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委員会会議録

質問文書

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平成23年8月富士山静岡空港活性化特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中野 弘道 議員
質疑・質問日:08/04/2011
会派名:自民改革会議


○中野委員
 よろしくお願いいたします。
 静岡空港はグローバル化、経済化に即した我々県民が本当に期待をしている大きな社会資本として考えています。また、ここに多くの部局が集まってたくさんの施策を前向きにやっていることをまずアピールしておきたいと思います。
 厳しいときは基本に戻れと言うので、その辺を少し最初にお聞きして、あと細かい点を数点お聞きしたいと思います。

 まず、この静岡空港をどう位置づけるかという、この日本の全体の中でどういうふうな形にしていきたいというのを、もう一度しっかりと押さえて、またそれを拡大をしていくということを考えていかなければいけないと考えております。その辺を文化・観光部長代理がどのように考えているのか、まずお伺いしたいと思います。

 それと、ガーデンシティ構想の件でございますが、地元との連携、特に中部圏、島田であれば島田市、その辺の連携は今、どうなっているのかということ。またガーデンシティ構想を練るときの委員会のメンバーが今どうなっているのか。またターミナルビルの改善をする有識者会議とのどのような位置づけになっているのか、委員構成はどうなっているのかをまずお聞きしたいと思います。

 それと、ここに多くの部局が集まっていますが、空港部が終わってまたソフト、ハードが別な部でやっているわけで、一般質問等でいろいろ議論はありましたが、改めて空港の利活用における連携ということで、今回はこのような特別委員会をつくって、どういうふうにやっていくかということで議論を深めていくわけですけれども、日々の連携というのが非常に重要ではないかと思うんで、その辺の連携をどういうふうにしていくのか。できればこれが空港部になってやれば一番いいという私の私的な考えはありますが、その辺の連携のことをお聞きしたいと思います。

 それと、静岡県は今、危ない地域だから行かない、地震があるからということで、首相の御発言が5月の最初に原発の一時停止の要請のときにあって、それから非常に大きな影響を、御前崎中心に産業が大きな打撃を受けています。もちろんそれが韓国、中国からのお客様が今厳しくなっているということにつながっていますが、安全だよという発信を今、どのような形で考えているのか。今、その点が県民から言われているので、具体的な利活用の前に聞きたいと思います。

 あとダイヤについて。よく皆さん言われて、御承知のとおりですけれども、航空会社との折衝、また航空会社のメリットある形、航空会社は商売ですので、やはりメリットのあるとこ、また、たくさんお客さんが来られるところに動いていくのはしょうがありませんけれども、ダイヤがとにかくひどいんですよね。皆さん、重々承知だと思いますけれども。韓国行っても、御承知のとおり、何回も言われていることですけれども、午後に着いてまた帰ってくるのは朝早く、1日無駄になってしまうということで、セントレアへ行ってしまうということもよく聞きます。しっかりこれは県としてこういうふうにやっていくんだということで、腰を据えてやっていかないと。ただ逃げるだけで、今の状態のままではいけないと思いますので。この辺にしときますけれども、再質問させてもらうので、よろしくお願いしときます。

○君塚文化・観光部長代理
 中野委員から第1番目の御質問でございます。空港をどう位置づけるかということでございますが、富士山静岡空港は静岡県にとって非常に重要な社会資本であるということは委員から御指摘のとおりでございまして、やはり静岡県と国内外との交流の基盤ということだと思っております。今、大震災の影響でインバウンドがかなり減っているという状況ではございますけれども、これは引き続き私どもいろんな意味の情報発信をすることでインバウンドも復活していきたいと思っております。
 本来の姿としてはやはり、陸・海・空という交通ネットワークの中のまさに大観光交流時代というふうな中でも、特に長距離での交流の軸ということで考えてございますので、こういった空港の重要性にかんがみて、引き続き利活用に努めていきたいと思っております。

 経済波及効果も245億円というような、開港1年でそれぐらいの効果があるということも情報発信していきながら、やはりその社会資本としての重要性ということを県民の方に理解していただきながら、交流の軸として引き続き活用していきたいと思っております。

