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委員会会議録

委員会補足文書

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平成22年9月定例会企画文化観光委員会
所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 09/30/2010 会派名:


○出野文化・観光部長
 文化・観光部長の出野です。よろしくお願いいたします。
 議案、所管事項の御説明に入る前に、まず、過日、当部内で発生いたしました個人情報の不適切な取り扱いの事案に関しまして、御報告とともにおわびを申し上げたいと思います。
 事案は、去る9月6日に、当部の私学振興課から中部地区の市立高校に普通郵便で送付いたしました高等学校等就学支援金に係る個人情報が記録されたUSBメモリ1個が、郵送の過程で封筒が破損し紛失したというものであります。
 個人情報の取り扱いにつきましては、平成14年の個人情報保護条例の制定以来、全庁的により適切な取り扱いが求められているところでありますが、このような中、当部においてかかる事態を招来し、まことに申しわけなく思うところであります。
 現在も、郵便局に対しまして、引き続き捜索の要請をしておりますが、残念ながらいまだ発見されておりません。
 当該高等学校や生徒、保護者の方々を初め、その他多くの関係の皆様に、多大な御迷惑をおかけしましたことに対しまして、深くおわび申し上げる次第であります。
 今後、個人情報の適切な取り扱いにつきましては、改めて職員の指導を徹底してまいりたいと考えております。
 それでは、引き続き文化・観光部関係で、今議会に提出しております議案及び所管事項につきまして、お手元に配付してございます議案説明書及び企画・文化観光委員会説明資料等に従って御説明いたします。
 初めに、議案の関係であります。お手元の委員会説明資料の1ページをごらんください。
 報告第21号、静岡県公立大学法人の平成21事業年度の業務実績に関する評価結果についてであります。議案では47ページ、議案説明書では39ページとなります。
 本報告では、静岡県公立大学法人評価委員会が実施いたしました静岡県公立大学法人の平成21事業年度の業務実績に関する評価結果につきまして、地方独立行政法人法第28条第5項の規定により報告するものであります。
 評価結果によりますと、文部科学省のグローバルCOEプログラムの成果の蓄積、地域に開かれた大学運営などの重点的な取り組み等を評価し、全体的な評価といたしましては、中期目標・中期計画の達成に向けて順調に進んでいるとの評価をいただいております。
 この評価結果を踏まえまして、法人に対し中期目標・中期計画がより確実に達成されるよう、適切な支援、指導を行ってまいります。
 次に、今月の4日から5日にかけて実施されました今年度の事業仕分けの結果について御説明いたします。
 今回、別冊資料で配付いたしました事業仕分け結果概要一覧表をごらんいただきたいと思います。
 今年度、文化・観光部といたしましては、10件の事業を仕分け対象といたしましたが、このうち2件の事業につきましては、仕分け段階で2つに区分されたため、結果といたしまして12件について仕分けの評価が行われたところであります。
 仕分け結果の概要でありますが、「民間が実施すべき」が1件、「県実施だが民間へ委託すべき」が1件、「県実施だが要改善」が8件、「現行どおり県が実施」が2件と仕分けされました。
 仕分け過程でいただきました意見につきましては、これを真摯に受けとめ、部内で十分な検討を行った上で、最終的には知事の判断を仰ぎ、来年度の予算案へ反映させて議会にお諮りしていくこととしております。
 次に、所管事項について御説明いたします。恐れ入りますが、委員会説明書へお戻りいただき3ページをごらんください。
 平成22年度静岡県立美術館購入作品についてであります。
 本年度、県立美術館が新たに購入した作品は、フランソワ・ブーシェの「石橋のある風景」、「水車のある風景」ほか2点であり、購入額の合計は9445万円であります。
