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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年6月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:07/03/2008
会派名:平成21


○豊岡委員長
 それでは、休憩前に引き続いて、委員会を再開いたします。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○四本委員
 それではお願いします。
 8ページのところで、富士山静岡空港の整備推進というところの関連でございますが、本体部の190ヘクタールがこういうようなスケジュールで本当にでき上がってくるんだなというようなことで承りました。本体部以外の土地利用の検討もされてきているというような新聞報道を拝見いたしました。これからの物流や土地拡大なども視野に入れながら検討をされていると、また今回の代表質問でも空港部長から空港を活用した教育施設なども検討の視野に入れていくというような答弁もありました。そして新聞報道で県内の私立大学から航空機の製造技術を学ぶ実習場所に利用したいという具体的な構想が持ちかけられたというような報道を見ました。
実際にこれの具体的な内容というのはどのような内容の計画なのか、構想なのか、そして県はじっくり検討ということでございますが、もう少し御説明をいただければなと思います。

 次に、13ページのところで教育旅行の促進事業の4番のところですが――先ほども議論がありましたが――教育旅行説明会を開催ということでもう来年の部分がそろそろ検討をされてくるということで、これから北海道とか九州の予定をされているということなんですけれども。確か今年の2月とか3月に沖縄を対象に、このような説明会があったとお聞きしましたけれども、その中でどのような課題だとか要望だとかお話が出たのか、またそういうものはもう即この北海道とか九州のほうに活用ができると思いますので、その辺の沖縄の説明会の内容もお知らせください。

 次に、15ページのところの自治体における空港利活用促進に関する研究会のところでございますが、今後の検討課題のスケジュールのところの4番、空港ファンクラブ組織の設置検討というようなことがここにあげられております。実際この空港ファンクラブという組織というのはどんなような組織をお考えになっていらっしゃるのか、ちょっと内容をお知らせください。

 ここで関連があるかどうかわかりませんけど、どこで聞いていいかわからなかったものですから、県人会というのがいろんな県にあると思います。各市町ですとかにも、例えば福岡県人会、あるいは沖縄県人会、あるいは就航先での静岡県人会、いろいろなところで県人会ってあると思うんです。こういうところの人たちというのは我々以上に非常に思い入れが強いのではないのかなと思います。そのような県人会の人たちを巻き込んだものというのはどんなようなことが考えられるのか、あるいはそういった県人会というのがどのぐらいあるのか、もし把握があればお知らせをいただきたいと思います。

 最後でございますが17ページ、この中の行事の中の一番下のところです。就航便歓送迎式、この中の到着便のところなんですけれども、実は4月に世界遺産の関連の議員連盟で屋久島ですとか種子島――鹿児島県に行ってまいりました。その中で種子島での交流会の中で話を聞いたんですけれども、種子島空港にチャーター便が到着をすると種子島ですから昔の鉄砲が最初に種子島に伝来をしたというようなことで、あそこには非常に古くからの鉄砲の研究会があるそうです。その鉄砲隊がチャーター便が到着をしたときに、大砲ではないんですけれども、昔の鉄砲で空砲だそうですけれども、撃ってお迎えをするそうです。お迎えをすると皆さん感動しておりてくるそうです。そんな中で、静岡空港ができたときにはこっちからも行って撃ってもいいなというようなお話も向こうからもありましたし、実はこの8月23、24日に鉄砲サミットというようなものが種子島であると。この静岡県からも富士川町の研究会の方々が行かれるそうです。ですから、そういう富士川町の研究会で撃つことができるのかどうかは私はわかりませんけれども、そういったような交流の中で生まれた話、何とかこういうところに結びつけられないかなと思っております。この辺の到着便の歓送迎式のイメージ的なものがあればお知らせをいただきたいと思います。以上です。

