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委員会会議録

質問文書

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平成23年12月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:12/15/2011
会派名:自民改革会議


○天野(一)委員
 指定管理者のことで、今回資料として、例えば文化財団とSPACの事業実績と、期待していたことに対してどうだったというような情報を、本来、私は提供してほしいなと思うのです。
 というのは、グランシップは文化行政の拠点ですから、直営でやってもいいわけですね、いろんな自主企画事業とか。しかし、それが当然人員の問題とかそういった形の中で、直営よりも県の文化行政の趣旨、それから本来の目的にのっとってやってくれる財団だと思って施設管理と同時に委託していると思うのですね。そういった点について、委託した当初の目的どおりほぼ達成したとかそういうことについての評価があれば、非公募にしても問題はないわけであります。それを中途半端なことを言うものだから、本来、私は県の文化行政の一番の拠点のグランシップは、こういう形の目的でこうだというのをはっきり言って、それで公募はしないと、ここが県の文化行政にのっとってきちっとやってくれていると評価しているのだと。
 SPACも同様にそういう評価もしたのだということだと思うのです。県がこのSPACを育てて、そのSPACが県民にこういう形で実績があったとか、そういったことについて文化財団とSPACにどういう評価をしているのか、まず一点伺いたいなと思います。

 次に、空港のティーガーデンシティ構想の話が今、注目されているのですけどね、私は空港本体そのものが狭くて、乗り降りするお客さんのもてなしが全然できていないにもかかわらず、このガーデンシティだけを注目して、そっちにお金をかけてよしとするというのは本末転倒ではないかと思うのですよ。今の静岡空港の劣悪なおもてなしの、例えば空港へ行ってもコーヒーも飲めない、食事もできない、待っている人は立っている、こういう状況について不満とかそういったものはなかったのか。
 それで、ここをどうしようと考えているのか、私はこれからどんどんお客さんが増えてくる、そして待っている時間もある。それを、あっちの石雲院展望デッキのほうへ行って待っててくれと言うのか。空港そのものをもっと充実してやるということが大事ではないかなと思っています。

 それから、東京の観光案内所、私はリニューアルしてすごくよかったと思うのです。
 私は、今、お茶の売り方は間違えているんじゃないかと、お茶は飲むためだけにあるんじゃなく、千利休のときからそうですけれども、コミュニケーションをするためにお茶を飲むんですよ。だからお茶を飲みませんかということは、お茶を飲んで対話をする場所を提供するのです。だから、私は、東京観光案内所ではお茶をただ飲むんじゃなくて、お茶を飲んで会話を楽しんでいきませんかという場を提供して、直接お茶を飲むのを売り込むのではなくて、お茶本来の考え方に返るべきではないかと思う。お茶は会話をするためのツールなのですね。そのことを間違えているのではないかなと思うのですけれども、その点についてお伺いしたいなと思います。

 それから、今、私は質問を聞いていてですね、県の文化・観光、自分たちで全部やろう、やってくれといっているけど、僕はとてもこのスタッフでは、幾ら優秀な人でも10人前は動かないわけですよ。僕は文化行政も観光行政も本来、県の観光協会が中心となってこういうことをしたい、文化財団もこういうことをしたい、そのことについて県のいろんな施策とあって応援するというもので、本末転倒の形の政策が今行われているのではないかと思うのですよ。県が主導でやったのでは間違えるんですよ。県はやるのだけど、やるのは観光協会でもあるし旅館組合であるし商店でもあるわけですよ。私はそこにサポートしたりいろんな誘導をしてあげるという仕事はいいと思うのです。ところが今、県がみずから動かされている。知事がトップセールスで動くのと同じように、みんな一斉に動いているのだけど、僕は文化行政も観光行政も、本来は文化と観光に携わる人たちが自主的にやる、その意欲に刺激を与えてやるのが行政だと思うのですけれども、その点について部長に聞きたいなと思います。

○出野文化・観光部長
 文化・観光部のあり方ということというか県行政のあり方そのものだと思うのですけど、2番委員おっしゃるとおりです。
 先ほど8番委員の質問にもお答えしましたけれども、やはり県というのは、やるところに対しては支援していくと。今までは先ほど申し上げたように、割合平均で補助金を公平に出していればいいだろうというのは、いわゆる県の、特に観光行政についてはそういうところが非常に強かったわけですけれども、やはりもうこれからはその地域の皆さんが本気になって自分の問題としてとらえていかなければいけない。そこに対していろんな仕掛けはしてあげると、しかし、やるのはあくまでもその地域ということは、まさに文化行政もそうなのですけれども、先ほど文化政策課長が答えましたように、例えば子ども芸術大学、これは実は公立文化施設というのがキーワードで、そこのところを活性化させるためにいろんな企画を出してきなさいという形でやったのですけれども、やはりその地域の差、極端に言うと、公立文化施設の担当者の意欲で全くこれ違ってきてしまうのですね。ですから、やっぱり子ども芸術大学というのも、それぞれの地域がそこにある公立文化施設において、こういうことをやったらいいよ、こういうことをやったら子供たちは喜ぶよ、親も喜びますよというのは、仕掛けをやっぱりやっていかなければいけない。それが子ども芸術大学の発想であります。やはり、あくまでも主役は県民であり地域であり、県はそこの仕掛けをやったり、やる気のある方に対してはきちっとサポート、指導をしていくというのが、本来の県行政というふうに考えておりまして、その点では2番委員、あるいは8番委員のおっしゃるとおりというふうに考えております。

