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委員会会議録

委員会補足文書

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平成29年9月定例会文教警察委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 10/03/2017 会派名:


○木苗教育長
 教育長の木苗でございます。本日はよろしくお願いいたします。
 なお、議案等の説明の前に、9月30日土曜日に発生いたしました教員の酒気帯び運転による逮捕の件につきまして説明とおわびを申し上げます。
 逮捕された教員は、富士市立岩松中学校校長の早川充、57歳であり、酒気帯び運転により現行犯逮捕されたものであります。現時点では詳細な事実関係は把握しておりませんが、教職員を管理監督する立場にある校長がこのような不祥事を起こしたことは大変遺憾であり、文教警察委員会委員の皆様を初め、県議会、県民の皆様に深くおわび申し上げます。
 県教育委員会といたしましては、今回の事案を重く受けとめ、教職員の綱紀粛正の徹底をさらに厳しく指導し、県民の皆様の信頼回復に取り組んでまいります。まことに申しわけございませんでした。
 それでは、今議会にお諮りしております議案につきまして御説明申し上げます。
 お手元の説明資料の1ページをお開きください。
 初めに、1第101号議案「平成29年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 議案では7ページ、14ページ、18ページ及び19ページ、議案説明書では16ページ、17ページ、31ページ及び32ページになります。
 9月補正予算は、ふじのくにづくりの新たなスタートを切るために必要となる経費や、当初予算編成後の事情変化により必要となる経費について補正するものであります。
 (1)予算額についてでありますが、教育委員会事務局所管分で補正予算の総額は3500万円の減額で、財源については記載のとおりであります。
 この結果、本年度の累計額は2101億8029万7000円となります。
 事業概要についてでありますが、(2)の表をごらんください。
 初めに、増額補正する3事業であります。
 高校生就職マッチング対策事業費1000万円は、企業の求人情報の提供やインターンシップの実施を支援する就職コーディネーターを配置し、就職未内定の生徒を支援する経費であります。
 学びを拡げるICT活用事業費5000万円は、専門高校9校にタブレット端末やプロジェクター等のICT機器を整備し、社会で求められる主体性、創造性、協調性のある生徒を育成する経費であります。
 学校支援地域本部等推進事業費500万円は、国庫補助金の内示に伴い、放課後子ども教室と放課後児童クラブの一体的な整備促進に向け、ICT機器等の整備をする掛川市へ助成する経費であります。
 次に、県立学校等施設整備事業費であります。
 三島田方地区特別支援学校の整備については、2ページの(3)債務負担行為の@にありますように、建築設計委託契約に係る債務負担行為の追加を行うとともに、本年度中に完了する解体設計分について500万円を計上するものであります。また隣接する東部特別支援学校の整備について、三島田方地区特別支援学校とのプール共用化のための事業計画見直しによる事業費の年度配分変更に伴い、本年度事業費を1億500万円減額するとともに、2ページの(3)債務負担行為のAにありますように、プール等建築工事に係る債務負担行為の追加を行うものであります。
 なお、事業の詳細につきましては、お手元に別途配付いたしました主要事業参考資料を御参照ください。
 3ページをごらんください。
 次に、所管事項について説明申し上げます。
 2静岡県教員等育成指標の策定についてであります。
 教育公務員特例法の一部改正に伴い、教員の資質向上を図るため、大学関係者等と連携した静岡県教員育成協議会を設置し、現在教員育成のための指標を策定中であります。指標策定後は、指標に基づいた教員研修計画を作成してまいります。
 5ページをごらんください。
 3平成29年度全国学力・学習状況調査の結果についてであります。
