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委員会会議録

質問文書

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平成23年5月臨時会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:05/20/2011
会派名:自民改革会議


○天野(一)委員
僕は、風評だけでなくて、観光客が静岡県の観光地へ来ても安全だということの中で、ホテル・旅館は、本当に地震対策に対して安全・安心でやっているかどうかということを、きちっと検証すべきだと思うんですね。
そして、大地震の発生が30年以内に87%というぐらい、もうまぎれもない情報を出した。だけども、静岡県は30年間そのことをやってますよと、地震の予知を含めて、地震や災害に強い県土づくりをやってきて、ホテル・旅館も含めて観光客の人には安全な旅行が提供できますよという、地道なPR活動も大事ではないかなと思うんです。
その点について、旅館・ホテルはお客が足りないからといってただお客だけ呼ぶのでなくて、本当に呼んできても地震とか津波に対して、それぞれの観光地は大丈夫かということがきちっと報道できるかどうかということについて、伺いたい。

○出野文化・観光部長
旅館等の宿泊施設の地震対策ということですけども、実は耐震の工事、これが進んでるかというと、一定程度までばっと進んだんですけども、そこからなかなか進まないというのも現実にございます。今ちょっと手元に数字がございませんけれども、やはり借入金等が非常にふえてきて、地震対策でかなり低利な融資制度も設けてやっているんですけれども、なかなか進んでいないのが現実はございます。
ただ、ハードの部分は、もちろんこれからどんどん進めていかなくちゃいけないと思っているんですけれども、それに加えてソフトの部分ですね、いわゆる従業員に対する教育といいますか、こういったものが非常に重要だというふうに考えております。これはおもてなしともセットで今やってるところでございますけども、お客さんに対する避難誘導等については、きちっとやるように指導しているとこでございます。もう1つは、何か発災した場合に一番重要なのは、お客さんの安否確認がどういうふうにできるのかと。家族が例えば静岡県内のホテルに泊まりに行ってるときに、そのお客さんに対しての安否確認が、どういうふうにできるのかというようなことも、シミュレーションの中でやはり非常に重要だろうということで考えておりまして、今、県内の旅館・ホテルでは、災害用伝言ダイヤル、いわゆる「171」をどういうふうに使えるかということも、1つのソフトとして教育して、すぐそれが対応できるような体制にはしてございます。
やはり観光客を預かる身といたしましては、まず、お客様の安全を確認する。そのお客様をいかにして、早いうちに自宅のほうに戻っていただけるかという、この2点がやはりソフトとしても重要だというふうに考えておりまして、一昨年、観光局ができて以来、そういった部分も含めて、今、観光関係者とはやってきております。
今後もソフト、あるいはそのハードも、なかなか制度はつくったんだけども、使われないというのが現実にもございますものですから、こういった部分を観光施設のほうと話をしていきたいというふうに考えております。以上です。

○天野(一)委員
今の経済情勢の中でそれぞれ難しいけれども、公共の施設はハードの面で地震対策が進んでいる。しかし観光地のハードの問題について、今度の大震災を含めて、観光客を受け入れる観光県の本県とすると、どうしたらやっていけるか、そういったことについての研究を早急に進めないと、安全でないところに安全のような顔をしてPRをするということは、それこそ大きな詐欺になる。
だから、観光地の地震対策についても、しっかり県は対応すると、そしてハードとソフトの上で、静岡県に来たら心配なく観光が楽しめますよという仕掛けをどうするかということを、今度の大震災を機にもう一度真剣に考えることを問われているんじゃないかと私は思うんですけども、その点についてもう一度、部長に決意を聞きたい。

○出野文化・観光部長
今、委員がおっしゃるとおりでございまして、やはり先ほど申し上げましたように、観光客の生命をお預かりする、宿泊というのはやっぱりそういうもんだというふうに考えております。そういう意味では先ほど申し上げましたように、いわゆる耐震補強等の工事がある一定程度から前へ進まないという部分も事実でございます。
特に、やはり経営者の方々に、もう一度お客様の命を預かっているんだという意識を持っていただいて、制度的にもこれから研究していかなくちゃいけない部分もありますので、それも含めて本当に今回ある意味では1回ゼロベースに戻って、おもてなしとは何ぞや、観光でお客様を引き受けるというのはどういうことなのかということは、もう一度研究し直してみたいと思います。以上です。

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