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委員会会議録

質問文書

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平成19年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:渥美 泰一 議員
質疑・質問日:10/03/2007
会派名:自由民主党県議団


○渥美委員
 いよいよ開港まで1年半ということになりました。これからがほんとに開港に向けての正念場を迎えるというふうに思っております。当局の皆さん方には、それぞれ各般にわたって大変な御努力をいただいているというふうに思っています。と同時にですね、開港にほんとにここで間に合うのかと、あるいは今見込んでいる需要がですね、ほんとに達成できるんだろうかというような心配もですね、空港にいまだに反対している人を含めて、県民の関心は非常に高まってるというふうに感じております。
 そういう中で、先般岩ア部長にはですね、私の地元にもお出でいただいて、中小企業の方々を中心に現状と空港に対する県の考え方等々ですね、お話をいただいて、皆さんの理解もですね、さらに深まったというふうに思います。ありがとうございました。
 質問ですが、先ほど来、議案の第127号には8番委員、7番委員さんも触れておりましたけども、私もこれはどうしたことだろうというふうに思ってたんですが、その原因等々については御説明がございました。
 私は、東名を使ってくるのが一番需要が多いのかなというふうに思っておりますが、私の地元に新東名のインターチェンジができるんです。そうすると50分なんですね、金谷ルート使って。ところが聞いたら、平成24年か早くてもその1年ぐらい前だと、新東名のですね、供用開始が。そうなると現東名を使わなきゃいけない、そうすると吉田インターかなというふうに思ってたら、今回ですね、2年ほどおくれると、こういうことでございます。
 やいやいと思ってるんですが、先ほど迂回路といいますか、ちょっと触れていただいたと思うんですが、部長の説明で。どこを通るんでしょうかね。この工事区間だけが通れなくて、現道を通るんでしょうか。それをどういうふうに行ったら一番いい道路なのか、あるいはそのおくれる2年間はほかのルートをある程度整備する必要はないのかどうなのか。ということは専ら現東名を使ってくるということになりますので、恐らく吉田インターから出てくる人がほとんどではないかなというふうに思いますので、そのアクセスですね、今一度お聞かせいただきたいと思います。

 それから、同じく議案の第141号ですが、この切山大旗地区の造成も来年度で一応終わりというようなことですが、今後の事業予定ですね、それとこの負担額についての考え方をちょっと説明をいただければというふうに思います。

 それから、やっぱりなんと言っても、今の一番の関心はどういう航路が開設できるか、あるいはそれに対しての便数がどのぐらいなんだろうかということだと思います。
 先ほど来、それぞれの国内航路、あるいは外国航路についても取り組み状況が説明あったんですが、ちょっと大ざっぱな総括的な説明だったと思いますので、できたら担当委員会でございますので、国内の予定している定期便に限ってでいいんですが、4航路への取り組み。全日空については新千歳と那覇、各1日1便ということが表明されておりますけども、他の航路の見通しといいますか、日航との折衝の状況等々ですね、もう少し具体的な内容で御説明いただければというふうに思います。

 それから、韓国についてはアシアナ航空が既に週7便ですか、表明していただいております。大韓航空についても先ほど触れていただきましたけども、どんな見通し、感触を得ているのか、その辺のところもですね、もう少しざっくばらんに深いところで、お話いただける範囲で結構ですが、企業秘密とかあるといけませんので、その範囲で御説明いただきたいと思います。
 加えて、台湾あるいは中国についても、少し詳しく状況を教えていただきたいと思います。
 それから国内航路もそうですが、便数はどうなんですかね。今のところ、1便でいいんだという考え方をしてるんですか。もちろんこれは、航空会社のいわゆる考え方によると思いますけども、その点について想定してるといいますか、希望しているところは、その1日1便、各航路に開設できればいいというように考えているのかどうなのか、その辺も含めてですね御説明いただきたいと思います。

 それから、先ほど7番委員さんも質問がありましたけども、この富士山静岡空港のターミナルビル、あるいは空港施設全般に対する施設整備のコンセプト。当初から伺っておりますけども、こんな時期ですからむやみにコスト高になってはいけないわけですが。
 しかし、そういう中でですね、このエコ空港化、これは7番委員さんもおっしゃいましたようにこれだけで売りになる。このエコ化への取り組みをぜひ見に行こうというような見学者がですね、その目的で来るぐらいの取り組みをしてもいいんじゃないかなと。富士山静岡空港という名称、あるいは緑に包まれた山間地につくられる空港というそういった立地等々もですね、含めて、それぐらいの取り組みはあってもいいんじゃないかなというふうに私も感じてるわけです。
 もう既に、建設については発注済ということですが、そうしたエコ化への取り組みによって、例え少しは割高になってもですね、取り組んでいく価値があるというふうに私も思っておりますので、それについて改めてお聞かせいただきたいと思います。

