとおり静岡市及び浜松市と連携し、世界都市館内へのブース出展を行うこととしております。静岡市及び浜松市以外の34市町も、県のブースを御活用していただき、8月14日から10月25日まで、週単位の入れかわりでPR活動を展開する予定です。
 主要な日程は4に記載のとおり、8月7日の開会式、9月15日から9月17日までのアジア太平洋都市長サミットなどが予定されておりますが、県及び市町行政関係者の出席も要請してまいりたいと考えております。
 効果的なプロモーションとなるよう市町との連携を深め展示内容の充実を図るとともに、富士山静岡空港利用促進協議会と連携し、都市祝典視察を含めた研修旅行、県民を対象とした旅行商品の造成により、ソウル線の利用拡大を図ってまいります。
 15ページをごらんください。
 富士山静岡空港航空貨物利用促進協議会の設置についてであります。
 本年4月16日に富士山静岡空港における航空貨物の利活用を官民一体となって推進するため、県内経済界と連携して富士山静岡空港航空貨物利用促進協議会を設置いたしました。本協議会は2の協議会の構成員にありますように、県のほか経済団体、フォワーダー、航空会社など18団体によって構成されております。
 活動内容といたしましては、富士山静岡空港の物流拠点化に向けた課題解決方策の検討、富士山静岡空港のPR、関係機関に対する要望活動、貨物チャーター便や貨物専用便の誘致などを行うものであります。
 今年度につきましては、下部組織であるワーキンググループを3回程度開催し、航空貨物利用促進に向けた提言を取りまとめ、来年度の予算及び施策展開に反映させることとしております。
 以上で私からの説明を終わりますが、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○伊藤委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより、質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言をお願いします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp