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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年2月定例会企画文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 03/07/2012 会派名:


○出野文化・観光部長
 文化・観光部長の出野でございます。よろしくお願いいたします。
 はじめに、文化・観光部関係で、この2月定例会に提出しております議案及び所管事項につきまして、お手元に配付してございます議案、議案説明書及び企画文化観光委員会説明資料により、御説明いたします。
 まず、議案関係でありますが、今回お諮りしております議案は4件であります。議案の一般会計予算5ページ、議案説明書の36ページ、企画文化観光委員会説明資料の1ページをお開きください。
 初めに、第1号議案「平成24年度静岡県一般会計予算」についてであります。
 文化・観光部分の一般会計予算は、第5款文化・観光費95億5547万円と第11款教育費335億6403万3000円の合計431億1950万3000円であり、対前年で21億92万5000円、率にしますと約5%の増となっております。財源の内訳は、委員会説明資料1ページの下段に記載のとおりであります。なお、組織改正によりまして、整備中のふじのくに千本松フォーラムに係る業務が交通基盤部から当部に移管されることとなり、このため当該施設の整備等に係る予算14億8600万円が皆増となっております。
 したがいまして、組織改編前のベースで見ますと、文化・観光部の予算は、委員会説明資料下段の太枠に記載のとおり、416億3350万3000円となり、本年度当初予算と比べて約1%の増となっております。
 次に、議案の一般会計予算10ページ、議案説明書の174ページ、委員会説明資料の2ページをお開きください。
 債務負担行為についてであります。
 本定例会に対しましては交通基盤部からお諮りしているものでありますが、ふじのくに千本松フォーラム区分所有財産取得契約につきまして、債務負担行為の議決を求めるものであります。先ほども申し上げましたように、組織改正に伴う業務移管により、平成24年度からは文化・観光部が所管するものであります。
 次に、委員会説明資料2ページの3ふじのくにづくり推進事業についてであります。
 昨年2月に策定しました静岡県総合計画の基本構想におきましては、県民幸福度の最大化を図るため、富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくりの早期実現に向け、家・庭一体の住まいづくりや観光交流人口の倍増等の6項目について、特に重点的に取り組むこととし、これらに係る予算事業をふじのくにづくり推進事業と位置づけているところであります。
 平成24年度の文化・観光部におきますふじのくにづくり推進事業は、委員会説明資料に記載しましたとおり、16事業15億2090万円であります。
 なお、これらの事業も含めた、文化・観光部の主要事業概要につきましては、別冊資料としてお配りしましたので、あわせて御参照ください。
 次に、別冊資料として配付いたしました事業仕分け実施事業部局別一覧表をごらんください。
 文化・観光部におきまして事業仕分けの対象となりました5件の事業につきましては、すべての事業について見直し改善を行い、24年度当初予算において県負担額を縮減した効果額は、約3100万円であります。
 詳細は、次ページ以降に記載のとおりであります。
 恐れ入りますが、議案24年度関係の別1ページ、議案説明書平成24年度関係の263ページ、説明資料の3ページをごらんください。
 第19号議案「静岡県立美術館の設置、管理及び使用料に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。
 昨年、自治体の条例制定権の拡大や義務づけの見直し等を内容とする「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」、いわゆる第2次一括法が制定され、これを受け、博物館法につきましても、説明資料4の参考(1)博物館法の改正についてに記載しましたように、博物館協議会の委員の任命基準を地方公共団体の条例で定めなければならないとする法改正が行われました。
 そこで、2改正の内容にありますように、「静岡県立美術館の設置、管理及び使用料に関する条例」につきまして、静岡県立美術館協議会の委員の任命基準を定める所要の改正を行うものであります。
 恐れ入りますが次に、議案23年度関係では予算補5ページ、議案説明書平成23年度関係の27ページ、委員会説明資料は4ページをお開きください。
 第53号議案「平成23年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 平成23年度一般会計の歳入歳出予算に係る補正は、議案の予算補5ページから7ページにかけて、また議案説明書平成23年度関係は、27ページから30ページ、97ページ及び106ページから107ページにかけて、さらに委員会説明資料では4ページの1歳入歳出予算に記載しましたとおり、第5款文化・観光費について2億2446万8000円を減額、第11款教育費のうち第5項大学費について590万1000円を減額、第10項私学振興費を8億1131万8000円増額するものであります。この結果、文化・観光部の補正予算額は5億8094万9000円の増額、補正後の予算累計額は418億8486万8000円となります。
 なお、今回の補正予算は、事業費及び補助対象経費等の確定に伴うもののほか国の3次補正に係るものであり、その内容は説明資料の5ページ下段の3主な補正事業に記載のとおりであります。
