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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年11月エネルギー有効利用推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:11/28/2011
会派名:自民改革会議


○落合委員
 太陽光発電の場合、家庭用はみんな単相だもんだから。それで余りにも昼間つくりますよね。昼間余り負荷がかからない。店舗とか事務所は使ってますけど。そういう面で、トランス関係がどうしても余ってしまう。電灯ばっかりふえてしまう。
 そういう中で、前総理が言った1000万戸という形の中で、今、とっても対応ができないと思うんですけどね。それに対してどう考えてるのかなということ。三相に対する太陽光発電で発電してくれるんならいいんだけど、そうじゃないものだから、その辺ちょっとどうなのかなということ。まず、先にそれをちょっと聞いておきます。

○野田英智氏
 基本的には、相は三相あるうちの二相を入れて組み合わせていけば、相としてはとりあえず成り立つので、電気的には入れることはできるでしょうけれども、今のお話は三相であるか単相であるかということではなくて、例えば1000万戸入ってきたらどうなるんだというお話で受けとめさせていただきます。先ほど言いましたように、やはり系統対策に費用がかかるかもしれませんけれども、ある程度対策の費用を私どももコストダウンしてどうやっていい形にしていくのかというのを常に研さんしながら受け入れる態勢をつくっていくということなんだと思っています。だから当然何も手当はなく1000万戸入ってくるわけではなくて、それに見合った系統対策をいかにコストを下げて実際に具現化できるかというところを日々やっていくということになっていくという理解です。

○落合委員
 はい、わかりました。
 それと、今、昼間と夜との需要差が倍ありますよね。夜間はほとんど使われてないということで。そのために、今までは電気温水器とかそういう関係の、できるだけ夜使えるように、昼間利用できるような中でやってますけど、今、中部電力としてはそのような揚水式発電をやってるにしても、ほかに何か考えてるのか。そして、新しい発電として水素発電とか、今そういうような研究はされているんですか。

○野田英智氏
 まず、後のほうの御質問からです。
 水素発電ということに関しては、私どもとしては今はやってません。類似のものであると、火力代替としての燃料電池については、割と大型の燃料電池の研究開発はある時期まではやってきておりました。ただ、なかなかコストが下がってこないので、今はちょっと中断しているような状況でございます。それよりも先に、家庭用のエネファームとか、ああいうものの普及が、今、多分、ガス会社さんを中心に進められているんだろうなと思ってます。
 それから、先の質問です。
 まず、これからどういう需要になっていくのか私どもはちょっとわからないところはあるんですが、皆様がいろんなところで節電とかをしていただいているおかげで夏のピークとか需要が下がってくるんだろうなというぐあいに思っています。
そうすると、昼夜間の差というのはそれだけでだんだん埋まってくるなという認識はあります。それが1つですね。
 それ以外ということで言いますと、例えば国のほうでは今どういうことをお考えになってるかということを聞いてますと、例えば少し昼間の料金を上げるようなメニューをつくってはどうかとか、そういうことで昼間の需要を落とすというような取り組みもしてはどうかということが検討されているやに聞いてます。そういうことが、どの程度これから先の将来効果を出してくるのかというところで、深夜機器を使っていただくのがいいのかどうなのかというのが変わってくるかなというぐあいには思ってます。

○落合委員
 まだちゃんとしたものは、まだないですか。

○野田英智氏
 まだ、ないと。
 ただ今、そういう国の需要側の検討もされている最中ですので、そういうのが入ってくれば、何がしか昼夜間の差は緩和される方向には行くと思います。

○落合委員
 なるほど。
 では最後に、発電コストの件をちょっと伺います。先日、東京電力の関係で小水力の視察に行ったときに、東京電力は今まで「大体7円なら買うよ」と。「それ以上だと買えない」ということで言われていて、非常に大変だったということがありました。
 さっきいただいたこの資料には、各発電コストが載ってます。LNGが一番安いんですが。午前中の委員会で話がありましたが、原子力の発電コストに関して、1キロワット当たり大体10円から14円で国に申請されていますよね。でも、公で実際あるのは1円とか2円とかというようなのが発表されたりとかしています。この間、静岡新聞にも掲載されていましたが。原子力発電のコストというのが、非常にわからないんですね。その辺、浜岡についてはどれぐらいでコストを考えてたんですか。

○野田英智氏
 実は私は原子力の仕事に全く携わってないので、原価とかは今把握をしておりません。申しわけないんですけど、自分の知見としてお答えする材料を持ち合わせておりません。申しわけありません。

○落合委員
 先ほどのこの資料で、来年からの買い取りで大体20円弱で買うのかなということが載ってましたので。

○野田英智氏
 買い取り価格がいつ決まるかというと、多分年明けの国会で決まると聞いています。それは価格等調整委員会というのができることになりまして、そちらで決まっていくということのようです。それ以前は、実は政省令で経済産業省が決めるという立ち位置だったんですけども、そこが今回の8月26日に国会で法案が通るときに、そういう委員会をつくって価格はちゃんと別に考えるんだという形になっています。どこに落ちつくかというのは、実は私どもは把握はできていません。今はそういう状況です。

○落合委員
 ああ、そうですか。
 想定をして大体この程度ですね。住宅用は30円と。

○野田英智氏
 この資料は、経済産業省さんが検討されてた数字ではそれぐらいかなということです。ただし、年明けの国会で実際にどの価格に決まってくるかというのは、実は現状ちょっと読めない状況になっております。

○落合委員
 なるほど。ありがとうございました。

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