 これは、お聞きするまでもないと思いますが、県産木材ですね。この利用については、もちろん当初からどこへどれだけ使えるんだろうというように、その間口を広めて検討をしていただいてると思いますが、その辺の取り組み状況もあわせて伺いたいと思います。

 それから駐車場。私も900台ということで、ほかの既存の空港と比較して、しかも東名を大いに利用して来る車、バスで来られる人が圧倒的に多いだろうというふうに予測されるこの富士山静岡空港、900台でいいかなというふうにも思ってたんです。本会議の議論でもありました2,000台ということでですね、ほんとに2,000台でも足りるのかなというふうな思いも実はしてるんですが。これはその辺の数値を予想される範囲でしっかりとはじいていただいてることとは思います。
 質問はですね、当初からこの空港駐車場が無料ということになってますね。この2,000台についても無料駐車場。ほんとにこの無料駐車場でいいのかなというふうな思いもしてるんですが。その2,000台という数字の根拠といいますか、2,000台で足りるとした見通しとですね、それと無料ということに対する考え方もあわせてお聞きしたいと思います。

 それから最後ですが、利用促進の関係で「中部スペシャル静岡」、旅行エージェントとの連携の中で、早速このインバウンド対策でこういったことが打ち出されてまいりました。この9月からですか、販売といいますか出されたということですが、まだ期間もいくらもたってませんが、この評判といいますかね、反応はどんなふうかなというふうに思います。

 このことを含めてですね、アウトバウンドの促進、そしてインバウンドの促進、この利用促進への取り組みを熱心にやっていただいてます。全体的なことでいいんですが、検討の内容といいますかね、そしてこういう中身のことが議論されてるよとか、少し中身に触れて状況をですね、就航促進協議会と連携してやっていただいてるということで、その検討の内容といいますか、その辺のところをもう少し詳しくお聞きしたいというように思います。以上です。
 
○勝山整備室長
 5番委員お尋ねのうち、まず最初に第127号議案についての御質問について御説明申し上げます。
 空港部の説明資料の1ページそれから2ページに概要と図が掲載されておりますが、これに基づいて若干御説明をしたいと思います。
 今回の債務負担行為の変更につきましては、1ページに掲げてありますように、新幹線の橋梁工事、この橋梁については橋長が102メートルございまして、3径間の連続桁という橋梁形式で施工する計画としております。したがって、下部工については橋台が2基、それから橋脚を新幹線の線路を挟んで2基設置する予定ということになっております。
 新幹線と近接した工事ということで、JR東海に委託する計画でJRといろいろ協議を進めてまいりました。そこで先ほど7番委員からの御質問にもございましたように、詳細な設計をする中で、地すべり地形があるということで、それについての詳細な検討をした結果、このような工期が必要だということで今回お願いをするものでございます。
 それで開港当初でございますが、2ページの図をごらんいただきますと、榛原・吉田インターチェンジルートにつきましては、牧之原市ですとか、御前崎市の方面からは、この青く着色してある部分――現在の主要地方道の細江金谷線ですが、この現道を走ってきていただきまして、新幹線に交差するところにボックスカルバートがございます。そのボックスカルバートをくぐっていただいて、黒い線で書いてありますルートにしたがって、ターミナルビルの方に向かっていただくと、開港当初はこのような経路になるということで考えております。
 将来的には、先ほども御説明したように、赤いルートが23年度には供用できるものと考えておりますので、青い現道部分にかわって赤いバイパスの部分を利用していただいて空港に向かっていただくと、このような考えでおります。
 現道を利用するに当たって整備するところはないのかという御質問がございましたが、この点につきましては、この青く塗った現道につきましても、基本的にはいわゆる改良済み道路、必要な約6メートルの車道幅員は取れておりますので、空港にアクセスする車の供用には大きな支障はないものというふうに我々は考えております。

