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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年2月企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田内 浩之 議員
質疑・質問日:03/02/2015
会派名:ふじのくに県議団


○田内委員
 一括質問でお願いをしたいと思います。
 まず、委員会説明資料42ページなのですけれども、中にとじていただいているふじのくに地球温暖化対策実行計画の概要について質問をさせていただきたいと思います。
 まず1点目なのですけれども、この資料は、中央に4つの取り組み方針に沿った計画等を示していただいております。その四角で囲ってあるところに、方針1、2、3、4と各施策を示していただいていると思うのですけども、おのおのの数値目標があるかどうかをぜひ教えていただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

 2点目になります。
 下の計画の進行管理のところでございます。
 地球温暖化防止活動推進センターと地球温暖化防止活動推進員、そして市町と書かれておりますけれども、それぞれの役割分担をぜひ教えていただければと思います。ここまでは県で頑張る、これはぜひ市町にお願いしたいですとか、そういったことをお答えしていただけるとありがたく思いますのでよろしくお願いいたします。

 3点目です。
 各市町で委託をしている地球温暖化防止活動推進員の活動や能力に、各地域で結構差があると認識しております。このことについて県としてはどのように把握されているか質問をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 同じく、ふじのくに地球温暖化防止対策実行計画でございますけれども、新エネルギーの促進が重要となります。拡大した太陽光発電に関しては買い取り価格が大きく削減されて新規設置が今後低下することが予想されてくると思います。県として太陽光以外でどこを主力としていくのか、ぜひお答えをいただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

 続いて同じく、このふじのくに地球温暖化防止対策実行計画の中のスマートコミュニティーの形成ということに関して御質問させていただきたいと思います。
 県主導というとちょっと難しいのかなという認識をしていて、やはり民間のお力をかりることが非常に大事になっていると思うのですけれども、民間の力をかりてどのように具体的な展開をしていくのか、ぜひ質問させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 内容はがらっと変わりまして、大枠の2点目の質問をさせていただきたいと思います。委員会説明資料の31ページでございます。
 NPO施策の推進についてです。今NPO施策の推進でちょっと問題点があって、多分県のほうでももう認識をしていただいていると思うのですけども、貧困ビジネスをしているところがNPOの認証を取って活動しているということが問題点としてあると伺っております。私も現状を最近初めて知ったのですけれども、どうやら書類さえしっかりそろっていれば認証せざるを得ないということが問題だそうなので、それについて県として何かしらの対応を考えているかということをぜひ質問させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 大枠の3点目でございます。委員会説明資料の26ページです。
 先ほど5番委員からも御質問をいただきましたふじのくにに住みかえる事業でございますけれども、委員会説明資料の中に静岡U・Iターン就職サポートセンター等と連携した相談・情報提供体制と書いてありますけども、やはり住みかえることにおいて、仕事は非常に大事なことだと思うのです。そこで仕事をどうやって紹介していくかということについて、もうちょっと詳しく御説明をいただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

 大枠の4点目でございます。
 これは池谷くらし・環境部長にぜひ御質問させていただきたいと思うのですけども、実は我が会派のふじのくに県議団では、池谷部長はいろいろな面で非常に頑張っているということで話にのぼる機会が私はすごく多いなと思っております。その中でも特に、ホームページとかで池谷部長がみずから情報発信されている中で、部長の発信の仕方が非常にすばらしいという認識をしております。これは私だけではなくて、あれを見ると多分皆さんにも同じ認識を持っていただけると思うのですけども、こういったすばらしいことをどういった思いでしていただいているか、ちょっと抽象的な質問でお答えづらいかもしれないですけども、他の方の答弁の間に考えていただければありがたいと思いますのでよろしくお願いいたします。以上です。

○織部環境政策課長
 改定版のふじのくに地球温暖化対策実行計画についてのうち、まず4つの取り組み方針に沿った取り組み内容と数値目標はあるかということについてでございます。
 方針でございますけども、1つ目にはスマートコミュニティーの形成促進、2つ目には県民運動ふじのくにエコチャレンジの拡充、3つ目につきましては事業者の取り組みとして、環境と経済を両立するビジネススタイルの促進、4つ目が人材育成という4つの方針がございます。
 それぞれ取り組み方針ごとに重点施策を定めております。方針1でいうと、スマートコミュニティーの形成促進そのものになるのですけれども、方針2でいくと、県民運動をもう少し拡充していくこと。方針3のところで条例に基づく温室効果ガス排出削減計画書制度というのがあります。それを拡充していくことと、人材育成のところではやはりうちエコ診断士のスキルアップを図っていくという重点施策を定めて取り組んでいくということであります。
 具体的な数値目標は掲げておりませんけれども、最終的には2020年までに20%削減に結びつくように頑張っていくと考えております。