 次に、議案の予算補10ページ、議案説明書平成23年度関係は120ページ、委員会説明資料では5ページ上段の2繰越明許費でありますが、観光施設整備事業及び空港ティーガーデンシティ構想推進事業におきまして、計画・設計に関する諸条件の調整に日時を要したことにより年度内に事業を完了することが困難と予測されるため、観光費1億5600万円、空港利用政策費1億2700万円を翌年度に繰り越すものであります。
 私からの予算に係る議案の説明は以上でありますが、具体の内容につきましては、後ほど所管の局長及び課長から改めて御説明申し上げます。
 次に、議案23年度関係の別7ページ、議案説明書平成23年度関係の194ページ、また委員会説明資料は6ページをごらんください。
 第74号議案「静岡県高校生修学支援基金条例の一部を改正する条例」についてであります。
 静岡県高校生修学支援基金につきましては、国の交付金を原資として、私立高校生に対する授業料減免に係る事業等を行うほか、昨年は、東日本大震災の被災者である幼児、児童及び生徒の教育機会の確保に資する事業を基金の使途に追加したところでありますが、今回、説明資料の1改正の概要に記載のとおり、基金を活用して行う事業の実施期限が、国の制度変更により今年度末から26年度末までに延長されたことに伴い、条例の有効期限を2改正の内容のとおり、平成27年3月31日までとするための改正を行うものであります。
 次に、文化・観光部の所管事項の関係について、御説明いたします。
 委員会説明資料の7ページをお開きください。
 平成24年度文化・観光部組織体制の概要についてであります。
 文化・観光部も発足後2年が経過し、当部の主な使命である交流人口の拡大の実現を図るため、平成24年度は、大きく次の3つの視点から組織の見直しを行うこととしました。
 まず、第1点でありますが、当部の部内はもとより庁内各部局間の連携の促進と交流施策に係る企画調整機能の強化を図り、全庁が一体となって交流人口拡大に向けた取り組みを一層推進するため、新たに交流企画局を設置いたします。
 また、第2点としまして、富士山静岡空港の利用者の一層の増大に向け、特にインバウンド利用拡大の取り組みを強化するため、従来から取り組んできました空港利用推進と観光関連の業務の一体化を図り、観光局を観光・空港振興局に改編することとしました。
 さらに、第3点でありますが、本県の東部地域の文化や観光資源を生かしたコンベンション誘致等を効果的に展開するため、整備中のふじのくに千本松フォーラムに係る業務を交通基盤部から当部に移管し、新設する交流企画局内に新たにふじのくに千本松フォーラム整備課を設置し、業務を推進してまいります。
 平成24年度におきましては、これら組織見直しによる体制強化の効果を十分に生かして「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりに向けた施策を引き続き着実に推進してまいります。
 委員会説明資料の8ページをお開きください。
 富士山の日フェスタ2012の開催についてであります。
 去る2月23日にグランシップで開催いたしました、富士山の日フェスタ2012につきましては、あいにくの天気にもかかわらず、県議会議員の皆様をはじめ、各界の方々に多数御来場いただき、改めて御礼申し上げます。
 また、同時期に、サテライト会場として、県東部の富士山こどもの国及び西部の浜名湖ガーデンパークで開催した富士山遊びと学びのイベントにおきましても、期間中、合わせて約7,300人もの皆様に御来場をいただいたほか、市町や民間団体に呼びかけた富士山の日関連協賛事業につきましても、昨年度を大きく上回る開催実績の報告をいただいております。
 富士山の日も今年度で3回目を迎え、県民の皆様の間にも着実に浸透してきているものと考えますが、富士山世界文化遺産登録に係る機運の盛り上げと合わせ、引き続き条例制定の趣旨の啓発に努めてまいります。
 次に、説明資料の9ページをごらんください。
 県立美術館の平成24年度展覧会計画についてであります。
 平成24年度、県立美術館の企画展としましては、4月中旬から5月にかけて、収蔵品の中から、日本画、西洋画というジャンル別ではなく、色の効果という視点で作品を組み合わせて展示する「カラーリミックス―若沖も現代アートも」を開催するほか、年度の後半には、インカ文明の全体像を紹介する「マチュピチュ『発見』100年インカ帝国展」の開催を予定しており、来年度も国内外のすぐれた美術作品の鑑賞機会を広く県民の皆様に提供してまいります。
 説明資料の10ページをお開きください。
 SPACの平成24年度年間事業計画についてであります。
 平成24年度も、6月に開催いたしますふじのくに・せかい演劇祭をはじめとして、年間を通じてSPACの新作や海外のすぐれた作品を紹介するなど、宮城聰芸術総監督のもと、引き続き質の高い作品の鑑賞機会を県民の皆様に提供するとともに、本県の舞台芸術の情報発信に努めてまいります。
 また、これまで培ってきた人材や技術などの資産を生かして、舞台芸術にかかわる人材の育成や県民の舞台芸術活動を支援する事業について、文化庁の受託金や基本財産の取り崩し収入等を活用して、積極的な展開を図ってまいります。
 具体的には、県内の中学生や高校生を学校単位でSPACの公演に招待する取り組みや、世界的に著名な振り付け家の指導のもと県内の中高生がダンス作品を創造して行う公演のほか、SPACの俳優による戯曲の朗読会や地域の芸術団体が行う舞台公演に対する技術支援などを実施してまいります。
 委員会説明資料の11ページをごらんください。
 グランシップの平成24年度自主企画事業計画についてであります。
 平成11年3月の開館以来、グランシップにおきましては、財団法人静岡県文化財団がその知識やノウハウを生かしながら、文化の創造と交流のため新たな発想による事業の展開を図ってきておりますが、去る2月29日、開館からの来館者数が1000万人に達しました。
