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委員会会議録

委員会補足文書

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平成21年6月新型インフルエンザ対策特別委員会
協議の開始、調査の方向性の協議、開催日程の協議、説明員の協議 、県外視察の協議、協議の終了 【 協議 】 発言日: 06/08/2009 会派名:


○大橋委員長
 それでは、討議に入りたいと思います。
 本日は、当委員会の調査をどのように進めていくかについて、委員の皆様から御意見をいただきたいと思います。
 当委員会に付託された調査事項は、「新型インフルエンザに対する日常及び発生時の対策に関する事項」であります。
 具体的には、新型インフルエンザ対策に関する正確な情報提供や医療体制の確保などの、新型インフルエンザに対する日常の対策、及び新型インフルエンザ感染の拡大を可能な限り抑制し、健康被害を最小限にとどめるための新型インフルエンザ発生時における対策などの調査を進めていきたいと考えておりますが、調査を進めるに当たって、具体的なポイント、また方向性について、御意見を自由に御発言いただきたいと思います。
 では、御発言願います。

○岡本(護)委員
 これ、この特別委員会が持たれるというか、つくられるときの議論というのは、この新型が出てないときでしたね。今、たまたまテーマとしては新型インフルエンザがどうしても前面に出ますが、ここに限らずということの理解でいいですね。

○大橋委員長
 はい。最初出ておりませんでしたものね。

○岡本(護)委員
 初めなかったのが、たまたま何かタイミングよくというか。

○大橋委員長
 正副委員長でも――3人でも話もしておりませんもので、今、10番委員おっしゃるように、全然出ていなかったのにつくろうということですので。

○豊岡委員
 当面、2点あると思うんですね。
 今回の発生を受けて、県でどういう対策をやったのか。また、その反省点等があるかないかという、この間の発生を受けての問題が一つだと思います。
 それから、もう一つは、本格的には、鳥インフルエンザが変異したときが一番問題がある。その発生時の対策というのは、現状どうなっているのかということを確認したり検証したりする必要があるのではないかというふうに思います。
 とりあえず、その2点を最初に審議をしていただくようなことがよろしいのではないかなという気がするんですけれども。

○大橋委員長
 私が全部言うのもあれですけれども、この特別委員会の――これから皆さんにお決めになっていただきますけれども――その後、インフルエンザが発生して、県の方もそれなりにいろいろ対策を練ってきました。
 そこで、こういう発生したときの問題点とか、そういう面について、いろいろと皆さんに討議をしていただくわけでございますけれども、当局のほうの――やはりこの発生に対する、あるいは対策等々も――説明員もある程度ふやしてやっていきたいというような考えで今おるわけでございます。

○小長井委員
 今、5番委員からもお話ありました、今回のこの豚インフルエンザに対する反省点というのがまず第一だと思います。
 この二、三カ月起こったことの、全国的に問題になった点というのを、まず精査をすることが必要ではないかなと思います。
 相談窓口が混雑、混乱したりとか、あるいは――本県では発生していないようですけれども――医師の診断、診察拒否というようなこともあったようです。また、一般家庭での対策、マスクが品不足になるというような問題も報道されておりましたが、そういう問題。
 たまたま、今回は、弱毒性ということで、毒性の低いインフルエンザということだったわけでございますけれども、これが、この秋までには変異して、強毒性になるという可能性もあるということで心配されております。このですね――一般家庭の対策からすれば、マスクはもちろんでございますが、食料の備蓄等あるわけでございまして、そういったことですね――この一連の一、二カ月の、全国的にどういうことが問題になったかということをまず調査する必要があるのではないかなと思います。
 それから、本県でも、新型インフルエンザ対策行動計画、そういうのがございます。どの都道府県もこれつくっているようですけれど、行動計画自体がですね、つくってはあっても、その中身について、具体的なところで、さまざまな問題もあったということで――これも報道されているところでございますので――全国的なその行動計画――ほぼ同じような行動計画をつくっているのではないかと思いますが――どういった点に問題があったのかと。今回のような新型が発生した場合、果たしてスピーディーな対応ができたのか、あるいは行動計画の中身についても、実効のあるものが確保されていたのかというようなことも調査するべきだと思います。
 行政はもちろんですけれども、警察、教育委員会と、それぞれこの行動計画があろうかとは思いますので、その辺についても、今回どんなふうな状況にあったのかということの調査をして、次につなげていかなければいけないというふうに思います。
 そういった意味からも、次の発生が9月、10月にもあろうかというふうに心配されておりますので、この特別委員会も、本当に集中的に、――さっき委員長おっしゃいましたけれども――集中的に会を重ねて、前倒しでやる必要もあろうかと思います。
 特にですね、専門家からの意見の聴取や、あるいは早い時期の視察というようなことが必要になるのではないかというふうに感じます。以上です。

