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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年6月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:06/26/2007
会派名:自由民主党県議団


○落合委員
落合愼悟でございます。よろしくお願いします。3点伺いたいと思います。続けてやっていいわけですね。
まず、空港を生かした地域振興についてでございます。富士山静岡空港の21年3月開港は、周辺地域における新しい発展の可能性が期待されるところであります。静岡県全体の発展につながるチャンスであり、県と地域の市や町が連携し、空港を生かした地域振興への積極的な取り組みが重要と考えています。
こうした意味で、県が昨年3月に策定した富士山静岡空港を生かした地域振興計画は、これでございますね、意義あるものと考えておりますが、その後の具体的な地域の取り組みがいま一つ見えてこないと感じております。
 まず1つ、地域の主体的な取り組みが求められることは認識していますが、県としてもこれをリードする立場にあると思います。県はどのような役割を担い、県としての取り組みを進めているのか伺います。

 2番、私の地元、志太榛原地域はその地域性を生かし、いかなる取り組みを進めるべきと考えるか伺いたいと思います。

 3番、県が昨年度に示した県内5つの地域区分により、志太榛原・中東遠地域という9市6町からなる従来から考えると広域的な地域割りとなっております。県の考え方では、お茶を初め農業や工業産地など、空港を中心とした地域として共通要素があると考えて、一体90万人都市と考えているようでございますが、実際には牧之原台地を挟んで、全然生活交流がないわけでございます。それについてどうなのか。4月に志太榛原・中東遠サミットが開催されております。その辺を含めてどのように考えているのか伺いたいと思います。
 
2番目でございますが、バス路線の運行維持対策でございます。地域住民にとって、バス路線は通学や買い物など日常生活に重要な役割を果たしています。近年、利用者の減少からバス路線の廃止等の動きがあり、昨年度も私の地元、志太榛原地域でバス路線の廃止や縮小の動きがありました。バスは高齢者等の足として重要な役割を担っておりその対策が必要と考えます。
 説明資料によりますと、本年度のバス事業の退出意向は8事業者から70系統、昨年度の22系統から大きく増加しております。県はその要因をどのように分析しているのか伺います。
 2番目、路線の退出は住民の生活に大きな影響を与えるが70系統もの退出申し出に対して、今後県はどのように対応していくのか。

また、一方で少子・高齢化により、山間部などではほとんど人が乗っていないバスが走っていることが現状でもあります。県や市や町が運行維持の補助金を出しているが、今後ますます増加することが予想される中、これまでと同じように補助金で路線を維持し続けられるか懸念されるところでありますが、県はどのように考えておりますか。
 それで、NHKのけさ7時40分ごろのシリーズで、四日市市と米原市の話題をやっておりました。あしたは富山市のバス路線についての特集をやります。米原はバスをやめてらくらくタクシー「まいちゃん号」っていうタクシーを利用して約半分の経費で――今まで800万でしたかな――800万が400万ぐらいに下がったということで動いているということでございました。そういうことでいろんなことを考えていますので、ぜひまたこの計画が今度策定されるようでございますので、ぜひその辺について検討していただきたいと思います。
 
大きな項目で3番目の質問でございますが、自治体広報の関係です。自治体の新しい収入源となるように、財政改善ということで、静岡県のホームページがありますが、今宣伝広告は一切入っておりません。きのうの日経新聞に載っておりましたのが、新潟県のホームページに広告を入れるということで、あれは野球場だったんですが、ほかの自治体のを見ましたら、大分、北海道を初めいろんな県とか市や町がホームページに宣伝広告を入れて、その収入が結構あります。ということで、宣伝効果にもなるし、この宣伝をした企業はやはり県のホームページに宣伝を入れるということは、自分たちとしてのレベルが上がるということになるもんですから、ぜひそういう面も考えていただけたらいいじゃないかなと思います。
 また、横浜市の場合は、玄関マットなんかにも宣伝を入れていると書いてあります。
 そういうことで広報をただするだけじゃなくて、PRするだけじゃなくて、広告を出してもらって、やはりある程度収入を考えた中でやっていったらどうかと思いますが、その辺を伺いたいと思います。よろしくお願いします。以上でございます。

○伊熊総括企画監(企画調整担当)
 空港を生かした地域振興の関係でございます。
 昨年策定した地域振興計画に関しまして、その後の具体的な取り組みが見えてこないと、県としてどのようなことを果たしてきたかという点だと思います。
県といたしましては、この空港を生かした地域振興ということでございますが、これには地域の主体的な取り組みがまず重要だということで、そうはいいましても我々といたしましては、県内のこの地域でフォーラムの開催をいたしまして、春には産業、観光などの専門家をアドバイザーとして派遣し、この取り組みの支援をしているところでございます。
 また、本年度におきましても、この事業を引き続き行うとともに、もう1点本年度から静岡空港の利活用促進庁内検討会も設置いたしまして、この中では国内、遠隔地区の交流、あるいは観光誘客、主要路線であります北海道、福岡等々の観光誘客というものを検討し、まず県庁内で発案をして進めていきたいということでございます。

