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委員会会議録

委員会補足文書

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平成28年12月定例会産業委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/14/2016 会派名:


○望月企業局長
 今議会に提出しております企業局関係の案件は、第140号議案「平成28年度静岡県工業用水道事業会計補正予算」、第141号議案「平成28年度静岡県水道事業会計補正予算」、第142号議案「平成28年度静岡県地域振興整備事業会計補正予算」の3件です。
 提出議案の詳細は、後ほど天野次長から御説明いたします。私からは、提出議案の概要及び所管事業の実施状況につきまして御説明申し上げます。
 お手元の産業委員会提出資料の1ページをお開き願います。
 提出議案の概要でありますが、今回の補正予算は、人事委員会勧告に基づく知事部局職員の給与改定に準じ、企業局職員の給料を改定するために必要となる経費を補正するものです。
 補正金額は、(2)の表にありますとおり、工業用水道事業会計が636万3000円、水道事業会計が614万2000円、地域振興整備事業会計が111万4000円で、合計で1361万9000円になります。
 給与改定の主な内容につきましては、(3)に記載のとおりです。
 2ページをお開きください。
 工業用水道及び水道事業の現状についてであります。
 まず、工業用水道事業でありますが、柿田川工業用水道を初めとする7つの工業用水道事業の給水能力や契約水量等の概要は(1)の表に記載のとおりでございます。
 給水実績は、(2)に記載のとおり、本年4月から10月までの実使用水量の合計は1億1195万2000立方メートルで、前年同期比で102.4%となっております。なお契約水量に対する使用率は68.9%であります。
 水道事業でありますが、駿豆水道など3つの水道事業別の給水能力と基本水量は、(1)の表に記載のとおりであり、本年4月から10月までの実使用水量の合計は(2)の表にありますとおり、4602万7000立方メートルで、前年同期比で97.9%となっております。なお基本水量に対する使用率は51.3%であります。
 3ページをごらんください。
 地域振興整備事業の概要についてであります。
 富士山麓フロンティアパーク小山の造成工事は、立ち木の伐採が9割完了いたしまして、それと並行いたしまして宅盤造成及び調整池工事を進めております。
 企業誘致活動につきましては、10月から11月にかけまして中部ロジスティックソリューションフェア、山梨テクノICTメッセ、諏訪圏工業メッセなどの展示会への出展や、県内の建設会社や金融機関を対象とした現地見学会を実施いたしました。引き続き早期完売に向けて積極的に取り組んでまいります。
 4ページをお開きください。
 長泉南一色工業用地は、特種東海製紙などの物流業務を行う静岡ロジスティクス株式会社の新施設の用地造成を受注したもので、開発行為の協議など土地利用手続が完了したことから、12月2日に同社と土地売買契約を締結いたしました。今後は、年度内の工事着手に向け準備を進めてまいります。
 5ページをごらんください。
 清水町久米田工業用地は、航空機や宇宙関連の部品を製造する株式会社エステックの本社工場の移転、新築に当たりまして、用地造成を受注したものです。現在、用地買収と土地利用の手続を行っております。こちらも年度内の工事発注を予定しております。
 6ページをお開きください。
 森中川下工業用地は、生活用品などの梱包や保管、出荷を行う株式会社松井梱包の本社工場の拡張に当たりまして、用地造成を受注したもので、10月21日に企業局、森町、株式会社松井梱包の3者による協定を締結して、現在、測量設計及び地質調査を行っております。
 7ページをごらんください。
 国内産業振興プロジェクトチームの取り組み状況についてであります。
 国内産業振興プロジェクトチームは、11月1日に企業局内に設置いたしまして、経済産業部や政策企画部と一体となりまして、富士山麓フロンティアパーク小山への企業誘致、またセミオーダーメイド事業の推進のほか、内陸フロンティアの事業の具体化、CNFといった重要課題に取り組んでおります。
 具体的な取り組みにつきましては、今後実施するものも含めまして、右側の欄に記載したとおりでございます。例えば内陸フロンティアの取り組み具体化に向けた重点支援では、市町や産業界からの多種多様な基盤整備の要望に応える制度改正や、CNFの取り組みでは工業用水の利用に結びつく企業誘致などを関係部局と一体となって進めております。
 このうち、市町や産業界からの多種多様な基盤整備要望に応える制度改正につきましては、12月議会の本会議におきまして、田口県議から次世代産業の育成支援についてのうち新分野の用地開発についての質問に対する答弁の中で触れましたので、ここで改めて御説明したいと思います。
 本日、別途配付させていただきました地域振興整備事業における整備対象用地の拡大という資料をごらんください。
 地域振興事業の対象となる用地は、静岡県公営企業の設置等に関する条例第2条第4項第1号の用地及び同項第2号の施設を定める規則の中で、限定列挙されております。
 現在の規則では、住宅用地、工業用地、流通業務用地、公共施設用地の4つが規定されておりまして、これ以外の用地の開発は現状では企業局ではできないことになっております。
 一方で、内陸フロンティアを拓く取り組みの中では、観光交流施設や6次産業化施設など、多種多様な開発が計画実施されておりまして、また我々が湯船原の企業誘致活動をしている中でも、製造業以外の立地についての相談が寄せられております。
 このため、新たな分野の用地につきまして、例えば産業観光施設、また植物工場とかの6次産業化関連の施設につきまして、公営企業管理者の適時適切な判断によりまして開発が可能となるよう、規則改正の準備を現在進めているところでございます。
 改正によりまして、多様化する用地需要に迅速的確に対応するとともに、内陸フロンティアの推進区域の事業の具体化といったものも促進をしまして、企業局事業の収益拡大にもつなげてまいりたいと考えております。
 それでは、産業委員会資料の9ページにお戻りください。
 水道施設更新マスタープランの策定についてであります。
 水道施設更新マスタープランは、年度内の策定を目途に作業を進めております。まず柿田川工業用水道、中遠工業用水道の案を取りまとめました。
 計画の内容は、3マスタープランの内容に記載のとおり、更新基準年度、将来の水需要予測、効率的な水運用、浄水場などの施設及び管路の規模の見直しなどについて定めるものであります。
 10ページをお開きください。
 マスタープランの概要についてであります。
 5の表をごらんください。
 柿田川工業用水道は、現在の契約水量が1日当たり10万立方メートルで、将来水需要量も同量でありましたので、現状と同規模での更新を考えております。更新事業費につきましては147億円と試算しております。