 来年度につきましても、SPACとの共同制作で、親子で楽しめる音楽劇「シンデレラ シンデレラ」や、ゼロ歳児から観賞できる世界のこども劇場、また定番となりました音楽の広場や静岡能能楽入門公演など、年間を通じて、文化財団オリジナルの多彩な公演等を計画しておりますが、今後も広く県民の皆様にグランシップを御利用いただけますよう、さまざまなニーズにこたえながら、引き続きサービスの向上に努めてまいります。
 説明資料の12ページをお開きください。
 グランシップ外壁スレートの安全対策改修工事の実施についてであります。
 昨年11月から、安全対策改修工事の設計者を選定するための設計プロポーザルを実施しておりますが、今月中には設計者を決定し、来年度から改修設計に着手する予定であります。
 設計に当たりましては、改修工事の確実性を第一に考え、工期の短縮や工事費の低廉化に努めるとともに、第三者からの評価として、設計アドバイザーによる助言を得ながら、設計と施工の連携を図っていくこととしております。
 今後とも、利用者の安全確保を第一に、適切な施設の維持管理に努めてまいります。
 説明資料の14ページをお開きください。
 富士山世界文化遺産登録に向けた取り組みについてであります。
 富士山の世界文化遺産登録につきましては、世界遺産条約関係省庁連絡会議の決定を受けて、去る1月27日、日本政府からユネスコ世界遺産センターに対して推薦書の正式版が提出されました。
 今後も引き続き、文化庁を初め山梨県や関係市町村と連携を図りながら、本年夏から秋にかけて実施されます、ユネスコの諮問機関イコモスの現地調査におきまして、富士山の価値や保存管理の状況が理解され、平成25年の登録が確実なものとなるよう、全力で取り組んでまいります。
 委員会説明資料の15ページをごらんください。
 韮山反射炉世界文化遺産登録推進事業についてであります。
 昨年6月に九州・山口の近代化産業遺産群の構成資産候補に追加されました韮山反射炉を後世に継承していくため、平成24年度から本県も同遺産群世界遺産登録推進協議会に参加し、九州・山口の関係自治体や伊豆の国市等と連携を図りながら、世界文化遺産登録に向けた取り組みを推進してまいります。
 委員会説明資料の16ページをお開きください。
 静岡県立大学看護教育充実計画の策定についてであります。
 静岡県立大学におきましては、平成26年4月を目途に短期大学部看護学科を看護学部に統合する準備を進めており、統合後は医療の高度化や看護ニーズの多様化への対応に加え、国際舞台での活動や災害時に対処できる手法を身につけた看護職員の養成等に取り組むこととしております。
 このため、現在、県におきまして、看護学部統合の取り組みを支援する静岡県立大学看護教育充実計画の策定を進めております。
 お手元に別冊資料として配付いたしました静岡県立大学看護教育充実計画案をごらんください。
 計画案では、県立大学の取り組みが、県が策定した静岡県公立大学法人の中期目標に適合し、地域医療、国際貢献及び地域防災に重点を置く県の施策の方向性とも一致して、特色ある看護教育として高く評価できることから、統合により必要となる新たな看護学部棟の整備等を支援していくこととしております。同計画につきましては、今月末までに策定を完了し、公表を行ってまいりたいと考えております。
 委員会説明資料の18ページをお開きください。
 私立学校地震対策緊急整備事業費助成の制度改正についてであります。
 地震発生時において、児童生徒等の安全を確保するため、これまでも私立学校における地震対策を支援してまいりましたが、東日本大震災の被害状況等に鑑み、耐震化の取り組みを一層加速させるため、支援制度のさらなる充実を図ってまいります。
 具体的には、本年度末までとしておりました私立学校の耐震補強工事等に係る補助制度の期限を4年間延長し、平成27年度末までといたしました。
 また、耐震補強と応急対策につきましても、新たに専修学校を補助対象校として、支援の対象を拡大しますとともに、今回、新たに天井材、照明器具等の非構造部材の耐震対策に対する補助制度を創設したところであります。
 今後とも、私立学校が実施する地震対策を支援し、学校施設の耐震化を着実に推進してまいります。
 委員会説明資料の19ページをごらんください。
 平成24年度観光関係主要事業についてであります。
 平成24年度の観光振興に係る施策展開につきましては、資料19ページの表の左側に記載しましたように、世界に誇れる観光ブランドの創出、海外誘客の推進など5項目を施策推進の柱として、国内外からの観光交流人口の拡大を図ることとしております。
 まず、世界に誇れる観光ブランドの創出でありますが、来月開通いたします新東名高速道路や徳川家康公ゆかりの歴史、文化などを活用した観光誘客に取り組むとともに、世界ジオパークネットワークへの加盟を目指している伊豆半島ジオパーク推進協議会に対して支援を行うなど、多彩で豊富な本県の魅力に磨きをかけて、観光ブランドの充実を図ってまいります。
 また、海外誘客の推進につきましては、富士山静岡空港の就航先でありますソウルや上海、今月25日から運航が開始される台湾に加えて、釜山やタイなど新たな市場として誘客が期待される地域におきまして、観光プロモーションを重点的に展開するとともに、訪日教育旅行の誘致や海外のメディアを活用した観光情報の発信などに積極的に取り組んでまいります。
 さらに、新しいツーリズムの推進につきましても、各事業者間のネットワークを構築して、連携の強化と情報の共有を図るほか、旅行商品の造成に対する助成等を通じ、地域資源を生かしたニューツーリズムの推進を図ってまいります。
 また、これらに加えて、コンベンションやインセンティブ旅行等のいわゆるMICEの誘致に積極的に取り組むとともに、観光案内所の充実、市町等の行う富士山世界文化遺産構成資産やジオサイト施設の整備の促進など、おもてなし日本一の基盤づくりに引き続き取り組んでまいります。