 それからもう1点、東京観光案内所のお茶の話ですけれども、まさにコミュニケーションの道具ということで、今までの観光案内所というのは、本当に行った方は皆さん御存じだと思うのですけど、非常に狭い中でラックにいっぱいパンフレット、それも各地域のを公平に並べなくてはいけないものですから、大きいのから小さいのまで要するによくわからない。物販も、いろいろ言われると、とにかくみんな売ろうということで、何を売っているかよくわからないというような状況だったわけです。東京の情報発信という意味では、今、ITやらインターネットであるとかツイッターであるとか、いろんな形での情報発信ができます。そうではなくて、ゆっくりと話を聞くということで、あそこに観光のコンシェルジュという形で、静岡県の観光に非常に強い職員を配置いたしまして、ゆっくりと話しながら静岡のよさを知っていただこうと、そのためにどうするかといったときに、やはり静岡の場合はお茶だろうと。お茶だけというのはあれですけど、だったらお茶に合うスイーツを何か一品用意しましょうということで、今、300円から500円の間でお茶とスイーツの、値段によって変わりますけれども、そういう形でゆっくりとカウンターに座っていただいて静岡の話をしましょうということで、先ほど観光振興課長の答弁にございましたように、明らかに今までとは案内所に訪れる方の質は変わってまいりました。やはりリピーターになっていただいている方もかなり増えてきた。
 そうすると、先ほどの御質問の中にもありましたけど、やはり口コミ効果というのはかなり期待できるのだろうなと。できればあそこに列ができるぐらいの人気スポットになれば、非常にいいとは思っているのですけど、やはり各県の観光案内所の反応を聞きましても、何かおもしろいことを始めたねというような評価をいただいております。
 まだ行ったことのない方は行って、400円払っていただければ観光案内所の収入にもなるもので、ぜひ御利用いただきたいと思うのですけれども、ちょっと新しい形の案内所で、お茶というのを、千利休のころの、派手ではないのですけれども本来のお茶の機能にも着目しながら、ここは経済産業部とも一緒になりまして――経済産業部も新しいお茶の売り方の、ある意味お茶のアンテナショップ的な機能も果たすことになりますので――そこら辺は進めていきたいというふうに考えています。以上です。

○松下文化政策課長
 指定管理者の指定、第149号から150号議案に関しましては、判断できる資料が不足していたこと申しわけございませんでした。
 文化財団と舞台芸術センターの毎年の評価と実績につきましては、毎年実施しております指定管理者評価委員会の結果と、今回10月26日に行いました選定委員会の結果につきまして、ホームページ上でも今公開をしております。
 非常にわかりやすくまとめてありますので、委員長と相談して資料の提供をあとでしたいと思います。

○君塚文化・観光部部長代理
 空港ティーガーデンシティ構想とあわせてターミナルビルのおもてなしの向上をすべきだとの御指摘でございますけれども、御指摘のとおり、空港全体の受け入れを考える場合に、やはりターミナルビル自体をもっと魅力あるものにしていく必要があろうかと思っております。
 そういう中で、御案内のとおりターミナルビルにつきましては、民間の資本で富士山静岡空港株式会社が、小さく産んで大きく育てるという視点からスタートしたという経緯がございます。いわばコンパクトな経営をしてきたという中で経営が維持されているという状況でございますが、あわせてやはり魅力を拡大していく必要があろうということで、平成21年から設置している有識者会議等でもそういった議論をいたしました。交通基盤部の空港局、それから私ども文化・観光部と富士山静岡空港株式会社が連携をしてどうやって魅力を高めていくかということも、随時意見交換をしていく中で、先ほどの委員御指摘の狭いという部分につきましても、例えば段階的に待合スペースにいすを増設する等、いろいろな改善もしてきているというところでございます。
 一方で、石雲院展望デッキを中心として、やはり空港に人が来ていただくと。空港の魅力を高めるということは、ターミナルビルの魅力とあわせて進めていきたいと思っておりますので、ここは、またターミナルビルという民間の会社ではございますけれども、より公的な視点から連携をして進めていきたいと思っております。
 また、特にこれから静岡空港は国際路線も増えていくという中で、国際線としての充実度を高めていかなければいけない。そういうためにはおもてなしと併せて機能向上を進めていくと。例えばCIQの容量を高めていくとか、あるいは1番スポットに対するボーディングブリッジを増設する。これもターミナルビル会社と連携のもとで今進めているというところでございまして、そういったおもてなしの向上、そして空港としての機能向上、これはやはり民間会社であるターミナル会社と連携をして進めていくべきだと思っておりますので、委員御指摘のとおりの方向で進めていきたいと思っております。

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