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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成31年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:02/27/2019
会派名:自民改革会議


○山ア委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言願います。

○竹内委員
分割質問方式でお願いします。
 最初に、建設委員会説明資料15ページ、27ページの本年度の2月補正予算についてお尋ねします。
 平成30年度の一般会計補正予算額は25億716万5000円の増額となっています。この中には、防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策などにかかわる国の補正予算に対応するための経費として108億8710万円が含まれていると認識しています。
 そこで、平成30年度一般会計2月補正予算の内容についてお伺いします。
そして防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策はどういうものなのかお伺いします。

 また、それに関連して平成31年度当初予算について、委員会説明資料3ページに関する質問をお伺いします。
 交通基盤部の来年度の一般会計予算額は、1321億9326万6000円と前年度に比べ12.7%増加しています。来年度の当初予算は、先ほど申し上げた防災・減災、国土強靱化のための3カ年の緊急対策の実施などにより投資的経費が近年で最も高く伸びていると認識しておりますが、平成31年度一般会計当初予算の概要や特徴についてお伺いします。
 あわせて、平成31年度の主要事業や新たな取り組みについてもお答えいただければと思ってます。

○古屋経理監
 まず、平成30年度2月補正予算についてお答えいたします。
 今お話をいただきましたように平成30年度2月補正予算は、一般会計で25億716万5000円の増額となっております。この増額については国の補正予算分が含まれておりまして、国の補正予算分につきましては6番委員から御指摘のありました防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策も含んだ形で一般公共事業に90億5610万円を国直轄事業として18億3100万円を計上しています。
 防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策につきましては、国は昨年7月の西日本豪雨、台風21号、北海道の胆振東部地震など近年、激甚化しております災害により全国で大きな被害が頻発している状況を踏まえ、重要インフラの緊急点検を実施しました。その結果得られた教訓等を踏まえまして、災害時に命を守り暮らしと経済を支えるため、特に緊急に実施すべき対策をまとめたのが今回の対策です。
 内容といたしましては、大規模な浸水、土砂災害、地震・津波等による被害の防止あるいは最小化を図る、災害時の避難や救助、迅速な復旧復興に不可欠な道路や港湾等の交通ネットワークを確保するなど、大規模な自然災害における機能維持を図るための対策を行うことにしております。

 次に、平成31年度当初予算についてでございます。
 一般会計で1321億9326万6000円となっておりますが、主な要因としまして、一般公共事業につきましては今お話しいたしました防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策に基づく事業を実施することなどから、昨年度よりもふえて125.1%となっております。県単独事業につきましても国の対策と連携いたしまして、安心して暮らせる地域をつくるための緊急自然災害防止対策事業計画に基づきまして、災害の発生を防止する、または災害の拡大防止を図る事業として新たに緊急自然災害防止対策事業費40億円を計上しております。
 今回の予算の主な事業としましては、新たに安全・安心で利便性が高く快適に暮らせるスマートガーデンカントリー“ふじのくに”の形成を目指すために、東部・伊豆地域をモデルに3次元点群データを取得しまして、災害や観光施設等への活用を行うための予算を計上しております。また道路や河川などにおいても、新たな緊急事業を実施するための予算を計上させていただいております。
 厳しい財政状況の中ですが、交通基盤部としましては必要な予算についてしっかり確保していけたと考えておりますので、今後実施に向けて努めてまいりたいと考えております。

○竹内委員
 自由民主党の政務調査会は、夏に各地域で開いて各支部の意向を聞くとほとんどが交通基盤部の案件です。ぜひ、すぐできることはすぐ取りかかっていただきたいですし、継続的に計画的に事業を推進していかなければならないところもあると思いますので、貴重な税金ですけれども頑張っていただければと思います。

 次の質問に入ります。
委員会説明資料30ページ、31ページについて管理局政策監にお尋ねします。
 まず、静岡どぼくらぶの取り組み状況なんですけれども、平成30年度の取り組み状況のところに小中学生、高校生、大学生やその保護者に向けた取り組みを行っていると記載されています。先般、静岡県の公立高等学校への出願状況が新聞に報道されました。私の地元の浜松工業高校の出願状況を見ますと、建築科は何とか定員を満たしてはいますけれども、土木科に関しては近年どうしても定数にいってない状況があります。
 それを踏まえたときに、静岡どぼくらぶの取り組みとして市町や業界との連携を図ってるのは承知しておりますけれども、小中学生あるいは高校生に対して県の教育委員会あるいは市町の教育委員会とどのような連携を図っておられるのかお尋ねします。