 それから3番目の空港利活用の連携をどうしていくかということでございますけれども、今日、非常に多くの部局がこちらに指摘しておりますとおり、空港利活用に関しては非常に多くの部局がかかわっております。文化・観光部、交通基盤部、経済産業部、教育委員会、そういったそれぞれの役割がございますので、日々の担当ベースも含めて連携体制、情報共有と共通の方向を向いて利活用に努めていくという連携の体制は日々つくってございます。例えば空港と観光につきましては、文化・観光部の中にあるわけでございますけれども、もう定期的に連携をしておりまして、インバウンドとアウトバウンドの連携ということが非常に重要でございます。
 文化・観光部ができてから、そういった連携体制も強化できましたので、引き続き委員の御指摘のとおり、連携体制を強めていきたいと思っております。

 それから航空会社とのダイヤのことでございますけれども、御指摘のとおり、非常に県民にとって利便性の高いダイヤをつくっていくということが必要と考えております。ただ一方で、エアライン側からすれば、機材繰りとか全体の中で、機材回しの中での設定ということもございますが、私どもとしては県民にとって利便性の高いダイヤを組んでいただくように日々働きかけているという状況でございますが、これも委員御指摘のとおり、継続して対応してまいりたいと思います。以上です。

○橋本空港企画室長
 空港ガーデンシティ構想のことについて、3点ほど御質問がございまして、まず地元との連携ということでございますけれども、昨年の12月にまとめました空港ガーデンシティ構想におきましては、当面のエリアということで、2市1町、島田市、牧之原市、吉田町ということに答弁はさせていただきまして、この2市1町とこれまでこの構想の推進に当たってさまざまな検討会を設けて、連携を進めているところでございます。
 昨年末からこれまでに整備ワーキングという形で、2市1町の行政の方、まちづくりの代表の方にお集まりいただきまして、5回検討会を行い、さらにその後、利活用のワーキングということで3回打ち合わせを持って、いろいろな取り組みを進めてきたところでございます。
 そうした中で、地元の方々があこがれる石雲院展望デッキのデザインが現在まとまってきておりまして、基本計画の案という状況になってきております。
 さらに具体的にその他の取り組みといたしましては、2市1町と連携いたしまして、7月31日から10月末の期間で、四つの道をめぐるスタンプラリーという形で連携をしておりまして、島田市については風の道の10施設を3ポイントとして御協力をいただいている。また、島田市におきましては、地域開発を進める会議で、9月下旬には連携して島田市でイベントを開催することとしております。

 委員会のメンバーにつきましては、地元の2市1町の地元行政の代表、さらにはまちづくり等の代表の方々にお集まりいただいています。有識者会議のメンバーにつきましては、これまで6回開催しておりますけれども、航空関係の専門家でありますとか、観光関係の専門家の方々にいろいろ御意見をいただいて構想をまとめたという状況でございまして、今年度につきましては11月に石雲院展望デッキも進捗しておりますし、構想の進捗状況について説明する機会を設ける予定でございます。以上です。

○植田観光振興課長
 まず私のほうから、原発の災害とか地震の風評被害の関係の答弁させていただきます。
 まず一番大きいのは海外で原発の放射能の影響が大きいという風評が流れておりまして、それが非常に大きな原因となって県内への海外からの観光客の皆様が非常に減っているという状況が続いております。その対応としまして、大きく3つあるんですが、まず1つは、我々が海外へ出向いていったときに、なるべく説明会を開催しまして静岡県の現状を訴えるということをやっております。
 例えば静岡と福島の距離、360キロ離れているんですが、韓国で言いますとソウルと釜山の間、ちょうどそのくらい離れているんだよと。台湾でもちょうど台北と高雄、国を縦断するぐらいの距離が離れているというようなことを映像とか地図を交えまして、実際に説明していくということをやっております。
 またもう1つとしては、メディアとかエージェントの方々に県内に来ていただきまして、実際にこちらの体験をしていただくと。食べ物についても別に安全で皆さん普通に食べていると、観光についても、観光地についても普通に営業していると、そういったところを実際に体験していただくという取り組みをやっております。
 3つ目はインターネットで情報発信をするということで、一つは留学生の方とか、静岡県内で働いている方にインターネットで情報発信をしていただく。またあと韓国では、旅行のブログが非常に人気がありますので、旅行のブログで非常に人気のあるブログをつくっている方をお招きして、実際に静岡県内を旅行していただいて記事にしていただくと、そういったことを小まめにやって、風評被害の払拭ということに今、努めているところです。以上です。

