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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年6月定例会産業委員会
所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 07/11/2016 会派名:


○望月企業局長
 企業局長の望月です。よろしくお願いいたします。
 今議会へ提出いたしました企業局関係の案件は、報告第12号から第14号までの予算繰越計算書の報告についての3件でございます。工業用水道事業、水道事業及び地域振興整備事業の各事業会計におきます平成27年度予算の建設改良費の繰越額と事故繰越額を地方公営企業法の規定により報告するものです。
 予算繰越計算書の報告の詳細につきましては、後ほど天野次長から御説明いたしますので、私からは所管事業の実施状況等について御説明申し上げます。
 お手元の委員会資料1ページをお開きください。
 平成27年度企業局決算見込みについてであります。
 まず、1の工業用水道事業会計でございます。
 工業用水道事業の平成27年度の収益は、営業収益及び営業外収益の合計43億2300万円、費用は営業費用及び営業外費用の合計40億3300万円で、平成27年度の損益は、前年度から7900万円減の2億9000万円の黒字となりました。
 次に、2の水道事業会計でありますが、収益は営業収益及び営業外収益の合計65億6100万円、費用は営業費用及び営業外費用の合計55億200万円で、平成27年度の損益は、前年度から200万円減の10億5900万円の黒字となりました。
 次に、3の地域振興整備事業会計でありますが、収益は営業収益などの合計1億2600万円、費用は営業費用などの1億3900万円で、平成27年度の損益は1300万円の赤字となりました。以上が昨年度の決算見込みの概要であります。
 内容につきましては、地方公営企業法第30条の規定に基づきまして、過日知事に御報告をしたところであります。今後、監査委員の審査を経て、県議会9月定例会に認定を付すことになっております。
 2ページをお開きください。
 工業用水道事業の現状と課題についてであります。
 企業局では1の給水状況の表にありますとおり、柿田川工業用水道を初め7つの工業用水道事業を経営しております。
 1の(1)の表の1段目の合計欄にありますとおり、給水能力は7事業合計で日量146万6000立方メートル余。契約水量はその下の段に記載のとおり、日量75万5000立方メートル余で、契約率は51.5%となっております。また給水先事業社数は346社であります。
 平成27年度の給水実績は、(2)実績の表の2段目の合計欄にありますとおり、合計1億8400万立方メートル余で、前年度期比99.5%となっております。また契約水量に対する使用率は66.7%であります。
 課題と対応でありますが、ユーザー数、契約水量の減少、契約水量と実使用水量の乖離、施設の老朽化に伴う大規模更新などが課題となっております。
 課題への対応でありますが、工業用水道事業のあり方検討会からの提言を踏まえまして、徹底した経営改善に取り組むとともに、累積赤字を抱える工業用水道事業における料金の改定、またユーザー企業の皆様との連携によります国への政策提言、また新規ユーザーの開拓などの対策を講じてまいります。
 3ページをごらんください。
 3水道事業の現状と課題についてであります。
 企業局では、1の給水状況の表にありますとおり、駿豆水道を初め、3つの水道用水供給事業を経営しております。給水能力及び基本水量は、1の(1)の表の合計欄にありますとおり、3事業合計で、日量41万9000立方メートル余であります。
 平成27年度の給水実績は、(2)実績の表の2段目の合計欄にありますとおり、合計8060万立方メートル余で、前年同期比100.2%となっております。また契約水量に対する使用率は、52.6%であります。
 課題と対応でありますが、基本水量と実使用水量の乖離、施設の大規模更新、耐震化などの課題について、それぞれの水道事業ごとに対応してまいります。
 駿豆水道については、熱海市、三島市、函南町の2市1町による協議を促し、計画給水量を決定し、水道施設更新マスタープランの策定を進めてまいります。
 榛南水道については、大井川広域水道企業団との統合に向けたロードマップの策定を進めてまいります。
 遠州水道については、受水市町とともに引き続き施設更新の検討を進めてまいります。
 4ページをお開きください。
 地域振興整備事業の概要についてであります。
 1小山湯船原工業団地の整備につきましては、小山町の湯船原地区において、内陸のフロンティアを拓く取り組みの1つとして、レディーメード方式により工業団地を整備しております。用地面積等につきましては、(1)事業概要に記載のとおりであります。
 4月21日には、分譲価格を公表いたしまして、また6月1日には安全祈願祭を実施いたしまして、本格的に造成工事に着手いたしました。産業委員会の委員の皆様には、安全祈願祭に御列席を賜り、御礼申し上げます。