 作品の詳細につきましては、お手元に配付いたしました別冊資料の静岡県立美術館平成22年度購入作品をごらんいただきたいと思います。
 購入いたしましたこれらの作品につきましては、11月16日から開催される企画展「あなたの愛する風景」などにおいて展示し、広く県民の皆様にごらんいただくこととしております。
 委員会説明資料の4ページをごらんください。
 富士山世界文化遺産登録に向けた今後の取り組みについてであります。
 富士山の世界文化遺産登録に向けて、静岡県及び山梨県におきましては、本年7月末の登録推薦書原案提出を目指して全力で取り組んでまいりましたが、富士五湖の文化財指定に必要な同意取得のおくれ等の理由により、残念ながら今年度の推薦書原案の提出を見送ったところであります。今後は、速やかに課題の解決を図り、山梨県や関係市町村、地元関係者などとさらに連携を密にし、来年の文化庁への推薦書原案提出に向けて万全を期してまいります。
 資料の5ページをごらんください。
 ふじのくに観光アクションプラン――仮称――の策定についてであります。
 平成17年に、観光振興の行動計画として策定いたしました観光しずおか躍進計画後期行動計画につきましては、今年度が計画の最終年度となりますことから、新たな行動計画、ふじのくに観光アクションプラン――仮称――の策定に着手したところであります。新たな行動計画は、現在策定中の総合計画の観光分野に関する下位計画に位置づけられ、総合計画の基本構想で掲げる富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくりの実現に向け、住んでよし訪れてよしの理想郷を目指し、10年後の本県観光の姿を踏まえながら、これから4年間の具体的な行動計画を策定するものであります。
 行動計画の策定に当たりましては、具体的で実践的な計画となりますよう、14人の有識者からなる観光推進懇話会を組織するとともに、県内各地域で活躍されている観光事業者や関係者の方々を対象に、意見交換会を実施するなどして、広く御提言、御意見をいただいて計画に反映させてまいります。
 資料の7ページをごらんください。
 平成22年度夏季及び平成21年度の観光交流の動向についてであります。
 まず、(1)の海水浴客数でありますが、ことしの7月から8月の海水浴客数は、県全体で前年を約3割上回ったものの、悪条件が重なった前年の減少分を回復する程度にとどまり、全体といたしましては前々年には及びませんでした。
 一方、(2)の富士登山客数でありますが、富士山の静岡県側の3つの登山口の7月から8月の登山客数は、合計で14万2000人となり、前年から1割以上増加いたしました。近年の女性や中高年の富士登山ブームに加え、ことしは天候が比較的安定していたことが、登山者数増加の大きな要因であると考えております。
 また、富士山静岡空港の開港などの影響により、昨年以上に外国人が目立ったとの声も聞かれているところであります。
 続いて、資料の8ページをごらんください。
 平成21年度の宿泊客数と観光レクリエーション客数を合計いたしました観光交流客数につきましては、前年度を上回ったものの、宿泊客数が1723万人と前年に比べ149万人、約8%の大幅な減少となりました。
 これは、景気の低迷に加え、新型インフルエンザの流行や駿河湾を震源とする地震、冷夏と長雨、そして伊豆半島東方沖地震など、多くのマイナス要因の影響を受けたものと考えております。
 特に、県全体の宿泊客数の6割以上を占める伊豆地域における落ち込みが大きいことから、観光圏の形成や伊豆半島ジオパーク構想の推進などを通じ、地域の主体的な取り組みを支援するとともに、伊豆半島の魅力を一層高め、観光誘客の促進に努めてまいります。
 資料の9ページをごらんください。
 伊豆半島ジオパーク構想推進の進捗状況についてであります。
 伊豆半島の貴重な地質や地形を保全、活用し、地域の活性化を図る伊豆半島ジオパーク構想につきましては、地元の6市6町の首長会議における推進についての合意を踏まえ、既に地域の主体的な取り組みが始まっております。