○後藤地域外交課長
 今の答弁につけ加えの形になりますけれども、静岡県は安全だよというような情報発信につきまして、説明申し上げます。
 まず国内の対外関係機関向けには、県の対外関係補佐官の東郷和彦氏に、4月、5月のうちに中国、韓国、モンゴル、それから台湾のそれぞれの各在日大使館のほうを訪問していただきまして、本県の現状につきまして説明をしてきました。
 それから、東郷補佐官には5月に中国の浙江省へ行って、来年度の30周年の協議を進めるときに、その一環として、その風評被害対策というようなことで、また静岡県は安全だよという情報を発信しています。
 現在、8月の、きのうからですね。きのうからシンガポールに東郷氏には訪問をしていただきまして、在シンガポール大使館の大使、それからシンガポール政府に訪問をして、静岡県は安全だよというような情報を発信していただいております。
 そのほか中国向けには、秋岡ふじのくに臨時代理大使に浙江省の総務省、それから農業省、それから日本貿易振興機構の上海部署と、それから教育庁等訪問をしていただきまして、そこでも本県の安全であるというような情報を発信していただいております。
 このほか、海外の上海とそれからシンガポールと韓国3カ所に駐在員事務所がありますので、そこでホームページ等、それぞれ作成をして、例えば福島県と静岡県との距離がこれだけ離れていて、それから静岡県での農産物等の規制の値等も、データ的なものも掲載をして、安全なことをPRしていく。このほか、東南アジア事務所につきましては、7月にシンガポールの最大の新聞であります、ザ・ストレーツ・タイムスというところに、静岡県は安全であるというような新聞広告を掲載しています。これらにつきましては5月の補正予算で事業をお認めいただいたものですから、情報発信をしております。以上です。

○中野委員
 答弁漏れもあるので、ガーデンシティ構想の委員会メンバーがターミナルビルの改善有識者会議と違いがあるのか、お答え願いたいというのが一つと、再質問もいいですか。

 基本的考えはよくわかりまして、私も社会資本としてしっかりとやってもらいたいなと思うんですけれども、物流に関して、もうちょっと具体的に教えていただきたいなと思います。これが一つ。

 それからガーデンシティ構想、これで今回380万円の推進費で、有識者会議等の開催と四つの道の振興等が出てましたよね。県民から見て、地元の連携が非常にうまくいってないんじゃないかという意見を言われます。有識者会議があって、本当に地元を知ってる方たちがちゃんとやってるのかということをよく言われるので、メンバーはどうなっているのか。もう一度確認したいんで、メンバーのリストをいただきたいということが一つと。ターミナルビルの改善の有識者会議もあると思うんで、そのメンバーがどうなっているのかも教えていただきたいなと思って、また資料をお願いしたいと思いますのが一つ。
 知事がどうしても有識者会議、有識者会議で、新しい有識者会議をつくっていろいろやっていって、皆さんがせっかく今までやっていっている細かい施策がガーデンシティ空想みたいになっちゃうのをよく感じるんですよね。それで本当にじゃあ幾らでやっているのかというのも聞きたいんですけれども、お一人ね。空想は空想、構想もいいんですけどね。本当に地元としっかり一体となっているのかということが懸念されることで、その辺を少し課題として地に合ったワーキング部隊であり、地元であり、それらをくっつけてやりたいなという、いろんな思いが多いです。
 それで私、焼津ですけどね、焼津から空港まで30分で行けるんですよ。だから非常に助かってるんです。だから地元だと思ってるんですよね。今、この2市1町ですけどね、藤枝もそうですけれども、非常にありがたいなと。中部圏があるので、2市1町だけじゃなくて、地元だねって、中部であれだけ今言っているじゃないですか。その辺もちゃんとやっていってもらいたいなという要望も含めて、地元の意見をどうやって吸っていくかということ。もちろん島田が中心でやっていって、我々はフォローする立場かもしれませんけれども、その辺を少し、どう考えているのか、また少し拡大しながらやっていきたい、要望も含めて、地元との連携をどういうふうにやっていっているのかをもう一度お伺いしたいと思います。

 あと連携ですけれども、農林業でも水産業でもばらばらになってるから、全部くっつけと、よく一般質問で出て、私も水産業でやらせてもらったんですけど、特にこの空港でこれだけの予算をたくさんつけて、今から国際時代に向かってやっていこうという皆さんの思いもあるし、我々の思いもあるので、その形をどういうふうにつくっていくか。ただ連携、連携でこれでいいのかということがすごく懸念されるので、一歩踏み込んだことを聞きたいなと。ただ連携してます、連携してますっていうことじゃなくて、じゃあどういうふうにやっているかというのを、もう一度お聞きしたいと思います。
 ガーデンシティ構想、また戻っちゃいますけれども、石雲院展望デッキだけつくればいいということじゃないんで、それで道が何とかかんとかっていうのは、全くよくわからない。だからその辺をちょっともう一度、具体的に、再度言うようですけど、ガーデンシティ空想にならないように、ぜひお願いしたいなと思います。以上です。