 委員会説明資料の20ページをお開きください。
 伊豆半島ジオパーク構想の推進についてであります。
 来年度――平成24年度の日本ジオパークネットワーク加盟に向けまして、本年度はジオガイドの養成講座や地域勉強会、ジオツアー等を実施するとともに、公式ロゴマークの制定やホームページの開設などの広報活動を行うなど、日本ジオパークの審査基準を満たすべく準備を進めてまいりました。
 そしていよいよ平成24年度は、日本ジオパークネットワーク加盟の申請を行う年であり、今後の世界ジオパーク認定も視野に入れながら、諸施策を着実に推進してまいります。
 具体的には、外国語に対応するジオガイドの養成やホームページ、パンフレット等の多言語化のほか、地域の方々にジオパークに関する知識を深めていただくジオパーク検定の実施やジオマスターの認定など、伊豆半島ジオパーク推進協議会が行う取り組みを積極的に支援してまいります。
 また、市町等が行うジオサイトの整備につきましては、観光施設整備事業費補助金の補助率をかさ上げして取り組みの促進を図るなど、ハード面からも伊豆半島ジオパーク構想を後押ししてまいります。
 委員会説明資料の21ページをごらんください。
 ふじのくに移住・定住促進戦略に基づく取り組みについてであります。
 昨年3月に策定いたしましたふじのくに移住・定住促進戦略に基づき、移住者・定住者の拡大による地域社会の活性化に向けて、市町、地域団体等と協働して諸施策を展開しております。今年度は、移住・定住に係る相談体制の充実を図るため、希望者からの相談に一元的に対応する移住・定住相談センターや市町の空き家情報を取りまとめた静岡県空き家バンクを設置いたしました。
 また、市町や地域団体などが参加する移住・定住パートナーシップ推進会議を新たに設置して、取り組み機運の醸成や施策の連携強化を図ったところであります。
 今後とも、施策推進体制のさらなる充実を図るとともに、移住先として本県の人気が高い東京都、神奈川県などで開催される田舎暮らしフェアや相談会などへの参加を通じて、首都圏等の都市住民に対しふじのくにの魅力を積極的に発信するなど、戦略的に移住・定住施策を展開してまいります。
 委員会説明資料の22ページをお開きください。
 天竜浜名湖鉄道株式会社の状況についてであります。
 天竜浜名湖鉄道株式会社が運航しておりました天竜舟下りの事故につきましては、現在も国土交通省運輸安全委員会や警察による事故原因の調査が続けられており、一方で御遺族や被害に遭われた方々に対しましては、同社が誠意をもって対応しているところであります。
 なお、同社におきましては、昨年11月に舟下り事業の運航権を天竜観光協会に返上することを決定するとともに、去る3月1日には、今年度をもって当該事業を廃止することを中部運輸局に対して届け出を行ったところであります。
 また、経営体制につきましては、さきの2月の取締役会において名倉社長が辞任され、県から派遣している鈴木専務取締役が後任の代表取締役に就任したところでありますが、複数の常勤取締役体制を維持するため、3月1日付で県から取締役候補として新たに職員を派遣したところであります。
 なお、経営状況につきましては、今年度は東日本大震災による沿線イベント中止の影響等により、旅客収入は前年度に比べやや減少する見込みでありますが、グッズの販売等に積極的に取り組んだ結果、営業収入は前年度並みを見込んでおり、こうした状況を踏まえながら、現在、会社と沿線市町、県が協力して、平成26年度から始まる次期経営計画策定のための準備作業も進めているところであります。
 さらに、天竜浜名湖鉄道株式会社の今後の支援のあり方を考えるため、震災対応を含めた安全運行に必要な設備投資と収支状況などを踏まえた中長期の経営状況と将来展望について、企業の関係者の方々の参画も得て検討すべく、目下、準備を進めているところであります。
 委員会説明資料の23ページをお開きください。
 平成23年度富士山静岡空港の利用状況についてであります。
 富士山静岡空港の本年2月末までの搭乗者数は、国内線が約24万4000人、国際線が約12万6000人、全体で約37万人であり、搭乗率は全体で61.1%となっております。
 今年度の年間搭乗者数は、東日本大震災の影響等により40万人程度と見込まれるものの、年間搭乗率は昨年度と同程度の60%以上を確保する見込みであります。
 委員会説明資料の24ページをお開きください。
 富士山静岡空港における新規就航などの動きについてであります。
 開港以来、チャーター便の実績を積み上げてまいりました台湾路線について、先般、チャイナエアラインが今月の25日から静岡―台北間を毎週3便運航することを決定し、開港後初の新たな国際路線が開設されることになりました。
 なお、同日に予定されておりました上海線延伸による中国武漢への新規就航につきましては、武漢空港の工事期間延長等によりまして、6月18日に延期されることになりました。
 さらに、チャーター便についてでありますが、中国南方航空が1月から、静岡―中国湖南省長沙間で運航を開始し、約1年間にわたって計78便の運航計画があるほか、アシアナ航空が今月からおよそ1カ月間、定期便化を目指して、静岡―釜山間で毎週火、金、日曜日の週3便の運航を行うこととなっております。
 また、全日本空輸につきましては、ダイヤ改正により札幌線の利便性が高まり、北海道の道東地区へのアクセスが大幅に改善されたところであります。
 今後とも、効果的な利用促進策の実施により、航空需要の一層の拡大を図ってまいります。
 委員会説明資料の25ページをごらんください。
 富士山静岡空港の利用促進事業の概要についてであります。
 富士山静岡空港におけるネットワークの拡大とさらなる利用促進を図るため、新規就航の促進や既存路線の拡大等に向けた諸施策を引き続き展開してまいります。
