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委員会会議録

質問文書

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平成23年7月観光資源活用促進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:07/25/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○四本委員
 文化財のところをお尋ねをいたします。
 文化財のいろいろ表が載っていて、記念物のところに史跡というのがありますね。御案内のとおり、富士山の世界文化遺産登録は、推薦書原案の提出がいよいよ7月27日ということでありますけれども、この前提となる構成資産は文化財になってなければいけないということで、幾つかが、史跡富士山ということで今年の2月に指定をされたということであります。その史跡富士山は、山梨県と静岡県に幾つかわたっているということですが、静岡側も含めて私の地元の富士宮市には大変多くの史跡富士山、イコール富士山の世界文化遺産の構成資産がありますけれども、今まではまちの地域の人が守ってきたような神社が非常に多いんですよね。だからなかなか準備がされていない。そんな状況もあるのですけれども、新しく指定された史跡富士山の構成資産のトイレですとか、駐車場だとか、このような環境整備をどのように進めていかれるのかお尋ねをいたします。

 あわせて、その中の1つに、村山浅間神社というのがあるのですね。3月15日に富士宮市を震源地としまして震度6強の地震がありました。この中で、この構成資産の幾つかの部分、例えば、白糸の滝、村山浅間神社もかなりの損傷を受けました。3月18日には川勝知事に来ていただいて、その現地も見ていただきました。いまなお村山浅間神社はブルーシートがかかっているような状況でございますけれども、これはなかなかそう簡単に素人が行って直すというようなことではないと思いますけれども、この修復状況を地元でも大変みんな心配をしています。この辺の修復状況をお尋ねをいたします。

 続きまして、文化・観光部のところの文化‐3「観光人材の育成」の中の3番「広報スキルアップ研修」のところをお尋ねいたします。
 きょうもいろいろ出ている議論、やはり、いかに情報を的確に伝えていくか、これに尽きるのだと私は思いますね。先ほどの3年腐らない水は私もお恥ずかしい話、知りませんでした。改めて同じ県の中にいて、ましてや私同じ東部で、お恥ずかしいですけれども知りませんでした。こういったことを伝えていくということが、本当に大事ではないのかなと思います。
 その中で、これから専門的なところを伝えていくというようなことでありますけれども、具体的にどんな取り組みをしていくのか。静岡空港の就航先で、ここのところ「ふじのくに交流会」をやっていますね。私も特に九州地域で御一緒させていただきました。その中で、富士山って山梨県ですよねという声が非常に多いのですね。信じられないけど多いんですね。これもまさに広報が伝わってないのではないのかということと、実は、先週、中国大使館に行ってまいりました。程大使、曲公使そして呂公使、中国のトップ3人と意見交換をした中で、やはり富士山の話をすると、みんな山梨に行くんですよね。「静岡もあるのです。ぜひ静岡に来てください」というようなお話をする中で、やはり、そういったところにも広報していかなければならないと思うのですよね。だから、この「スキルアップ研修」、いろんなところに広報していく、戦略的な広報って必要だと思います。ぜひともこの研修、これはもう本当に大事なことだと思いますので、もう少し詳しい、どんなようなことを、専門的なものをやるのか教えていただきたいなと思います。

○蜩c文化財保護課長
 史跡富士山の構成資産の今後の整備についてお答え申し上げます。
 整備については、地元市町が事業主体となりますが、当面観光客対策としてトイレ、休憩所、駐車場等の便益施設の整備、それから案内板の設置等を行う予定であります。あわせて、山宮、村山の調査事業――発掘も伴うと思いますが――も実施していく予定でおります。また、長期的な整備計画も考えているというようなことで聞いております。県としては、世界遺産推進課と本課が、文化庁と連携しながら、文化財の価値を確認し、保護に当たってまいりたいと考えております。
 そして、3月15日の地震についての状況でありますが、3月28日には文化庁からの調査官にもおいでいただいて、現状を見ていただきながら、この構成資産になっている4カ所が被災したわけですが、計画を進めてまいりました。その結果、村山浅間神社のほうでは、11月過ぎから国のほうの補助金を得まして修復作業に入ると。それから、人穴のほうについても修復作業に入るというふうに聞いております。

○植田観光振興課長
 広報のスキルアップ研修についてです。
 これは県内の3カ所で2日間の研修を行います。先生は、例えば電通の方ですとか、あと新聞社の方、そういった広報の専門家を招きまして、県内の東、中、西で行います。研修を受ける方は、市町はもちろんですけれども、それ以外に観光事業者の方、旅館・ホテルの方、そういった全般的な観光の関係者を集めまして、専門的な方に研修をしていただくと。カリキュラムにつきましては、実際に演習をやりながら事例を研究して、例えば、観光の広報で成功した事例の手順を学んだり、あとプレゼンテーションの手法。この間の商談会でも県の観光の魅力についてプレゼンテーションをやったのですが、そういったところで活用していくということで行っています。参加者は、平成22年度はその3回で、全体で56人の観光関係の方に参加いただきました。

○四本委員
 文化財のところですけれども、ぜひ早急に修復をしていっていただきたいなと思います。先ほど、世界遺産推進課の杉山課長からも3Kというようなお話がありました。実は、週末、村山浅間神社に私もたまたま行った中で、普段余り見かけないんですね、地元の人はいるんだけど観光客って珍しいなと思ってちょっと声をかけたら、こう言っていました。「ここへ来るのにグーグル――地図のどこを見てもわからない、載ってなかった」と言うのですね。何で載ってないんですかなんて僕も聞かれたのですけれども、結局いろいろつてをたどって行ったことある人に聞いたということで、そういったところもやっぱり環境整備をしっかりしていかなければいけないんじゃないのかなと。それと交通インフラですね。反面、あんまりたくさん人が来てもどうなのかなというようなことは思いますけれども、その辺をうまくバランスを取りながらいくということが、大変大事ではないのかなと思います。当然たくさん来るという想定はされますから、今は知らないから来ないのですね。
 最近は、先ほどパワースポットが出ましたけれども、山宮浅間神社なんていうのは、まさにパワースポットの一番のところなのですね。そこへ行くともうやっぱり本当に神々しい。皆さん御存じかもしれませんが、社殿はないのですね、富士山山体そのものが社殿なんですね、あそこに行くと。そういったところもだんだん構成資産として知られてくると、今はマニアックな人だけかもしれませんけれども、これから多くなるということですので、なかなか富士宮市だけでは対応って非常に厳しい部分があると思います。それは数が多いからです。また静岡県としても助成をしていく、アドバイスをしていくことを、ここでちょっと要望をしていきます。

 それと、広報のところでございますけれども、先ほども「杜拉拉昇織記」ですか、こういうようなものにやっぱり取り上げられると非常にいいんじゃないかなと。実は、昨年と今年、中日友好協会の宋健会長が日本を訪れました。今年は私は聞いてないですが、昨年来たときには、やはりあるところがもうほとんど3日間取り込んだ、囲い込んでしまった。そこにやっぱり人が行っているんですね。特に中国なんていうのは、やっぱり指導者がどこに行ったかということが、大変いろんなところに影響がある。やっぱりそういった、あるいは大使館、あるいは友好協会なんかに働きかけをしていく。そういうようなノウハウをこういうスキルアップ研修でしていただくようなものも、ひとつぜひ考えていただきたいなと思います。本県は、来年、浙江省とも友好提携30周年ということで、中国に関して言えば、国交回復40周年、浙江省とは30周年ですから大変大きな節目になると思いますので、そのことも要望をして質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

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