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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年12月定例会文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/15/2014 会派名:


○伊藤文化・観光部長
 おはようございます。文化・観光部長の伊藤でございます。よろしくお願いいたします。
 文化・観光部関係で、この12月定例会に提出をしております議案及び所管事項につきまして、私と空港担当県理事からお手元に配付いたしました議案、議案説明書及び文化観光委員会説明資料により御説明いたします。
 初めに、議案関係でありますが、今回お諮りしております案件は議案1件であります。
 恐れ入りますが、議案の5ページ、議案説明書の7ページ、文化観光委員会説明資料の1ページをお開きください。
 第164号議案「平成26年度静岡県一般会計補正予算」のうち、文化・観光部関係についてであります。
 平成26年度一般会計の文化・観光部に係る今回の補正は、議案5ページ下段から6ページにかけて、議案説明書7ページ及び8ページ、委員会説明資料1ページの1歳出予算に記載のとおり、第5款文化・観光費のうち、第1項文化・観光費3168万5000円、第3項観光交流費1800万円、第4項空港振興費1200万円をそれぞれ増額するもので、文化・観光部関連の補正後の予算累計額は、483億2134万8000円となります。
 今回の予算の補正は、委員会説明資料の2補正事業に記載のとおり、職員給与費3168万5000円、海外誘客推進事業費1200万円、スポーツ交流推進事業費600万円、空港アクセス向上事業費600万円、空港定期便拡充促進事業費600万円の5事業を計上するほか、3債務負担行為に記載のとおり、空港アクセス向上事業費補助金につきましては債務負担行為の議決を求めるものであります。
 恐れ入りますが、別冊の主要事業概要の1ページをごらんください。
 海外誘客推進事業費につきましては、事業概要に記載のとおり、緊急誘客対策を実施いたします。
 これは、ソウル線の減便、武漢線や台北線に係る競争の激化など国際線の状況が著しく変化しており、インバウンド利用を促進するためには、一刻も早く魅力的な旅行商品の造成を促進する必要があることから、市場の現状や特性を踏まえ、旅行商品造成者等の招聘や商談会を実施いたします。
 主要事業概要2ページをお開きください。
 スポーツ交流推進事業費につきましては、事業概要に記載のとおり、ラグビーワールドカップでは本県開催決定に向け機運の醸成を図るため、県民参加型ラグビーイベント等を実施いたします。
 また、東京オリンピック・パラリンピックに向けては、県内の合宿誘致を促進するため、各国大使館、プレス関係者等による県内合宿候補地の視察を実施するほか、ロンドンオリンピック・パラリンピックにおける文化プログラムの成功事例を調査し、本県での文化プログラム展開の検討に着手してまいります。
 3ページをごらんください。
 新規事業、空港アクセス向上事業費につきましては、有識者等から成る富士山静岡空港二次交通検討会議から示された改善の方向性を踏まえ、富士山静岡空港への公共アクセスが十分でない西部地域に係る対応として、事業概要の1に記載のとおり、自宅や会社などと空港を結ぶ乗り合いタクシー運行の社会実験を、前倒しで実施してまいります。
 社会実験の期間は平成27年3月から平成28年3月まで、運賃は競合する浜松―セントレア間の約半額の1人1,500円に設定し優位性を確保してまいります。
 また、空港定期便拡充促進事業につきましては、2次交通の改善により利便性が高まるこの好機を逸することなく、富士山静岡空港に利用者を取り込むことが重要になりますことから、事業概要の2のとおり西部地域における旅行商品の新聞広告等掲載に係る支援を行うことにより、商品の造成を促進し、利用者の拡大に努めてまいります。
 委員会説明資料の2ページをお開きください。
 第7回静岡国際オペラコンクールの開催についてであります。
 静岡国際オペラコンクールは、本県ゆかりのプリマドンナ三浦環をたたえ、その業績を顕彰するとともに、次代を担う声楽界の人材を発掘、育成し、また国際交流を通じて内外と連携を深め、世界に広がるしずおか文化を創造することを目的とし、没後50年に当たる平成8年から3年ごとに開催しております。