 まず、学力に関する調査についてでありますが、2の(1)にありますように、小学校の国語B、算数B、中学校の全ての科目で全国の平均正答率を上回りました。小学校の国語A、算数Aは、全国の平均正答率と比較すると若干下回っている状況です。また中段の参考とある表になりますが、中学校3年生は平成26年度の小学校6年生の時から着実な学力の定着が見られており、ここ数年のオール静岡による早期対応や、各市町教育委員会、各学校による地道な学力向上の取り組みが着実に成果に結びついているものと考えております。
 続いて、学習状況に関する調査についてでありますが、2の(2)アにありますように、今住んでいる地域の行事に参加していると回答した児童生徒の割合が全国平均を大きく上回っております。保護者や地域の皆様の子供たちに対する温かな支えが確かな学力の育成に大きく影響していると考えております。
 今後は、本県の課題を整理して改善策を示し、確かな学力が身につく授業が実践されるよう、市町教育委員会と連携しながら取り組んでまいります。
 7ページをごらんください。
 4平成30年度静岡県公立学校教員採用選考試験結果についてであります。
 7月8日、9日に第1次試験、8月17日から19日にかけて第2次試験を実施いたしました。2次試験の面接試験においては、民間企業の人事担当者、臨床心理士、スクールカウンセラー等の方々にも面接委員に加わっていただくことで、より多様な視点で教員としての適正を判断しております。また教職経験者や博士号を取得した者等を対象にした特別選考の実施、複数種の教員免許所有者や英語、司書教諭の有資格者に対する加点制度を行うことで、教員としての資質、能力、適性を有するすぐれた人物を採用できるよう努めております。
 9月29日に発表した最終合格者数は、2の表に記載のとおり、小学校245人、中学校149人、高校140人、特別支援学校134人、養護教員23人の計691人であり、前年度と比べ24人の増となっております。なお詳細については、8ページの表を御参照ください。
 次に、9ページをごらんください。
 5静岡県立高等学校第三次長期計画検討委員会の最終報告についてであります。
 平成28年5月に有識者による静岡県立高等学校第三次長期計画検討委員会を設置し、以後8回にわたって、今後の本県における高等学校教育のあり方についての検討が重ねられてまいりましたが、本年8月に望ましい基本方向を取りまとめた最終報告が提出されました。主な内容は2の表に記載のとおりですが、高校の魅力化、生徒数減少等への対応に加え、教育環境等の整備などについて御提言いただいております。
 今後は、この最終報告を受け、県教育委員会において静岡県立高等学校第三次長期計画を策定してまいります。
 10ページをお開きください。
 グローバル人材育成事業についてであります。
 国内外で活躍できるグローバル人材の育成を社会総がかりで支援するため、企業や県民の皆様からの寄附によりグローバル人材育成基金を創設し、県内の高校生及び教職員の海外留学、研修等を促進しております。今年度は4000万円の予算で200人の派遣等を行うこととしており、10月1日現在の派遣実績は表のとおり201人となっております。
 海外留学等は高校生にとって貴重な経験であり、世界の中の日本を感じる、理解することにもつながることから、今後も海外渡航を積極的に促進してまいりたいと思っております。
 11ページをごらんください。
 7平成29年度中学校体育大会・高等学校総合体育大会の結果等についてであります。
 8月に行われました全国中学校体育大会では、陸上競技で2種目、水泳競技で2種目、計4種目の優勝がありました。入賞数は29種目であり、昨年度と同等の成績でした。種目別に見ると団体では6種目、個人は23種目で入賞しており、例年とほぼ同様となっております。特に体操男子、新体操女子は5年連続入賞するなど、競技部での取り組みの成果があらわれております。
 また、7月、8月に行われました全国高等学校総合体育大会では、ソフトボール男子が2年連続優勝いたしました。入賞数は52種目となり昨年度の成績を上回りましたが、1位、2位の競技が減少しており、1位は昨年4種目から1種目となりました。また個人種目は2年連続して優勝者がなく、さらなる強化への取り組みが必要と考えております。
 スポーツ王国しずおかの復活のためには、中学、高校世代の強化が重要でありますことから、指導者の育成や全国大会で勝ち抜くための対策など、各競技の専門部が一体となって競技力の向上に取り組んでいけるよう支援してまいります。