○森本政策監
 静岡どぼくらぶの取り組み、特に教育委員会との連携についてお答えいたします。
 静岡どぼくらぶの取り組みとしましては、特に現場に来ていただいて現場の様子を見てもらう静岡どぼくらぶ講座を小中学生を対象に推進しているところです。そちらを推進するためにはやはり教育委員会との連携が必要であり、教育委員会で出しているEジャーナルしずおかという冊子に静岡どぼくらぶ講座の取り組みを紹介いただきまして、各教員の方々が社会教育において現場で見てもらう計画を立てられる環境づくりをして、できるだけ広く静岡どぼくらぶ講座を活用し現場を見ていただいて、土木のやりがい、役割を理解してもらう取り組みを進めております。

○竹内委員
 要望ですけれど、県内には工業高校が浜松市あるいは静岡市等々満遍なくあるわけではないと思っています。大切な仕事だと思っておりますので、工業高校がある市町の教育委員会と連携をとっていただいて、未来を担う子供たちに土木の興味をより一層図っていただくことをお願いしたいと思います。

 同じく管理局政策監にお尋ねします。
 31ページに富士山静岡空港への新幹線新駅実現に向けた取り組みとあります。平成31年度の取り組みを一番下段に書いてありますけれども、10月末の決算特別委員会でも質問させていただきましたが、ことしの取り組みを含めてできた資料を関係者に配っているとのことですけれど、関係者とは誰のことを言っているのか教えてください。

○森本政策監
 これまで進めてきた新幹線新駅の調査は、静岡県独自でやれることを進めております。特に駅をつくるときには引き込み線が必要となります。現在富士山静岡空港の直下のトンネルを新幹線が通過しておりますが、引き込み線をつくるためにはその両側にトンネルを掘る必要がございます。そのトンネルが技術的に可能か、学識経験者を入れて安全性とか施工性を確認しています。
 調査につきましては、例えばJR東海には技術的な検討結果を提出しております。それからトンネルの両側の明かり部と呼ばれる、トンネルを出たところの部分については、昨年度から調査を進めております。明かり部については引き込み線をつくる関係で今生活している方々に支障が出るので影響を少なくしようと検討しており、実際にその調査結果をもとに地域の方々と意見交換をしている状況です。

○竹内委員
 当該の地域には県議会議員が数多く選出されています。例えば牧之原市等々の県議会議員にも情報提供をお願いしたいですし、昨年10月末の決算特別委員会から現在に至るまでJR東海とはこの件で接触を図ったんでしょうか。

○森本政策監
 今のところ静岡県独自の取り組みだということ、それからなかなか実際の協議をできない状態ということでJR東海とは接触しておりません。

○竹内委員
 32ページに中央新幹線に関する動きと対応という欄があります。これも森本政策監が担当していると思いますけれども、いろいろ協議の場が持たれていると承知しています。
リニア中央新幹線と新幹線新駅はJR東海の担当セクションは違うかもしれませんが、対象となる会社は同じですよね。リニア中央新幹線の協議の場と新幹線新駅の実現に向けた取り組みを政策監としてどのように使い分けているのか。あるいはリニア中央新幹線を突破口にしてでも一度は話をしないと前に進まないと思いますけれど、その点はいかがですか。

○森本政策監
 リニア中央新幹線に対する対応と新幹線新駅に対する対応ですが、まず新幹線新駅の実現は平成23年の交通政策審議会で示されたとおり、リニア中央新幹線が開業することによって、のぞみの機能が移転することから新たな東海道新幹線の活用の仕方が変わると。その中の1つとして新幹線新駅の実現性がうたわれておりますので、項目自体としては非常につながっていると思っています。
しかしながら、県の進め方としましては、リニア中央新幹線の整備について今一番問題になっているのが南アルプスの自然環境であり、特に水の問題をJR東海に丁寧に対応してもらう必要があるので、新幹線新駅の対応とリニア中央新幹線の対応は分けており、リニア中央新幹線の対応については水利用を所管するくらし・環境部が中心となって対応しています。