 第7回となる今回は、27の国と地域から242人の応募があり、予備審査を経て、11月8日から16日まで、アクトシティ浜松大ホールにおいて1次審査、2次審査を行い、勝ち上がった6人がオーケストラ伴奏による本選に臨みました。
 入賞・入選者は2開催結果等の概要の(1)に記載のとおりでありますが、本選に日本人が4人進出したのはこれまでで最多となりました。
 説明資料の3ページをごらんください。
 平成26年度留学生生活実態調査結果の概要についてであります。
 外国人留学生数が減少している中、県内大学等に在籍する留学生に対し、留学の目的や生活の実態、留学後の進路希望等に関するアンケート調査を実施いたしました。
 今回の調査結果を見ますと、3今後の対応に記載のとおり平成21年に実施した前回調査と比較して、日本人との交流や日本語学習に対するニーズの高さ、経済的な厳しさ等については同様の傾向が見られましたが、留学目的や留学後の進路希望では日本で就職したいという回答の割合が少なくなっております。
 また、全国と比較して地震災害などのリスクに不安を感じている割合が多いこともわかりました。
 さらに、本アンケート調査と並行して、県内大学に対し留学生受け入れに関する取り組み状況等について伺ったところ、日本語教育や授業料減免等を多くの大学で実施しているが、海外での留学生獲得活動や外国語による授業等の取り組みは進んでいないことがわかりました。
 今後、この調査結果を県及び留学生支援ネットワークによる支援事業に活用するとともに、各大学に調査結果を提供し、取り組みを促進してまいります。
 なお、調査結果につきましては、報告書を別冊資料としてお手元に配付しております。
 説明資料の4ページをお開きください。
 世界遺産富士山の保存管理についてであります。
 2016年2月1日までに世界遺産センターに提出することが求められている保全状況報告書につきましては、3に記載のとおり資産の全体構想や各種戦略案を11月26日に開催した第4回富士山世界文化遺産学術委員会にお示しし、おおむね了承をいただきました。
 なお、学術委員会にお示しした案につきましては、別冊資料としてお手元に配付しております。
 今後は、4に記載のとおり年内を目途に富士山世界文化遺産協議会での採択に向けて委員からいただきました御意見も踏まえつつ関係者間の調整を進め、保全状況報告書を最善のものとしてまいります。
 説明資料の5ページをごらんください。
 静岡県世界遺産富士山基本条例(仮称)の制定についてであります。
 この条例は、富士山が有する世界遺産としての顕著な普遍的価値を確実に後世に継承することを目的として、2に記載した基本理念や基本的施策などを定めるものであります。
 現在、3に記載のパブリックコメントを通じまして、別冊資料としてお手元に配付いたしました条例案の概要及び骨子を広く県民の皆様を対象に公開し、意見を募集しております。
 今後は、県民の皆様の御意見などを踏まえ、条例の内容の充実を図り、平成27年2月県議会定例会に条例案をお諮りした上で、この条例を活用して日本の国土のシンボルであり人類共通の財産である富士山を確実に後世に継承してまいります。
 説明資料の6ページをお開きください。
 しずおか型DMO形成事業についてであります。
 今年度から、新たに旅先での体験や交流プログラムを一定のエリア内において観光客に一元的に提供する仕組み、海外からの誘客も意識し、DMOと申しておりますが、これを形成する事業を展開しております。
 今年度は、2事業概要に記載のとおり賀茂地域1市5町の伊豆南部エリアと浜松市、湖西市で形成する浜名湖周辺エリアにおいて、他地域に先駆けて地域が主体となってツアーセンターを設置し、市町と連携しながら事業を展開しております。
 今年度末までには、各エリアとも6,000人の集客を見込んでおります。今後は収益をふやしながら自立できるよう、県と市町、事業者等が連携を図りながら、より魅力ある商品をつくり上げ、PRし、販売していくこととしております。
 また、3今後の展開の(2)に記載のとおり、これらのエリアの成功事例を県内各地にも拡大し、観光交流客の増大につなげてまいります。
 説明資料の7ページをごらんください。
 首都圏若者移住希望者交流会の開催についてであります。
 地方での生活を考える首都圏の若者世代へのアプローチとして、これまで行ってまいりました移住相談会や田舎暮らし専門誌へのPR広告の掲載に加えまして、今年度、新たな取り組みとして首都圏の若者や子育て世代を対象に本県の先輩移住者との交流会を開催いたしました。