○芝田総務室長
 私のほうから2点ほどお答えさせていただきます。
 まず1点目でございますが、空港の土地利用の関係でございます。委員からもおっしゃっていただきましたけれども、今議会本会議におきまして空港機能の充実という関係で空港部長のほうから答弁させていただきました。将来にわたる空港の発展と地域の振興の大きな観点から、さらに利用者の利便性の向上や、空港の利活用促進、こういった観点から機能充実を図っていくことが必要といった答弁をさせていただいたわけです。
 特に、既設の工事が進んでいる本体施設を中心にしましては、利便性等について十分配慮はされておるんですけれども、委員御指摘のようなまだ利用が決まっていない土地、特に空港に隣接する土地の中で利用が決まっていない土地の活用につきましては、これからの空港の利活用促進という観点でもって、物事を考えていきたいというような基本的な考え方を持っております。
既に貨物ターミナルにつきましては、旅客ターミナルビルの西側の一定の用地につきまして貨物ターミナル地区と位置づけをして、一定の用地を確保し、就航の航空会社と富士山静岡空港株式会社で一定規模の荷さばき施設を整備することになっております。
また、この貨物ターミナル地区の残余の土地につきましては、今後県と民間との関係で適切な役割分担等を検討いたしまして、さらなる施設の導入を図っていきたいというふうに考えております。
 また、先月24日でございますけれども、県内の物流会社から富士山静岡空港を拠点としてリージョナル航空を展開する新会社の設立が発表されたところでございます。
また、それ以外にも午前中の9番委員の質問、答弁とも重なりますけれども、小型機についての駐機スペース、あるいは格納庫施設の利用ということを求める声も実際来ております。したがいまして県といたしましては、こういった小型航空機の駐機スペースもしくは格納庫の整備のための用地の確保という意味合いでもって、これについては積極的に検討してまいりたいと考えております。
 さらに、プライベートプレーン、ビジネスジェット――これは先ほどの9番委員の答弁ともかぶりますけれども――それと今10番委員から御指摘がありました空港を活用した教育施設、この内容は空港に隣接したという点をとらえて、整備を中心に学生さんをそこで勉強させたいと。位置づけとしては大学の分校舎というような位置づけでもって設置したいというお話を聞いております。
こういったお話をいただいておるわけですけれども、先ほどの自家用ジェット、プライベートプレーン、ビジネスジェット、さらに今御案内しましたような空港を活用した教育施設、これは事業所用ということになってまいりますので、全体の中で空港の機能の増進にどういう形で貢献していくのか。また地域振興の観点からどうなのか、公共性でありますとか、事業の熟度、それと御案内のとおり富士山静岡空港につきましては、利用できる用地が全体的に少のうございますので、そういった中で優先順位等の考えも加味しながら開港後も含めて中長期的に少し検討をさせていただきたいとこのように考えております。

 それと大きな2点目でございます。本日の配布資料の17ページの記念行事の関係で種子島の鉄砲研究会というお話でございます。そういったお迎えの仕方はどうかということでございます。
 鉄砲と申しますと空港におきましても火気を使用することになりますが、そこをどういった形でもってそうしたデモンストレーションをするかということにもかかわってくるかと思います。1つは、委員が御指摘されました17ページの3の表のところの一番下でございます、就航便の歓送迎式、今現在イメージしておりますのは、当日は開港の日でございますので、朝方一番機が出る前に知事に、「本日から富士山静岡空港が開港いたします」というような開港宣言をしていただいて、その後、各エアラインから出る便もしくは到着する便それらを一日温かく、静岡らしくお迎えできるような環境づくりを、ターミナルビル内でしていきたいなというふうに考えております。まだイメージでございますけれども、ここにも書いてございます航空会社および実行委員会、主催のところに記載がございますけれども、記念行事につきましては、県を中心に地元の市町であるとかエアラインも絡んでいただいて実行委員会を立ち上げていきながら、地元の御意見等もお聞きしながらそうした雰囲気づくり、環境づくりに努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

○犬丸利用推進室長
 教育旅行の説明会についてお答えいたします。
 10番委員御指摘のとおり、本年2月に沖縄県と沖縄の観光コンベンションビューローと本県が協力をいたしまして、沖縄修学旅行説明会を開催いたしました。教育関係者等100名程度の参加を得まして盛況に行われたところでございます。
 沖縄県側から沖縄観光の現状ですとか、沖縄における教育旅行のメニューについて具体的な事例の紹介もいただいております。
教育旅行をどこで実施するかということを決める際には、どういった内容の教育ができるかというところが一番のポイントになります。沖縄の場合には平和教育ということが非常に教育をしやすい場所であるということで、現に県内の高校が毎年60校程度沖縄に行っております。ですから、沖縄に行く場合は、既に教育旅行の行き先としては定着しているのかと思いますので、あとは実際に静岡空港を使っていただくために――先ほど5番委員からの質疑の中でもありましたとおり――飛行機の大きさですとか、そういったところが課題となってくるのかと思います。
 今後は北海道、あるいは福岡から入って九州の北部の地域を対象として修学旅行を広げていくために、それぞれの就航先の機関の協力もいただいて説明会を開催したいと考えておりますが、その際には沖縄の平和教育にかわるようなものを北海道あるいは九州でどういった教育を、あるいは体験的なものですとかプログラムをできるのかということをそれぞれ北海道あるいは九州のほうに直接説明をいただいて、利用の促進につなげていきたいというように考えております。

 また、空港のファンクラブあるいはサポーターズクラブ――名称も含めてこれから検討をしていくというものでございますが――他の空港でも同様の組織が幾つかございますし、また静岡県内でも伊豆ファンクラブですとか、県の施設で富士山こどもの国にも富士山こどもの国クラブというような会員組織がございます。県民あるいは個人の方が組織に入ることによって、ぜひ一度空港を使ってみようというような機運を盛り上げたいということと、また一度使った方がリピーターとしてまた使おうというようなことで利用拡大につなげていくために、個人を対象とした組織づくりというものも効果的ではないかということで考えております。