○君塚文化・観光部長代理
 委員御指摘のあった、先ほど私は人流と申し上げましたが、人流と同じ柱で、航空物流というのは非常に重要な機能と思っています。特にものづくり県、静岡県はものづくり県でございますので、この特性を生かして物流拠点として空港を機能を高めるために取り組んでいきたいと思っております。具体的には開港前の平成21年4月に、富士山静岡空港航空貨物利用促進協議会というのを設置しておりまして、こちらで官民の関係者、特に物流ということになりますとフォワーダーさんですね、あるいは荷主さんの方々にも集まっていただいて、あるいはエアラインさんにも入っていただいて、短期的、中長期的な取り組みの方策を検討する、あるいは航空貨物の利用を拡大するための働きかけなどをしているところでございます。
 具体的な実績といたしましては、国内においては札幌と沖縄に貨物の実績がございますし、国際貨物につきましても、中国東方航空が昨年の10月から取り扱いを開始したというところでございまして、アシアナ航空につきましては本年2月から国際貨物の取り扱いを開始したということでございます。中国東方航空は輸入の実績ということになっております。アシアナについては当初は輸出貨物の実績がございますけれども、将来的には輸入貨物も取り扱う予定ということでなっております。
 今後もこの物流機能を拡大していきたいと思っておりますし、特に第二東名もできるということで、陸・海・空の結節と言いますか、物流としても非常に優位にあると思っております。ただ、国際貨物はかなり成田が大半の状況でございますので、これを何とか静岡空港に持ってくるために、いろいろな荷主やフォワーダーの働きかけ、場合によってはインセンティブの創設なども検討しながら、人流と同じ柱として航空物流の機能を高めていきたいと思っております。
 それから連携につきましては、先ほど私申し上げましたのは、文化・観光部という形で、今まではアウトバウンドとインバウンドとを別の組織でやっていたものを一つの組織の中で、空港と観光が一つの部になったということもございますし、また経済産業部、教育委員会と、そういった連携をしていくこととあわせて、地域外交局との間で、いわゆる地域外交というのが交流を進めるという柱になりますので、こういった関係部局が要るわけでございますが、具体的には担当者ベースで定期的に双方の情報共有と言いますか、連絡のための会議も設けるなどして、それぞれがばらばらに対応しないように、同じ方向を向いてそれぞれがまず情報共有をして、例えば地域外交である国との交流の動きがあれば、それに伴って空港と観光で一緒に対応していく、例えばそれに合わせた観光キャンペーンを行っていくなど、そういった、情報共有をしっかり担当者ベースでやる体制をとっているところでございます。まずそれだけではなくて、じゃあそれを踏まえてどういった形で相乗効果を高められるかという相談を、具体的には日々週1とか、場合によっては週2ぐらいのペースで担当者ベースでの連絡体制をとっているところでございますので、特に空港利活用につきましては、さまざまな関係部局があるということですので、引き続きまず担当者ベースではしっかり対策をとっていくということと、また各部長クラス、あるいは部長代理クラスに対しても、日々そういった情報を発信できるような形で努めているところでございます。以上です。

○池谷交流局長
 ガーデンシティ構想についてお答えいたします。
 メンバーについては、また後ほど名簿をお渡しさせていただきますけれども、ターミナルビルの改善委員というお話が――恐らくこれ、富士山静岡空港の魅力を高める有識者会議という形で設立したもの――それが最終的にはガーデンシティ構想という形で報告書をまとめておりますので、そこの面では全く同じ方々がずっと引き続いてやっていただいております。
 もう一つ、地元との関係でございますけれども、確かに6番委員おっしゃるように、その中に地元の方が直接は入ってらっしゃらないということでは、ちょっと連携がとれていなかったかなということもございますが、このガーデンシティ構想を進める中で、地元の検討会というのが――先ほど室長のほうからも説明いたしましたけれども――こちらもあわせて具体的な内容についても検討していただいています。そういう意味では、上、下という意味ではないんですけれども、有識者会議と地元検討会が両輪で動いて、構想としてまとめていったということでございます。
 また、四つの道という形で、今年進めていくわけですけれども、これも段階的に進めていくということで、とりあえずことしについては展望デッキとそれから四つの道を知っていただくことで、空港の魅力をますます高めていく、あるいは利活用をしていただくということで今、考えておりますが、例えば先般の中央リニアの関係で、空港直下の駅についてもかなり現実的に見ていくということで、いろいろこれからさらに、ガーデンシティ構想を踏まえて、より空港周辺一体となって地域づくりも考えていかなきゃいけないということも今、考えております。
 そうした中で、ガーデンシティ構想については具体的に、実際に形にしていく中で、先ほど室長のほうからもお話ししましたように、地元の2市1町が中心となって、一緒になって今検討を進めながら、どういう形で利活用をしていくかということを考えておりますが、私も6番委員同様、焼津市に住んでおりますので、空港はやはり地元だと私も思っております。そうした意味では2市1町だけで果たしていいかということについても、やはり広い形で考えていって、ガーデンシティ構想の実現の中でもそういう地域を広げていくということも重要ではないかというふうに考えております。以上でございます。