 今後は、平成30年度の分譲開始に向けまして、経済産業部や東京事務所などと連携いたしまして、企業誘致を推進してまいります。なお企業誘致に当たっては、首都圏のみならず、中京圏、山梨県、長野県も視野に入れ、各地の展示会等において、積極的に団地のPRや用地の商談を行うこととしております。
 5ページをごらんください。
 2長泉南一色工業用地の整備につきましては、静岡ロジスティクス株式会社の新施設の建設に当たりまして、その用地造成を企業局が受注したものであります。平成30年度の完成に向け、既に用地買収が完了いたしまして、今年度測量、設計を進めているところであります。
 6ページをお開きください。
 3清水町久米田工業用地の整備については、航空機や宇宙関連の部品を製造いたします株式会社エステックの本社工場の移転、新築に当たりまして、その用地造成を企業局が受注いたしました。
 6月23日に、企業局と清水町、株式会社エステックの3者で造成事業に係る協定を締結いたしまして、今年度は、測量、設計や用地買収を進めてまいります。
 7ページをごらんください。
 5企業局の新たな取り組みの概要についてであります。
 企業局では、水の需要拡大につながるユーザーの支援や地域産業の振興を図るため、新素材として期待されるCNF――セルロースナノファイバーの開発支援や良質な水の利活用に取り組んでおります。
 特に、CNFの開発支援については、昨年度、多くの企業の参加を得てふじのくにCNFフォーラムを設立しました。このフォーラムが中心となりまして、今年度もマッチングの機会の提供などの支援を行ってまいります。
 このほか、企業誘致や新エネルギーの導入に関する調査研究にも引き続き取り組んでまいります。
 8ページをお開きください。
 水道施設更新マスタープランの策定についてであります。
 工業用水道及び水道施設は老朽化が進みまして、今後、全面的な更新時期を迎えることになります。更新後の施設規模が、将来の水需要を踏まえた適正なものとなりますよう水道施設更新マスタープランの策定を進めております。
 2の策定概要に記載のとおり、柿田川工業用水を初め5つの工業用水道事業と、駿豆水道を初めとする3つの水道事業につきまして、今年度中に策定する予定をしております。策定に当たりましては、専門家等の意見を伺うとともに、受水企業、また市町の皆様と十分に協議してまいります。
 9ページをごらんください。
 熊本地震の被災状況を踏まえた受水者との防災訓練の実施についてであります。
 4月に発生した熊本地震では、上水道施設に甚大な被害がありました。地下水に依存していた地域で――熊本はほとんど地下水に依存しているんですけど――水源の渇水や濁水の発生等によりまして、断水が長期間継続したことから、改めて給水活動の重要性が明らかになりました。
 企業局では、熊本地震の教訓を応急体制の確立に生かせるよう受水市町や企業の皆様と連携して防災訓練をこの秋に実施いたします。
 訓練の内容は、水道につきましては、受水市町との情報伝達訓練や給水車を活用した合同給水訓練など、工業用水道につきましては、ユーザー各社との情報伝達訓練や図上での応急復旧訓練などを行うこととしております。
 10ページをごらんください。
 8CNFサンプル企業展示会の開催についてであります。
 これは、CNFのサンプルを提供している企業と、CNFを製品に生かしたいユーザー企業とのビジネスマッチングの機会を提供する展示会であります。今回は、関東経済産業局との共催で、10月17日に富士市のふじさんめっせで開催いたします。
 今年の1月25日にも同様の展示会を開催しておりますが、参加者の皆様から高い評価をいただきました。同時に多くの御意見、御要望もあったことから、これらを踏まえまして、さらに内容を充実して今年度は実施いたします。
 報告事項は以上でありますが、参考資料といたしまして平成28年度企業局概要及び企業局情報通信Kリリースをお配りしております。
 企業局情報通信につきましては、企業局の取り組みをPRするため、毎月1回発行いたしまして、工業用水のユーザーである企業に配付しているものでございます。参考にごらんいただきたいと思います。
 私からの説明は以上でございます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。

○天野企業局次長
 私からは、今議会に提出いたしました予算繰越計算書の報告3件につきまして、御説明申し上げます。
 最初に議案に基づき概要を説明させていただき、その後、議案説明書に基づき詳細を説明させていただきます。
 まず、議案の63ページをお開きください。
 報告第12号「平成27年度静岡県工業用水道事業会計予算繰越計算書」であります。
 64ページをお開きください。
 7つの工業用水道事業のうち、富士川、静清、西遠の3つの工業用水道事業で、計3億8262万9000円を繰り越したものであります。
 67ページをお開きください。
 報告第13号「平成27年度静岡県水道事業会計予算繰越計算書」であります。
 68ページをお開きください。
 駿豆、榛南及び遠州の3つの水道事業で、計1億5140万円を繰り越したものであります。
 71ページをお開きください。
 報告第14号「平成27年度静岡県地域振興整備事業会計予算繰越計算書」であります。
 72ページをお開きください。
 上段のとおり、建設改良費の繰越額として2000万円、下段のとおり、事故繰越額として3945万379円の合計5945万379円を繰り越したものであります。