 2事業概要に記載のとおり参加者30名のうち40代以下の方が26名と多く、アンケート調査では、交流会への参加のきっかけとして移住を希望しているもしくは静岡県に興味があると答えた方が約7割おり、参加されたほぼ全員の方が静岡県への移住希望や興味が増したと回答しております。
 今後とも、本県へ移住者を呼び込むため、本県の魅力や首都圏にはない住まい方の提案など情報発信に継続的に取り組んでまいります。
 説明資料の8ページをごらんください。
 ラグビーワールドカップ2019開催希望申請書の提出についてであります。
 去る10月22日にラグビーワールドカップ2019組織委員会へ、エコパスタジアムを試合会場とする開催希望申請書を提出いたしました。
 全国からは、2立候補自治体に記載の14の都市が立候補いたしました。今後は、来年3月の開催都市決定に向けて、先ほど第164号議案「平成26年度静岡県一般会計補正予算」の中でも説明いたしましたが、招致に向けた機運の醸成を図るとともに、来年1月に予定されております、主催者であるワールドラグビーと組織委員会の現地視察の対応に万全を期してまいります。
 所管事項についての私からの説明は以上でありますが、お手元に別冊資料として静岡県大型観光キャンペーン推進協議会が実施いたしますふじのくにしずおか春旅キャンペーンのパンフレットを配付いたしましたので、あわせてごらんくださいますようお願いいたします。
 次に、総合計画の評価についてであります。
 別途配付してございます緑色のファイルをごらんください。
 本年4月からスタートしました総合計画後期アクションプランを着実に推進するため、主な取り組み等、計画に掲げた施策について確実に着手、推進が図られているかの確認を中心に評価を行いました。
 また、数値目標につきましては、今年度が計画の初年度であることを踏まえ、昨年度に設定した基準値と今年度の現状値の推移を比較し、4年後の目標として設定した水準が適正であるか確認いたしました。
 さらに、計画策定後の社会経済情勢の変化を踏まえた施策の見直しや改善を図り、お手元の評価書案として取りまとめたところであります。
 この常任委員会においては、評価案に掲げております今後の方針等、来年度以降の施策展開の方向性を中心に委員の皆様方から御意見をいただき、来年度当初予算に反映するなど、富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくりの実現に向けて、総合計画の効果的、効率的な実現を図ってまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
 評価案の所管部局につきましては、お手元に用意しました資料のとおりとなっておりますので御参照ください。
 それでは、重点取り組み“ふじのくに”づくりの戦略体系、地域づくりの基本方向のうち文化・観光部の関係部分の主な施策の今後の方針等について御説明いたします。
 初めに、重点取り組みについて御説明いたします。
 37ページをお開きください。
 3人口減少社会への挑戦についてであります。
 39ページ下段をごらんください。 
 高度な人材の確保・育成については、今後の方針に記載のとおり、大学間の連携組織である一般社団法人ふじのくに地域・大学コンソーシアムと留学生支援ネットワークの統合を進め、一貫した支援の充実強化を図ってまいります。
 41ページをお開きください。
 4富士山を活かした地域の魅力づくりについてであります。
 下段の今後の方針をごらんください。
 富士山の日運動の推進や保全状況報告書を最善のものとするほか、平成28年度中の開館を目指す富士山世界遺産センター(仮称)の整備を進めるなど、富士山の適切な保存管理や受け入れ体制の強化等を進めてまいります。
 また、富士山や南アルプスユネスコエコパークなどを活用した観光振興のほか、伊豆半島ジオパークの世界ジオパークネットワーク加盟や韮山反射炉の世界文化遺産登録の実現に向けて取り組んでまいります。
 次に、55ページから58ページをごらんください。
 8多彩な人材を生む学びの場づくりについてであります。
 高校と大学の連携、接続の促進に向けた具体的な取り組みを実施していくほか、県立美術館、グランシップ、SPAC等を通じて本物の芸術に触れる機会の充実を図るとともに、平成27年度の開設に向けた準備を進めている、ふじのくに地球環境史ミュージアムの整備や本県ならではの新たな地域学の創出に向けた活動等を展開してまいります。
