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委員会会議録

質問文書

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平成23年5月臨時会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:05/20/2011
会派名:自民改革会議


○相坂委員
自民改革会議の相坂です。よろしくお願いします。
いろいろと議論を聞かせていただいて、ちょっと疑問に思ったことがありましたのでお聞きしたいんですが、いただいた説明資料の3ページ、宿泊客のキャンセルの状況で、地震発生から11日間で約32万人、それからトータルで40万人。つまり、震災からおおむね50日ぐらいのキャンセル客の中で、ほとんどが震災が発生した10日間の間でキャンセルをされていて、これは観光客のキャンセルであったのか。あるいは、この3月はいろんな総会等のキャンセルが相次いだ時期で。そうして考えると、私はその後のキャンセル状況はもちろん続いていますけれども、とらえ方を少し変えたほうが効果的な宣伝というか、観光客の誘致、あるいは人の誘致につながるんじゃないかなという印象を今持ちました。
というのは、MICEのほうは本事業でというのを先ほどお答えになられましたが、むしろ先ほどから議論になっている、30年以内に87%の確率で大地震が発生をするということは、菅さんが言ったんだけど、勝手に言ったわけじゃなくて、かねてから言われてたことでしょう、これは。それを声を大きくして、スピーカーを使って公共電波でがんがん言ってるというだけのことで、これは事実としてあったわけでしょう。
なおかつ、地震が発生する前に――ごめんなさい、これは皆さんの施策のことですから余り申し上げてはいけないかもしれませんが――静岡県がどのぐらい全国の中で観光県であったかという問題に本来立ち返って、危険があるから来ないというふうに、先ほどの議論からずっとなっているんだけれども、その後のキャンセル状況を見れば、はっきり言うとそんなにキャンセルされてないでしょう、これ。最初の10日間は8割、32万人のキャンセルがあったけれども、その後は何らかの事情で、もちろん風評被害もあるんでしょうけれども、そんなにキャンセル、キャンセルということではなく、本来の静岡県の魅力をやっぱり基本に立ち返って、考えるべきところは考えるような施策に、もっとお金をつぎ込んでもいいのかなという気がしています。
静岡市の場合は、去年ガンダムを誘致してやりましたが、ほとんど泊まってもらってないですよね。これは市の仕掛けもあんまりよくなかったのかもしれないんだけれども、あんまり泊まってもらえなかったですよ。なおかつガンダムを見に来られた他県の方々は随分いましたが、その方々がじゃあ伊豆へ行ったかというと、余り伊豆にも行ってなかったと思います。帰りましたよ、もうそのまま新幹線が通っているんでね。
そういうところが県内の観光施策の足りないところで、先ほど大岡委員のほうは静岡の魅力には何の問題もないけれどもというようなことを、ちょっとニュアンスが違うけどもおっしゃってましたが、静岡の魅力にこそもっと魅力づけが必要なんであって、そこをやらないと、交通は麻痺してませんということを幾ら言っても、多分選ばれないんじゃないかなと思います。
なので、せっかくと言うとおかしいんですが、経済対策というか緊急の震災の対策でこうした観光の手を打つんであれば、本来の基本に立ち返って、もっとつぎ込むところにどんとつぎ込むような、これで勝負するというようなことをやったほうがいいんじゃないかと私は思うんですが、その辺のことはやれないのかなと。
だって観光客がこんなに減ってる、減ってると言う割には、1億円しかつぎ込まないわけでしょう。もっとできること、あるんじゃないかなというふうに思います。それが1つ。

もう1つは伊豆の旅館の計画停電の話で、露天ぶろで、ろうそくを灯しますというような話がありましたけれども、5時から8時まで泊まって、どこのホテルだって露天ぶろに、ろうそくをともせばいいというような話じゃないわけですから、びっくりしましたけれども。
私が聞いたところですと、旅館さん、ホテルさんで、お料理キャンセルしたという話、皆さんも聞いたでしょう。その日、急に前日になって計画停電、あしたこの時間になりますよと言われたんで、生ものを出すことはできないから、もう料理が出せないからキャンセルにしましたという話を私は随分聞きました。
なおかつ宿泊中に泊まっていると便利なホテルであればあるほど、ドアをあけると自動で便座があくようなものは、便座もあかなくなるわけですよ。だから便所も行けないみたいな話も聞いたことがあって、なので、むしろこうしたことよりも発電設備の補助をして、旅館とか観光施設とか、そういったところにつけておいて、海外の方が来ても静岡は困りませんとか、旅行客の方は優先的にこういう制度が、こういうところへ逃がしてあげますとか、そういうふうなことしてやったほうが来るんじゃないかと私は思いますけど。
というのは、先ほどから言ってる30年のうちに87%で地震が来るというのは、世界中もうみんな知ってるわけでね、もう変えられないですよ、来なくなるわけではない。菅さんが言わなくても来るときは来るので、もっと効果的なことができるんじゃないかなというふうな気がします。