 次に、進行管理のところで静岡県地球温暖化防止活動推進センターですとか地球温暖化防止活動推進員の方、市との役割分担がどうなっているかというところでございます。
 役割分担については、計画書の65ページに役割という形で記載してございますけども、基本的には市町とか推進員の方につきましては各地域においてそれぞれ、特に家庭や事業所といった民生部門への働きかけを中心にお願いすることになるかと思っております。ある程度、県で大枠の方針を示した上で各地域でのそういった活動を期待しているところでございます。

 地球温暖化防止活動推進員の方の活動について把握しているのかという御質問がございましたけども、現在144名の推進員の方がいらっしゃいまして、毎年活動報告を受けております。そういった中で活動の状況を把握してございます。
 県としても、研修会とか交流会みたいなものを開いて、そういったところでも力量のアップを図っていくところでございます。

 3つ目に、新エネルギーの主力はどういうエネルギーかというところで御質問がありました。新エネルギー等については、本県の場合、やはり自然環境に恵まれているというところで、太陽光が主体になってくるのかなと。発電と熱利用の両方ですけれども、ほかにも環境に恵まれておりますので余り突出することなくバランスよく普及が進むことが望ましいのではないかというところでございます。

 最後に、スマートコミュニティーのところで、民間との連携でどう力をかりていくのかとか、どういう形で支援していくのかというところでございます。
 これまでは、どちらかというと民間サイドにお任せしていた部分があったものですから、この1月に民間事業者と県の関係する部局と連携した研究会を開催いたしました。そういった場でも民間の事業者の方から御意見を伺っております。県は長期的な視点に立ったところで方針等を示して支援していただきたいという御意見を伺っておりますので、民間の方ですとか市、地域の取り組みが促進されるように県としてもバックアップしていきたいと考えております。以上です。

○山ア県民生活課長
 NPO法では設立の要件が整っていれば認証の手続をとらなければならないことになっております。一旦認証されますと、NPO法人は定款ですとか事業報告書、それから会計書類などを事務所に必ず備えつける。それとともに国のホームページ等でそれらが情報開示されると。こういった形になっておりまして、いわば市民がNPOの活動をそういう情報開示の中で監視していくといったシステムになっております。そういった中でNPO法人が、例えば今回の貧困ビジネス等の不適切な活動を行っていることが確認できれば、関係部局――今回は健康福祉部になると思いますが――と連携をいたしましてその活動に係る法令に基づいて対処すると。そういった形になろうかと思っております。私どもとしては、今県内のNPO法人がそういう貧困ビジネスにかかわっているということを把握しておりませんので、健康福祉部と連絡をとって、もしそういったことがあれば対応していかなければならないと思っております。以上です。

○川島政策監(ユニバーサルデザイン担当)
 ふじのくにに住みかえるセンターにおける就職への対応ということでございます。
 まず、就職関係の情報提供ということでございますけれども、本県が持っておりますしずおか就職netという情報サイトがございます。それとハローワークの求人情報、民間情報サイト、先ほど8番委員からも御指摘がありました静岡U・Iターン就職サポートセンターが持っている情報を共有することで提供してまいりたいと思っております。
 そこにおける相談体制でございますけれども、移住相談員が配置されますので、移住相談員とU・Iターン就職サポートセンターの相談員とが連絡を取りながら対応する。もう1つは、静岡U・Iターン就職サポートセンターの相談員にふじのくにに住みかえるセンターに来ていただいて対応していただくことを考えております。なお、さらに進んでいきまして就職したい方が出てきた場合には、ハローワークでないと就職あっせんとか紹介はできないものですから、最寄りのハローワークを紹介する形になります。品川になるかと思いますけれども、そこを紹介して登録していただいて紹介状等を書いていただくということになると思います。
 それ以外に、県外にも就職に関するマッチングができるジョブステーションがございますのでそちらを紹介することになります。
 そのほかに、移住関係のプロモーション活動を都内で複数回実施したいと思っておりまして、そこにU・I就職サポートセンターの相談員とかハローワークの相談員に来ていただこうと思っておりますし、あとは就農の関係の相談会もございますので、そういったところにもこちらが出かけて行く、あるいはこちらの移住相談会に就農関係の相談員に来てもらうという対応をしてまいりたいと思っています。以上です。