○大橋委員長
 今、御発言いただきましたように、回も重ねながらですねやっていきたいと。と同時に、お話がありましたように、できる限り視察もしてですね、やっていきたいなという考えもあるわけでございます。
 そんなことで、どうだろう、事務局の方、説明をちょっとしてもらおうかな。←トル

○赤堀委員
 今、7番委員からもお話がありましたように、家庭でのこれからの対応、その取り組みが――要するに、食料の備蓄とか日用品とか、マスクとか、もちろん――情報に振り回されている部分が非常に多かったようなところもあるんです。学校側は、休んでいいのか、休ませないでいいのか、その辺の決断が非常に難しかったと思うんです。修学旅行などをやめたところとか、見合わせるところとかあって、そういうのが起こって、初めて皆さんの戸惑いがいろいろ見えてきたわけです。
 そういうことに対する、これから調査などもしていきながら進めていかなければならないのではないかなと思います。
 企業側にも、蔓延する前の対策についてはどんなふうに考えているのか。いろいろな経済がストップしてしまう部分も出てきてしまいますので、むやみに驚かせるだけではいけないと思いますので、そういう対応をどのようにしていったらいいかということをここの会議で進めていったらどうでしょうか。そのように思います。

○岩瀬委員
 いろいろ御意見も出ておりますけれども、せっかくですので、自由意見ということで、今後の調査に関して一言申し上げたいと思うんですけれども。
 海外で、この新型インフルエンザの感染者が出たというところから始まって、それが、現在までに至る間に、――今、3番委員の言われたように――いろいろな症状が出て、国内に対する影響、そして、自分たちがどう構えたらいいかというところまで考えさせられたわけでありますけれども。本当に、以前に、このインフルエンザ対策が必要だというふうな認識に立って各会派代表者会議で取りまとめがなされ、知事にその対策の強化について、充実について申し入れをし――隣の8番委員も一緒に申し入れに行ったんですが――そのときに、私、申し上げたのは、水際対策だとかということを一生懸命やっているけれども、もしかしたら、それ以前に入り込んでいるのかもしれない。そうした場合に、水際対策というのがどれほど生きていくのか。むしろ、それよりも、そういう水際対策を盛り込んでしまったところの対応をどうするかが生活に直結してくるので、そういうところの対応までも含めて考えていくべきだという話をそのとき申し上げたんですが、残念ながら、その結果になってしまって――厚生労働大臣の発言ですと、一番のこの今回の対応の盲点だったのが、島国なので水際対策を一生懸命やろうとしてきたという、そういう反省が国の方ではあるわけでありまして――特に、私ども、こういう地方で生活していると、神奈川だ、兵庫だという形で感染者が出てきても、まさかここまでは影響しないのではないかという人ごとに考えてしまうという、物すごい安直なところがあって、むしろ、巨大な大都市圏の間にある、東海道ベルト地帯にあるということになると、よそにも増して、この土地の、交流が激しいという県の特徴を考えてみると、そういうところから、この感染をどうやって断ち切り、防護していくかということがこの県の中で語られなくてはならないのではないかなと、そんなふうにも思います。
 それとか、また、情報というのは、正しい情報を流すことが大事であって、むやみに、これによって行動規制を起こしてもいけないし、漏れが逆にあってもいけないと思う。もう3番委員の言うとおりだろうと思います。
 そういうことで、いろいろ研究すべきことがあると思いますが、私としては、いろいろな意味で特徴がある、立ち位置としてのこの静岡県で、地方の防疫対策をどうするのかというのをシステム化しておくことが必要なのではないかなと、そんなふうに思います。
 兵庫で第1の感染者が出たときに――これは、渡航歴がないということで、もう既に感染が始まってるということで――疫学調査をかなり一生懸命やろうということで取り組んだけれども、それへの協力が得られない学校も結構あったりして、意識が全然、新型インフルエンザに対して対応が違うといったようなことがありまして、そういうものも、これから意識を共有化していくという、対策への思いを共有化していくという、そういう、県民を同じ土壌に乗せていくにはどうしたらいいかといったようなことを、基礎からこの際考えていくいい機会をもらえたというふうに前向きにとらえて、今回の新型インフルエンザ対策を機に、我々も知恵を出し合って、いい形の提案、提言ができていったらなと、そんなふうに思っているところであります。
 言いたいことばかり言いましたけれども、よろしくお願いしたいと思います。

