本会議会議録


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平成21年11月新型インフルエンザ対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:赤堀 佐代子 議員
質疑・質問日:11/25/2009
会派名:自民改革会議


○赤堀委員
 この委員会ができた当初も、どなたかが申されておりましたけれども、本当にタイムリーな委員会だったなということを感じます。各部局にわたって取り組まれていたからこそ、このくらいで広がらないと思いますが、これから県内全域で大流行の兆しがあると申されました。大変心配しております。急増するということは、本当に目に見えないことで、大変心配ですけれども。今までいろいろな意見が出されました。まだまだ認識度が低いようなことも考えるわけですが、先ほど10番委員さんからも出ましたけれども、広報はあらゆる場を通してやっていただきたい。そして、対策がどうなっているか、安全・安心にどういうふうになっておるということも、広報の中で防止するだけのことでなく、そういうことをしていただいて、封じ込めがなかなか難しいようですけれども、できるだけの取り組みはしていただきたい。
 それぞれの部においてアンケート調査をされておりますが、これらの結果によって、新たにこういう団体、または組織にもっと働きかけをしなければと思ったことがあると思いますけれども、そういうところに対しての御指導をどういうふうにされたか、調査結果のその後の対応と問題点、課題等ありましたら伺いたいと思います。
 医療機関への対応と問題点でありますけれども、ワクチン等は都市部と農村部では、同じように入ってきているのか。タミフルが主だと思いますけれども、リレンザの対応度はどのくらいなのか。その対応は都市部と農村部との差があっちゃ困るわけですけれども、なかなかこっちへは来ないよという声もちょっと聞きましたので、そんなことを思います。
 季節性のワクチンと新型インフルエンザワクチンと、ひとりの人が両方接種した場合――その点は病院の先生が聞いていると思いますけれども――それ重なったときには、どうなるのか。副作用、異常反応とか、そういうのがわかりませんので、それを教えてください。
 それから、県下で脳炎・脳症にかかってしまったという、その状況はどんなふうか。私の外孫ですけれども、インフルエンザが学校で蔓延してきて、その子供もなりました。孫がなったら、うちじゅうでみんな休みなさいと言われたということで、二、三日仕事にも出れない、外へ出れないということを聞きましたけれども、案外軽く済んだものですから、2日ぐらい休んで出勤したようですけれども。そういう対応というのを御存じなのかどうか、その辺をお聞かせください。以上でございます。

○望月商工振興室長
 アンケート結果に基づいての対策について、お答えいたします。
 7月に県内の中小企業にBCPの策定状況のアンケートを行いました。アンケート結果につきましては、7月末から8月の初めぐらいに結果が戻ってきました。その傾向を見ますと、やはり先ほども申し上げましたとおり、規模の小さな企業さんにおいて、なかなか取り組みが進んでいないという状況がございました。そういったことを踏まえて、9月に、先ほどこれも申し上げましたように、比較的規模の小さな取引先が多い県内の信用金庫さんに、ひとつお願いをして、私も信用金庫協会のほうに参りまして、県内の信用金庫の中で、このBCPに対する取り組みに協力していただけるような信金さん、こちらのほうの協力も得て、まず信金さんの職員に対してBCPを知ってもらうと。その上で、信金さんの取引先を集めていただいて、セミナーをやると。
 また、そういう中で、各企業において、本格的にBCPに取り組みたいというところには、専門の、先ほど言いました指導者の派遣とか、こういったことで、しっかりとしたBCPを策定して、取り組んでいただくというような対応を図っております。以上です。