 それから、最後のお尋ねにありました駐車場の件でございます。2,000台で足りるかというような御趣旨の御質問もありましたが、これらにつきましては、我々が独自に検討しました結果、ピーク時の利用台数等を加味したときに約2,000台あれば十分対応できるものと考えております。
 それから、富士山静岡空港とほぼ同規模の利用客があり、なおかつ国際線が飛んでるような国内の空港においても、例えば非常に多いところでは岡山空港の3,100台、福島空港の2,300台というような例もありますが、それ以外は、おおむね1,000台から2,000台があれば、138万の利用を見込む富士山静岡空港としては十分駐車台数として対応できるのではないかと、このように考えております。
 それで、無料についてということですが、これまでも富士山静岡空港は無料の駐車場を提供しますということで、ある意味ではそれを1つの売りといいますか、キャッチフレーズということで公表させてきていただいております。
 また、他の三種の空港でも無料で駐車場を提供してる例が非常に多いものですから、我々としては、お示ししました図のとおり、約2,000台を用地的に確保できることがわかりましたので、無料として供用したいと、このように考えております。
 しかしながら、他の空港でも管理上の問題から、無料から例えば一部有料だとか、有料駐車場にと転換した例もあることは承知しておりますので、これから開港後についても未来永劫無料ということではなくて、開港時には無料で提供させていただくということで、例えば管理上、何らかの支障といいますか、問題等が生じた場合には、その点についても再考をすることもあろうかと、このように考えております。私の方からは以上でございます。

○石田地域共生室長
 第141号議案についてのお尋ねでございますが、切山大旗地区の土地改良事業につきましては、平成14年度に着手いたしまして、平成18年度までに主な農地の区画等の工事はすべて終了しております。
 今年度につきましては、関連の道路工事であるとか、あるいは換地の業務を進めているところでございまして、平成20年度にはこれらを終わりまして完了の見込みでございます。
 それから、負担額の説明についてでございますが、これは県営土地改良事業分担金等徴収条例に基づいて行っておりまして、農地本体の造成の関係につきましては、県が80%それから地元自治体が10%、それから地元の土地改良区が10%の負担となっております。その他の関連の工事道路だとか、あるいは調整池の工事につきましては、県と地元自治体で50%ずつになっておりまして、その他の測量設計あるいは準備につきましては県が100%負担というような仕組みになっております。以上でございます。

○犬丸利用推進室長
 路線誘致の状況について御説明いたします。
 まず国内線につきましては、全日空から新千歳、那覇へ各1日1便の就航表明がなされているところでございます。他方、日本航空につきましては、平成17年5月に県と協定を結びまして、静岡空港への乗り入れを表明していただいております。これまで協定の締結以後、県と日本航空とで具体的な路線・便数の検討を続けておりましたが、そのような中で、全日空から就航表明がございまして、当初日本航空としては、全日空が就航の意思を明確にしておりませんでしたので、全日空の就航がないという前提でどれだけの路線・便数をやるかということを検討しておりましたが、全日空の就航表明で、その検討の前提状況が変わりましたので、現在全日空の就航を前提として、日本航空としてどこの路線にどれだけの便数を飛ばすかということを御検討いただいているという状況でございます。
 便数につきましては、各路線1便でいいのかという御質問ですが、県の需要予測との関係では1日1便では足りないと考えております。県としては、日本航空により多くの路線・便数を飛ばしていただいて、全日空、日本航空全体で県の需要予測に見合う路線・便数を確保したいと考えております。
 ただ一方で、つい先日も全日空が地方路線7路線を廃止するという報道もございました。また昨年末には、同様に日本航空も大胆な地方路線の廃止ということを打ち出しておりまして、今般も日本航空も新たに路線廃止を打ち出しております。
 また、全日空は今回7路線廃止ということですが、さらに地方路線の整理を続けるということも報道では出ておりまして、そういった地方空港同士を結ぶ路線については非常に厳しい状況にあります。
 日本航空につきましては、経営状況も厳しいという中で富士山静岡空港の開港を迎えますので、県としてはできるだけ多くの路線・便数の要請をしておりますが、一方で、航空会社の側で航空業界の厳しい燃料の高騰とかということも含めまして、そういった厳しい状況の中で、どこまでおこたえをいただけるかということを協議をしているということでございます。