 委員御指摘のとおり、県人会の方というのは当然空港利用していただく際に重要なターゲットになりますので、そのような沖縄の県人会ですとか、北海道の県人会の方も入っていただけるような組織にしたいと思いますし、また就航先で例えば北海道の静岡県人会とかそういった就航先の方も入っていただくような制限のない組織にしたいと思っております。
 また、一方で現に地元を中心に一番機へ乗る会ですとか友の会ですとか自主的に空港のサポーターの方々が会をつくって活動もしておりますので、そういった方々の御意見も伺って、まだ関心の薄い地域でもより機運を盛り上げていくような仕組みづくりを、これから関係の方々の意見を聞いて具体化していきたいというふうに考えております。以上です。

○四本委員
 どうもありがとうございました。
 教育施設のところでございますが、これから検討されていくんだなということですけれども、やっぱりそこで技術者なんかが養成をされて育っていって、そういう人たちがまたこの静岡空港に就職をしていくというか働いていく、そういうような人材づくりというのは非常に夢があるんではないのかなと。そして今大学ということなんですけれども、能登空港なんかでは高校もあるような例も聞きましたけれども、今後将来的には高校ができたり大学ができたりそういう人たちが就職をしていくというようなサイクルができると非常にすばらしいのではないのかなと思いますので、ぜひともそういった夢に向かって、いろいろ難しいこともあると思いますが調整をしていっていただけたらなと要望いたします。

 それと開港式のところの、今おっしゃるように大変難しいそうです。種子島でも、例の長崎市長の襲撃事件があってから大変厳しいそうです。ですからいろいろな調整なんかも難しいけれども大変に皆さん感動をするということと、今鹿児島県と何とかしようということで交流をしているところでございますから、その日に鹿児島から飛び立ってくれれば本当に迎えるときにうれしいなと思いますので、これはまた検討をしていただけたらなと思います。

 それと教育旅行のところでありますけれども、県内から60校ぐらいが沖縄へ行っていると。先ほど空港部長の話もありました、行くからまた来てちょうだいよというようなこともあると思います。この修学旅行に来てもらうもの、これは産業部だとは思いますけれども、行くから来てちょうだいよというようなことは一つの流れの中での話もあると思いますので、来るほうの修学旅行について、わかる範囲でお答えをいただけるようであればちょっとそれを教えてください。

 それと県人会でありますけれども、これは私事で大変恐縮ですが、私の祖父が鹿児島県でございますので――私は直接鹿児島とは関係ありませんけれども――大変な思い入れってあるんですね。これが直接的な県人会の人であるならば、その比ではないと思いますので、ぜひともそういった県人会に働きかけをしてもらいたい。例えば富士宮で言いますと九州人会というのがあります。九州の沖縄も含めた中で全部です。例えば佐賀グループだとか福岡グループだとかでやっています。これは大きなところに行けばそれぞれあるんでしょうけれども、私たち富士宮ですと全体合わせて100人ぐらいです。その中でいつになったら鹿児島は決まるんだというようなこともいつもよく県人会の人たちに言われますし、沖縄のグループの人たち、福岡の人たちもこれからそういうものを使ってどんどん行こうよというような話は県人会の中でも出ています。ですからこれは各市町の中であるかないかは、ないところもあるのかもしれませんけれども、かなりの数であるのではないのかなと思いますので、ぜひともそういったところを特別にとは言いませんけれども、非常に確度が高いところだと思いますのでお願いをしたいなと思います。
 ちょっと修学旅行のところだけお答えいただければと思います。

○犬丸利用推進室長
 県外からの修学旅行の誘致でございますが、外国からの誘致につきましては訪日教育旅行誘致協議会というものがございまして、観光局のほうで事務局を務めております。空港部もその協議会と連携をして受け入れのほうも一緒に取り組んでいきたいと思います。
国外であっても県外であっても誘致する際には静岡県の中でどのような教育体験ができるのかというところがポイントになります。また宿泊施設はどうなのかというところもポイントになります。
また、海外の場合ですと、学校間交流を求める場合が、特に中国とか台湾の場合は多いというふうに聞いておりますので、例えば中国の学校が静岡県に教育旅行で行きたいという場合には、どこかの学校が受け入れて生徒同士の交流をするとか、そういったことも必要になりますので、この辺については教育委員会のほうにも関係部局ともどもお願いをして受け入れ校探しも一緒にやる必要があるというふうに思います。空港部、観光局、教育委員会と全庁挙げて教育旅行誘致のほうも取り組んでいきたいというふうに思っております。以上です。

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