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委員会会議録

質問文書

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平成23年7月エネルギー有効利用推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:07/25/2011
会派名:自民改革会議


○落合委員
 まず伺いたいのが、静岡県として新エネルギーに関して水素エネルギーについて考えがあるのかどうなのか。水素発電について、今、福岡県が九州大学とともに本当に最先端を行ってます。いろんな面で今取り組まれているわけですが、安定した電力の供給ということでは、やはり水素エネルギーがこれから主力になるんじゃないかと思います。それで日本の近海にメタンハイドレードがありますが、やはりそこからも水素がとれるわけですね。ただガスから水素をとった場合は、CO2が残ってしまう。そのために、アメリカなどでは地下にまた戻してるという状況でございます。いろんな面でまだまだ課題があるということでございます。静岡県として、水素について考えていくのかどうか伺いたいと思います。
 
 2点目です。先ほど中部電力関係のデータをいただきました。今の電力設備容量はわかりましたが、過去最大の使用量ですね、これを時間ごとにできたらいただきたいと思います。そうすればいつ電気が足らないのかとか、このときは余ってるんだということがわかる。要は夜は余ってるわけですね。夜節電しても電力需要的には余り意味がないというか、そういうことが実際にはあるわけです。だから本当に必要なときにそれだけ賄えるかどうなのかということを、やはり知っていかなければいけないと思います。
 
 次に中部電力の全電力量――年間の販売が1255億万キロワットアワーで、動力需要が55%、電灯需要が45%です。このうちの照明需要の割合をできたら知りたいと思うんです。大枠は大体把握してるんじゃないかと思うんですが、その辺を後でいただきたいと思います。
 
 先ほどLEDの話が出ました。LEDも、昨年までのLEDは高輝度ではない。ことし非常に高輝度のLEDが出たわけです。それで、白色LEDは特許もこれで切れちゃう。だから非常に今進んでおります。それで、ただLEDの場合は消費電力が多くなれば当然明るくなります。それをやっぱり一番有効なというか、消費電力を抑えられて明るさを維持できるという形で、ほぼ今のLEDが主流になってくるんじゃないかなと思います。
 ということで、県庁庁舎内はこの蛍光灯、水銀灯が使われてますが、ぜひLEDを導入していただきたいなと思います。庁舎でも5年ぐらいで十分にもとがとれると思います。価格的にも――先ほど9番委員が言ってましたが――相当下がってきております。ことしになって相当下がりました。そういうことでぜひ検討いただきたいと思います。以上です。

○斎藤環境政策課長
 水素エネルギーの件でございます。
 委員からお話がありましたように、国内では福岡県が一番進んでおります。あそこは製鉄所から出てくるような副生水素といいますか、そういったのが非常にたくさんあったり、あるいは、いろいろな地元の大学とかでも研究されてるということで、そういう意味では非常に先進的に進められてるように聞いております。
 本県でもこれまでも水素の可能性についていろいろ研究や検討もしてきてはいるんですけども、やはり安定的に水素を出す、そういった技術的な問題とか、あるいはコストの問題とか、さまざまな課題がありまして今のとこまだ余り進んでないというような状況にございます。
 いずれにしましても将来的には水素エネルギーについては非常に大きな可能性を秘めておりますので、今後も十分その辺の動向につきましては情報収集を進めながらよく見ていきたいというふうに考えております。以上です。

○山口企画課長
 先生からの質問に答えられない部分がございますが、まず最初に過去最大の使用量ということでございます。過去最大というと、ちょっと資料がなくて答えられないんですが、昨年度のピーク時ということでお答えいたします。まずピーク時は時間的には大体14時から15時の間になっております。それで日本全体で9つの電力会社がございまして、その数字の取り方もちょっと大きいとこもあったり小さいとこもあるんですが、手元の資料を見ますと日本全体で1億7954万キロワット時、これがピーク時の最大の使用量となっております。そのうち中部電力におきましては、2709万キロワット時になってございます。
 それから県内ということで申し上げますと、ちょっと静岡県は特別でして、東電の管内と中電の管内に分かれておりそれぞれ記録した日も違うんですが、東電の管内では198万5000キロワット時、中部電力の管内におきましては418万8000キロワット時ということになっておりまして、両方足しますと約617万3000キロワット時が使用されてることになっております。それぞれ時間ごとにつきましては、中部電力の管内のものにつきましては中部電力からのデータがありますので、そちらのほうはまた出させてもらいます。
 
 それからもう1つのほうの質問で、販売電力量の内訳ということでございました。販売電力量は電灯、電力、特定規模需要の3つに分けております。また静岡県は特別ですので中部電力内、東京電力内と分けてございます。電灯需要というのは、一般の家庭で使ったりとかそういうような電気量でございますが、そちらのほうは昨年の実績でいいますと中部電力内だけで約57億9800万キロワット時でした。そちらのほうにつきましても、後ほど中部電力管内、東京電力管内それぞれに分けて年度ごとで提出させていただければと思っております。

○勝亦管財課長
 庁舎内のLED化についてでございます。
 白熱灯をLED電球に変えるものについては、6分の1から7分の1の省エネ効果があるということが実証されております。県庁はないんですけれども、総合庁舎については372個の球がありましたものをそのうち半分は不要と判断いたしまして、残りの192個については今回の節電対応という格好の中ですべてLED化をいたしました。
 あとは県庁のほうは、直管型蛍光灯があります。これについては、ちょうど10年くらい前から高規格省エネタイプに10年かけてかえておりまして、今年度がちょうど最後となっております。
 この高規格省エネタイプというのは、従来の蛍光灯よりも2割強の省エネタイプになります。それから今度この高規格HFタイプからLED直管型にいたしますと、大体12%くらいの省エネ効果があると。ですから蛍光灯とLEDについては、十何%くらいの差があると。それが大きいか小さいかという話になりますけれども。今、技術革新がどんどん進んでおりまして、もっと省エネが進んでるかもしれませんけれども。それで電気製品の安全規格であるPSE認証というのが、直管型蛍光灯についてはまだないんですね。それとあとJIS規格というのが、まだ直管型については定まってない。そういうことがございます。
とにかく省エネ効果というのははっきりしてるわけでございますので、将来的にはそちらのほうへ移行することも当然検討していかなければなりません。今年度については、くらし・環境部のほうの環境衛生研究所の事務室にLEDを導入いたしまして、イニシャルコスト、ランニングコストを総合的に判断いたしまして、実施計画を検証することになっております。今後もいろいろ情報収集に努めていって、今後そちらのほうに移行するタイミングをはかるということでございます。

○落合委員
 ありがとうございました。ぜひ水素エネルギーについてはお願いしたいと思います。やはり福岡県に負けないように頑張っていただきたいなと思うんです。日本の最先端を静岡県が行くというぐらいの意気込みで。というのはメタンハイドレートがあり、そこが将来的には使えるということですので、ぜひお願いしたいなと思います。
 先ほどの電力のデータについては、後ほどデータをくださいということでお願いしたいと思います。
 LEDについては今、韓国との研究を行っております。ですから管財課長が言われるデータよりよっぽど今進んでおりますので、そういうことでまた私のほうも一生懸命がんばっていきたい。ありがとうございました。

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