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委員会会議録

質問文書

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令和2年9月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:10/02/2020
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 分割質問方式で質問させていただきます。公明党県議団の盛月でございます。よろしくお願いします。
 初めに、総務委員会説明資料の中から広聴広報の関係で先ほど篠原知事戦略監から御説明いただいた部分について細かく聞いていきたい点がございます。
 11ページのウイズコロナに対応した広報の取組の中の(3)こども県議会について、コロナの影響を受けて今までのやり方ではなく動画を活用した開催に変更するために準備しているところだと思うんですけれども、現状どこまで開催に向けて準備ができているのかまずお聞きしたいと思います。

○横山広聴広報課長
 ウイズコロナに対応した広報の取組のうち、こども県議会についてお答えいたします。
 こども県議会については、例年8月21日県民の日に議場をお借りして開催しているところです。御存じのように今年につきましては新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、本会議場に集まっての開催は見送ったところでございます。その代わりとしまして、動画を活用した方法により開催する計画で現在進めております。
 進捗状況としましては、県内各市町から選出された子供議員から動画の意見を募集し、現在55本にわたる意見の動画が集まっているところです。こちらをテーマごとに取りまとめて知事、副知事、関係部局長のテーマに対する答弁動画を撮影しホームページを作成して公表したいと考えております。
 スケジュールとしましては、県民だより1月号で毎年こども県議会の概要を公表しているところですが、それと併せて紙面でホームページへの誘導を図って模擬的なこども県議会なるもの――バーチャルこども県議会とでも申しましょうか、そういったものを公開したいと考えております。

○盛月委員
 ありがとうございます。
 県民の日に開催されるこのこども県議会に私も毎年参加させていただいております。子供たちからハッとさせられるような質問や意見がたくさん出まして、私たち議員にとっても非常に勉強になる機会なものですから、今回コロナに対応した新しいやり方になると思うんですけれども、ぜひ充実させた内容にしていただきたいです。
 また、本来の県議会より先行してこども県議会が新しいやり方で会議を開くことになります。きっと今後の議会にも何か参考になる点があると思うので、そういう視点も持って内容を充実させ、子供たちに喜んでもらえるこども県議会にしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 それから、2点目の質問は説明資料13ページの県政世論調査結果の県の仕事に関する関心のところで、先ほどイの行政機関への意見や要望、不満を県へ伝えた人の割合は17.1%で減っているとの報告がございました。
 下の伝達方法を見ますと、上位4つについては前回よりも大分上がっていて、「県議会議員を通じて」が8.5%増えているのも気になるところですが、この報告を見て伝えなかった理由として「伝える方法を知らなかったから」が増えている印象を受けました。伝達方法の上位4つは結構ポイントが上がっている一方でまだまだ伝える方法を知らない方が増えている、多いということはまだ広報が足りないと思います。
 また、私たち議員の努力も足りない部分があるかと思いますが、県民の意見を寄せていただく方法として県のPRや広報が足りないのではないかと感じましたが、その点について今回の結果をどう分析してこれからの取組に生かしていくのかお考えをお聞かせください。

○横山広聴広報課長
 令和2年度県政世論調査結果の概要のうち、伝えなかった理由の回答で「伝える方法を知らなかった」ことについてお答えします。
 まず、伝える方法のPRとしましては、1か月に1度発行される県民だよりにおいて県民の声をお聞かせいただくよう広報しているところです。また県民手帳にもあなたの声を聞かせてくださいと伝える方法をPRしております。そのほか県民のこえ意見箱を県庁案内所や県の出先機関、全市町の104か所に設置し意見用紙と料金後納用封筒を置き、県民の皆様が県政への意見を伝える仕組みをつくっています。
 ただ、御指摘のように伝える方法を知らなかった人の割合が16.1%と昨年よりも上昇しておりまして、まだまだ伝える方法の周知が不十分であると考えております。
 引き続き先ほど紹介しました手段を継続、強化するほか、県の持っているいろいろな広報手段やタウンミーティング、出前講座でのチラシの配布なども含めて、今後も様々な機会を捉えて意見を伝える方法の周知に取り組んでまいります。
 具体的には、5月に開設したLINEの公式アカウントを9月に若干リニューアルしまして、そのトップページに県民意見の提出ボタンを設けました。そこをクリックしていただければ直接ホームページに意見が書き込める仕組みもつくって周知を図っているところです。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 これほど情報社会でいろいろなことを知る環境が整っている中で、まだまだこの点は足りないと思います。私もこの公式LINEアカウントのことをもっともっと皆さんにお教えして御意見がもらえるように努力してまいりますので、意見のある方が県に伝えた割合が次の調査のときに上がっているように御努力いただきたいと思います。