 次に、職案説明書に基づいて各事業の詳細を説明いたします。
 議案説明書48ページをお開きください。
 平成27年度静岡県工業用水道事業会計予算繰越計算書について説明をいたします。
 まず、上段の富士川工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など1850万4000円を繰り越したものであります。
 繰り越しの主な理由といたしましては、日食五湖線配水管路布設がえ工事におきまして、断水を伴う工事であるため、受水企業との日程調整の結果、5月の連休に工事を実施することになり、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 次に、下段の静清工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など2億8012万5000円を繰り越したものであります。
 繰り越しの主な理由といたしましては、送水本線布設がえ工事において、住民への工事説明の結果、振動対策の調査を追加で実施したことによるものであります。
 49ページをごらんください。
 西遠工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など8400万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの理由といたしましては、中部幹線配水管布設がえ工事におきまして、上下水道管やガス管など他の埋設物が想定以上に近接していたため、その埋設物管理者との調整に日時を要したことによるものであります。
 なお、繰越事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては、摘要欄に記載のとおりであります。
 50ページをお開きください。
 平成27年度静岡県水道事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。
 まず、上段の駿豆水道建設改良費につきましては、委託料900万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの理由といたしましては、八幡取水場自家発電設備改築工事に伴う設計業務委託におきまして、自家発電設備の建屋に耐震補強が必要なことが判明し、この設計に日時を要したことによるものであります。
 次に、下段の榛南水道建設改良費につきましては、工事請負費4990万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの理由といたしましては、牧之原市大江で実施中の送水管布設がえ工事におきまして、騒音対策に係る関係者との調整に日時を要したことによるものであります。
 51ページをごらんください。
 遠州水道建設改良費につきましては、委託料など9250万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの主な理由といたしましては、於呂浄水場の沈殿池・浄水池耐震補強工事に伴う設計業務委託において、液状化対策のため、追加で地質調査を実施する必要が生じ、この調査に日時を要したことによるものであります。
 なお、繰越事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては、摘要欄に記載のとおりであります。
 52ページをお開きください。
 平成27年度静岡県地域振興整備事業会計予算繰越計算書について御説明をいたします。
 上段の長泉南一色工業用地造成事業につきましては、用地造成に係る協定の締結が平成28年1月になり、測量等の業務委託契約が2月になったため、委託料2000万円を繰り越したものであります。
 下段の小山湯船原工業団地造成事業につきましては、地権者が移転先の確保に不測の日時を要したことから、補償費など3945万379円を繰り越したものでありますが、平成27年度に地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額として報告したものの一部をさらに繰り越すため、同法第26条第2項のただし書きの規定による事故繰越額として報告するものであります。
 なお、繰越事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては、摘要欄に記載のとおりであります
 以上、3件の繰り越しにつきましては、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告するものであります。
 以上が、企業局の予算繰越計算書の報告の概要であります。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

○良知委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これより所管事務調査に入ります。
 質問等ありましたら、発言をお願いいたします。

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