○橋本空港企画室長
 今、局長が答えた以外に、有識者の報酬でございますけれども、これは外部有識者による委員会設置事例を参考に、1日3万3600円ということで報酬を決めておりまして、これと旅費を支給しております。
 それから、石雲院展望デッキの整備だけに終わらないという話でございますけれども、ガーデンシティ構想におきましては、もともと志太榛原地区含めて非常にいい素材があるということで、そういった素材を生かしていくということを最優先に進めていくということが記載してございます。それから局長から、今、説明がございましたけれども、リニアについても今後、志太榛原地区についても検討していくというようになってございます。以上です。
 
○山口企画課長
 企画課のほうから物流に関して御質問がありましたので、お答えいたします。
 物流につきましては、今、企画課、あと経済産業部、文化・観光部等全部局をあげまして企画の新しいビジョン、静岡県の企画のビジョンについて取り組んでいるところでございます。その中におきまして、陸・海・空のネットワークを活用するということで、空港につきましても空港の活用の面で十分この物流ビジョンの中に反映していきたいというところでございます。
 それからまたガーデンシティ構想につきまして、特に地元との連携ということですが、企画課のほうでは地域政策会議をやっておりまして――これ総合計画の5地域ごとに、企画とこの5地域の市町の企画の担当の者が集まりまして、それぞれの地域の政策についていろんな課題等を出し合って、その課題解決等に向けての話をする会議でございますが――その会議におきまして、特に志太榛原地区におきましては、この地域の目標が世界に羽ばたくふじのくにの玄関口を担う新たな多極分担型の交流圏ということで、空港というのも一つのシンボル、空港という社会基盤を十分活用しようということで大きく位置づけております。そこの地区におきまして、その地区の方々とともに空港の利用の推進につきまして、いろんな課題を出し合いまして、総合計画の推進に尽くしているところでございます。

○中野委員
 すいません。長くなりまして申しわけありません。
 特に連携について、まったくがわからない。大体そういうふうにおっしゃるけれども、定期的にやるというのをちゃんとオープンにして、ここではこういうふうにやります。空港の利活用のためにこういうふうにやっていきますよというのをちゃんと明確に情報発信しないと。いつもそうですけれども、いや連携してます、定期的にやってますって言うけど、形がないわけですね。私はもちろんこういう部をつくってもらいたいなという、臨時でもつくってもらいたい。本当はこういう水産、農業、例えば利活用って、わかりやすく施策別につくっておく部分も必要かなと思っている1人なんで、それができないとしたら、定期的にこういうふうにやってます。やります。15日には集まって問題点をやります。だけど個別の案件はこういうふうにやりますというのを発信しないとさっぱりわからない。だからそれをお願いしたいというのが1点です。
 それと、国際貨物でも静岡県から出るのが年間10万トン以上となってますので、ぜひインセンティブをつくって、早くたくさん出るようにしたいというのが要望が1点。
 それとガーデンシティ構想、わかりにくい。ただそれだけです。今、局長もおっしゃったけれども、空の道ではこうだよ、それから風の道はこうですよと県民に言ってもわからない。だから具体的に言わないと。だからさっき空想って言ったのはそういう意味で、言葉の遊びになっちゃってわからないんですよね。名前自体あまりわからないということを言ってるんですけれども、じゃあ何とか市やりますよとか、じゃあ福島市だよとか、簡単に県民に言ってかないとね。じゃあ、海の道のやつは海から来た道をつくって、向こうからって、わかりますけれどもそれは構想なんですよね。もっと具体的にしてもらいたいなという、これは要望です。以上です。ありがとうございました。

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