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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:03/08/2017
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 それでは、分割質問方式で質問いたします。よろしくお願いいたします。
 初めに、委員会提出資料7ページにございます企業局組織改正の概要についてであります。
 これは昨年、たしか年度途中にCNFを中心に新たなプロジェクトを強化するということで新プロジェクト推進室長が誕生したときに、きちんとした体制にすべきじゃないかと委員会で質問した記憶がございます。この意図するところが、やはりこれまでの事業に加えて新たなCNFを中心としたプロジェクトを推進していくという強い決意がうかがえるんですが、もう一度この対応と、あと人員もどのような配置になっていくのかあわせて伺います。

○跡見経営課長
 29年度の組織改正の件についてお答えいたします。
 まず、委員会提出資料7ページにございますように、今回事業課を大きく水道企画課と地域整備課に分割いたします。
一番大きな要因は、現在小山のほかオーダーメードで3用地の造成事業を行っておりますが、これが本格化すること。それからこれ以外にも新規事業が予定されているということで、この業務量の増加に応じて組織体制を強化する趣旨で地域整備課を分割します。地域整備課の設置に当たっては、土木の職員1名を増員することで対応していきたいと考えております。
 それから、7番委員からお話がありましたCNFのプロジェクトチームですけれども、これは知事部局の職員を企業局の職員に併任した上で企業局次長をトップとして全庁的に取り組んでいく組織でございます。
 今、新プロジェクト推進室長がおりますが、これは従前からの職でございまして、これと別に知事部局と一体的に進めていこうというこの組織とは別に行うプロジェクトチームでございます。
 この件につきましては、来年度も引き続きどういう体制になるか詰める部分がございますけれども、全庁的に取り組んでいくこととしております。

○早川委員
 ありがとうございます。
3地域の造成も本格的に進んでいくことで、昨日の経済産業部のお話でも企業立地全国ナンバーワンで、ぜひこの事業を大きく推進していただきたいと思います。
 また、新プロジェクトは別な位置づけの説明だったと思うんですが、企業局の地域整備課の新プロジェクト推進班と全庁挙げての組織はどういう関係になってくるのか、もう一度説明をいただけますか。

○跡見経営課長
 地域整備課――現状、事業課の中にも新プロジェクト推進班がございます。委員会提出資料13ページの新プロジェクト関連の事業は、この班が企業局独自の取り組みを行っております。
 これに加えて、全庁的に協力していく部分についての連絡調整といいますか、方針を決定する組織として、組織規程上の組織ではないですが、連携するためのプロジェクトチームを設置しています。

○早川委員
 わかりました。ありがとうございます。
 それでは、それに関連して次の質問として委員会提出資料13ページ、今お話がありました新プロジェクトの推進について伺います。
 新たに組織改正をして、この新プロジェクトを推進していく意気込みを感じる内容でありますが、特にCNFに関しましては先ほど6番委員からもお話がありました。私も委員会で展示をぜひという要望をいたしまして、すぐに対応していただきましてありがとうございました。
 見た方には非常にわかりやすいという話がありました。また本会議で私が質問いたしましたときに事例を出しましたが、富士市で行ったものづくり交流フェアのときに体験ができることで、CNF素材のティッシュと普通のティッシュにコーヒーのにおいを添付して実際にかぎ分けてみると、消臭効果の全然違うことが手にとってわかったということがあります。特に東館2階は人がたくさん滞在しておりますので、展示にそういうちょっとした工夫も新たに加えていただければいいかなと思います。これは要望になりますけれども、質問に移ります。

 その新プロジェクトの推進の中で、特にCNF関係について今お話がございましたがネットワークを構築していくところで、私は企業局はやはりユーザーを抱えて現場を常に歩いてニーズを把握されているところで一番強みを持っていると思うんです。新たな企業とのつなぎとか研究部門とのつなぎは非常に重要になってくると思うんですが、もう少しネットワーク構築に向けた具体的な活動、計画等ありましたら伺いたいと思います。

○杉山新プロジェクト推進室長
 企業局職員が、工業用水ユーザーに直接出向いていろんな情報をいただきながら、そこで得た情報で例えばこういったところにつないでほしいといったことがあると、実際に相手企業の了解を得ながらつなぐことはやっています。
 CNFの関係で言いますと、例えばことしもサンプル企業展示会後にユーザーを回っている中で、企業名は申し上げられないですけれど実はうちもCNF関係の取り組みを今やっているんだよという新しい情報をいただくことができます。
 そういったことで、企業局は現場主義ですからとにかく出向いてそこで情報をとって、それでまたサンプル企業展示会に生かしてネットワークをもっと広げてやっていきたいと考えております。