 具体的には、航空会社に対する運航経費の支援や働きかけにより、新規路線の誘致や既存路線の維持拡大を図るとともに、富士山静岡空港利用促進協議会と連携して、ビジネス利用、教育旅行の促進や旅行会社に対する広告費支援を行うほか、富士山静岡空港に係る交通アクセスの充実などにより、県民利用の拡大と利便性の一層の向上を図ってまいります。
 委員会説明資料の26ページをごらんください。
 空港ティーガーデンシティ構想の推進についてであります。
 ふじのくにの玄関口にふさわしい魅力あふれる空港を実現するため、有識者や地元の皆さんの意見を取り入れた石雲院展望デッキの本体工事が、年内の完成を目指し、いよいよ今月末から着手されます。
 当該建築工事におきましては、近代的な空港と石雲院を取り巻く豊かな自然環境との調和を図るため、県産材を多く使用し、またデッキ上には、お茶やカフェのおもてなし、絵画や写真の展示などができる附帯施設を設けてまいります。
 なお、施設のデザインにつきましては、お手元に別冊資料として石雲院展望デッキ完成イメージを配付いたしましたので、こちらをごらんください。
 施設は、曹洞宗の名刹石雲院と調和した円形のデッキで、建築面積は855平米となっております。
 また、展望デッキに接続する取りつけ歩道は、緩やかなスロープとなっており、道の両端を地元の草花で彩り、訪れる皆様を展望デッキまで誘います。完成予定時期が12月と、当初予定より少し延びましたが、一日も早く供用開始ができるよう努めてまいります。
 なお、展望デッキの完成後は、航空機の離発着や空港施設の見学を楽しんでいただくばかりでなく、コンサートの開催や児童生徒の遠足などに多くの方々が訪れ楽しんでいただけますよう、地元の皆様とも連携して魅力の向上に努めてまいります。
 委員会説明資料の27ページをごらんください。
 富士山静岡空港航空貨物中長期戦略の策定についてであります。
 航空物流の利用促進を官民一体となって総合的に推進するため、企画広報部が取りまとめるふじのくに戦略物流ビジョンと調整を図りながら、現在、富士山静岡空港航空貨物中長期戦略の策定を進めております。
 なお、お手元に別冊資料として配付いたしました富士山静岡空港航空貨物中長期戦略案概要版をごらんください。
 この3月末の策定を目指し、航空物流において富士山静岡空港の目指す姿を、アジアとのつながりを深め静岡県の物流フロンティアを開く空港と位置づけ、航空貨物需要の創出や航空輸送機能の向上等具体的に取り組むべき内容を、中長期の視点から総合的かつ体系的に取りまとめております。
 以上で、私からの説明を終わります。
 なお、お手元に、別冊資料として事業関係のパンフレット等を配付いたしましたので、あわせてごらんいただきますようお願いいたします。
 御審査のほど、よろしくお願いいたします。

○芝田総務企画課長
 それでは、引き続きまして、今回提出しております議案の概要につきまして、お手元の議案説明書により御説明申し上げます。
 初めに、平成24年度関係であります。
 私からは、第1号議案「平成24年度静岡県一般会計予算」のうち、総務企画課関係の概要につきまして御説明申し上げます。
 それでは、議案説明書の平成24年度関係、こちらの36ページをお開きください。
 まず、第5款文化・観光費のうち、第1項交流企画費は、平成24年度の組織改編を踏まえて名称を変更した経費であり、24年度当初予算額は51億5141万1000円であります。
 このうち、第1目文化・観光総務費17億8948万1000円は、文化・観光部職員の人件費の年間所要見込み額であります。また財源及び歳出節の内訳は記載のとおりであります。
 次に、第2目交流政策費7910万6000円についてであります。財源及び細節の内訳は記載のとおりであります。
 まずその下、(1)文化・観光企画推進費でありますが、平成24年度の組織改編に伴い平成23年度予算の文化・観光企画費から移管する経費であり、このうち、アの文化・観光企画推進費1947万2000円は、文化・観光行政を円滑に進めるため、各種施策の総合的な調整を行う経費であります。
 続いて、37ページをごらんください。
 (2)の交流定住促進費でありますが、平成24年度の組織改編に伴い、平成23年度予算の交流費交流促進費から移管する経費であり、後ほど交流局長から御説明申し上げます。
 次に、(3)の「富士山の日」総合推進事業費2000万円でございます。
 富士山の日の運動を推進を図るため、富士山の日イベントや秀景ふるさと富士写真展などを開催する経費であります。
 なお、37ページから38ページ中段にかけまして記載がございます第3目交通政策費につきましては、後ほど交流局長から御説明申し上げます。
 続きまして、38ページの中段をごらんください。
 第4目東部地域都市拠点整備費の(1)東部地域都市拠点総合整備推進事業費14億8600万円でありますが、ふじのくに千本松フォーラムの整備を行う経費であります。財源及び歳出節の内訳は記載のとおりであります。
 なお、第4目は、平成24年度組織改編により、交通基盤部から文化・観光部に業務が移管されることに伴い、新たに創設するものであります。
 また、その下に記載の文化・観光企画費でございますけれども、今回の組織改編で36ページで御説明しました第2目交流政策費を新設したことに伴い、歳出目を廃目するものであります。
 なお、その他の一般会計予算につきましては、後ほど、各担当局長から御説明申し上げます。
 次に、債務負担行為でございます。
 議案説明書、平成24年度関係の174ページをお開きください。
 文化・観光部に係る経費は、中段のほうに記載がございますが、10ふじのくに千本松フォーラム区分所有財産取得契約の1件であります。
 次に、平成23年度関係でございます。
 第53号議案「平成23年度静岡県一般会計補正予算」につきまして、私のほうから一括して御説明申し上げます。
 議案説明書の平成23年度関係の27ページをお開きください。