○池谷くらし・環境部長
 私の情報発信についてということで御質問いただきましたのでお答えいたします。
 まず、過分にお褒めいただいたようで本当に恐縮でございます。本人としては別にそんなに頑張っている気持ちはなくて普通にしているのではないかと思うのですが、県のホームページの中にようこそ部局長屋へというのがございまして、そこに部長トークという――一般的に部長トークと呼ばれているのですけども――そこにいろいろなことを書く欄がありまして、週に2つか3つくらい更新をしたりしています。それも自分の思いを含めて書いているということなのですけれども、広報は非常に重要だろうと思っています。それはお金を使ったPRではなくて、きちっとした適切な情報をメディアが求めている。メディアがということはその後ろに当然県民の皆さんがいらっしゃるわけですけれども、今、何が皆さんは本当に欲しいのか、聞きたいのかというようなことをまず考えて、そこにきちっと情報発信していくことが重要ではないかと思います。
 例えば、今回の議会でも議員の方々から御質問をいただきまして、空き家の問題であるとか移住・定住とかというように、その場その場で持っている課題が当然その部にはあるわけです。そこを中心にしながら、それだけではなくて、くらし・環境部というのは県民の皆様のまさに生活にかかっていることですので、メディアが非常に大きな話題だけを取り上げている中できちっと地道なものを情報発信していくという意味でも部長トークは非常に有意義だなと思ってやっているところでございます。守りではなくて攻めの考えで情報発信をしていきたいと思っております。
 そのためにはいろいろな人に会うと。現場に行ってお話をして、ある程度踏み込んだことも書きますということで、余りないのですけれども、一、二度お叱りもメールでいただいたこともございます。その方にもきちっとメールでお返ししました。くらし・環境部を所管する責任者をさせていただいていますので、まずは部長が前面に出て情報発信していく。言ってみれば皆さんは部長まで出すのでは申しわけない、とりあえず第3列からいって、困ったら第1列の部長にということですけども、それは非常にやり方としてむしろ下手なのかなと。部長が潰れたら潰れてしようがないというくらいで積極的に前に出るという気持ちでやっております。お答えになったかわかりませんけれども、これからもこういう気持ちでやっていきたいと思いますし、皆さんにもそういう形で対応していただきたいと思っております。

 それからもう1点、ちょっとつけ加えですけど、先ほどのエネルギーの関係でございます。
 織部環境政策課長から答弁がございましたけども、次のエネルギーということで昨年1年間エネルギー政策を担当させていただいたので、それも加えてお話させていただきます。
 太陽光というのは、メガソーラーもありますし個別の屋根もありますので、ある意味では静岡県には非常に向いている。
 ただ、その次が何かというのは非常に難しい状況です。風力発電につきましてはもう既に立つべきところには立っておりますので、残されたものは洋上風力ですけど、これは非常に投資がかかります。ただ、これもやはりチャレンジをしていく必要があるだろうと。
 もう1つは、国では地熱発電が非常にいいといっていますけれども、これについても静岡県の場合はなかなか難しいと。そうした中では小規模ですけども伊豆半島で温泉の発電をやっています。
 それから、残るのはバイオマスだと思うのです。これについては静岡県内の資源を使ってというものと、輸入によるバイオマスの発電の計画もございます。こうしたものをミックスしていくことでやっていく。
 それから、小水力発電についても静岡県は川がございますので、これについても地道にしていくということで、ポスト太陽光になるようなものはなかなかないのですけれども、地域の持っている資源を小規模でも積み重ねてやっていくのが静岡県の現状ではないかと考えています。以上でございます。

○田内委員
 3点、要望とさせていただきたいと思います。
 まず、NPOのところですけれども、中間支援組織等々が情報を持っていただいていると思いますので、監視ができるような体制、指導ができるような体制をぜひ御検討いただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

 住みかえる事業についてですけれども、例えば私の住んでいる湖西市は非常にいい社員を求めている中小企業が非常に多いのです。でも、多分そういう中小企業はわざわざ、例えばハローワークにお願いしたりですとかしていないのです。もしそういういい人材がいれば、ぜひ欲しいというようなのです。県内の湖西市に限らず、中小企業とつなげられるようなことを、ぜひ御検討いただければ非常にありがたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 池谷くらし・環境部長からすばらしい御答弁いただきましてありがとうございました。横展開といいますか、ほかの部長にもぜひお声をかけていただいて、やりましょうよということで同じようなことをしていただくと非常に県全体が頑張っているなということで県民からも見直されるようなことになってくると思います。引き続き情報発信をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。私からは以上です。

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