 次に、ふじのくにづくり戦略体系について御説明いたします。
 97ページをお開きください。
 まず、2−1「有徳の人」づくりについてであります。
 戦略の体系につきましては上段に記載のとおりであります。
 99ページの5今後の方針をごらんください。
 「文・武・芸」三道の鼎立を目指した学校づくりにつきましては、私立学校における魅力ある学校づくりや命を守る教育を推進するため、生徒指導カウンセラーの配置等特色ある取り組みや教員の資質向上に向けた研修への参加などを支援していくほか、学校施設の早期耐震化を促してまいります。
 魅力ある高等教育・学術の振興につきましては、公立大学法人への支援や大学間及び大学、地域連携に向けた取り組みやグローバル人材の育成を促進してまいります。
 なお、97ページ最下段に記載のとおり、現状値が目標値を上回った県内高等教育機関から海外への留学生数につきましては、各大学の取り組み成果を検証するため、平成26年度の実績を踏まえ目標値の修正を検討してまいります。
 次に、143ページをお開きください。
 2−2「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりについてであります。
 戦略の体系については、上段に記載のとおりであります。
 146ページ下段からの5今後の方針をごらんください。
 多彩な文化の創出と継承につきましては、文化を「みる」、「つくる」、「ささえる」人の育成を図り、魅力ある創造活動が継続して展開できる仕組みづくりを進めてまいります。
 また、世界遺産富士山を後世に継承するため、国民運動を展開するとともに、適切な保存管理と活用を進めてまいります。なお数値目標につきましては、保全状況報告書に求められる資産の全体構想及び来訪者管理戦略などの各種戦略に基づき、今後検討してまいります。
 スポーツに親しみ技量を高める環境づくりにつきましては、日本開催が決定しているラグビーワールドカップ2019の招致や東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿の誘致等により、スポーツを活用した交流促進を進めてまいります。
 交流を支えるネットワークの充実につきましては、富士山静岡空港の路線特性に応じた利用促進に取り組むとともに、提供座席の増加に向けた航空会社への働きかけのほか、ビジネス、教育旅行、市町の交流事業による空港利用など、底がたい需要のより一層の確保に努めてまいります。
 誰もを惹きつけ、もてなす魅力づくりにつきましては、富士山、伊豆、浜名湖といった世界水準の観光資源に加え、地域資源を活用した着地型、体験型の商品を一元的に提供する仕組みを構築することで、世界水準の観光地づくりを実現してまいります。
 また、圏央道の開通による市場拡大が期待できる関東圏や富士山静岡空港の国内外の就航先、訪日外国人数の伸びの大きい東南アジア等をターゲットに誘客を促進するとともに、東京オリンピック・パラリンピック等を見据え、本県ならではの文化プログラムを訪日外国人に提供する仕組みの構築や静岡流おもてなしの体制の整備を図ってまいります。
 多様な交流の拡大と深化につきましては、農山漁村地域の魅力を活用した滞在型グリーンツーリズムを通じて、都市と農山漁村の交流人口の拡大を図るほか、県内外からの移住・定住を促進してまいります。
 次に、379ページをお開きください。
 4−1ヒト、モノ、地域を結ぶ「基盤」づくりについてであります。
 戦略の体系につきましては、上段に記載のとおりであります。
 381ページの5今後の方針をごらんください。
 富士山静岡空港につきましては、官民の緊密な連携による先導的な空港経営を推進し、利便性をさらに高め、より多くの路線便数の確保に努めるとともに、利用者の満足度向上、周辺環境との調和を図り競争力の高い魅力ある空港の実現に取り組んでまいります。
 最後に、451ページをお開きください。
 地域づくりの基本方向について御説明いたします。
 伊豆半島地域では、451ページ下段の今後の方針に記載のとおり、伊豆半島ジオパークの世界ジオパークネットワーク加盟や、韮山反射炉の世界文化遺産登録の実現に向けた取り組みのほか、地域魅力ふれあい型観光の拡大等を進めてまいります。
 455ページ下段からの今後の方針をごらんください。
 東部地域では、「プラサ ヴェルデ」を活用したコンベンション、イベントの誘致や世界遺産富士山の保全と活用に引き続き取り組んでまいります。
 459ページをごらんください。