 まず、第5款文化・観光費につきましては、2億2446万8000円を減額いたします。
 このうち、第1項文化・観光費につきましては、1億7211万1000円の減額を行い、補正後の予算累計額は、18億8978万8000円となります。
 まず、第1目文化・観光総務費でございますけれども、1億7162万5000円の減額を行います。
 その内容としまして、(1)職員給与費における文化・観光部職員の人件費の補正であります。ちなみに財源及び歳出節の内訳は記載のとおりでございます。
 次に、第2目文化・観光企画費でございます。(1)の文化・観光企画推進費の事業費の確定に伴い、48万6000円の減額補正を行うものであります。財源及び歳出節の内訳は記載のとおりであります。
 続いて、27ページの下段をごらんください。
 第2項文化学術費につきましては、6582万4000円の減額を行います。補正後の累計額は、17億8001万3000円となります。
 まず、第1目文化事業費でありますが、27ページ最下段から28ページに記載がありますとおり、事業費の確定等に伴い、690万7000円を減額するものであり、財源及び歳出節の内訳は記載のとおりであります。
 このうち、(1)のウふじのくに芸術祭等開催事業費507万9000円の減額は、第6回静岡国際オペラコンクールの開催経費の確定に伴い、補正を行うものであります。
 次に、第2目美術館費でありますが、事業費の確定等に伴い、5891万7000円を減額いたします。
 このうち、(1)の美術館運営事業費5934万7000円の減額は、庁舎・園地管理事業の委託契約の確定などに伴い、補正を行うものであります。財源及び歳出節の内訳は記載のとおりであります。
 続いて、28ページの最下段をごらんください。
 第3項観光費第1目観光費であります。
 事業費の確定等に伴い、870万2000円の減額を行うもので、補正後の累計額は、16億1458万5000円となります。財源及び歳出節の内訳は、記載のとおりであります。
 29ページをごらんください。
 第1目観光費のうち、(1)観光交流推進費、イの(ウ)富士山観光魅力発信事業費につきましては、委託費の確定に伴い803万1000円を減額するものであります。
 同ページの中段をごらんください。
 第4項交流費でありますが、2216万9000円の増額を行い、補正後の累計額は、25億7813万5000円となります。
 このうち、第1目交流促進費につきましては、事業費の確定に伴い、735万3000円を減額いたします。財源及び歳出節の内訳は、記載のとおりであります。
 また、同ページ最下段の第2目交通政策費でありますが、補助対象経費の確定等に伴い、3083万2000円の減額を行うものであります。財源及び歳出節の内訳は、記載のとおりであります。
 続いて、30ページをお開きください。
 第2目交通政策費のうち、(2)交流交通対策費のウ市町自主運行バス事業費助成4200万円の増額でございますが、市町自主運行バスの路線維持費等の確定に伴い補正を行うものであります。
 また、同ページ中段の第3目空港利用政策費につきましては、事業費の確定に伴い、131万円の減額を行うものであります。財源及び歳出節の内訳は、記載のとおりであります。
 続きまして、第11款教育費についてであります。
 97ページをお開きください。
 同ページ、中段の第5項大学費第1目大学費でありますが、590万1000円の減額を行い、補正後の累計額は64億9584万1000円となります。財源及び歳出節の内訳は記載のとおりであります。
 このうち、(3)ふじのくに学術振興事業費でございますが、留学生支援ネットワーク負担金の確定等により323万6000円の減額を行うものであります。
 106ページをお開きください。
 同ページ中段の第10項私学振興費第1目私学振興費でありますが、補助対象事業費の確定等に伴い、8億1131万8000円の増額を行うものであり、補正後の累計額は、275億2650万6000円となります。財源及び歳出節の内訳は記載のとおりであります。
 このうち、(2)私立学校振興対策費のア私立学校経常的経費助成のうち、(ア)私立学校経常費助成の2億6155万2000円の増額でありますが、補助対象となる園児、児童、生徒の人数及び授業料減免者の人数の確定に伴う補正でございます。
 続いて、107ページをごらんください。
 イ私立学校事業費助成のうち、(オ)高校生修学支援基金積立金7億4379万5000円の増額でございます。これは、国の臨時特例交付金等の基金への積み増しなどに伴う補正でございます。
 また、同ページ中段の(3)私立学校地震対策緊急整備事業費助成の1億4743万7000円の減額でありますが、補助対象事業者である学校法人が実施する耐震工事の計画変更等に伴い、補助対象事業が確定したことによる補正でございます。
 続いて、120ページをお開きください。
 繰越明許費についてであります。
 文化・観光部に係りますものは、同ページ上段のほうに記載ございます観光費1億5600万円及び空港利用政策費の1億2700万円でございます。
 これは、観光施設整備事業及び空港ティーガーデンシティ構想推進事業におきまして、計画・設計に関する諸条件の調整に日時を要したことにより、年度内に事業を完了することが困難と予測されるため、それぞれ記載の事業経費を次年度に繰り越すもので、今回、追加して繰越明許費の議決をお願いするものであります。
 私からの説明は、以上でございます。よろしく御審査のほど、お願いいたします。

○池谷交流局長兼交通政策課長
 それでは、私のほうから、引き続きまして、交流局の平成24年度の予算の概要について、御説明申し上げます。
 議案説明書の平成24年度関係の37ページをお開きください。
 その最上段でございますけれども、第2目交流政策費のうち、(2)交流定住促進費1953万4000円についてであります。