 次に、説明資料33ページの令和2年度静岡県職員・警察官採用試験の実施状況の中の6県職員採用試験就職氷河期世代の採用でお聞きしたいと思います。
 公募数が全職種で合計10名に対して234名の申込みがあり、第1次受験者が166名なのはすごい倍率だと思います。
 最終的には11月上旬に何人なのか決まると思うんですけれども、10人の公募に対して何人くらいの見込みになりそうなのか、もしお答えいただけるようでしたらその点を教えていただきたいと思います。

○市川職員課長
 就職氷河期世代職員採用試験につきましては、第1次試験が終了し10月に第2次試験を実施後、11月上旬に最終合格者を確保する予定でございます。何人になるかはまだ決定に至っておりませんので、最終合格決定数は分かっておりません。

○盛月委員
 ありがとうございます。
 まだ最終決定はしていない、これから最終試験をやって進めていくと承知しているんですけれども、公募数10人に対しこれだけ申込みの方がおられることを考えると、県全体の職員の採用数が決まっているので難しいかもしれませんが、今後の検討としてもう少し公募数を増やしていただいてもいいのかなと思いまして、就職氷河期世代の就職支援にまたこれからも力を入れて取り組んでいただきたいと要望させていただきます。

 次の質問は、説明資料39ページの先ほど6番委員からもありました監査の実施状況で、私が質問させていただきたいのは職員のコンプライアンス対策の推進の中の交通事故防止対策についてです。
 公務上の交通事故発生件数が78件と過去5年で最も多い状況でございます。私も常々交通事故が多いなと感じておりまして、今定例会でも何件か交通事故の損害賠償が発生したとの報告がありました。毎定例会ごとに何件も出てくるのを見ていますと交通事故が多い印象を持っております。
 監査委員からの意見のとおり、交通事故の防止対策をしっかり取っていただきたいと思いますので、今後どのように取り組んでいくのかお聞きしたいです。
 ソフト対策はもちろんですが、自動ブレーキ搭載車両の導入などのハード対策により効果的な交通安全対策に早急に取り組んでくださいとの意見がございますが、具体的に進めていくお考えがあるのか、全体として交通事故防止対策にどのように取り組んでいくのかお聞きしたいと思います。

○縣人事課長
 まず、公務上の交通事故件数減少のためのソフト対策について、これまでの交通事故対策の反省として甚大な結果を招く事故、具体的には人身事故あるいは走行中の事故といった対物対人とも非常に被害が大きくなる事故の防止に注力し過ぎていたきらいがございました。
 過去3年間の件数だけを見ましても、駐車場や事務所敷地内での徐行中の事故や自損事故が36件、55件、58件と件数の40%以上で非常に多い。停止中あるいは徐行中の、ありていに言ってしまうと気の緩みに近いものに起因する事故が多いことを改めて認識しまして、監査の中で御意見を頂戴してから例月通知を出しており、公用車を徐行運転中の周囲への注意や車を止めるまでの気の緩みについて注意喚起を中心に呼びかけを強めているところです。
 ハード対策につきましては、かねてから自動車の標準装備の在り方について国でも検討されております。ある一定の装備につきましては法定で義務づけるような動きもございますので、実際に公用車を管理する各部局と連携して取組を進めてまいりたいと思います。

○盛月委員
 ありがとうございます。
 今ソフト対策について御答弁いただいたんですけれども、監査委員から意見がありましたとおりハード整備については具体的にどうですかと先ほどお尋ねさせていただいたつもりでおります。

○縣人事課長
 失礼いたしました。
 ハード対策としまして、国土交通省で現在自動車に自動ブレーキやカメラをどの程度標準装備としていくか検討が進められているところでございます。
 まず、今の段階ではそうした情報を各部局と共有しているのが現状でございます。自動車メーカーにおいて装備されるべき仕様の決定を踏まえて公用車を管理する関係部局と連携して取組を進めてまいります。

