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委員会会議録

質問文書

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平成26年6月定例会企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐地 茂人 議員
質疑・質問日:07/03/2014
会派名:自民改革会議


○佐地委員
 一問一答方式で手短にやりたいと思います。よろしくお願いします。
 23ページに快適な暮らし空間の実現ということで、以前、知事からトップダウン方式で提案されました家・庭一体の住まいづくりという制度についての内容だと思います。昨年度も我が自民改革会議の中でも、この事業をそろそろ見直したらどうだという御意見も出させていただいたところでございます。
 そうした中、今回のこの制度は、ふじのくに暮らし空間n倍増プロジェクトという形で展開をされるようでありますが、指摘を受けた点で、今年度の事業がどのような形で変わられたか、教えてください。

○柳住まいづくり課長
 昨年の委員会において、県がかかわって実施しているのではないかというお話がございました。そのときにも答弁で、県は家・庭一体の住まいづくりの考え方を理解してもらうための普及啓発をやっていきたい、それで民間に対して家・庭一体の住まいづくりの実践をお願いしていきたい、家・庭一体の推進協議会という形で推進していきたいということで、ことしの事業を推進しております。今年度やっている事業ですけれども、普及啓発ということで、昨年度、家・庭一体とは何ぞやということをわかりやすくした手引書と実践事例集を作成いたしました。それをもとに、今年度3カ所を予定していますけれども、説明会、シンポジウム、セミナーを開催して、普及啓発していきたいと思っています。
 さらに、よりリアリティーをもって理解していただくということで、先進事例に出かけていきまして、入居者の声を聞いたり、映像を撮って作成して啓発していきたいと思っております。
 もう1つは、事業者が家・庭一体の住まいづくりの考え方に基づいて、住宅団地を設計して開発していきたいというところに対しては、その専門のアドバイザーを派遣するというものを今年度事業としてつくりました。
 もう1つ、委員会で指摘されたことがございまして、家・庭一体の住まいづくりを推進するのに、既存の住宅を使ってやるのも1つの手ではないかというお話がございました。それについてですけれども、内容としては中山間地の古い団地の空き家を利用して、都市部のファミリー世帯に住みかえてもらうようなものをやったらどうかという話がございました。それを受けまして、今年度ですけれども、静岡県不動産流通活性化協議会と連携して、三島市の昭和40年代に分譲された団地の空き家と、空き家になることが想定される住宅を調査いたしまして、その住宅の所有者に販売や賃貸化の意向を確認して、その意向に沿うように協力していきたいということで事業をする予定でございます。それで売買とか賃貸化の意向が確認されれば、国の補助金を使ってその住宅の性能評価をし、リフォームをし、ファミリー世帯などが住みかえられるような形で誘導していくと、そういう事業をことしやる予定でいます。以上でございます。

○佐地委員
 わかりました。
 普及啓発をされてパンフレットを作成するということなんで、需要があるかどうかというところがやっぱり一番重要視されるところではあると思います。工夫を凝らしながら、空き家対策は有効でありますので、活用していただきたいところであります。
 ところで、この既存ストックの有効活用という形で、今、空き家のお話が出たんですが、例えばひとり暮らしから結婚して、それから子供ができて、私みたいに子供が多くなったりとか、その後、子供がいなくなって二人暮らしになるとかという形で、ライフスタイル的に住みかえが必要になってくるということが1つあるということと、それからこの文章にも記載されているリバースモーゲージ等の活用に関しては、当然金融関係との絡みが重要視されてくるものであると思います。この住みかえの促進やリバースモーゲージ等の内容で、民間の事業者との連携等はどういう形でされていくのか教えてください。

○柳住まいづくり課長
 リバースモーゲージの制度自体ですけれども、高齢者がみずからの家に住みながら、それを担保に生活資金を借りて、死亡時にお返しするという制度です。その制度を利用している高齢者が、サービス系賃貸住宅とか老人ホームに住みかえると。そのときに自宅が空き家になるわけですけれども、その空き家をファミリー世帯に賃貸するというふうに考えております。それがここにおけるリバースモーゲージ制度の活用と考えております。
 県のかかわりですけれども、まだまだリバースモーゲージ制度自体が周知されていないというところがありますので、まず先ほど言いました説明会等で、こういう制度もあるんだよという話をしていきたいと思っております。
 それで、先ほど説明させてもらいました三島市の団地において、高齢者世帯にも訪問をかけて、売買とか賃貸化する予定があるか、そういう意向があるかということを確認していくわけですけれども、そのときに、このリバースモーゲージ制度について説明をさせてもらって、こういう制度があるので活用ということもありますよということを、じかに一般の方に説明していきたいと、今はそういうふうに考えております。以上です。

○佐地委員
 わかりました。今後の推移を見守っていきたいと思います。
 最後の質問です。24ページです。住宅省エネリフォーム支援事業ということで、昨年の県産材利用の補助金とそれから環境に配慮した制度と高齢者の関係などの制度を一体化した、組みかえをされた新規事業と認識しています。昨年の委員会の中でも心配される委員がかなりいたんですが、新聞報道によりますと、こちらの利用が300件ということで、それなりに順調だと伺っています。この制度をどなたが利用していて、どのような形で申請の手続をされているのか、なおかつこの制度が@とAのプラスで成り立っていますが、@の基本補助の活用がどの程度あって、一番心配するところは県産材の使用の関係のAのプラスアルファされる部分がどの程度利用されているか、現状の内容をお伺いして質問を終了します。

○柳住まいづくり課長
 どういう方が申請されているかということなんですけれども、昨年度は高齢者世帯とか子育て世帯とか限定でありましたけれども、ことしは全ての世帯の方が対象になっていますので、うちのほうとしてはどういう世帯が出しているかという分析はしていません。申請できる方は全ての世代の方と認識しております。
 それで、実際のこの活用の状況ですけれども、5月末現在で300件ということで、6月末ですと463件でございます。それで県産材の割り増し補助でございますけれども、5月では24件で、6月末で40件でございます。その内訳ですけれども、県産材20平米以上で、県産材使用のみが22件、同時に補強を実施したものが14件、10平米以上20平米以下で県産材使用のみが2件、耐震補強工事実施が2件という内訳になっております。県産材につきましては、少し苦戦しているかなと認識しております。以上です。

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