 今年度は、静岡大学の小山教授に御協力いただいて、構想のテーマ、運営組織、研究・普及体制、想定事業費などを内容とする構想推進のための指針を作成するほか、地域の住民や関係者の方々がジオパークへの理解を深め、機運の盛り上げを図るために、地域の市町と連携してシンポジウムや研修会、勉強会を開催しております。
 今後とも、こうした地域の主体的な取り組みについての支援を行い、伊豆半島の日本ジオパーク、そして世界ジオパーク認定の早期実現を図ってまいります。
 資料の10ページをごらんください。
 富士登山ナビゲーター設置事業の実績についてであります。
 富士登山を楽しむ国内外からの登山客が増加する中、遭難事故防止と登山客の利便性向上を図るため、富士山の夏山登山の期間中、富士宮、御殿場、須走の各5合目の登山口において、登山案内や指導、また下山者や観光客に対して、周辺観光地の情報提供を行う富士登山ナビゲーターを設置いたしました。
 期間中、これら3つの登山口を合わせまして、6万8000件以上の応対を行ったところであり、装備についての指導や、悪天候時の登山中止の説得、また下山コースを間違えた外国人登山客への帰り道の案内、さらには天候やバス、タクシーについての情報提供などを実施し、登山客からお礼の手紙をいただくなど、国内外の登山客から高い評価をいただいたところであります。
 資料の11ページをごらんください。
 千枚岳山小屋の再建についてであります。
 平成21年、昨年6月に焼失いたしました千枚岳山小屋につきましては、南アルプス登山ルートの重要拠点に位置し、かつては毎年3,000人以上の登山者に利用され、遭難事故防止のために必要不可欠な山小屋でありましたことから、平成23年秋の完成を目指し、再建に取り組むこととしております。
 今年度は、まず設計に着手し、平成23年度早々に工事を始め、平成24年4月から供用を開始する予定であります。
 再建する山小屋の規模は、延べ面積約150平米で、資料に掲載いたしました写真にあります焼失した山小屋と同程度の規模を想定しております。
 なお、平成21年度、22年度の夏山シーズンには、千枚岳山小屋の管理委託先であります株式会社東海フォレストが仮設のプレハブ小屋を設置して登山者に対応したところであります。
 資料の12ページをごらんください。
 上海・浙江省観光キャンペーンについてであります。
 8月の上海万博の静岡ウイークにおける県内市町の皆様のステージ参加に合わせ、上海市内及び浙江省杭州市内にいて、各市町と連携して観光キャンペーンを実施いたしました。各会場におきましては、それぞれに現地メディアの取材があったほか、現地では富士山やお茶、ちびまる子ちゃんの人気度が高く、また、テレビドラマ「杜拉拉昇職記」の撮影地として静岡県への関心が高まっていたことから、来場者の方から、ツアー販売の問い合わせをいただくなど、本県の誘客に強い手ごたえを感じたところであります。
 また、10月には県内の観光施設等の事業者の皆様とともに、改めて上海市と浙江省を訪問し、現地観光セミナーや訪問セールス、あるいは現地旅行業者との商談会等を開催することとしております。
 資料の13ページをごらんください。
 大型観光キャンペーンの展開についてであります。
 県内への一層の観光誘客を図るために、県、JR東海、JR東日本、市町、観光協会等により静岡県大型観光キャンペーン推進協議会を組織して、首都圏や国内就航先において大型観光キャンペーンを実施しております。
 本年度は、本県の最大の観光資源である富士山と旅の重要な魅力でもある食をテーマに。お手元に資料として配付しておりますガイドブック「富士山しずおかグルメ探訪」により、食の都、静岡の魅力をさまざまな角度から紹介するとともに、スタンプラリーや観光施設の優待割引を実施するなど全県で統一した観光キャンペーンを展開しております。
 また、富士山静岡空港と結ばれた国内遠隔地からの観光誘客の促進を図るため、今年度は、就航先である沖縄県、熊本県、北海道におきまして、関係航空会社、現地メディアや静岡に向けた旅行商品の造成、販売を行っている現地旅行エージェントと連携し、本県の観光の魅力をPRすることとしております。
 資料の14ページをごらんください。
 ふじのくに3776友好訪中事業についてであります。