○盛月委員
 失礼しました。お答え頂いていたんですね。ありがとうございます。
 交通事故についてはゼロにしていくことが可能だと思いますので、とにかく交通ルールを守って注意深く運転していただくこと。交通事故を起こすことで御自身もけがをしたり大変な思いをしますけれども、相手がある場合は県民に対して非常に迷惑をかけたり心配したりします。そのようなことを考えるのはもちろん大事ですけれども、とにかく交通事故を起こさないという県庁の中の風土をこれからもしっかりつくっていくように御努力いただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 それから、次の質問は私が代表質問で公文書関係公開のための体制強化について質問させていただきました。杉山経営管理部長から公文書を県民共有の財産と位置づけることや公文書管理状況の公表など、県民の皆様の視点を意識し新たなルールを加えた条例案の制定を検討しているとの御答弁を頂きました。
 この条例案の検討について、いつ頃始めていくのかスケジュールを教えていただきたいと思います。

○倉石法務文書課長
 現在公文書管理条例の検討作業を慎重に進めているところでございますので、条例の制定時期につきましてはその検討作業をにらみながら具体的に考えていきたい、もちろん早く制定していきたいと考えております。

○盛月委員
 これからということでございますので慎重に検討していただいて、また方向性が見えたら御報告頂きたいと思います。

 先に聞かなければいけなかったんですが、公文書管理条例の制定について他県の状況はどうなんですか。全国的にもう制定しているところがあるのか、他県の状況を教えていただきたいと思います。

○倉石法務文書課長
 公文書管理条例の全国での制定状況は、現在までに47都道府県中14都道府県で全体の約30%でございます。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 ではしっかりと検討していただいて、なるべく早い時期に条例制定ができますようによろしくお願いします。

 それから次の質問ですけれども、東京事務所のことでお聞きしたいと思います。
 今定例会の中でも、コロナ禍の中で東京一極集中の是正という言葉が何度も何度も出てきました。私も今回代表質問で発言させていただく機会がありまして、やはりそのことも申し上げました。
 そのような中で、東京事務所にこれからすごく期待するというか役割が大きくなるのではないかと感じたところでございます。
 現在、東京事務所は会計年度任用職員を含めて23名の体制でお仕事してくださっておりまして、その中で企業誘致班は12名であります。お聞きしましたら長年企業誘致に専門的に取り組んでおられる職員の方が配置されているとのことですけれども、今後この東京事務所の企業誘致活動、企業訪問、また静岡県にサテライトオフィスを設置する機能を増やすパイプ役となっていただく役割を考えますと、体制強化していったほうがいいんじゃないかと思ったのですが、その点についてお考えをお聞きしたいと思います。

○影島地域外交課長
 企業誘致の推進に当たりまして、東京事務所の果たす役割は非常に大きなものだと思っております。7番委員からお話がありましたとおり、現在東京事務所におきましては企業誘致の経験豊富な職員を充てるとともに、県内市町からの派遣職員、民間企業OBの2名も加えて体制を整えています。この体制は他県の東京事務所の企業誘致組織と比べても非常に充実した内容になっております。
 こういった取組を通じて令和元年度の工場立地動向調査においては、製造業等企業の本県への進出は76件で全国1位の結果に結びついていると思います。
 今回の新型コロナウイルス感染症は、社会生活や日常生活に大きな変化をもたらすと考えております。今後は企業の誘致につきましても地方への分散、移転、そして労働者、生活者にとりましてもリモートワークの導入や首都圏における人口密集からの回避で地方に目が向く時代が社会変容として想定されております。こういったことから東京事務所の果たす役割は非常に大きなものだと思っております。
 その中で、東京事務所の体制につきましては先ほども申し上げましたとおり、現状では非常に充実しておりますので引き続きこの体制を維持して進めていき、また今後社会経済情勢を踏まえながら必要なタイミングがあれば見直しを行っていきたいと考えております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 現状の体制で充実してしっかりできているということで安心したといいますか、この大きな役割を担っている中で人が足りなくて大変な思いをされているかもしれないと思ったのでお聞きしたんですけれども、今後さらに人員やいろいろな面での体制強化が必要な場面もあるかもしれませんので、必要に応じてしっかり取り組んでいただきたいとお願いさせていただきます。東京事務所の役割に非常に期待しておりますのでよろしくお願いいたします。