 2つ目の点でございます。県の志太榛原地域におけます目指すべき方向ということでございます。
 これは、本県総合計画におきまして、志太榛原地域をどのように振興していくかということで、これは地域計画として定めてございます。具体的にはこの地域は陸・海・空の交通結節点ということでございます。静岡空港ができるというあるいは御前崎港の整備という点です。さらには東名高速道路のインターチェンジ、あるいは第2東名というようなことで、陸・海・空の交通結節点ということでございます。これらを活用していただいて、地域内都市、中山間地、海岸地域が連携した本県の玄関口にふさわしい都市圏づくり、あるいは内外との交流拠点の形成等々を図ってさまざまな振興策ということが我々としては必要ではないかなと考えてございます。

 続きまして、志太榛原・中東遠サミットの関係でございます。
 これは先ほどと絡む点がございますが、この志太榛原・中東遠サミットをつくったということは、この総合計画の中で、一応5圏域を定めてございます。志太榛原と中東遠地域、具体的には先生がおっしゃるとおり、余り一体的に見てこなかったという点がございますが、今回の総合計画の中では、県内を5圏域と分けまして、政令市ができました静岡地域と浜松の間の志太榛原地域と中東遠を一体として見ることができるじゃないかということで、これを1つの圏域として我々としては見まして、一体的に発展していただくのがいいんじゃないかと。先ほども申し上げた交通結節点という点での大きなメリットがあるということでございますので、こういった点をぜひ一体的に発展をさせていただきたいと。
 例えば、この5圏域の中でもGDP――総生産を見ましても最も高い、あるいは農業産出額を見ましても、あるいは製造品出荷額に関しましても非常に高いというところがあります。こういった現在の基盤、素地をまた活用しまして、さらに大きく発展していく可能性があるということでございますので、中東遠、志太榛原地域が一緒になりましてこういった発展の可能性を検討していただいていくのがいいではないかというこういった識見と、地元の市町との話し合いの場が必要ではないかということで、今回サミットが開催され県が参加をしたということでございます。
課題等につきましては、きょうお配りした資料の中で、消防の広域化とかあるいは公立病院への医師、看護師の不足の対応とかいうような問題がございます。やはり広域的に対応しなくてはいけない部分がございますのでその点も議論になりまして、今回に限らず今後もこれを開催していくような話し合い等進めていただくような形でいくのがいいじゃないかなと思っています。一応こんな形で、志太榛原・中東遠地域一体とした形で地域振興、地域発展を進めていくのがいいかなということで、私どもも参画をしている次第でございます。以上でございます。

○田代総括企画監(政策推進担当)
 バス路線の関係ですけど、まず1点目の退出の申し出が今年度ふえているけどもその要因ということですが、やはりバスの利用者が年々減ってきているということと、それから、ここへきて燃料の高騰で非常に事業者の収支が悪化しているというようなそういう要因が主なところじゃないかなと思っております。
 それからこの退出の申し出のありました系統についての今後の対応でございますけれども、これは県の生活交通確保対策協議会というのがございますので、今後この申し出を受けて地元との調整、市町を主体に地域での調整をした上で、9月を目途にそれぞれの生活交通確保計画の案を策定した上で、そこの協議会の方で今検討していくということになってきます。

 それから、3点目の四日市、米原のお話がございましたけども、県の方でも今後地域に適した生活交通はどういう形のものがいいかということで、コミュニティーバスとかあるいはデマンド交通、それから先ほど話がありました乗り合いタクシーとかさまざまな方法がございますので、この3月、18年度末に市町あるいは事業者も入れた研究会を設置いたしまして、そこで今後のあり方等を検討していくこととしておりますので、その中で検討していくこととしております。以上です。

○寺田企画監(広報担当)
 県ホームページの企業広告掲載についてお答えいたします。
 地方公共団体の財政状況が厳しい中、ホームページ上に民間企業の広告を掲載する試みが行われております。導入に当たりましては、広告内容の制約、募集、審査等の多くの問題をクリアする必要がありますことから、平成17年度の県レベルでの導入は3件のみの導入でございましたが、ただいま平成19年6月現在では29の都道府県が広告を始めております。広報局といたしましては、今年度後半からバナー広告の掲出に取り組むこととし、現在準備中でありまして、歳入予算としては105万円を見込んでおります。
 なお、先ほど委員からのお話がありましたように、新潟県につきましてはホームページのバナー広告ではなくて、グーグルのアドセンス広告を導入したというふうに聞いております。これも広告の閲覧数によってグーグルから県に料金が支払われる仕組みということで、この結果については私たちも注視していきたいというふうに考えています。
 また、ホームページではございませんけども、職員向けに月2回発行しております県庁新聞につきましても、年度の後半から広告を掲載する予定であります。歳入予算としては24万円ほどを見込んでおります。広告掲載につきましては、この収入確保だけではなく、職員の創意工夫を喚起しコスト意識を徹底させるという効果もございますので、広報局が所管するその他の媒体につきましても、このホームページ、県庁新聞の広告導入、あるいは他県の状況等見ながら検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。

○落合委員
 ありがとうございました。空港に関しましては、志太榛原地域は、大分おくれていますので、ぜひ空港を利用した活用ができるようにいろんな面で考えていただきたいと思います。

 そして、志太榛原・中東遠サミットでございますが、やはり中東遠と志太榛原、どうしても東西の交通アクセスがないもんですから、そういうことも考えた中で、交通アクセスを考えていただければ、もっと交流が深まると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 
バス路線につきましては、3月からの研究会に期待をいたしたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。

 そして、ホームページについてもこれから考えていただけるということでございますので、ありがとうございました。ぜひいいホームページをつくっていただきたいと思います。ありがとうございました。以上でございます。

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