○和田交通基盤部理事(交通ネットワーク・新幹線新駅担当)
 JR東海との接触ですけれども、森本政策監から申し上げましたように新幹線新駅に関しては総合企画本部と、リニア中央新幹線に関しては中央新幹線推進本部と相手方の対応が全く異なっているものですから、それぞれ対応しております。

 それから、昨年10月以降の接触なんですが、実は総合企画本部の担当の副本部長がかわられたこともありまして、昨年11月に挨拶も兼ねてお目にかかっております。その際に新幹線新駅に関して静岡県の考えを伝えたんですが、JR東海としては相変わらず考えに変わりはなくて、現時点でダイヤに大きな影響を及ぼす新幹線新駅の設置はできないということです。

○山ア委員長
 質疑等の途中ではございますが、ここでしばらく休憩といたします。
 再開は13時15分とし、6番委員の質問から再開いたします。
[12:02]
( 休 憩 )
[13:15]
○山ア委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 初めに、発言訂正を求められております。

○和田交通基盤部理事(交通ネットワーク・新幹線新駅担当)
 先ほどの新幹線新駅にかかわります答弁について、1点訂正させていただきます。
 JR東海の面会先ですが、先ほど11月にJR東海総合企画本部の副本部長にお目にかかったと申し上げましたが、正しくは11月15日にJR東海総合企画本部の東京企画開発部の担当部長にお目にかかっております。

○竹内委員
 ありがとうございます。質問を続けます。
富士山静岡空港の新幹線新駅実現に向けた取り組みについて、JR東海と会っていないということは、税金を使って作成したさまざまな資料を、どういう方法でJR東海に届けているんですか。郵送あるいは受付でお預けしているんですか。

○和田交通基盤部理事(交通ネットワーク・新幹線新駅担当)
 技術検討資料につきましては、JR東海に直接お目にかかりまして、その場で手渡しております。それ以降のものについては、JR東海には手渡していない状況です。

○竹内委員
 私は新幹線新駅に反対しているわけではなくて、すばらしい構想だと思っていますので一歩でも近づくように、前回も申し上げましたけれど県庁内だけでもむだけでは何も進化しない。言ってみればずっとそういうことやっていましたよというアリバイづくりみたいに聞こえるもんですから、ぜひ国、永田町も含めてさまざまなチャンネルを使って、実現に向けて頑張っていただきたいと要望しまして、次の質問に移ります。

 できれば平野交通基盤部長にお答えいただきたいんですが、2月22日の一般質問で我が会派の深澤陽一議員の静岡市清水日本平運動公園球技場についての質問のうち、知事は新スタジアム整備につきましては、まず地元静岡市や民間が中心となって進めるとともに、スタジアム単体で議論するのではなく、まちづくり全体の視点から広く議論すべきだと答えています。
 改めてお尋ねしますけれど、こういった公共施設、スポーツ施設とまちづくりとの連動に関して、平野交通基盤部長はどのように考えているのかお尋ねします。

○平野交通基盤部長
 まちづくりの基本は、そこにお住まいの住民の方々の意見をどう取り込んでいくかだと思います。誰かが一方的に決めるのではなくて、そこにお住まいの方々がどういう形のものがいいのか、どんな施設をつくったらいいのかを広く意見を聞いてやっていくのがいいんではないかと思っております。

○竹内委員
 ありがとうございます。私もそう思っています。
まちづくりは、そこに住む方々のさまざまな意見を勘案して最終的に判断していくことが必要だと思っています。

 篠原地区の野球場に関して質問させていただきます。
12月議会で補正予算8000万円を上げました。まず、その後本日に至るまで交通基盤部公園緑地課としてどのような活動を行ってきたのかお尋ねします。