 中部地域の今後の方針は、460ページから461ページに記載のとおりSPACや県立美術館による文化の創造と提供に取り組むほか、人と自然、環境に関する調査研究や県民の生涯学習を支える拠点として、ふじのくに地球環境史ミュージアムの開設準備を進めてまいります。
 次に、463ページをお開きください。
 志太榛原・中東遠地域では、464ページ上段に記載のとおり富士山静岡空港の旅客ターミナルビルの改修・増築による機能向上や新たな運営体制の構築に向けた検討を行うなど空港の利便性向上に取り組んでまいります。
 次に、467ページの最下段をごらんください。
 西部地域では、遠江八景に代表される浜名湖の景観等、多彩で魅力的な地域資源の活用により広域滞在型観光地づくりの推進などに取り組んでまいります。
 以上が文化・観光部が担当いたします、評価案における今後の方針等についての説明でございます。
 以上で私からの説明は終わります。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

○服部県理事(空港担当)
 空港担当県理事の服部でございます。
 私からは、空港振興局の所管事項について御説明いたします。よろしくお願いいたします。
 資料は再び委員会説明資料に戻りまして恐縮でございます。説明資料の9ページをお開きください。
 初めに、富士山静岡空港の利用状況についてであります。
 説明資料9ページに10月までの実績を記載しておりますが、11月末現在の利用状況がこのほどまとまり、本日、お手元に配付いたしましたのでそちらをごらんください。
 11月の搭乗者数は、国内線が2万6481人、国際線が2万47人で、合わせて4万6528人となり、搭乗率は68.9%でした。前年同月と比較して30.9%、1万979人増加しております。
 好調なANA札幌線、福岡線を中心とした国内線で8.1%、1,975人増加するとともに、国際線も中国各地からの団体客増加により好調を持続している上海―武漢線や天津航空による連続インバウンドチャーターにより81.5%、9,004人と大幅に増加しております。
 説明資料に戻りまして、10ページをお開きください。
 富士山静岡空港の2次交通の改善についてであります。
 空港の利便性向上を図るため、本年3月に富士山静岡空港二次交通検討会議を設置し、2次交通の改善について検討を行ってきたところでありますが、改善の方向性等が報告書として取りまとめられ、去る11月5日に知事宛てに提言がなされました。
 提言では、2に記載のとおり改善の方向性として航空機の遅延に対応するための連絡バス方式による運行や、県西部地域とのアクセス改善のための予約制乗り合いタクシーの導入などが示されました。
 県では、検討会議から示された改善の方向性を踏まえ、関係事業者との調整等を経て、できるだけ速やかに具体的事業スキームを構築し、改善に取り組むこととしております。
 中でも、セントレアと競合する県西部地域の利用者の取り込みは喫緊の課題であることから、先ほど第164号議案「平成26年度静岡県一般会計補正予算」についての説明でも申し上げましたが、3県西部地域とのアクセス改善に記載のとおり、来年3月より予約制乗り合いタクシーを導入することとし、所要の運行経費やPR経費を計上した補正予算案を今議会にお諮りしているところであります。
 説明資料の11ページをごらんください。
 富士山静岡空港・杭州蕭山国際空港定期便就航促進に関する意向書の締結についてであります。
 去る11月18日に開催された静岡県・浙江省経済交流促進機構第23回会議におきまして、富士山静岡空港と中国の杭州蕭山国際空港との定期便就航を促進していくことで合意し、翌19日に知事立ち会いのもとで同機構の両県省代表が意向書を取り交わしました。
 意向書の内容は2(3)に記載のとおりでありますが、両空港間の定期便就航を実現するため共同で努力し、早期の就航を目指すこととしており、今後、浙江省と連携し、関係機関との調整を進めてまいります。
 以上で私からの説明を終わります。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○和田委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これより質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言願います。

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