 それから、議案第103号の補正予算についてお聞きしたいと思います。
 議案説明書の8ページについて先ほど御説明頂いたんですけれども、金額が大きいのでもう少し具体的にお聞きしたいのがございます。
 中段(3)県庁舎等施設改修費で1億7234万円の補正となっております。県庁舎、総合庁舎工事設計業務委託の年間見込みの減に伴う補正であるとの説明なんですけれども、特に金額が大きいものですからもう少し具体的に御説明頂きたいと思います。

○白M資産経営課長
 県庁舎等施設改修費の補正内容についてお答えします。
 本事業は本庁舎並びに9つの総合庁舎の施設改修予算でございます。
 内容は、主に外壁の剝落防止や雨漏り防止のための屋上防水、設備関係で受変電設備といった比較的大きな工事を想定した事業でございます。
 御案内のとおり県有施設全体が老朽化しておりまして本庁舎、総合庁舎につきましては劣化状況をしっかり把握した上で計画的に事業を進めているところでございます。
 今回補正になる部分につきましては、今申し上げた修繕を今年度48本発注しておりますが、ただ発注するだけではなく類似工事の集約や事業も見直しながら発注をかけた結果、予算額としては10億円のところ契約額との差が1億円出たため今回補正しました。

○盛月委員
 かしこまりました。御説明ありがとうございました。

 第131号議案「静岡県教育委員会委員の任命について」御質問させていただきます。
 今回お2人の方が任期満了で、そのうち藤井明さんについては再任、加藤百合子さんは退任で新しく後藤康雄さんを任命する議案内容でございますが、お2人が同時に任期満了を迎えるときにお1人を再任、お1人を退任とした人選の基準といいますか理由を御説明頂きたいと思います。

○小野田行政経営局長
 7番委員御指摘のとおり今回第1期で任期を迎える藤井氏と加藤氏について、藤井氏は再任でお諮りしています。加藤氏につきましては藤井氏と同様に定例会等の場において積極的にいろいろな御提言、御意見を頂いておりますが、今回の任期満了におきまして御自身の社業に専念したいとの申出がございましたことから、1期目ではございますけれども退任の運びとなったものでございます。

○盛月委員
 分かりました。そのような明確な理由を踏まえての今回と承知いたしました。ありがとうございました。

 最後の質問ですけれども、これは資料にないんですが先ほど6番委員からも県庁職員の皆さんが安心して働ける環境整備をとお話がありました。私も常々職員の皆さんが心も体も健康を保ってお仕事をしていただくことが県民サービスの向上に直結するので元気に働いていただきたいと申し上げてきました。
 その中で、職員の皆さんが休憩する場所が県庁の中にない気がしておりまして、別館1階のロビーでテレビと椅子があるところに、お昼になると皆さん休んでいらっしゃるんですね。私はとてもできないんですがマラソンしている人もいます。
 健康維持や増進のためにされていると思うんですけれども、限られたスペースの中で難しいかもしれませんが、職員が休憩できる場所がこれから必要なのではないかと思っていますので、その点について御所見を頂けたらありがたく思います。

○島村健康指導課長
 現在職員の休養室が庁舎の中に幾つかありまして西館は4階と8階、別館は8階、東館は15階にあります。そこが割と密閉空間なので開けっ放しにして換気すると防犯上の問題もあるので、今は感染予防対策が万全に取れる体制になるまで閉めております。
 職員が休憩する場所がないというお話は常々頂いているものですから、コロナの感染状況をよく注視しつつ、休養室の開放を調整しながら進めていきたいと思っております。

○盛月委員
 ありがとうございました。
 コロナの感染予防という観点が新たに加わった中でありますので御苦労もあるかと思いますけれども、ぜひ職員の皆さんのためにも休憩場所をしっかり確保してこれからも継続して取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○野崎委員長
 ここでしばらく休憩したいと思います。
 再開は14時35分とします。
( 休 憩 )

○野崎委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開します。
 それでは、質疑等を継続します。
 では、発言願います。

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