○森見公園緑地課長
 12月議会で予算をお認めいただいて、すぐに公園基本計画策定業務について発注のための公告を行いました。
 先ほど平野交通基盤部長から冒頭の説明でありましたとおり、契約にはおおむね3カ月かかるということで、契約できるのが3月下旬の見通しです。
 それとは別に、地質調査についてもお認めいただいた分については切り離して発注して、2月15日に委託契約を締結しております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
その公園基本計画策定業務に対する委託契約は、基本構想をつくったコンサルタントと同一になる可能性もあるのですか。

○森見公園緑地課長
 今回は、公募型プロポーザル方式で業務の内容や特定課題を示しまして、資格を持った業務をやるにふさわしい業者を選定して、そこの中から手を挙げてもらって意見をやりとりしながら決めるやり方です。
 もちろん、基本構想をやったところと同じ業者になる可能性もありますが、それは公正な比較と判断の中で決めることになります。

○竹内委員
 ありがとうございます。少し安心しました。
構想は存在しますけれども、白紙でこれから計画をつくるに当たり、構想をつくった業者がそのまま計画に入ると、どうしても以前つくったものにのっとって進めがちですので、そういう視点からも厳しい判断の上、業者を選定していただきたいと思います。

 改めてお尋ねしますけれど、前回も質問しましたが、今後の予定に関してどういう工程で、いつごろまでに具体的なお話を聞けるのかお聞きしたいと思います。

○森見公園緑地課長
 先ほど申しましたように、3月下旬に契約できる見通しですから、多分4月になってからコンサルタントのいろいろな知見、経験を聞きながらどう進めていくか、どういう質問をするのかについて、私どもの考えとコンサルタントの考えも合わせながら案をつくりたいと思います。その上で、県議会の皆様にも御相談した上で一般の方々に質問をしていく流れを考えております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
例えば高等学校の野球連盟っていうと、どうしても公立高校の先生など、言ってみれば基本的には県職員の方々が県採用の学校の先生に聞くと、普通の意見がなかなか言えないんですね。
 そこで、野球にはアマチュア野球からプロ野球の関係、去年の12月議会で9番委員も発言してますけれどもマスコミ関係者等々も含めて、何らかの意見集約を図る野球関係者の協議会的なものをつくる予定があるのかお尋ねします。

○森見公園緑地課長
 高等学校野球連盟やリトル、シニアとか幅広い野球団体が集まった組織として野球協議会がございます。ただ以前野球協議会の役員の方に聞いたんですが、どちらかというと野球団体の親睦団体に近く、野球協議会で1つの答えは出せないので各団体に直接聞いてくださいと言われております。
 全体で集まってというのもあるんですけれど、還暦の方から学生の方、学童などさまざまなところがあるもんですから、一堂に集まるとかえって意見が言いにくいんじゃないかと思いますので、私どもが責任をもって各団体からどういう意見をいただいたか確認した上で、それぞれの団体に直接お話を聞いていきたいと考えております。

○竹内委員
 私も野球協議会の会長さん、あるいは事務局長さんと個別ではお話を聞いて意見交換はしています。
その中でどうしても出てくるのが、四ツ池にある浜松市営球場の存続が大前提ならばというところに話が戻ってしまいます。四ツ池にある浜松市営球場のあり方の議論を本来でしたら一緒にすべきですけれど、それを分けて議論するならば、重々大前提に関して可能性も含めて野球関係者に情報提供していただきたいと思います。
 なお、そういう機会があれば私ども県議会としても傍聴したいと思っておりますので、そういう機会を与えられるかお尋ねします。

○森見公園緑地課長
 四ツ池の球場につきましては、前回6番委員からも御質問がありましたとおり、浜松市とどんな形で情報提供するかも打ち合わせしております。四ツ池がどうなるか必ず情報提供するようにいたします。
 あと、お話を聞く場に県議会議員の方に来ていただくことを直接は考えていませんが、1対1とかそういう話の中で、個別のアンケート案をつくって事前に御相談するとお約束していますので、そこの中で意見の聞き方についてもまた御意見をいただきたいと思っております。

○竹内委員
 最後になります。
大切な税金で行われる事業だと思いますので、幅広く多くの方々に意見を言える体制をつくっていただきたいと思います。その結果どういう結論に達するかは知事、交通基盤部あるいは我々議会とも協議していくことになります。丁寧に実施していただきたいと思っていますので、それを要望して質問を終わります。

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