 県議会の皆様を初め、多くの県民の皆様の御協力により、去る9月26日、ふじのくに3776友好訪中事業の参加者が、目標の3,776人に達することができました。
 なお、一昨日お知らせしましたとおり、10月11日から15日まで派遣を予定しているふじのくに3776友好訪中団第3回公式訪問団につきましては、浙江省側から「静岡県訪問団の来訪を熱烈歓迎するとともに、代表団に対する歓迎宴を設ける。ただし、浙江省幹部との会談を初め、その他の事業については、今後調整していく」との連絡が一昨日夕方入ったことから、予定どおり知事を団長として実施することといたします。
 今後とも、本県と浙江省の28年間にわたる交流と2年後の友好提携30周年を見据え、両県省間のさらなる友好交流の促進を図ってまいります。
 資料の15ページをごらんください。
 多文化共生推進基本計画の策定についてであります。
 お手元に別冊資料として配付いたしましたふじのくに多文化共生推進基本計画案について、現在、これを県ホームページに公表し、県民の皆様から広く意見を募集するパブリックコメントの手続を実施しております。
 基本計画案では、「静岡県内に居住する外国人及び日本人が相互の理解と協調のもとに、安心してかつ快適に暮らせる日本の理想郷を目指す」とする基本目標に向け、3つの基本方向と9つの施策の方向、37の主要な施策を掲げております。
 今後、10月下旬の多文化共生審議会による検討や、12月に予定しておる副知事、関係部局長で構成する多文化共生推進本部における議論を経て、年内を目途に計画を策定していくこととしております。
 資料の16ページをごらんください。
 第64回全国レクリエーション大会1N静岡についてであります。
 本大会は、県民の皆様が生涯を通して楽しみや喜びを味わえるレクリエーション活動を体験し、全国からの参加者と交流を図るとともに、レクリエーション活動の活性化を図ることを目的に、11月6日から8日までの間、開催されるものであります。
 主会場となるグランシップや、県内各地の会場におきまして、ドッジボールやスポーツチャンバラ等28種目の競技について交流大会が実施されるほか、レクリエーション活動を通じたよりよい暮らし、社会についての研究フォーラムなどが開催されます。
 今回の全国から参加者が集う本大会を本県の魅力をPRする好機ととらえ、大会会場となる13市とも協力して、積極的な観光PRを行うとともに、テレビやラジオ等による広報を効果的に実施してにぎわいの創出を図ってまいります。
 資料の17ページをごらんください。
 富士山静岡空港の利用状況についてであります。
 航空会社からの情報提供に基づきまして、国内線6路線、国際線2路線の定期便と国内・国際のチャーター便に係る平成22年度8月末現在における累計搭乗者数及び搭乗率を路線別にまとめました。
 まず、搭乗者数でありますが、国内線は約14万6000人、国際線は約10万6000人、合計で約25万2000人となっております。
 搭乗率につきましては、国内線の搭乗率が58.7%、国際線の搭乗率は72.9%、全体では64.0%という状況になっております。
 資料の18ページをごらんください。
 空港ガーデンシティ構想についてであります。
 昨年度、空港と空港周辺地域の魅力を高めることを目的に設置された富士山静岡空港の魅力を高める有識者会議において協議されておりますエアポート楽座などの整備を盛り込んだ提言につきましては、10月5日に開催いたします地元検討会や11月5日に開催を予定しております有識者会議における意見等を踏まえ、まとめていきたいと考えております。
 以上で、私からの説明を終わります。
 なお、お手元に別冊資料としてパンフレット等を配付してございますので、ごらんいただきますようお願いをいたします。
 御審査のほど、よろしくお願いいたします。

○石橋委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより、所管事務調査に入ります。
 質問等がありましたら、発言願います。

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