○阿部(時)委員
 いろいろな御意見があって、今回、やっぱり国としてのこういった、特に、今回の新型インフルエンザについては指針がないという、そういった、いわゆる今までの伝染病の対策とはどうなのかという、いろいろなことがあったようですけれども、では、果たして、静岡県として何がここでできるのかということが出てくるわけですけれども。
 先ほど、検証ということが出てましたから、今回、例えば、厚生労働省に行ってでも、今回の検証をしっかりやられまして、直接、国としてどういうことがあったのか、そういったところからも、やはり本県としての取り組みもということもありますので、今回の一つの調査事項の中に、政府というか、国に対して――厚労省ですね、特に、そことの聴取もしたいなと思いますので、そういった機会をつくっていただきたいと思います。以上です。

○大橋委員長
 ほかにございますか。

○中澤(通)
 この新型インフルエンザ、突然に現実味を帯びてきたんですが、先ほども出ましたように、一回、ほんとにどうなんだということの専門家からの意見を聞いて――今回はたまたま弱かったからよかったかもしれないけれども、もっと強くなるおそれがある、もっと強いものが出てくるおそれもある。だから、インフルエンザの特性そのものを聞いて、ただ新聞とかマスコミで伝えているのではなくて、専門家の意見を聞いたところで――我々の知識を一定なところのレベルにした中でこういろいろと進めていく。当然、その間にいろいろありますけれども、まず、そこからかななんて私は個人的には思ってるんですけれども。
 それぞれ出てますから、順番立てどうするか、また、委員長の方でお決めいただくと思っていますので、よろしくお願いいたします。

○小長井委員
 今、1番委員がおっしゃいましたけれども、私もさっき言わせていただきましたけれども、専門家から意見聴取ということで、国会の方でも、国立感染研究所でしたか、木村さんて女性の方でしたか、証言をされておりまして、防疫体制というか、水際作戦は全く必要のないという、必要がないということではなくて、効果のないものだというような証言もございました。実際やるんだったら、もうインフルエンザは流行するものだという前提のもとに医療体制をどうするかというようなことがあったと思いますので、今、1番委員がおっしゃったように、専門家からの意見を聞くということは、私はもう本当に早急に必要なことだと思いますので、ぜひその辺は最初にお願いしたい事項だと思います。

○野澤(洋)委員
 ちょっと今の関連ですけれども、インフルエンザそのものは、菌そのものは何千種類といいますか、なかなか予測ができない、予防接種してるわけですけれども、そういう新たなやつが発症したというので大問題になっている。
 したがって、ある部分は、ことしはやったから来年という予測を立てて対応しているというのが実態だと思いますので、いわゆる――今言われたように恒常的にインフルエンザあるわけだから、――かからないようないわゆる予防ですよね、これをいかに充実させていくかということが必要になってくると思うので、その辺の対応を――せっかくの機会だもので、やっぱり県民にちゃんと知らしめるような、これは行政側の責任、あるいは委員会とかにあると思いますので――その辺、もしやってるような県があれば、そんなようなこともできたら視察できればいいなと思ってますけれども。

○大橋委員長
 ほかによろしいですか。
 私も、今、皆さんから貴重な御意見を出していただいて、特別委員会も、私も、このインフルエンザというのは初めてですし、かつてない、この特別委員会では、皆さんがいかに深刻に考え、本当にいろいろ貴重な御意見を聞かせていただいてありがたく思っておるわけでございます。
 そんな中で、御意見もいろいろ出されまして、大変心強く思うわけでございますけれども、そんなことで、本日の委員討議をこの辺で終了させていただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 御異議もございませんので、これで委員討議を終了させていただきます。
 今後の調査については、本日、皆さんからいただきました御意見を参考に、正副委員長で取りまとめて進めていきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。