 次に国際線でございますが、韓国についてはアシアナ航空から週7便の就航表明がございました。他方、大韓航空につきましても、昨年の9月に、大韓航空と日本航空とで協力して富士山静岡空港への就航に取り組むということで知事に報告がございました。
 新聞報道によりますと、アシアナ航空の就航表明後も、大韓航空の方針は変わらないということで、引き続き富士山静岡空港への就航意欲を示していただいているという状況でございます。
 日韓の路線につきましては、先般の二国間協議によりまして、地方空港の自由化というものがなされておりますので、大韓航空が今後どのような判断をされるかということを県としては注目をしております。
 次に中国でございますが、中国につきましても、韓国に次いで定期便の就航が有望な路線であると考えており、8月には、花森副知事をトップとしてエアポートセールスを実施いたしました。その際、中国南方航空と中国民用航空総局という政府機関と航空会社1社を訪問しておりますが、民用航空総局からは、中国の航空会社が富士山静岡空港に定期便を就航できるように支援したいというような発言をいただいております。また南方航空につきましても、定期便の就航について、高い関心を示していただいております。
 また10月下旬には、浙江省との友好提携25周年の機会がございますので、この際に上海を拠点とする航空会社、中国東方航空と上海航空という2社ございますけれども、こちらにもトップセールスをしたいということで、現在、調整をしております。
 こういった8月あるいは10月のトップセールスの結果を踏まえて、開港時からの定期便就航に向けて引き続き努力をしていきたいと考えております。
 また台湾につきましては、7月に知事がトップセールスをいたしまして、エバー航空、中華航空等から定期便またはチャーター便での就航に向けて高い関心が示されております。そこで12月に、「台北国際トラベルフェア」というイベントがございますので、そこへの出展にあわせて改めて航空会社へのエアポートセールスを行い、開港時からできるだけ多くの定期便、チャーター便いずれかの誘致をしていきたいと考えております。

 次に、利用促進についてお答えいたします。
 「中部スペシャル静岡」ということで、日本航空グループのJALツアーズという会社から、札幌、福岡から中部国際空港を経由して静岡県を訪問する旅行商品がこの9月中旬から販売されております。その反応、評判ということでございますが、何分9月中旬から販売を開始したということと、販売地が静岡ではなくて福岡、札幌ということもありまして、現時点では、どういった反応かということについてはまだ情報がございません。
 それでインバウンドについては、今後どういう取り組みをしていくかということでございますが、国内線につきましては、今申し上げましたような旅行商品を具体的に開発して、就航要請先である札幌、福岡等からできるだけ多くの旅客に静岡を訪問していただくということで取り組んでおります。
 外国につきましても、韓国のアシアナ航空の就航表明もございましたので、来る10月の中旬に韓国の旅行エージェントを静岡県に招待して、静岡県の観光地を案内して、観光宿泊関係者との商談会等も行っていただいて、韓国に戻って、韓国から静岡を訪問する旅行商品を販売していただくと、そういったことを計画しております。こちらにつきましては、国のビジット・ジャパン・キャンペーンと連携して実施をしております。
 次に、アウトバウンドでございますが、アウトバウンドにつきましては、静岡県の旅行エージェントに商品造成をしていただいて、就航要請先に旅客を送り出すということをやっておりまして、具体的には需要拡大セミナー、あるいはチャーター便運航ワーキンググループということで、静岡県内の旅行エージェントを集めて、また各航空会社あるいは各国の観光関係機関等をお呼びして、県内旅行エージェントとの話し合いをしていただいております。
 そのような取り組みを通じまして、開港時からできるだけ多くの旅行商品を県内のエージェントに商品開発して販売していただきたいと考えております。以上です。

○山田空港部理事(空港建設担当)
 エコ空港についてお答えいたします。
 先ほども7番委員から御質問がありましてお答えいたしましたけども、現在、環境局と詳細について詰めているところでございます。
 それと空港部で独自に、今までエコ空港として環境に優しいということでやったものについて、これからもっとPRしていきたい。例えば本体の用地造成をするときですね、出入りの土砂をプラスマイナスゼロにして外への悪影響を与えないとか、あと現地にあった貴重種を保存、移植する、そういう行為とか、あと現地産の木々、種を採取してのり面に植えると、そういうことについても今後PRしていきたいというふうに考えております。以上です。

○白井経営管理室長
 県産木材の利用の取り組み状況についてお答えをいたします。
 ターミナルビルの建設主体は、富士山静岡空港株式会社でございますので、ターミナルビル内に県産木材を利用していただくようにですね、県としても要請をしておりますけれども。
 県として主体的にやはり取り組むべきところといたしましては、ターミナルビル内で今後整備を進めてまいります公的利活用スペース、ここにつきましてはですね、県のそれからまた地元も含めてさまざまな情報提供でありますとか、そういうスペースとして活用していきますけども、そういう部分の内装とか、机、椅子等につきましてですね、可能な限り県産材の活用が図れるよう検討してまいります。以上です。

○須藤委員長
 ここでしばらく休憩します。再開は14時45分とします。

( 休 憩 )

○須藤委員長
 休憩前に引き続き委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○渥美委員
 それぞれ御答弁いただきました。しっかりやっていただきたいと思います。以上です。

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