 イのふじのくに交流・定住促進事業費1600万円は、グリーンツーリズムを通じた都市と農山漁村との交流促進や本県の魅力を生かした移住・定住の促進に要する経費であります。
 続きまして、第3目交通政策費17億9682万4000円についてであります。財源及び節の内訳は、記載のとおりであります。
 (2)公共交通対策費17億9411万7000円についてのうち、アのバス運行対策費助成2億9080万円は、広域的、幹線的な生活交通路線を維持するため、乗合バス事業者の運行費等に対して助成する経費であります。
 ウの市町自主運行バス事業費助成3億1000万円は、自主運行バス事業を行う市町に助成する経費であります。
 エの鉄道交通対策事業費助成2億5000万円は、地域鉄道の安全性向上事業や老朽化した施設の整備を行う県内6つの鉄道事業者等に対して助成する経費であります。
 オの鉄道駅ユニバーサルデザイン施設整備事業費助成4312万5000円は、鉄道駅ユニバーサルデザイン施設整備事業を行う事業者を補助する市町に対して助成する経費であります。
 カの鉄道施設緊急耐震対策事業費助成600万円は、新規事業でございまして、地域鉄道の安全確保や交差する道路の交通を確保するため、鉄道の橋梁、高架橋の耐震対策を行う鉄道事業者に対して助成する経費であります。
 キの天竜浜名湖鉄道新経営計画支援事業費助成1億2500万円は、天竜浜名湖鉄道の新経営計画を支援するため、沿線市町と連携し、基金を造成する浜松市に対し助成する経費であります。
 クの鉄道沿線地域交流拡大事業費500万円は、天竜浜名湖鉄道沿線地域の交流人口の増加と鉄道の利用客増加を図るための取り組みに対して、支援を行う経費であります。
 ケの鉄道のある“しずおか”の景観保全事業費助成1000万円は、これも新規事業でございますけれども、歴史的に価値のあり、有形登録文化財に登録された鉄道施設の保全を行う事業者に対して助成する経費であります。
 コの運輸事業振興助成交付金6億8159万2000円は、バス及びトラック事業者の経営基盤を強化し、輸送サービスの向上を図るため、静岡県バス協会及び静岡県トラック協会に助成する経費であります。
 サの空港アクセスバス運行事業費6940万円は、富士山静岡空港の利活用を推進するため、空港と静岡駅及び空港と島田駅を結ぶ利便性の高いアクセスバスの運行に要する経費でございます。
 次に、41ページ下段をごらんください。
 第3項観光・空港振興費のうち、第2目空港利用政策費9億7720万円についてであります。財源及び節の内訳は、記載のとおりであります。
 (2)の富士山静岡空港利用促進事業費のうち、42ページの上段でございますけれども、アの空港競争力強化事業費3億7300万円は、富士山静岡空港の競争力を強化し、新規就航の促進や既存路線の拡大を図るため、航空会社に対する支援等を行う経費であります。
 イの空港定期便拡充促進事業費1億8000万円は、定期便等の利用促進に取り組む富士山静岡空港利用促進協議会に対する助成等を行う経費であります。
 ウの航空物流推進事業費1200万円は、航空物流の利用促進に向け、貨物上屋使用事業者に対する助成及び輸出入トライアルを実施する経費であります。
 (3)の空港ティーガーデンシティ構想推進事業費3億9280万円は、空港ティーガーデンシティ構想に基づく石雲院展望デッキの整備などに要する経費であります。
 次に記載の交流費、交流促進費につきましては、組織改編に伴う移管により、廃項及び廃目をする経費であります。
 交流局の当初予算関係は、以上でございます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。

○宇佐美文化学術局長
 続きまして、文化学術局の予算の概要について、御説明いたします。
 ページが戻りまして恐縮ですが、38ページをお開きください。
 ページ下段に記載しております第5款文化・観光費、第2項文化学術費第1目文化事業費15億5804万8000円についてであります。財源及び節の内訳につきましては、次の39ページ上段に記載のとおりであります。
 39ページの(1)文化振興事業費のうち、イのふじのくに芸術回廊創出事業費5690万円は、ふじのくに芸術回廊の創出に向け、ふじのくに子ども芸術大学の開催をはじめ、文化振興のための各種事業を展開していく経費であります。
 次に、ウのふじのくに芸術祭等開催事業費5680万円は、ふじのくに祝祭年間の中核事業となるふじのくに芸術祭や第4回県民オペラ、さらには第16回伊豆文学賞等を実施する経費であります。
 次に、エのグランシップ管理運営事業費9億9090万円は、財団法人静岡県文化財団を指定管理者といたしまして、静岡県コンベンションアーツセンターグランシップの管理運営及び自主企画事業を実施する経費であります。
 次に、オのグランシップ安全対策事業費5600万円は、グランシップのスレート安全対策工事の設計等を行う経費であります。
 次に、カのグランシップ大規模修繕事業費1270万円は、グランシップが平成11年3月に開館して以来初となります大規模修繕ということで、グランシップの老朽化した設備の更新等の設計を行う経費であります。
 次に、キの財団法人静岡県舞台芸術センター事業費助成2億5000万円は、財団法人静岡県舞台芸術センターSPACが行う舞台芸術作品の創造と公演や、ふじのくに・せかい演劇祭の開催、人材育成などの支援等に対して助成する経費であります。
 次に、(2)の富士山世界文化遺産登録推進事業費1580万円は、平成25年の富士山世界文化遺産登録に向け、世界文化遺産の審査機関であるイコモスの現地調査への対応や、登録に向けた国民運動を加速させる取り組みなどを推進する経費であります。
 次の40ページをお開きください。
 上段(3)の富士山総合施策推進事業費2300万円は、仮称でありますが富士山世界遺産センターの基本計画を策定するほか、富士山の適切な保存管理や活用に関する総合的施策を推進する経費であります。