 次に、中遠工業用水道ですが、現在の契約水量が1日当たり4万3632立方メートルで、将来の水需要量が2万3700立方メートルであり、浄水場の施設規模を現状の40%に縮小するとともに、管路の口径を小さいものに置きかえるものでございます。
 現状と同規模で更新した場合には409億円の事業費が見込まれますが、ダウンサイジングによる更新事業費は269億円となっています。
 マスタープランの案の作成に当たりましては、ユーザーへの説明を行い、さまざまな御意見をいただいております。
 6に記載のとおり、工事の実施時期に関する要望や工場の稼働に影響がないような工事をお願いしたいといった要望などが寄せられておりますので、工事の際には工法や時期について十分検討するとともに、ユーザーとしっかり協議しながら進めてまいりたいと考えております。
 11ページをごらんください。
 マスタープラン策定のスケジュールでございます。
 柿田川工業用水と中遠工業用水は、ユーザーへの説明及び学識者などによります専門委員会で審議が済みましたので、2月に開催いたします企業局の経営評価委員会に諮ってまいります。
 また、その他の工業用水道、水道事業についても、今後ユーザーへの説明と専門委員会での審議を経まして、経営評価委員会に諮っていく予定になっております。
 なお、柿田川工業用水道及び中遠工業用水道事業のマスタープランの案につきましては、別添資料として配付させていただきましたので、またごらんいただければと思います。
 続きまして、12ページをお開きください。
 熊本地震の被災状況を踏まえた受水者との防災訓練です。
 まず、水道関係でありますが、受水市町や日本水道協会との情報伝達訓練や市町の給水車を活用した合同給水訓練を10月17日と20日の2日間実施しました。
 情報伝達訓練では、報告様式や連絡系統が複雑で、情報伝達に時間を要するなどの課題が明らかになりましたので、様式の簡素化や連絡系統の見直しにつきまして、日本水道協会と調整しております。
 また、給水訓練では、多くの給水車が浄水場に給水に来た際、車両の通行に支障が出る可能性があることが判明したため、円滑に給水を行えるよう、各給水施設の給水栓の配置、また給水車の動線を検討しております。
 また、他県や市町からの応援の給水車が給水活動を円滑に行えますよう、手順書を充実させる必要があることもわかりましたので、この点につきましても検討しております。
 13ページをごらんください。
 工業用水道関係につきましては、9月1日の総合防災訓練に合わせ、ユーザー各社と情報伝達訓練や図上での応急復旧訓練を実施しました。
 情報伝達訓練には、全ユーザー346社のうち、181社、応急復旧訓練には14社に参加をいただきましたが、半数のユーザーがいまだ不参加ということを踏まえまして、今後は全ユーザーの参加とメールアドレスの複数登録を推進することで、全てのユーザーに確実に情報伝達ができる体制を整えてまいりたいと考えております。
 14ページをお開きください。
 第2回CNFサンプル企業展示会の開催結果です。
 10月17日に、富士市のふじさんめっせで開催いたしました展示会には、県内外から368の企業や団体が参加いたしました。
 来場者からは、実用化事例の紹介があり事業への応用のヒントをもらった、CNF関連の企業や大学が集まり効率的に情報収集ができたといった感想が寄せられるなど、大変好評でした。
 今度実施してほしい支援策といたしましては、用途開発に関する展示会やCNFと樹脂材料に関する勉強会などの意見が多く寄せられております。
 15ページをごらんください。
 今回の展示会には、CNFサンプル提供企業9社のほか、CNF用途開発企業10社、大学・研究機関7団体が出展しました。このうち企業19社にアンケートを実施し、17社から回答がありました。
 主な内容を紹介しますと、今後サンプル提供や技術提案につながりそうな企業とその他の成果につながりそうな企業が合わせて254社に上るなど、企業間のマッチングの面で大きな成果があったと考えております。またCNFに特化した展示会であるため、具体的な情報交換ができたといった感想が寄せられました。
 今後も、さらに内容を充実した展示会を開催いたしまして、ビジネスマッチングに役立てるとともに本県がCNFの開発や製品の製造拠点となることで、関連事業所の誘致につながるように努めてまいりたいと思います。
 続きまして、県の総合計画後期アクションプランの評価書案について御説明したいと思います。
 平成28年度静岡県総合計画後期アクションプラン評価書案の冊子をごらんいただきたいのですけれども、企業局の主な施策について御説明したいと思います。
 50ページをお開きください。
 1の4の(1)地震災害に強い基盤整備のうち、51ページの一番下の段に工業用水道・水道施設の耐震対策についての記載がございます。
 工業用水道及び水道事業は、大規模地震等の災害発生時に安定的に水を供給するため、平成26年度から35年度までの10年間の期間の第3期耐震計画に基づきまして、耐震工事を実施しております。
 本計画では、対策が必要な46施設の工事を行うこととなっており、昨年度までに19施設の耐震化が完了しております。今年度は3施設の工事完了を計画しておりましたが、このうち2カ所につきましては、詳細設計により検討した結果、既に耐震性が確保されていることが判明いたしましたので、残りの1カ所である浜北調整池耐震補強工事を実施する予定でございます。
 続いて、157ページをお開きください。
 1の2の(3)企業誘致や海外成長力の取り込み等による県内産業の活性化についてであります。
 158ページの表の一番上でありますが、企業局による工業用地等の造成につきましては、小山町などにおいておおむね契約どおり事業が進んでおります。
 また、次の工業用水の安定供給は建設から40年以上経過した施設の更新に備え、柿田川、東駿河湾、富士川などの工業用水道につきまして水道施設更新マスタープランの策定に取り組んでおり、年度内の策定を予定しております。
 続きまして、187ページをお開きください。
 3の2の1の(3)水循環の確保についてでございます。
 このページの一番下段ですが、水道施設につきましても工業用水道と同様に、建設から40年余を経過した施設の更新に備えて駿豆、榛南、遠州の3水道につきまして水道施設更新マスタープランの策定を進めておりまして、年度内の策定を予定しております。
 県総合計画の評価についての説明は以上であります。
 続きまして、“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生総合戦略評価書案について御説明いたします。
 このうち、企業局関係の主要施策について御説明いたします。
 31ページをお開きください。
 工業用地の整備につきましては、富士山麓フロンティアパーク小山の整備を進めているほか、企業のニーズに合った用地を迅速に供給するため、今年度セミオーダーメード方式の創設、また先ほど説明をいたしました整備対象用地の拡大に取り組んでいるところでございます。
 今後とも市町と協力いたしまして、工業用地の造成に積極的に取り組んでまいります。
 私からの説明は以上であります。御審査のほど、よろしくお願いいたします。