 12ページをお開きください。
 8県立中央図書館の安全対策と今後の整備方針についてであります。
 県立中央図書館につきましては、長寿命化改修の可能性を調査する過程で閲覧室の床にひび割れが認められたため、7月から臨時休館措置を行っており、県民の皆様に大きな御迷惑をおかけしているところであります。現在子ども図書研究室等インフォメーション棟の利用については、一部再開しておりますが、図書館の主要な機能である図書の貸し出しや閲覧室の利用はまだ再開できておりません。荷重軽減対策やひび割れ詳細調査の状況を見ながら、今後の利用再開に向けたお知らせを逐次やってまいります。
 また、将来の県立中央図書館の施設整備については、2に記載のとおり、昨年来、現在地と東静岡との機能分化を前提として施設整備の検討を行ってきたところですが、現施設のこのような状況を踏まえ整備方針の再検討を行いました。その結果、教育委員会といたしましては、全館を東静岡に移転新築する案が最善と判断し、東静岡での一体整備を今後の整備方針といたしました。
 今後、改めて有識者会議を開催し、基本構想案を取りまとめるとともに、文化・観光部と協議を進めながら、全ての県民にとって魅力的な図書館となるよう努めていきたいと考えております。
 13ページをごらんください。
 9「しずおか寺子屋」創出事業の実施状況についてであります。
 しずおか寺子屋は、家庭における学習習慣が身についていない子供たちが、主体的に学習に取り組む習慣を身につけることができるよう、学校の空き教室や公民館等の公共施設を利用して、地域住民や大学生の参画を得て、放課後等における学習支援を行うものであります。本年度から三島市、島田市、袋井市の3市で3年間のモデル事業として実施してまいります。各市におきましては2の取り組み状況にありますように、それぞれの地域の実情に合わせた寺子屋がスタートいたしましたので、御報告いたします。
 6月に第1回を開催し、まだ3カ月余りではありますが、参加した子供たちからは「役に立った」、「丁寧に教えてくれて楽しかった」などの声が寄せられ、学習を支援する学生や地域住民からも好評をいただいております。
 今後も実施各市と連携して事業を進め、この事業の成果と課題を検証してまいります。
 次に、総合計画後期アクションプランの総括評価についてであります。
 平成29年度静岡県総合計画後期アクションプラン評価書案と記した黄色のファイルをごらんください。
 今年度は計画の最終年度であることから総括的な評価を行い、計画期間4年間の数値目標の達成状況や主な成果とともに、次期総合計画に向けた課題や施策の方向性を整理し、お手元の資料のとおり評価書案を取りまとめたところであります。この常任委員会においては、評価書案に掲げております今後の施策の方向性を中心に委員の皆様から御意見をいただき、次期総合計画や来年度当初予算に反映してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 初めに、今年度の評価書の掲載内容について御説明いたします。
 63ページをお開きください。
 2の1「有徳の人」づくりを例に説明いたします。全体としては昨年度見直した評価書形式を基本としています。
 まず、戦略の柱ごと、U数値目標の達成状況とV主な取り組みの進捗状況を図表で整理し、評価の概要を簡潔に取りまとめました。
 次に、64ページをお開きください。
 W総括評価では、戦略の柱ごとに、数値目標の達成状況に基づく評価の概要に続き、計画4年間の主な成果と次期総合計画の策定につながる課題と今後の方針を整理し、取りまとめました。
 続いて、66ページ、67ページをごらんください。
 戦略を構成する施策のまとまりである施策の方向ごとに、2数値目標の達成状況、3投入資源、4主な取り組みの進捗状況を表で整理するとともに、戦略の柱と同様に5主な成果、6課題、7今後の方向性を取りまとめました。
 評価書の掲載内容につきましては、以上のとおりであります。
 なお、評価書案の所管部局につきましては、資料の冒頭につづっております所管委員会一覧のとおりでありますので、御参照ください。
 次に、ふじのくにづくりの戦略体系のうち、教育委員会に関連する主な施策の評価概要について御説明いたします。
 初めに、2の1「有徳の人」づくりについてであります。
