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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:堀江 龍一 議員
質疑・質問日:09/30/2009
会派名:自由民主党県議団


○堀江委員
 6月議会で8月27日の完全開港に関する質問をやったんですが、そのときササ竹の問題というのはわかっていたんですか、わかっていなかったんですか。わかっていたのか。まず第1点。

 それから先ほど竹が伸びてくるとかいろんなお話がございましたけれども、制限区域の調査とかそういうのはしっかりやられているんですか。立ち木で大分懲りていると思うんだけど、その竹やぶでそういう問題が起こるということは、そういった事後の調査をしっかりしていないんじゃないのかなと。
 開港のときの調査不足というのはこれはしようがないと思うんですけれども、開港してからの周辺の調査等はしっかりもう1回やるべきじゃないかなというふうに思うんですが、そういった調査はやられているのかどうなのか。

 また竹が伸びちゃったら民事訴訟でやるってこう言っていますけれど、伸びちゃったら空港はどうなっちゃうんですか。閉鎖になるのか、使用ができなくなっちゃうのかどうなのか、以上お聞きをしておきます。

○岩ア空港部長
 今現在地権者と進めておりますのはまさしく障害物の除去のためのルールづくりの協議をしているわけでございまして、これができれば一応それで1つのルールができて、そのルールにのっとって植物が成長した場合については対応するということになります。
 それから航空法の第49条の場合は、そういうルールづくりができなかった場合についての法的な措置について申し上げたわけでございまして、現段階での地権者との協議の中では第49条の話は当然のことながら出てございませんで、あくまでも地権者と県との間で植物の成長に伴う支障物件の除去についてのルールづくりの協議を進めている。
 これが合意ができますれば、書面にしたためて双方が所持して、その定められたルールにのっとって除去を進めていくというような形になろうかと思います。

○石田空港部理事兼空港管理室長
 制限表面の周囲の調査につきましては、5月18日のすべての除去の段階で、周辺も含めましてすべて一度測量調査をいたしまして、支障となる物件はないということは確認をしております。
 その後今回問題になったところにつきましては、地権者の持っておられる土地について制限表面と極めて近い状態にございまして、そこでは雑草だとかあるいはササ竹が伸びた場合に、数カ月の単位で制限表面を超える可能性があるものですから、その超える前に切らせていただきたいというルールづくりをこれからしていくということでございます。
 それで、今後とにかくルールづくりを文書化していくということで、今協議をしてございます。

○堀江委員
 ルールがつくれなかったらどうなるんですか。
 さっき言われたように、民事訴訟でやらなきゃならないと、こういう話ですけれどもササが伸びちゃってにっちもさっちもいかない状態になったら、空港はストップしちゃうんですか。その辺1点お聞きします。

 それから今の地権者とルールをつくっても、法的拘束力というのは出てくるんですか。開港のときもさんざん木の問題で我々心配したけど、大丈夫です、大丈夫ですって、結局は大丈夫じゃなかった。
 地権者とこういう話をしてますと、土地を改良するということで伐採はできますと、こういうふうな話だったんですけれど、結局はできなかった。地権者の善意に頼るだけの問題では抜本的解決がつかないと思うんですけれども。ルールや何かがどういうふうにこれから拘束力を持っていくのか、ちょっと御説明お願いいたします。

○岩ア空港部長
 ルールづくりについては、5月に合意した段階で一応その旨に向けて努力をするということが確認されております。

 それともう1つは、今回の8月17日に改めて協議をお願いして、その中で具体的なルールづくりを双方努力して、それについて合意を見たものについては書面をしたためていくということですので、既に双方意思は十分確認し合っているというふうに私どもは理解しておりますので、そうした方向で努力してまいりたいと考えております。

○堀江委員
 抜本的解決にはならないということですね。
 地権者がどこかほかの地権者に土地を売っちゃったらあるいは相続でほかの人が相続しちゃったりなんかしたら、所有権がかわっちゃったら、それはまたもう一回やり直すということですか。拘束力があるんですか、ないんですか。

○岩ア空港部長
 今回の事案として類似事例を申しますと、先ほど石田理事のほうから申し上げましたように、島田市の吹木という地域で、民法上の物権であります地役権を設定しまして登記をするという形で権利を確認し合うということにはなっております。
 ただ今回の事案の場合につきましては、航空法に基づくところの補償をし、それに基づいたところの協定をつくるということが基本合意で進められておりますので、民法上の物権が付与されて、それが登記されるのかということで申し上げますと、今回の事案についてはそういう方向は選択肢として御提案は申し上げますけれども、そういう形での最終的な成案になるかどうかということについては今の段階では申し上げにくい、確定的には申し上げにくいということです。
 ただ前回の8月17日のいわゆる合意内容の確認の中では、地権者の意向としましては先ほど申し上げた吹木方式についてはのっとらないという形での意見表明がなされておりますので、私どもがやはり地権者の意向としてそれは最大限尊重して、今後のルールづくりについて成案を得たいというふうに考えております。

○堀江委員
 やっぱり抜本的に解決できるように考えて補償していくべきだというふうに思います。
 さっきも危機管理の話が出ましたけれども、しっかりと危機管理を持って解決をしていかなきゃ、本当の解決につながっていかないというふうに思います。ただその場限りの解決をしていればいいという状況では、今後禍根を残していくことで、2回、3回繰り返しになると思います。
 今までどうも見ていると、その場だけ通してしまえばいいというような格好のやり方で空港部がやっているというふうな感がしてなりません。暫定開港すればいい。あるいは今度は完全開港できなければ2,200メートルだとか。さっきそういうお話だったんですけれども、やるんならやるという強い気持ちを持ってやっていただかないと、物事というのは解決していかないというふうに思います。
 したがって、抜本的に解決するんなら国に法律を変えてもらうとか土地を収用するとか、そういったことまでしっかり考えて対処していただきたいと、要望だけで終わります。

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