○天野企業局次長
 それでは、私からは今議会に提出いたしました12月補正予算案につきまして御説明を申し上げます。
 最初に、議案に基づきまして概要を説明させていただき、その後、議案説明書に基づき詳細を説明させていただきます。
 議案の31ページをお開きください。
 第140号議案「平成28年度静岡県工業用水道事業会計補正予算」であります。
 今回の補正予算は、知事部局に準じて実施する給与改定に要する経費の補正を行うものであります。
 議案説明書の40ページをお開きください。
 収益的収入及び支出の支出であります。
 第1款工業用水道事業費用第1項営業費用第2目配水及び給水費から第4目共用施設管理費までの合計636万3000円を増額補正するものであります。
 議案の33ページをお開きください。
 第141号議案「平成28年度静岡県水道事業会計補正予算」であります。
 工業用水道事業会計と同様、知事部局に準じて実施する給与改定に要する経費の補正を行うものであります。
 議案説明書の43ページをお開きください。
 収益的収入及び支出の支出であります。
 第1款水道事業費用第1項営業費用第2目配水及び給水費から第4目共用施設管理費までの合計614万2000円を増額補正するものであります。
 議案の35ページをお開きください。
 第142号議案「平成28年度静岡県地域振興整備事業会計補正予算」であります。
 工業用水道事業会計及び水道事業会計と同様、知事部局に準じて実施する給与改定に要する経費の補正を行うものであります。
 議案説明書の46ページをお開きください。
 収益的収入及び支出の支出であります。
 第1款開発整備事業費用第1項営業費用第2目一般管理費について、66万2000円を増額補正するものであります。
 48ページをお開きください。
 資本的収入及び支出の支出であります。
 第1款資本的支出第1項建設改良費第1目開発整備費について、45万2000円を増額補正するものであります。
 以上が、企業局の12月補正予算の概要であります。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

○良知委員長
 当局側の説明は終わりました。
 これより、企業局関係の質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言をお願いいたします。

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