 64ページをごらんください。
 1心と体の調和した人間形成の基礎づくりについてであります。
 評価としましては、家庭の教育力の向上の取り組みはおおむね順調に推移していますが、幼児教育の取り組みは数値目標の達成に向けた進捗がおくれているとなっております。このため課題と今後の方針の2点目のとおり、幼児教育の充実に向けて、県幼児教育センターを中心として、教職員の指導力向上、市町の幼児教育推進体制の充実、地域の幼稚園、保育所等と小学校の横の連携と縦の接続の強化などに取り組んでまいります。
 次に、2「文・武・芸」三道の鼎立を目指した学校づくりについてであります。
 評価としては、確かな学力の育成、特別支援教育の充実、交通事故防止、防災対策等の学校安全の取り組みは順調に推移していますが、徳のある人間性の育成、健やかな心身の育成、魅力ある学校づくりの取り組みなどについては、全般的に数値目標の達成に向けた進捗がおくれているとしております。
 (3)課題と今後の方針にありますとおり、今後はICTの活用、35人学級編制の完全実施等による確かな学力の育成に向けた取り組みの推進や、実学の奨励による社会の第一線で活躍できる人材の育成、生涯にわたる豊かな生き方の基礎を培うスポーツ・文化活動の充実などに取り組み、文・武・芸三道の鼎立を目指してまいります。
 65ページをごらんください。
 4生涯学習を支える社会づくりについてであります。
 地域の教育力の向上や青少年の健全育成を担う人材育成などに取り組んでおりますが、生涯学習環境の充実や家庭、学校、地域が一体となって生涯学習を支える社会の実現に向けた取り組みは、数値目標の達成に向けた進捗がおくれているとの評価になっております。
 今後は、生涯学習にかかわる環境整備や情報提供の充実を図るとともに、地域と学校の連携、協働、誰もが教育支援活動に参加できる体制整備を促進してまいります。
 次に、102ページをお開きください。
 2の2「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりのうち、1多彩な文化の創出と継承についてであります。
 評価としましては、文化財の適切な保存管理などに取り組み、県民が文化に触れ関心を持つ意識は向上したものの、全般的には数値目標の達成に向けた進捗がおくれているとしております。
 このため、102ページの1(3)課題と今後の方針の3点目のとおり、県埋蔵文化財センターの展示の充実等により県民が文化財に触れる機会を創出し、文化財への関心を高めてまいります。
 総合計画後期アクションプランの評価につきましては、以上であります。
 次に、冊子等はお手元に配付されていると思いますけれども、その資料について説明いたします。
 「平成29年度静岡県人権教育の手引き 想像しよう共感しよう」をごらんください。
 これは、学校での人権教育や校内研修で活用するため、県内公立学校の教員や私立学校などに配布いたしました。
 次に、「平成30年度公立学校をめざすあなたへU」であります。
 これは、公立高等学校入学者選抜の実施に当たり、各学校の学校裁量枠の選抜割合や選抜方法などをまとめたもので、公立中学校3年生などに配布いたしました。
 次に、ふじのくに実学チャレンジフェスタのチラシについてであります。
 このイベントは、専門高校、総合高校の全てが参加する学習成果発表、実学体験等の祭典として開催するもので、10月14日の土曜日にアクトシティ浜松展示イベントホールにおいて開催いたします。
 次に、静岡県の特別支援教育2017についてであります。
 特別支援教育の紹介及び理解促進のためのパンフレットになります。
 最後に、しずおか文化財ウイークイベントガイドと、10月9日の祝日に開催する文化財クローズアップのチラシを配付させていただきました。今年度は旧沼津御用邸苑地が国の名勝として指定されたので、その記念講演会を行うものであります。
 私からの説明は以上になります。御審議のほどよろしくお願いいたします。

○土屋委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより、質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言を願います。

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