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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:02/21/2018
会派名:無所属


○遠藤委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより質問等に入ります。
 では、発言願います。

○桜井委員
 おはようございます。
 一通り知事直轄組織と文化・観光部の関係部分を見させていただきましたが、文章の表現力といい言葉の使い方といい、我々では考えられないすばらしい言葉を使っていると思います。ただ何となく総花的で、これは計画ですから予定と同じで未定であって決定ではないこともありますけれども、精神論から捉えて目標に向かっていくことはいいことだと思います。
 県知事の構想等がいろいろにじまれていると思いますけれども、どこまで達成できるかは今後の政治情勢、経済情勢で変わってきますし、ましてや今年度末には部長が6人退職するので、計画を作成した人たちが担当から離れたときに、また思い入れが変わってくると思うし、私も首長をやったのでわかるんですけれども、いろんな面で計画とは、その時々によって変わってくる可能性もありますし、弾力的に見なきゃいけないと思っております。
 それで、地域外交についてですけれども、中国には静岡県の企業も行っているし、交流を深めることは重要ですが、韓国は余り経済的な交流が進んでいない。向こうのほうが結構威勢がよくて、ある面で威張っているところもありますし、慰安婦や北朝鮮の問題もあります。何事もこちらで税金を使ってやるときには、費用対効果といってこちらにメリットがなければいけない。僕も商売をやっているので、精神論はいいけれども金勘定はある程度考える。やはり税金を使う以上は相手からどういう利益があるか。そこへいくと台湾は定期便が富士山静岡空港に来ているし、東日本大震災のときには何百億円という義援金を出してくれて、いろんな面での交流が深まっている。だけど心の利益は目に見えないものですから、韓国は果たしてこのままでいいのか、このままいって何のメリットがあるのか、どういうメリットを求めていくのか、今聞いてもはっきり言えないと思いますけれども、今後は静岡県がいろんな形で交流を深めて、韓国からはこういうメリットがあるということを皆さんが承知の上でこれから四、五年やるというなら、お答えいただきたいと思います。
 それからモンゴルについて、県知事が結構燃えちゃって、静岡県が輸入するのはなかなか難しいですけれども、一時は県が石炭を輸入して中部電力に売りつけると言ってました。このエコの時代、CO2の地球温暖化の時代に、果たして化石燃料を買っていいものかどうか。その話は立ち消えになっちゃって、その後はどうなったか知らんけれども、いろんな技術援助や農業支援とかやっていて、私も島田市長のときにいろいろモンゴルと交流をやってきたんですけれども、やはりもっと視点を変えて見返りが何なのかと考えないといけない。貴重な税金を使うことで見返りとして今後どういうことを見込んでいるのか。
 モンゴルは、石炭とかレアメタルとかいろいろ地下資源のことを言っていますが、草原で羊の国ですよ。例えば日本でカシミヤ100%をデパートで買ったら20万円、30万円するのに、向こうでは、私も買ってきてちょっとデザインが悪いけれども二、三万円です。これは例えの話ですが、地下資源は国と国との問題ですから、静岡県ができることはやっぱり県民に密着した視点で、県にとって生活での潤いといいますかメリットを受けるようなことを、小さいことでも積み重ねてやっていくことが必要じゃないかと思います。
 韓国とモンゴルについて、どのような利点が将来期待できるのかについてお答えしていただきたいと思います。以上です。

○土村地域外交課長
 韓国とモンゴルの交流についてお答えいたします。
 韓国につきましては、平成25年に忠清南道との協定を結んでから民間外交または青少年、農業分野で交流を進めておりますが、現在は民間主体の交流で、忠清南道と静岡県の考古学会の相互交流、あるいは朝鮮通信使の文化交流を中心に進めておるところでございます。また通商につきましても、現地の駐在員事務所を中心に静岡県産品のマッチングを行っており、具体的にチューブ入りワサビといった加工品の販路開拓を努めているところで将来は通商を拡大するような交流に進めていけたらと考えております。
 また、モンゴルにつきましては、現在セレンゲ県とは農業分野での協力、ドルノゴビ県とは友好協定という形で進めておりますけれども、農業技術員あるいはインフラ関係の技術員を相互に交流、派遣して、セレンゲ県ではソバの栽培を試験的に行い収穫が行われたところでございます。
 これらを、将来に結びつけていくことを主眼において交流を進めていきたいと考えております。

○桜井委員
 今まで、普通何かやるにしてもギブ・アンド・テークで、与えたら得るものがあるということで費用対効果ですけれども、特に韓国は平昌オリンピックの500メートルスケートでの選手間交流はいいことですけれども、国対国、政治の面では結構言われっ放しで、確かに民間交流はいいですけれども、あまりむきになってやらずにそっとしておくのが一番いいじゃないかと思っています。
 モンゴルの場合は、静岡県がいろんな面で支援するのは結構なことですけれども、これは国対国のことで、やっぱり民間交流でやっていくのが一番で、民間交流を県が支援する形でやった方がいいと思います。
 ただ、台湾の場合は表向きには国交を断絶していて大使館がない。代表部があるだけ。そういう面で日本は国として表立っていろんなことができない。言い方が悪いけれども、このすき間を静岡県がやる分ならば別に中国も文句を言わないだろうし、もっと力を入れてやったほうがいいんじゃないかと思います。個人的な考えですが、参考にしていただければありがたいと思います。

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