 続きまして、第2目美術館費4億3709万円についてであります。財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。
 (1)の美術館運営事業費4億3600万円は、国内外のすぐれた美術作品の鑑賞機会を提供する企画展や常設展を開催するほか、教育普及活動の実施や施設の維持管理等に要する経費であります。
 149ページをお開きください。
 下段にあります第11款教育費、第5項大学費、第1目大学費の64億7356万1000円についてであります。財源及び節の内訳は、次の150ページ上段までに記載のとおりであります。
 150ページの(3)の静岡県立大学支援事業費47億7600万円は、静岡県公立大学法人の運営に必要な経費に対して、運営費交付金等を交付する経費であります。
 次に、(4)の静岡文化芸術大学支援事業費の14億8482万6000円は、公立大学法人静岡文化芸術大学の運営に必要な経費に対して、運営費交付金を交付する経費であります。
 次に、(5)の静岡県立大学新看護学部棟施設整備等事業費助成8400万円は、新規事業といたしまして、静岡県立大学短期大学部看護学科を廃止し、同大学看護学部に統合することにより必要となる新看護学部棟の設計に対して助成する経費であります。
 次に、(6)のふじの国学術振興事業費3550万円は、大学間連携の推進や学術の振興を図るため、大学コンソーシアムの設立支援のほか、学術研究の成果を発信するフォーラムの開催や外国人留学生の支援などを行う経費であります。
 次に、(7)の私立大学施設整備事業費助成5600万円は、学校法人常葉学園が静岡市内に平成25年4月開設を予定しております大学の新設に伴う校舎の建設に対して助成する経費であります。
 次に、(8)の人づくり推進事業費420万円は、人づくり推進員による地域懇談会の開催等により、人づくりの実践活動を促進し、有徳の人づくりの推進を図る経費であります。
 続きまして160ページをお開きください。
 第10項私学振興費、第1目私学振興費270億9047万2000円についてであります。財源及び節の内訳は、記載のとおりであります。
 最下段の(2)のアの私立学校経常的経費助成212億6388万2000円についてであります。
 次の161ページ最上段をごらんください。
 (ア)の私立学校経常費助成の208億3130万円は、私立小中高等学校及び幼稚園の教育条件の維持向上や保護者負担の軽減及び学校経営の健全化を図るために、経常的経費に対して助成するものであります。
 次に、下段のイの私立学校事業費助成55億2063万9000円についてであります。
 (イ)の私立高等学校等就学支援金等助成44億7820万9000円は、私立高校生等の保護者などの教育費の負担を軽減するため、世帯収入に応じて月額9900円から1万9800円までの就学支援金を支給する経費であります。
 次の162ページをお開きください。
 (ケ)の私立学校農業体験(アグリチャレンジ)事業費助成300万円は、児童生徒の農業への理解と関心を深めるため、私立の小中高校が実施する農業体験活動に対して助成する経費であります。
 (コ)の就職支援キャリアカウンセラー配置事業費助成540万円は、私立高校生への就職支援を強化するため、社団法人静岡県私学教育振興会が実施するキャリアカウンセラー配置事業に対して助成する経費であります。
 最後に、(3)の私立学校地震対策緊急整備事業費助成3億円は、私立学校の校舎等の地震対策を促進するために、改築、耐震補強及び応急対策等を行う私立学校に対して助成する経費であります。
 文化学術局の平成24年度当初予算関係は、以上でございます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。

○加藤観光局長
 続きまして、観光局の予算の概要について、御説明をいたします。
 40ページをお開きください。
 40ページの下段になりますけども、第3項観光・空港振興費、第1目観光費14億3172万1000千円についてであります。財源及び節の内訳は、記載のとおりであります。
 続きまして、41ページをごらんください。
 (1)のイの(ア)ふじのくに海外誘客推進事業費9350万円は、東アジア地域等の有望市場における観光プロモーションや訪日教育旅行の誘致を行うなど、富士山静岡空港を活用した海外誘客の促進を図る経費であります。
 続きまして、(イ)のふじのくに観光ブランド創出事業費1億7100万円は、各種の観光プロモーションを実施するとともに、魅力ある観光地づくりの取り組みを支援するなど、観光ブランドの創出を図る経費であります。
 (ウ)のニューツーリズム推進事業費3300万円は、地域の魅力ある観光資源を生かしたニューツーリズムを推進する経費であります。
 (エ)の伊豆半島ジオパーク推進事業費840万円は、伊豆半島ジオパーク構想の推進に向け、伊豆半島ジオパーク協議会に対して助成する経費であります。
 (オ)のおもてなし推進事業費1億1090万円は、おもてなしの心があふれる観光地づくりに向け、観光情報の発信や観光資料の整備のほか、夏季登山期間の富士山五合目に、観光案内人を配置するなどの経費であります。
 (カ)のMICE誘致促進事業費770万円は、交流人口の拡大や地域経済の活性化に向けて、会議、報奨旅行、展示会などのいわゆるMICEの誘致の促進を図る経費であります。
 最後に、ウの観光施設整備事業費9億9500万円は、市町等が行う観光施設の整備に対して助成するとともに、県有観光施設の整備等を行う経費であります。
 観光局の当初予算関係は以上でございます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。

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