○小長井委員
 委員長、要望1つよろしいですか。

○大橋委員長
 はい、どうぞ。

○小長井委員
 先ほどの、専門家の意見ということで、私、この新型インフルエンザの関係の本をよく書かれている、国立感染症研究所の岡田晴恵さんという方が、かなり早い時期から本なども書いている。いろいろなことも言われている方らしいですけれども、――もうこの国立感染症研究所というのはやめたようですけれども――そういった方の意見を聞かせていただければありがたいなと、そんなふうに思っています。もし講演をされるんだったら、議会の皆さんにも聞いていただくような形をとっていただければありがたいなと思います。

○大橋委員長
 その意見も参考にさせていただいて、正副委員長で検討させていただきます。

 次に、委員会の開催日程と内容についてでございます。
 本日、第2回の委員会を開催しておりますが、次回、第3回委員会の開催についてお諮りいたします。
 議会行事等の関係で開催可能な日が限られておりますが、第3回委員会を7月13日(月)の10時30分から開催し、関係部局からの説明と質疑応答を行いたいと考えておりますが、皆さんの御予定はいかがでしょうか。
(「いいです」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 
次に、説明員についてであります。
 お手元に配付した資料1をごらんください。
 第3回委員会における説明員につきましては、このように考えておりますが、いかがでしょうか。
 これは、この間の1回目のときにお話をさせていただきましたけれども、そんなものを含めて、一応この案を出させていただいたわけでございます。
(「異議なし」と言う者あり)
 あらゆるところを入れたつもりです。3番委員がおっしゃった、この教育委員会関係も入れさせてもらっております。公安委員会も入れさせていただいております。
よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 なお、一部の説明員の都合がつかない場合もあり得ることを考慮いたしまして、最終的な説明員の決定は、正副委員長に一任させていただきたいと考えますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 また、第4回目以降の日程につきましては、次回の委員会でお諮りすることとさせていただきます。

 次に、県外視察についてであります。
 まず、日程につきましては、選挙等により日程が流動的なため、次回の委員会でお諮りいたしますので、御了承ください。
 次に、視察先についてでありますが、お手元に、資料2として視察先案を配付してございますが、3の視察先候補をごらんください。
 先日、検討した結果、A案とB案の2案を御用意させていただきました。
 A案については北海道方面、B案といたしましては福岡方面であります。
 視察候補地は以上2案でありますけれども、皆様、御意見はいかがでしょうか。
 A案、B案のどちらがいいか、または、ほかに視察すべき施設等ありましたら、御発言お願いいたします。

○小長井委員
 A案、B案と上げていただきましたけれども、もう1つ、特に、今回のこのインフルエンザの関係で、兵庫、大坂、京都もありましたか、この辺が集中的に問題になっている患者の数も多かったということで、その案はいかがかと思いますが、いかがでしょう。
(「賛成」と言う者あり)
 ただ、終息宣言がまだ出てない段階ではありますけれども、視察はもうちょい先になるということなものですから。

○大橋委員長
 ほかにございますか。
 10番委員は賛成ということだね。

○岡本(護)委員
 何か2つの案は、どちらかというと、発生は余り報道されてませんね。我々、これから、いざというときの参考にするならば、先方は大変かもしれませんが、一番御苦労されたところのほうがやっぱり参考になると思いますので、視察の趣旨に沿うのではないかと思いますので、7番委員の意見に賛成でございます。

○小長井委員
 兵庫と大阪、京都もありましたね。

○岡本(護)委員
 もう、とにかく、西を含むあの辺を、一番ひどいところをね。

○岩瀬委員
 やっぱり地域対策で苦労されたようなところがいいんじゃないかな。

○岡本(護)委員
 では、それも加えて、どうですか、決定いただいたら。

○大橋委員長
 では、今の、7番委員、10番委員からの御提案もございまして、その辺も含めて正副委員長にお任せいただけますか。
(「はい、お願いします」と言う者あり)
 ありがとうございます。
 では、そのように検討させていただきます。
 また、先方の都合がつかない場合もあり得ることや、視察までの準備時間が少ないことを考慮いたしまして、最終的な視察先の決定につきましては、今言いましたように、正副委員長にお任せいただくことでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 ありがとうございました。

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