それから、もう1つだけ聞きたかったことがあったと思うんですが、海外の方を呼んで静岡のいいところを知ってもらって、海外に戻ってしゃべってもらうという話がありましたね。何という事業かわからない、ブロガーと言うんですか、ファムトリップと言うんですか、セールスコールと言うのかよくわかりませんけど。何かこの事業の中で御説明があったことですけど、これは私、どういう方をお招きするのかわかりませんが、本当にしゃべってくれるんですかという気がします。
というのは、だって海外の方でしょう。中国の一般の方とか韓国の一般の方が、日本全体が放射能でやられてるなんていうことは、だれも思ってないわけです、そんな情報を日本は出してないんだから。だけど僕は意図的にそういうふうな、日本は危ないぞみたいなキャンペーンを張ってると思いますよ、海外は。尖閣諸島だってねらって来る人はいっぱいいるんだから、だから競争してるわけで、競争していれば敵のこういう痛手も、引っ張れる足は引っ張ってしまえみたいないうところもあるだろうと思うので、こうした方々の担保って本当にとれるのか、本当にこっちが期待どおりのことをしゃべってくれるのか、その辺の仕組みがよくわからないので、そこを教えてください。以上です。

○佐野委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は3時5分、お願いします。

( 休 憩 )

○佐野委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。

○加藤観光局長
まず、キャンセルの状況でございますけども40万人、そのうち30万人は伊豆ということで、これは実は計画停電がいち早く知らされたときに、伊豆地域についてはどうしようかという最初の思いがございまして、伊豆市についてはかなり正確な数字を出しています。それ以降、中部、西部というふうにしてましたので、若干キャンセルの状況が、例えば5月の連休、あるいは8月の予約というところもありましたので、正確には、いついつに、どのぐらいというのはございません。なおかつ観光客と商業、いわゆる総会であるとか、そういうもので使われたという区別はしてございません。ただ、委員御指摘のとおり、そういうものも多分にあったというふうに考えられています。
そういう中でやはり静岡に来ていただくためにはどうするかと。観光の面でいうと、いわゆるいやしというものを静岡に求め、あるいは静岡の魅力を発信していく。そういう中で、先ほど部長も言いましたように、要は首都圏、中京圏など本県の中で観光客の8割、9割占めているところを、まずもう1回てこ入れをして、その中でやっていこうということが最初でございますので、まず、ここに少ない予算でもって最大の効果を上げたいと、これが1つでございます。

それから海外のブロガー等でございますけども、これは当然契約をいたしまして、そのときに実際に行った場合につきましては、それの詳細な報告と、やった内容についてこちらのほうに上げる義務がございますので、それを見て実際にどうやったかという評価をしたいというふうに思います。
観光のほうはソフトの面で一生懸命頑張ってまして、発電のとこについて、ちょっとお答えができません。済みません。

○出野文化・観光部長
今の計画停電の関係でございますけども、計画停電は今の時点では中部電力も何とか夏場はしのげるんじゃないかというような状況ではございます。ただ、電気の需給状況によってはあり得るということを前提に、いかにそれによる影響を減らすかというのは今後も考えていきたいと。
先ほども申し上げた露天ぶろにろうそく云々というのは、そのアイデアの1つとして、そういうものが出てきたということでございますけども、それにあわせまして当然のことながら今、ホテル・旅館で、自家発電装置を持ってるところも数多くあります。ただ、そういうものが全部いわゆる自家発電を投資した形で、それが今後の観光誘客に非常に大きい要素になるのかどうか、そういったことも含めて検討していきたいというふうに考えております。以上です。

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