○早川委員
 ありがとうございます。
 そうした中で、これも経済産業部の委員会の中で質問した内容であったかと思うんですが、企業を回っていく中でCNFを活用していくのにコストの問題が非常に大きな課題であると伺いまして、企業秘密の部分と協働していくところが非常に相反する難しいところだと思うんです。このネットワークあるいは情報をいかに上手につなげていくのかが本当に課題だと思うんです。コスト削減だけではないですが、新たな技術開発に向けての企業との連携について何かお考えがあったら教えていただきたいんですが、いかがでしょう。

○天野企業局次長
 CNFは非常にコストが高いということで、7番委員御指摘のとおりそこが大きな課題になっております。
 それで実は、京都大学の矢野教授のチームが新しいCNFの混合の手法というかそういうプロセスを開拓いたしまして、これが本当に実用化されると非常にコストが低減できるようでございます。
 したがいまして、我々は特にものづくり企業が集積しておりますので、そういった最新の技術、知見を持つ京都大学あるいは東京大学とかと企業を結びつけることを経済産業部と一緒になってやっていきたいと思います。
 このコストの問題をしっかり認識して、コスト試験に取り組んでいる研究機関などと企業を結びつけていきたいと考えております。

○早川委員
 ありがとうございます。
 静岡県がCNFの拠点になっていくという知事の強い意向も本会議場で伺いましたけれども、それにはぜひ現場のネットワーク、また情報発信、このあたりも充実をさせていただきたいと思います。特に展示では情報発信が大きなネックになっていると思いますので、ぜひ推進力として頑張っていただきたいと思います。

 最後の質問に移ります。
 委員会提出資料18ページ、GISを活用した災害時における管路情報システムの構築について伺います。
 これは企業局が危機管理部と連携して構築してきたと伺っております。これが実際に起動したら、非常に災害時の情報伝達がスムーズにいくのではないかと期待されますが、このシステムの概要、目的と特徴、運用の方法、またユーザーへの周知徹底や連携などについて伺いたいと思います。

○佐藤事業課長
 GISの関係でございます。
 これまで県が運用している地図情報システムでは、企業局は管路や附属施設の情報を載せて企業局職員向けに、一般には非公開で業務に活用してまいったところでございます。
 このほどシステムを活用して、断水時に発生箇所や復旧見込み等を地図に載せまして、工水ユーザーや受水企業にパスワードを付与してセキュリティー上の安全を確保した上でオンラインで提供するものでございます。
 特徴といたしましては、スマートフォンなどでいつでも、どこでも断水などの情報を迅速かつ視覚的に提供できるところでございます。
 現在、試験運用を行って職員に周知徹底しておるところでございますが、平成29年4月からの運用を目指し早い段階でユーザーに説明会を開くなど、また昨年度より実施しております総合防災訓練時のユーザーと連携した防災訓練等に活用して、皆様方に使っていただければと考えております。

○早川委員
 ありがとうございます。
 このシステムが周知徹底されましたら、非常にスムーズに災害発生時に活用されると期待をしたいところであります。
 特に、ユーザー側からするとどこにふぐあいがあるのか、またいつごろ復旧してくるか非常に欲しい情報がなかなか発災時には連絡すらとりにくい中では非常に効果があると期待できますので、十分な周知徹底をお願いしたいと思います。

 そこで、合同防災訓練でこのシステムを活用した実地訓練を行うことは、通常やっております9月にやる予定でしょうか。そのあたりのスケジュールがありましたら教えていただきたいと思います。

○佐藤事業課長
 まず、このシステムの説明会は4月――来年度の早い時期に企業に向けて各事務所で行いたいと考えておりますが、それをさらに発展させるために、9月の総合防災訓練でも活用していきたいと考えております。

○早川委員
 説明ありがとうございました。
 企業局の皆さんは、先ほどもお話ししましたように現場を抱えて、企業の発展と静岡県の発展のそれこそパイプ役として非常に重要な仕事を少ない人数でやっていただいていると委員会を通して実感しているところであります。
 特に、来年度は具体的に前進する事業がたくさんありますので、これらが計画どおり、また前倒しで進むことを期待して質問を終わりとします。

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