○竹内疾病対策室長
 ワクチンについてお答えいたします。
 ワクチンが地域によって、救急等に偏在があるのではないかという御質問ですけれども、県内全医療機関に対して、医師会等を通じまして、接種想定者の人数の調査をさせていただいております。その結果に基づきまして、基礎疾患がある方ですとか、あるいは小児の方、妊婦の方に対して、県内一律の割合で供給をさせていただいております。ですので、医療機関が所在する地域によって、ワクチンの供給に偏りがあるということはございませんので、御承知おきいただきたいと思います。
 それから、季節性ワクチンと新型のワクチンの接種についてですけれども、季節性ワクチンと新型のワクチンにつきましては、どちらかを打ったからどちらが要らないというものではございません。基本的に、季節性のワクチンについては季節性のインフルエンザのみにききますし、新型のワクチンについては今回の新型のワクチンのみ有効ということで、いずれも感染防止効果はございませんで、重症化防止ということで、接種をしたからうつらないというものではないので、いずれのワクチンを接種した場合についても、手洗い、うがい等の感染防止の対応はお願いをしたいと思っております。同時接種につきましては、医師が必要と認めた場合について、同時に、まぜない形で、別々の腕に打つという形は可能ですけれども、間隔をおいた場合については、1週間以上おいて、厳密にいうと、翌日から6日おいてということになりますが、1週間あけば別々のワクチンを打つことは実際には可能でございます。
 それから、脳炎・脳症の発生状況ということで、全国の状況になりますけれども、一番直近の11月18日の時点ということで、直近の11月11日から17日までの間で全国で脳症になられた方は22名という報告を国からいただいております。それから、11月17日までに入院した脳症の方は累計で234名という状況です。
 県内は、現在、入院患者さんすべての報告は求めておりませんので、死亡例についてのみ報告を緊急に求めているということですので、生命に別状があるような脳症の患者さんはいらっしゃらないという状況でございます。以上です。

○嶌本薬事室長
 抗インフルエンザウイルス薬の関係のタミフル、リレンザの流通の状況ですけれども、都市部と農村部との比率はどうだと、こんな話でございますけれども、もちろんそういうようなことがないように、卸の皆様には適切な流通をお願いしております。私のところにも、非常に不足しているというようなところまでの情報はありません。また、毎週の月曜日に、各卸からはその状況を把握するように報告していただいております。それこそ、きのうの24日現在で、静岡県の卸の中では、抗インフルエンザ薬として1万9323人分の在庫があると、こういうふうに聞いております。一応、これらで抗インフルエンザ薬については流通しているという状況でございます。以上です。

○赤堀委員
 ありがとうございました。
 アンケートは産業部だけじゃないと思うんですよね。そうでないところも、お答えがなかったわけですけれども、それをお聞かせください。
 危機管理局が一元的に管理していてくれたことが、このように大変いい結果になっていると思います。ぜひ、この管理、連携をとりながらやっていただきたいなということを思います。
 それから、重症化対応の医療機関というのは、県下で幾つぐらい病院があるか。入院医療機関、このインフルエンザに対して、重症患者に対しての医療機関が、どことどことどこにあるのか、ちょっと聞きたいわけです。
 それから、ありがとうございました。リレンザとタミフルは、タミフルのほうが数十倍多いわけですよね。どうなんですか。それで、さっきテロップで出てきて消えちゃったけれども。国は輸入をしないというようなことが、さっき出たんですけれども。どなたか見た人ありますか。そうすると、安心して日本のものを使えるなということを感じましたんですけれども。それは余分なことですけれども。
 その2点、聞かせてください。以上です。

○嶌本薬事室長
 委員御指摘のとおり、リレンザの数がタミフルに比べて非常に少ないわけですけれども、タミフルを製造します中外製薬では、この3月までに1200万人分、昨シーズンの2.8倍。それから、リレンザのほうはグラクソ・スミスクラインでつくっておりますけれども、昨年の6.7倍の1270万人分をつくるということをしてますので、それなりの数が出てくるものと思っております。以上です。

○竹内疾病対策室長
 重症化対応の医療機関数という御質問でございますけれども、厚生部の資料の1ページに、新型インフルエンザの対応病院、あるいは特殊・専門医療病院ということで真ん中にございますけれども、これは強毒性の対応で、医療機関が絞り込まれたときに、幾つの医療機関で対応するかということでございまして、現在の新型インフルエンザにつきましては、基本的には季節性と同様に、ふだんの医療体制の中で、例えば救急でいえば一次、二次、三次というような、より高度な医療が必要であれば、その二次救急、三次救急という形での入院医療という形での提供になります。一番地域で身近な二次医療圏ごとに整備があります二次救急医療機関については、県内おおむね60前後の二次救急の医療機関で対応することとなっております。以上です。

○赤堀委員
 教育委員会でアンケートをとってたんでしょうか。じゃあいいです。また個人的に聞かせてもらいます。

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